ミツバチの針の特徴が丸わかり!最低限知っておきたい3つの特徴|【日本全国対応のハチ110番】

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ミツバチの針の特徴が丸わかり!最低限知っておきたい3つの特徴

ミツバチの針は怖くない!意外と知らない針の特徴まとめ

「ミツバチも人を刺すの?」「ミツバチは一度しか刺せないのは本当?」など、身近なミツバチについて意外と知らないことは多くないですか?

ミツバチは毒針を持ち、人を刺す昆虫です。スズメバチやアシナガバチほどの攻撃性はないので、あまり恐れる必要はありませんが、その特徴を知っておけば対策しやすくなります。また、蜂のことを知ることで不安も解消できるでしょう。

この記事では主に以下の内容をお伝えします。

  • ミツバチは針を刺したら死んでしまう
  • 針を持っているのはメスのミツバチのみ
  • ミツバチが刺すのは巣を守るとき
  • ミツバチに刺されないための対策

ミツバチのことを知れば、意外と怖くない存在だと気づくはずです。自分の身を守り、ミツバチを無駄に駆除せずに済むよう、その特徴を知りましょう!

この記事の監修者
郷 正憲
郷 正憲
徳島赤十字病院 麻酔科
麻酔科標榜医
日本麻酔科学会麻酔科専門医
日本周術期経食道心エコー認定委員会認定試験合格
日本救急医学会ICLSコースディレクター
麻酔の中でも術後鎮痛を専門として臨床研究をおこなう。医学教育への取り組みも積極的におこない、心肺蘇生の講習会のインストラクターやディレクターなどをこなす。本名および「あねふろ」の名前でAmazon Kindleにて電子書籍も出版。
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ミツバチは針を刺したら死んでしまう

「蜂の一刺し」という言葉があるように、ミツバチは一度針を刺したら死んでしまいます。その理由はミツバチの針の構造にあります。

ミツバチの針は1本の管状ではありません。以下の画像のように、1本の刺針(ししん)と、2本で一対の尖針(せんしん)で構成されています。

ハチの毒針の構造

一見して似ているミツバチとスズメバチの針ですが、ミツバチの針には大きな返しが付いています。この返しが引っかかるため、ミツバチの針は簡単には抜けません。

しかしミツバチは無理やり針を抜こうとして、結果的に体がちぎれて、やがて死んでしまいます。相手の刺傷部には針と、毒液が入った毒のうという内臓が残ります。毒のうは神経組織とセットになっており、毒液を注入し続けます。つまりミツバチは、自分の身を犠牲にして相手に少しでも多くの毒液を注入するのです。

スズメバチとアシナガバチは何度も刺せる

ミツバチに対して、スズメバチとアシナガバチの針は返しが小さいです。そのため針が引っかからず、何度も抜いて刺すことができます。

要注意なのはスズメバチです。刺針の先端が相手に触れると、刺針の滑り溝に沿って尖針が飛び出し、交互に切り裂きながら深く潜り込み、奥のほうへ毒液を注入します。さらに尖針にも毒が付いているため、傷口に毒がべっとり付いてしまいます。

スズメバチ 毒針 刺しかた

針を持っているのはメスのミツバチのみ

ミツバチのなかでも、針を持っているのはメスだけです。なぜなら、蜂の針は産卵管が変化したものだからです。そのため、卵を産まないオスの蜂には針がありません。これはスズメバチやアシナガバチも同様です。

メスの蜂とは、卵を産み続ける女王蜂と、幼虫の世話をしたり餌をとってきたりする働き蜂のことです。しかし女王蜂が死ぬのは一大事なので攻撃性が非常に弱く、攻撃するのは主に働き蜂のみとなります。

ミツバチが刺すのは巣を守るとき

スズメバチやアシナガバチと比べて攻撃性が弱く温厚なミツバチですが、そんなミツバチが攻撃的になるのは巣を守るときです。

ミツバチは大規模な社会性の蜂で、大きい巣では数万匹の群れになることもあります。そんな巣を人間や熊などの天敵から守るためにミツバチは針を使います。

巣に関係なく刺すときもある

「それなら、巣に近づかなければ刺されないのでは?」と思われるかもしれませんが、ミツバチ自身を刺激しても刺されるおそれがあります。実際に自分もミツバチに刺された経験があります。

筆者の体験談

買い物の際、購入した商品をかばんに入れていると指先に痛みが走りました。いつの間にかかばんの中にミツバチが入り込み、知らずに近づけた自分の指を刺したのです。指先には針と毒のうが残り、毒のうはどくどくと心臓の鼓動のように動いていました。その場で針を抜き、刺傷部から毒を出すように強くつまみました。

ミツバチは毒性が弱く、毒の量も少ないです。しかし痛みやアナフィラキシーショック(重篤な全身性のアレルギー反応)に襲われるおそれもあるので、可能な限り正しく対処しましょう。

▼ミツバチの毒の成分

区分 作用 成分
アミン類 痛み、腫れなど ヒスタミン、ポリアミン
低分子ペプチド 神経毒、血液破壊、溶血、アレルギーなど メリチン、アパミン、MCDペプチド
酵素類 細胞の破壊、アレルギー、溶血など ホスホリパーゼA2、ヒアルウロニダーゼ

参考:都市のスズメバチ「ハチ毒の成分とその作用」(最終閲覧日:2022年6月24日)

蜂に刺されたあとの対処法はこちらをご覧ください。

ミツバチに刺されないための対策

ミツバチが温厚とはいえ、自分のように刺されるおそれもあります。確率は低いですが、ミツバチの毒でアナフィラキシーショックが起きることもあります。刺されないためにも、以下の3つのポイントを心がけましょう。

  • ミツバチを刺激しない
  • 養蜂業者に回収してもらう
  • 蜂駆除業者に依頼する

ミツバチを刺激しない

自分からミツバチを刺激しなければ、襲われるリスクはとても小さいです。ただし、気づかず刺激してしまうおそれもあります。心配な方は以下のことを守りましょう。

蜂を刺激しない対策
  • 巣に近づいたり触ったりしない
  • 巣の近くで大声を出したり作業したりしない
  • 黒い服やひらひらしたものを身につけない
  • 香りの強い香水や整髪料などを付けない
  • 甘い清涼飲料水などを屋外に放置しない

蜂駆除業者に依頼する

蜂駆除業者によってはミツバチ駆除に対応しています。「蜂の巣を家の中に作られてしまった」など身近な場所に巣を作られてしまい、どうしても刺激しそうになったり不安が大きかったりした場合は駆除を依頼しましょう。

「ミツバチは温厚だから自分で駆除しやすいのでは?」と思われるかもしれませんが、以下の理由から業者依頼をおすすめします。

  • 蜂の数が非常に多い
  • 巣は閉所に作られるので、作業者の逃げ場がなく駆除が難しい
  • ハチミツが詰まった巣の処理が大変

ハチ110番における実際のご依頼から集計した結果、ミツバチ駆除の相場は22,558円でした(※)。上記のように駆除が難しいミツバチはスズメバチと同じく費用が高くなることがあるので、まずは相談と見積りをご検討ください。

※集計期間:2015年1月1日~2020年12月31日(831件)

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※2 弊社運営サイト全体のお問い合わせ件数

ミツバチの巣の駆除方法や対処法についての詳細はこちらをご覧ください。

自治体は対応していないことが多い

自治体によっては、蜂の駆除を無料で対応したり、補助金を助成してくれたりします。しかしその多くはスズメバチのみが対象で、蜂の種類を問わず対応してくれる自治体は少ないのが現状です。益虫としての面が強いミツバチやアシナガバチの駆除には消極的なようです。

▼自治体のサービスの例

自治体 対応 対象の蜂
京都市 駆除費用を一部補助 スズメバチ
静岡市 無料駆除(巣によっては費用負担が発生) スズメバチ
東京都世田谷区 無料駆除 キイロスズメバチ、コガタスズメバチ、アシナガバチ
東京都大田区 無料駆除 スズメバチ

分蜂中のミツバチは駆除しなくていい

ミツバチの分蜂

分蜂(ぶんぽう)とはミツバチの引越しのことです。春から夏にかけて、巣の古い女王蜂が半数の蜂を引き連れて巣を出て、新しい住処が決まるまで一時的に木に固まっています。

ぎょっとする光景ですが、見た目とは違い攻撃性は弱いので駆除する必要はありません。引越しのためにお腹にたっぷり蜜を蓄えているためです。数時間~3日程度で飛んでいくので、駆除せずそれまで待ちましょう。

養蜂業者に回収してもらう

ミツバチは駆除の代わりに養蜂場が回収してくれることがあります。「ミツバチを駆除するのはかわいそう」「本当に駆除していいのだろうか?」など、駆除に迷った際はお近くの養蜂場に連絡してみましょう。

まとめ

ミツバチの針の特徴から対策までご紹介しました。これらの要点をまとめました。

  • 針に返しが付いているので抜けず、抜こうとしたミツバチは体がちぎれて死んでしまう
  • 針は産卵管が変化したものなので、針を持つのはメスのみ
  • 巣を守る際に攻撃性が高まる
  • 刺激しなければめったに刺されない

ミツバチは毒針を持っていますが、それをむやみに人に向けることはありません。蜂がたくさん飛んでいたり、分蜂中だったりすると不安かもしれませんが、こちらから手を出さなければめったに刺されません。

それでもやむをえず駆除する必要があれば、刺される前に蜂駆除業者に依頼しましょう。蜂の巣の大きさや場所によって金額が変わるので、不安な方はまず現地見積もりをお試しください。ハチ110番では現地調査・お見積りが無料(※)で対応できる加盟店もご紹介できるので、お気軽にご相談ください。

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参考文献
この記事の編集者
石田 尚吾
石田 尚吾
ハチ110番の編集者として、ユーザーの皆さまに正しい情報をわかりやすく提供できるよう、記事の構成案のチェックと原稿の厳密な校正・校閲をおこなっています。
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この記事の執筆者
ハチ110番編集部
ハチ110番編集部
専門文献や駆除業者・専門家への調査をもとに、蜂の駆除・予防法や駆除業者の選び方など様々なテーマで情報発信をおこなっております。
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