「BS放送が見たい!けど何が必要?」
BS放送を視聴するには3つの方法があり、選択する方法によって用意するものが異なります。
そこでまずは「どの方法でBS放送を視聴するか?」を選びましょう。
例えばBSアンテナで視聴する場合は、BSアンテナやBS放送に対応した機器が必要です。
しかしBSアンテナがあれば、無料放送の視聴には月額料金がかからないため、有料チャンネルを見る予定のない方はBSアンテナがよいでしょう。
他には光回線でテレビを見る場合は、BSアンテナはいりませんが光回線の工事が必要です。
工事費用に加えて、毎月の月額料金がかかります。
BS放送は選んだ視聴方法によって、用意するものや月額料金が異なるため導入前にしっかり確認しておきましょう。
3つの方法を簡単にまとめると以下のとおりです。
- コスパよくBS放送が見たい→利用コストかからないBSアンテナ
- 現在光回線をお使い、もしくは使う予定→光回線と合わせて使えるひかりTV
- 雨や雪が多くて心配→雨や雪でも安定しているケーブルテレビがおすすめ
この記事ではBSを見るのに必要な物や料金などを解説しています。
読めばご自宅に必要な設備・費用がすぐにわかるので、ご自宅に合わせて設備を導入してBS放送を楽しんでください!
BS/CSを見るために必要な5点セット
- BSアンテナ
- BSアンテナケーブル
- 分波器
- チューナー
- テレビ
BS放送を見るためにはこれら5つの機材が必要です。
後半では光回線やケーブルテレビを紹介しますが、まずはアンテナを立てる方法からみていきましょう。
テレビはすでにお手持ちのかたがほとんどのため、省きますがチューナーや分波器は馴染みがないですよね。
ひとつずつ解説します。
BSアンテナがもっともお得
地デジ用のアンテナでは、衛星放送の電波は拾えません。
そこで写真のようなBS専用アンテナを設置して、衛星放送の電波を拾います。
一度設置してしまえば、ケーブルテレビや光回線のような月額利用料金はかかりません。
アンテナ単体の価格はネット通販のAmazonによると5千~2万円ほど(2021年7月現在)、業者に頼むと設置費用や配線工事などがプラスされ2~3万円程度かかります。
設置費用については「BSアンテナの設置費用を業者に依頼したら平均3万円」で詳しく解説しているため、参考にしてください。
アンテナケーブルと分波器は必須
アンテナケーブルはテレビと壁のテレビ端子をつなぐケーブルのことです。
BS/CS放送に対応したアンテナケーブルを選びましょう。
分波器は地デジとBSの電波を分ける装置のことです。
ほとんどのご家庭ではBSアンテナのほか地デジアンテナが設置されているため、分波器もご用意してください。
チューナーはお使いのテレビによる
チューナーとは地デジやBS放送を切り替える装置のことです。
近年販売されているレコーダーやテレビにはすでにチューナーが内蔵されているものが多いため、たいてい不要です。
ただしリモコンに「BS」の切り替えボタンがない場合、チューナーが内蔵されていません。
その場合は別途でチューナーが必要です。
4K8K放送は専用機器が必要
高画質なテレビ放送が楽しめる、4K8K放送はBS放送の一種です。
そのため4K8K放送を見るにはアンテナやチューナーが必要ですが、先に紹介したBSアンテナやチューナーで視聴できません。
以下の機器が必要です。
4K8K対応アンテナ
4K8K対応テレビか4K8Kテレビ
4K8Kチューナー
注意点は「今お使いのテレビやチューナーでは4K8K放送が視聴できないかも」ということです。
4K8Kテレビはテレビの中にチューナーが内蔵されており、チューナーなしで4K8K放送が楽しめます。
しかし4K8K対応テレビはチューナーが組み込まれておらず、新たに対応したチューナーが必要です。
お手持ちのテレビ、チューナーなどが4K8Kに対応しているか確認し足りないものがあれば買い足しましょう。
当サイト【アンテナ110番】の加盟店では、4K8K対応アンテナの設置もおこなっています。
BS放送、4K8K放送の視聴をご希望なら【アンテナ110番】にご連絡ください!
賃貸住宅・一軒家でBS放送を見る手順
BSアンテナの取り付けは、一軒家とアパートやマンションなどの賃貸住宅で大きな違いはありません。
しかし設置の手順が少し異なるため、ひとつずつ確認しましょう。
アパート・マンションは管理会社に確認
アパート・マンションは共同アンテナでテレビを視聴しています。
ほとんどの賃貸住宅では、共同アンテナは地デジのみですがたまにBSアンテナも設置されている場合もあります。
もしBSの共同アンテナが設置されているのであれば無料放送はすぐに視聴でき、有料放送も申し込みをおこなえば視聴できるので、一度管理会社に聞いてみましょう。
またBS用の共同アンテナがない場合は、個人でBSアンテナを設置します。
たいていはベランダの手すりに設置しますが、落下の危険から管理規約で設置が禁止されている場合もあります。
同じく管理会社に一度聞いてみましょう。
万が一管理規約でベランダに設置できない場合は、落下の危険がないベランダの中や室内などに設置します。
「部屋の中の設置は邪魔になるのでイヤだ!」というかたは、後述の「光回線やケーブルテレビ」などがオススメです。
詳しくは「アンテナなしでBS/CSを見る方法」をご確認ください。
一軒家のアンテナ取り付けは業者に依頼
BSアンテナの設置には特別な許可や資格は要らないため、ご自身で設置可能です。
ですが、個人での作業はオススメできません。
アンテナの設置には「電波は届いているか?アンテナの角度はあっているか?」など調節が必要だからです。
さらに場合によっては高所で作業する技術や配線の専門知識が必要です。
アンテナ修理業者、電気屋などに依頼すればすぐに設置、配線、チャンネル設定までおこなってくれるためプロへの依頼がオススメです。
BS放送は無料チャンネルと有料チャンネルがある
BS放送は料金が発生するイメージですが、無料チャンネルと有料チャンネルがあります。
2021年7月現在の無料放送・有料放送の情報は以下の通りです。
BS日テレ
BS朝日
BS-TBS
BSテレ東
BSフジ
BS11
TwellV(トゥエルビ)
放送大学
無料番組の場合は、BS放送を受信できる環境なら登録不要ですぐに視聴できます。
WOWOWプライム、ライブ、シネマ
スターチャンネル1、2、3
グリーンチャンネル
BSアニマックス
BSスカパー!
J SPORTS 1、2、3、4
BS釣りビジョン
WOWOWプラス
日本映画専門チャンネル
ディズニー・チャンネル
NHK BS1
NHK BSプレミアム
有料法放送は事前に契約が必要、登録から30分ほどたてば視聴できます。
NHK-BS1・NHK-BSプレミアムは公共放送です。
地上波の受信料に970円を上乗せすると視聴できます。
参考: BSデジタル放送局一覧 | 一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)
アンテナなしでBS/CSを見る方法
光回線やケーブルテレビに加入すれば、BSアンテナなしでBS/CS放送が楽しめます。
マンションにお住まいでアンテナが設置できない、立地条件を理由にBSアンテナが設置できなかったかたは、参考にしてください。
光回線
インターネット回線を使ってテレビを見る方法です。
視聴できる放送は地デジ、BSデジタル放送やCS放送が楽しめます。
もしもお住いのマンションに光回線が引かれているのであれば、申し込むだけでインターネットを通じてBS放送が視聴できるんですね!
注意点は毎月「インターネット代とひかりTV代がかかること」、後述で費用について触れますがケーブルテレビ、BSアンテナと比べるともっとも固定費がかかります。
ケーブルテレビ
専用ケーブルを自宅まで引き、アンテナの代わりに専用ケーブルを使いテレビを視聴する方法です。
ケーブルテレビはケーブルを利用しているため、天候に左右されず雨が降っても安定してテレビが視聴できます。
マンションの場合「ケーブルテレビ完備」のところもあり、対応していればケーブルテレビ会社にと契約すればすぐに地上波、BS放送やCS放送が楽しめます。
ただしケーブルテレビはBSの無料放送だけを見る場合も、料金が発生するため要注意です。
料金については後述でも詳しく解説します。
BSアンテナ、ケーブルテレビ、光回線の料金比較
ここまでBSアンテナ、ケーブルテレビ、光回線をご紹介してきました。
そこでここまで紹介した3つの視聴方法はどれが1番お得か?調べました。
BSの無料放送を見るのに必要な費用
BSと言えば有料放送が有名ですが、無料放送もあります。
有料放送は視聴できるチャンネル数など選択したプランによって費用が異なり比較がむずかしいため、今回はわかりやすく「無料のBS放送だけを見る場合にかかる費用」をまとめました。
BSの無料放送だけを見る場合の料金 | ||
方法 | 設置費用 | 月額料金 |
BSアンテナの設置 (【アンテナ110番にご依頼いただいた場合】) |
平均約2~3万円※1 | なし(NHK受信料は除く) |
光回線(フレッツ光のひかりTV) | 8,360円~19,800円 | 1,100~3,850円 (+インターネット代金) |
ケーブルテレビ(J:com) | 36,000円 | 4,862円(※2スマートお得セレクト) |
※1工事費、材料費や古いアンテナの撤去費用などで価格は異なります。
※2J:comはテレビ視聴のみのプランがないため、テレビとネット込のプランの一例
参照
フレッツ光 料金
フレッツ光 工事費について
J:com 工事費用
J:com スマートお得セレクト
光回線、ケーブルテレビは見ても見なくても毎月利用料金がかかります。
有料放送のチャンネル数によっては、さらに料金が増えていくでしょう。
しかしBSアンテナは月額の利用料金がないため、有料放送に加入しても視聴料だけで済みます。
固定費がもっとも安いのは、BSアンテナでしょう。
BSアンテナの設置費用を業者に依頼したら平均3万円
BSアンテナの設置費用は業者によって料金が違うため、はっきりとした価格はありません。
そこで今回は参考までに、弊社のサービスを利用してBS/CSアンテナを新設したお客様の費用をご紹介します!
結果は「平均2~約3万円」でした!
調査期間
2020/6/1~2021/5/30まで
調査人数と調査対象
調査期間内に「アンテナの新規設置」をご依頼、施工が完了した1,696名。
そのうち「BSかCSアンテナのみの新設」をした292名が対象。
調査対象
期間中に弊社にご依頼いただいたお客様の施工金額(税込)を集計
※工事費、材料費や古いアンテナの撤去費用などで価格は異なります。
BSアンテナの設置、まずは【アンテナ110番】の無料見積りへ!
詳細な金額を知りたいなら、業者に見積りを依頼しましょう。
【アンテナ110番】の加盟店では、無料の現地調査と無料の見積りを実施しております。※
BSのアンテナの設置費用が気になるかたはお気軽にお電話ください。
さらに365日24時間営業しているため、今からお電話いただいてもすぐにご対応いたします。
ちなみにBSアンテナの設置とともにチャンネルの設定や配線工事も対応しています。
「BSアンテナの設置のついでにチャンネル設定も頼みたい」「BS用のテレビ用コンセントが欲しい」というかたもお気軽にお声がけください!
チャンネル設定、テレビの増設、配線工事など。
BSアンテナにまつわることは【アンテナ110番】におまかせください!
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
さらに詳しく!BS設置時によくある質問
BSアンテナやBS放送について調べていると、右や左などよくわからない単語を目にします。
そこでちょっとだけ詳しく、BS放送やアンテナについて解説します。
右と左って何?
BS放送は渦巻き状に電波を飛ばしており、右と左は電波の回り方のことです。
右旋(うせん)や左旋(させん)と呼ばれ、渦の向きによって視聴できる番組が異なります。
左旋は2018年12月の新4K8K衛星放送に合わせて始まった新たな放送で、それまでのBS放送は右旋を使用していました。
そのため2018年以前に製造された古いアンテナやチューナーでは、左旋の放送(4K8K)に対応していない場合があります。
一度お手持ちの機器をご確認ください。
参考:マスプロアンテナ
アンテナの110度って何?
衛星放送用の通信衛星が打ち上げられた位置のことです。
現在通信衛星は東経110度、124度、128度に発射され3つがあります。
それぞれ違う放送を送信しているため、必要に応じたアンテナが必要です。
BSデジタル放送(無料放送など)を見るには110度用のアンテナが、スカパーのプレミアムサービスを見るには124度、128度のアンテナが必要です。
ただし3波対応アンテナもあるため、必要に応じたアンテナを用意しましょう。
BSのワンセグ・小型BSアンテナはありますか?
BSアンテナを設置できない場合、「ワンセグでは視聴できないか?室内アンテナはどうか?」と考えるかたも多いでしょう。
ワンセグは地デジの電波を拾う機能のため、BSの電波は拾えません。
また小型のBSアンテナも販売されていますが、BSに限らずアンテナは小型になればなるほど性能が落ちていきます。
さらにBSの電波は水に弱く雲や雨水による影響を受けやすいため雨の多い地域では、小型アンテナによる安定的な視聴はむずかしいかもしれません…。
設置できるのであれば、通常のBSアンテナの設置をオススメします。
山に囲まれている、雨が多い地域に住んでいるなど立地や環境でBSアンテナが設置できるかどうか?不安な方も多いかと思います。
そんなときは、アンテナ110番にご相談ください。
アンテナ110番の加盟店では、電波の基本無料調査をおこなっています。※
ご自宅がでBSアンテナが使用できるか?ケーブルテレビのほうがよいか?をプロに相談できるため、ぜひお気軽にご相談ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
まとめ
BS放送を見るには、3つの方法があります。
BSアンテナの設置・光回線・ケーブルテレビです。
それぞれ必要な物や毎月の使用料金が違います。
BSアンテナの設置は月額料金がかからないので、BS放送を安く見たい方にもっともおすすめです。
現在光回線をお使いの方は、インターネットとまとめて契約できるのでひかりTVがよいでしょう。
お住まいの地域で雨や雪が多く視聴に不安がある方は、もっとも安定して視聴できるケーブルテレビにしてください。
ご自宅の環境に合わせた方法を選び、BS放送を快適に視聴しましょう