アシナガバチがシャッターに!巣ができる場所・安全な駆除と予防方法|【日本全国対応のハチ110番】

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アシナガバチがシャッターに!巣ができる場所・安全な駆除と予防方法

シャッター内や戸袋にできたアシナガバチの巣をご自身で駆除するときは、安全に駆除するために確認するべきことがあります。それは「本当にアシナガバチの巣か」「巣はシャッターのどこにあるのか」「サイズはどれくらいか」の3点です。

アシナガバチは比較的おとなしい種ですが、スズメバチは素人が駆除するには危険が大きいため注意が必要です。また巣の場所や成長具合によってはアシナガバチでも危険がともなうことがあります。巣が見つからない、蜂の種類の判別に自信がない場合は、業者に調査してもらうことをおすすめします。

このコラムでは、そんなアシナガバチによるシャッターの巣の見分け方から安全な駆除方法・予防法までを詳しく解説していますので参考にしてください。また、すぐにでも蜂駆除をプロにまかせたいという方は、弊社の業者紹介サービスのご利用が便利です。24時間365日お電話で受付しております。

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シャッターにアシナガバチの巣?見分け方と注意点

「アシナガバチがシャッターに巣を作ったかもしれない」と思ったときは、本当にアシナガバチによるものなのかを確認したほうがよいでしょう。もしかしたら、攻撃性が高いスズメバチの巣かもしれません。安全に駆除をするためにも、まずは蜂の見分け方や巣の特徴を知っておきましょう。

アシナガバチの見た目

アシナガバチは体長が12.5cmで、その名のとおり、長い足をたらしてゆっくりと飛ぶ蜂です。おとなしい性格といわれており、巣を刺激しなければ襲ってくることはないでしょう。

しかし毒針をもっており、巣の駆除をするときは刺されるおそれがあります。刺されれば激痛をともない、アナフィラキシーショック症状になって死にいたる危険性もあります。

一方でスズメバチは体長が24.5cmと、蜂のなかでは比較的大型です。ゆっくりと飛ぶアシナガバチとは対照的に、スズメバチはすばやい動きをします。凶暴な性格で、巣に近づくだけでも威嚇をしてきます。

アシナガバチの巣の特徴

アシナガバチの巣は、お椀をひっくり返したような平たい形です。ベランダや軒下など直射日光が当たらない乾燥したところでよく見られます。5月頃から巣作りをはじめて、9月頃の繁殖期には活発な活動をおこないます。

対してスズメバチの巣は、作られたばかりのときはフラスコを下に向けたような形です。そして繁殖期のころには、ボールのような丸い形になります。軒下や床下など、アシナガバチと同様に日陰の場所に巣を作るようです。

アシナガバチがスズメバチを呼び寄せることもあるので要注意!

アシナガバチの幼虫をねらって、スズメバチが襲いにくることがあります。ご自身でアシナガバチの巣の駆除をおこなっているときに、凶暴な性格のスズメバチに刺されてしまうおそれがあります。

「シャッターボックスに蜂の巣があるけれど、もしかしたらスズメバチが襲ってきたらと思うと不安……」というように、蜂の種類の判別に自信がないこともあるでしょう。そのようなときは、プロに現地調査をしてもらいましょう。弊社の提携業者の現地見積りは無料ですので、ぜひともご利用ください。

蜂の巣を自力で駆除できるかどうかの判断基準3つ

DIYでアシナガバチの巣の駆除ができるかどうかには、判断基準があります。それは「アシナガバチの巣かどうか」「巣に手が届くか」「サイズはどれくらいか」の3点です。それぞれの詳細について解説します。

【1】危険な種類の蜂ではないか

なぜハチは天井裏に巣を作るのか?

蜂の種類によってその性格はさまざまです。おとなしい性格の蜂もいれば、凶暴な性格の蜂もいます。凶暴な蜂の場合、巣に近づくだけでも刺されるおそれがあります。駆除の前に、必ず危険な種類ではないか確認をしてください。

もし、シャッターにいた蜂がスズメバチであった場合は、ご自身での駆除はできません。スズメバチは巣に近づくだけで攻撃してくるほど攻撃的な性格なためです。駆除の難易度が非常に高いので、スズメバチの巣は業者に依頼をしましょう。

【2】蜂の巣が簡単に手が届く場所にあるかどうか

シャッターの上のほうなど、蜂の巣に手が届かないほど高い場所にあると作業がむずかしくなります。防護服など厚着をした状態での作業はしづらいため、高い場所にある巣の駆除は難易度が高いです。

プロは高所用の駆除器具の取り扱いもあります。高所に蜂の巣があるときも、業者におまかせしたほうが安全です。

【3】蜂の巣が安全に作業できるサイズかどうか

蜂の巣が15cm以下であるかどうかが、安全に駆除できるかどうかの目安です。蜂が巣作りをはじめる5月ごろであれば蜂の巣が小さく、蜂の数も少ないので、ご自身で駆除ができるかもしれません。

しかし、7月ごろの繁殖期には巣が大きくなり、蜂の数もかなり多くなるので、プロに駆除依頼をしたほうがよいでしょう。もし15cm以上に成長した巣であれば、殺虫スプレーで駆除をできなかった大量の蜂が攻撃してくるかもしれません。

これら3つの基準を検討した結果、ご自身での駆除はむずかしいと思ったときには、すぐ業者へ依頼しましょう。業者に頼めば、どんなサイズでもどんな種類の蜂でも駆除してくれるので安心です。

ただし、駆除料金は蜂の巣のサイズによって決まることが多いようです。なるべく早く駆除をお願いしたほうが、料金が安くおさえられるでしょう。

蜂の巣を市販の殺虫スプレーで駆除する方法

シャッターに作られたアシナガバチの巣の駆除を自力でできそうなときは、次に述べる手順でぜひお試しください。ここでは各手順について詳しく解説します。

駆除のタイミング

作業は夕方から夜間に!【蜂の動きが鈍くなる】

駆除は夜におこなうとよいでしょう。アシナガバチは日中に活動をしたあとは、夜は巣に戻ってきて寝ています。巣に戻っているときに蜂の巣の駆除をすると、アシナガバチを一掃できるでしょう。

準備するもの・服装

駆除をするときは次に述べる服装を着ると安全におこなえるでしょう。また、駆除の作業に使う以下の道具も準備してください。

準備するもの

  • 防護服
  • 長袖・長ズボン
  • 帽子
  • 軍手、または皮手袋
  • 長靴
  • 殺虫スプレー
  • 巣を落す棒、または剪定ばさみ

服装は、蜂の針から身を守る専用の防護服の着用を推奨します。ホームセンターやインターネット通販で購入が可能です。

しかし防護服は5万円以上と高価ですので、準備できないこともあるでしょう。各自治体では無料で防護服の貸出をおこなっているところもありますので、一度問合せてみてください。

また、頭を守るために帽子も被りましょう。蜂は黒いものを攻撃する習性がありますので、服や帽子は白色を用意できるとよいでしょう。

駆除の手順

風上からスプレーを噴射します。1分ほどスプレーをかけ続けてください。巣のまわりをアシナガバチが飛びかうこともありますが、巣から蜂が出てこなくなるまで手を止めずに噴射を続けます。

次の日に巣のまわりにアシナガバチがいなければ、棒などで巣を叩き落としてください。二重にしたごみ袋に巣を入れます。念のためにゴミ袋のなかにもう一度殺虫スプレーをかけてください。

巣はごみとして捨てます。蜂の巣が入っていることがわかるように、注意書きを貼っておきましょう。

シャッターに蜂の巣を作らせないための5つの予防法

アシナガバチの巣を駆除できても、またシャッターにアシナガバチがやってくることがあります。これは「戻り蜂」といって、一時的にエサ探しや避難のためにはなれていた蜂が戻ってきたのです。

戻り蜂が戻ってこないように、駆除後しばらくの間はとくに入念に予防する必要があります。5つの予防法をご紹介しますので、可能であれば実行してみてください。

1.殺虫剤の散布

準備する道具殺虫剤

戻り蜂が数匹程度であれば、殺虫スプレーをかけて駆除ができるでしょう。23mはなれた場所から蜂にむかって殺虫スプレーを噴射します。蜂の巣の駆除のときとおなじく、蜂に刺されないように厚地の服装を着ておこなってください。

2.忌避剤の散布

虫除けスプレーをシャッターにかけておくと戻り蜂の予防になるでしょう。しかし、「あまり薬剤を使用したくない」という方は、ハッカ油や木酢液をアシナガバチの忌避剤として散布してみてはいかがでしょうか。

ミントの香りがするハッカ油は、強い香りが苦手な蜂が嫌がります。ハッカ油スプレーをシャッターにかけておきましょう。また、木酢液は木を焼くときに出た煙を液にしたものです。蜂は煙の匂いを嫌がるので、同様に蜂を寄せ付けない効果があります。

3.おとりの巣をつくる

アシナガバチは縄張り意識が強いので、すでに巣がある場所には自分の巣を作ろうとしません。この習性を利用して蜂の巣に見立てたおとりの巣を設置するとよいともいわれています。

おとりの巣の作り方は、紙をまるめて大きなボール状の大きさにします。これを一か所に筒状にしぼると完成します。このおとりの巣を、シャッターに吊るしてください。

4.網をかける

戻り蜂がシャッターの戸袋などに入り込まないように、防虫網をかけておくと効果があります。防虫網はホームセンターなどで販売されています。蜂の巣の駆除後しばらくは、シャッターにかけておくとよいでしょう。

5.捕獲器を設置する

蜂の捕獲器で女王蜂を捕まえると、蜂の巣を作られるのを防ぐことができます。捕獲器はホームセンターや量販店で購入が可能です。アシナガバチが蜂の巣を作りはじめる5月ごろに、捕獲器をシャッターに吊るしておきましょう。

「蜂の巣を繰り返し作られてしまったので困っている……」という場合にはプロに相談しましょう。もしかしたら、近くに大きな巣があったり、多数の巣があったりするということもあります。業者に調査してもらうのもおすすめですよ。

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この記事の執筆者
ハチ110番編集部
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専門文献や駆除業者・専門家への調査をもとに、蜂の駆除・予防法や駆除業者の選び方など様々なテーマで情報発信をおこなっております。
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