蜂にはさまざまな種類があり、生態のほか、大きさもそれぞれ異なります。もしご自宅の周辺などで大きな蜂を見かけた場合は、なるべく早く駆除することをおすすめします。
日本に生息する大きな蜂といえば、おもに「スズメバチ」「アシナガバチ」「クマバチ」の3種類です。これらの蜂はいずれも、人間に対して被害を与えるおそれがある蜂です。
今回はそれぞれの蜂の特徴や、判別方法をご紹介いたします。この記事を参考に、蜂の種類を確認して、駆除するべきかどうかを判断してください。
目次
日本に住む大きな蜂3種|スズメバチ・アシナガバチ・クマバチ
先ほども述べた通り、日本で見られる大きな蜂といえば、おもに3種です。ここでは、それぞれの蜂について簡単に、見た目や生息場所についてご紹介いたします。
スズメバチ
スズメバチは凶暴な蜂でよくニュースでも取り上げられるため、名前を聞いたことがある方も多いでしょう。スズメバチの中にも種類があり、体長はそれぞれ異なりますが、目を見張るような大きな蜂というと、体長約40mmのオオスズメバチかもしれません。
オオスズメバチは腹部の黄と黒の縞模様が特徴的で、スズメバチの中でもとくに攻撃的です。オオスズメバチに出くわす可能性がもっとも高いのは、7月~11月ごろの、山間部などの自然の中です。オオスズメバチは地中に巣をつくるという性質を持つため、巣の存在に気付かずに接近して遭遇してしまうケースがよく起こります。
また、都心部でよく見られるのがキイロスズメバチです。キイロスズメバチは屋根裏や床下をはじめ、あらゆる場所に球体の巣をつくります。街中や家のまわりで明るい黄色の体をした蜂が飛んでいれば、それはキイロスズメバチかもしれません。
アシナガバチ
アシナガバチは、スズメバチとよく似た見た目をした蜂です。一見区別がつきづらいですが、飛び方に大きな違いがあります。スズメバチがまっすぐ素早く飛ぶのに対し、アシナガバチは足を垂らしてふらふらと飛ぶのが特徴です。また、大きさは最大で26mmほどと、スズメバチより少々小柄になるのも、見分けるポイントのひとつでしょう。
アシナガバチはキイロスズメバチと同じく、家屋や人工物によく巣をつくります。そのまわりで見かけることが多いため、こちらも街中で見かける蜂の代表格といえるでしょう。活動時期は夏の7月~8月がピークになります。
クマバチ
丸く大きな体で大きな羽音を鳴らすのは、クマバチです。体長は20~30mmで、全体的に黒い体と、黄色の毛が生えた胸部が特徴です。
クマバチは木に穴をあけて巣をつくるため、住宅の木造部や、物置小屋のまわりで見かけることが多いでしょう。4月~6月は交尾や子育ての時期になるため、つがいやエサを探すクマバチが多く見受けられます。
スズメバチとアシナガバチは命を脅かすほどの毒の持ち主
目の前にいるのがスズメバチ、もしくはアシナガバチであるなら、すぐにその場から離れたほうがよいでしょう。なぜなら、彼らは人の命を脅かすほどの強い毒をその体に秘めているからです。
スズメバチやアシナガバチに刺されてしまうと、毒による強い痛みが体を襲います。またそれだけでなく、毒に含まれているアレルギー成分により、アナフィラキシーショックという症状が起こるかもしれません。
アナフィラキシーショックが起こると、嘔吐や全身のじんましんなどの不調が起こります。さらに重度な症状になると呼吸困難や意識障害を引き起こし、死に至る場合もあります。事実日本では、毎年10人~20人前後の人が蜂に刺されれて死亡しています。
また、スズメバチに関しては毒だけでなく、その攻撃性にも注意すべきでしょう。こちらが刺激をしたつもりがなくても、巣に近づいてしまうだけでスズメバチの攻撃対象になってしまいます。アシナガバチはそれに比べるとまだおとなしいものですが、それでも種によってはスズメバチ並みの攻撃性を秘めていることがあります。
もしスズメバチなどに遭遇してしまったら、極力音を立てずにゆっくりとその場を離れましょう。急いで逃げようとして走ったりしてしまうと、かえって刺激になって刺されてしまう危険性が高くなります。冷静に避難してから、安全のため、業者に駆除を依頼してください。
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性格は温厚だけど要注意!クマバチの意外な被害について
クマバチも人間を刺してくることがある蜂です。しかし、毒性は比較的弱く、アナフィラキシーショックを引き起こすことは稀です。そもそも非常に温厚な性格をしているため、大きな刺激を与えない限りは刺されることもありません。
それでも、危険がないから放っておけばよいかといえば、そうではありません。クマバチもまた、人間にとって大きな被害を与えることがある蜂なのです。
クマバチは別名「大工バチ」とも呼ばれており、木に穴をあけて巣をつくる特徴を持っています。そしてクマバチは自然に生えている木のほかに、私たち人間すがむ家屋の柱などにも穴をあけて巣をつくってしまいます。
内部に穴をあけられてしまえば、当然家屋の耐久性は著しく下がってしまいます。結果、クマバチに巣をつくられてしまったことが原因で家屋の倒壊につながるおそれもあるのです。もしクマバチが家のまわりをよく飛んでいて、それらしい穴が見られる場合は、駆除する必要があります。
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ここまで記事を読んで、目の前にいる大きな蜂を駆除したいと思った方も多いかもしれません。危険がともなうこともある蜂駆除は業者に依頼するのが一番ですが、蜂駆除を請け負っている業者は非常に多く存在します。
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まとめ
日本にすむ大きな蜂は、スズメバチ、アシナガバチ、クマバチの3種が主です。スズメバチやアシナガバチはその毒で、クマバチは巣作りを通じて、私たち人間に大きな被害をもたらします。もし巣を見つけたりした際は、すぐに駆除をおこなうのがよいでしょう。
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