ハゼの木は樹液をロウソクの原材料として利用できますが、樹液は人の肌に触れるとかぶれてしまうことがあります。身近にハゼの木があるという方の中には、下手に触ってしまってかぶれてしまう危険性を考えて、早く伐採したいと考えている人もいることでしょう。
ハゼの木を切るなら、自力で伐採するのは避けてください。なぜなら、ハゼの木はかぶれを引き起こす成分が強く、人によっては近づいただけでかぶれてしまう場合があるからです。そのため、自力でやるよりも業者に伐採を任せるのがおすすめといえます。
しかし、業者に依頼をするときに、費用面で不安に思われる方もいらっしゃることでしょう。費用面についての不安は、相場を知っておくことで改善されるかと思います。そこで、この記事ではハゼの木を伐採する費用相場と作業の流れについてご説明します。
目次
これってハゼの木?伐採は自分でできる?
ハゼの木は育つ力が強いため、風などで運び込まれた種が、家の庭で育ってしまう場合があります。そのため、いつの間にか庭に生えていたハゼの木を見て、「見覚えのない木がある……」なんて経験をしたことがある人もいるほどです。
どういった木か分からない場合は、近づくのは避けましょう。もし本当にその木がハゼだった場合、樹液に触ったり、株に近づいたりするだけで、かぶれてしまうこともあるからです。ここでは、ハゼの木を見分けるための特徴をご説明します。ぜひ参考にしてください。
ハゼの木の特徴
ハゼの木は縦に向かって大きく伸びており、しずくのような形をした緑色の葉をつけます。枝先に実る小さな緑の実も特徴のひとつです。また、9月の下旬から11月の中旬にかけて葉が赤くなるため、秋にしずく型の赤い葉をつけている木はハゼの可能性があります。
かぶれやすいので要注意!
ハゼの木を見つけたときは、安易に葉をちぎったり、伐採したりするのは避けましょう。なぜなら、ハゼの木はウルシという植物の仲間で、ウルシがもつ「ウルシオール」と呼ばれる成分をもっています。
その成分があるため、枝や葉、実などに含まれる樹液に触ると、かぶれるおそれがあるのです。ハゼの木はかぶれを引き起こす成分が強いため、肌が敏感な人などは近づくだけでもかぶれてしまう場合もあります。
よく似たヌルデの木とは
ハゼの木によく似た樹木に、ヌルデという木があります。ヌルデは通信販売や園芸店などで手に入れることができ、実は染め物の材料になるため、収穫や鑑賞目的で利用できます。ハゼの木と同じくウルシオールをもっていますが、ハゼと比べてウルシオールが少量しかないため、かぶれる危険性が低いです。
しかし、ヌルデとハゼの木は全体的な木の形が似ているため、うっかりヌルデと間違えてハゼを触ってしまうこともあるかもしれません。そのため、ヌルデとハゼの違いについて知っておきましょう。ヌルデとハゼの違いについて、以下にまとめてみました。
- 葉の形:ハゼの木は細長いしずく型をしていますが、ヌルデはハゼより葉の形が丸くなっています。
- 実の色:ヌルデには赤黒い実をつける特徴があります。ハゼの木は緑色の実をつけるため、色で見分けることが可能です。
- 樹皮の模様:ハゼの木の樹皮は縦にヒビが入ったような模様ですが、ヌルデは粒がたくさんついたような模様がついています。
以上であげたように、ハゼの木とヌルデには目で見て確認できる違いがあります。ただし、ハゼの木だった場合は近づくだけでもかぶれることがあるので、似ていると思ったら接近しすぎないことが大切です。
ハゼの木は自分で伐採してもいいの?
ハゼの木は枝や葉に樹液が入っており、触るとかぶれることがあります。そのため、自力で伐採をすると、樹液がついてかぶれるおそれがあるため、おすすめはできません。
ハゼの木は根元の表皮をはぎ取ることで枯らすこともできますが、皮をはぐにはハゼの木に近づいて触らなくてはなりません。表皮をはぐ際にかぶれる危険もあるので、自力で枯らしてしまうといった手段もなるべく避けてください。
ハゼの木の伐採を考えているなら、自力でやるよりも業者に依頼をしましょう。伐採作業を業者に任せることで、自分がかぶれるリスクを回避できます。
ハゼの木の伐採を依頼するなら、冬がおすすめです。なぜなら、ハゼの木は冬になると活動する力が弱くなるため、かぶれの原因である樹液の量が減るからです。そのため、冬におこなえばかぶれの被害も少なくできるでしょう。
業者への依頼をお考えでしたら、私たち伐採110番へぜひご相談ください。伐採110番では、加盟店の中からお近くの業者を手配させていただくため、迅速な対応が可能です。伐採110番は24時間無料でお電話を受けつけております。ぜひお気軽にご連絡ください。
ハゼの木の伐採は業者に頼むのが安心
ハゼの木の伐採は、自力でしようとするとかぶれる危険もあるので、業者に任せるのがおすすめです。しかし、木を伐採するだけに業者を呼ぶべきなのか迷う人もいることでしょう。
そこで、ここでは業者に依頼をするメリットについてご紹介します。業者に依頼をしたときの流れや費用相場も一緒にご紹介しますので、よろしければ参考にしてみてください。
業者に依頼するメリット
木を切るだけなら自力でも難しくないため、自分でやってみようと思う人もいるでしょう。しかし、ハゼの木の場合、自力でやるとかぶれたり、中途半端に根を残してしまったがためにまた生えてきたりするおそれがあります。
そのため、安全性や今後ハゼが生えてこないようにするためにも、業者に依頼したほうがよいのです。ほかにも、ハゼの木の伐採を業者に任せるメリットがあるため、以下で詳しくご紹介します。
【安全を確保できる】
自力でハゼの木を伐採しようとして触ったり、近づいたりするとかぶれることがあります。伐採を業者に任せることで、何かあっても自分はかぶれずに済むのです。また、伐採をする際にノコギリなどの道具を使うため、自力でおこなってケガをする心配もありません。
【伐根までしてくれる】
ハゼの木は育つ力が強いため、伐採して切り株にしても生え直ってしまうことがあります。そのため、根から引き抜くことで再び生えてしまうのを防ぐことができるのです。業者に依頼であれば伐根も確実にしてもらえるので、自分でおこなう手間や時間を省けるだけでなく、ハゼの木が再発することも避けることができます。
【葉や木くずの処理をしてもらえる】
ハゼの木を伐採すると、木の葉や伐採したときの木くずが出ます。葉や木くずには樹液がついていることもあり、放っておくと触ってかぶれるかもしれません。業者に依頼をした際、伐採後の処理も一緒に頼めば、現場の葉や木くずも回収してもらえます。
伐採作業の流れ
業者に伐採を依頼すると、作業をする前の見積りから後始末までしっかりとおこなってもらえることが多いです。以下では、業者に伐採を依頼してから後始末までの流れをご説明します。
【1】見積り
伐根を依頼すると、業者から作業料や出張代などを含めた最終的な料金の見積りをもらうことができます。見積りを見ることで、作業の内容と料金に納得したうえで依頼ができるでしょう。
【2】現地調査と打ち合わせ
現地調査では、伐採・伐根しても問題ないかを調べます。樹木を伐根するとき、根がほかの庭木や地下の水道管などに絡まっていることがあるのです。そのため、伐根しても問題がありそうな場合は、依頼者と打ち合わせをしたうえで、最善の方法を業者が提案します。
【3】正式依頼
依頼者が伐採・伐根の内容に納得したところで、正式な依頼になります。また、業者によっては、現地調査をしたうえで最終的な料金見積りが出る場合もあります。
【4】伐採と伐根
伐採では、おもにチェーンーやノコギリで切ることが多いです。根元から少し上で伐採することで、根を抜きやすくなります。木が大きい場合、伐根には重機を使う場合もあるので、自力で掘り起こすよりも業者のほうがスムーズに撤去できるのです。
【5】切った木の処分
伐採した木は、依頼をすれば業者に回収してもらうこともできます。また、伐採したときの木くずや葉なども依頼することで回収してもらえます。
ただし、伐採や伐根、後処理をするときに重機を使用すると、そのぶん重機代がかかることがあります。そのため、重機代を減らしたい場合は、業者に手作業で伐採・伐根してもらえないか問い合わせてみましょう。
業者に依頼する際の費用相場
業者にハゼの木の伐採を依頼すると、伐採費用以外にも、幹の処分費用や回収費用などが別途でかかることがあります。そこで、以下では木の伐採・伐根にかかる費用の相場をまとめてみました。
【伐採費用】
- 3メートル未満:約5,000円~9,000円前後
- 3~5メートル:約10,000円~18,000円前後
- 5メートル以上:約15,000円~30,000円以上
【伐根費用】
- 幹回り30センチ未満:約7,000円~10,000円前後
- 幹回り30~50センチ:約10,000円~20,000円前後
- 幹回り50~80センチ:約20,000円~60,000円前後
- 幹回り80センチ以上:約60,000円~120,000円以上
【幹の回収料金】
- 3メートル未満:約5,000円~8,000円前後
- 3~5メートル:約8,000円~15,000円前後
- 5メートル以上:約16,000円~25,000円以上
【根の回収料金】
- 幹回り30センチ未満:約5,000円~8,000円前後
- 幹回り30~50センチ:約8,000円~10,000円前後
- 幹回り50~80センチ:約10,000円~20,000円前後
- 幹回り80センチ以上:約15,000円~40,000円以上
また、以上にあげた料金以外にも、伐採に使用した重機費用や人件費、現場まで来るのにかかった出張費用などもかかります。そのため、事前にネットなどを使って最終的な費用を知ることは難しいのです。具体的な料金を知りたい場合は、業者から見積りを取りましょう。
業者への依頼をお考えでしたら、私たち伐採110番へぜひご相談ください。伐採110番加盟店には、見積りを無料でおこなっている業者も多いです。ひとつの業者が出した見積りでご納得いただけない場合は、ほかの業者をご紹介させていただくことも可能です。
伐採110番は24時間無料でお電話を受けつけていますので、ぜひお気軽にご連絡ください。