ツマアカスズメバチとは|刺す以外にも被害が?凶暴な外来種の生態|【日本全国対応のハチ110番】

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ツマアカスズメバチとは|刺す以外にも被害が?凶暴な外来種の生態

「ツマアカスズメバチを見つけたが、どうしたらいいのだろうか?」このようなお悩みをおもちの方もいらっしゃるかと思います。

もし危険な外来種であるツマアカスズメバチを見つけたら、すぐに駆除しなければいけません。ツマアカスズメバチが繁殖すると、人が襲われて重傷を負うおそれがありますし、生態系を壊したり農作物にも大きな被害がでたりするおそれがあります。

この記事では、ツマアカスズメバチが危険である理由・生態・国内での取り扱いなどについて詳しく解説しています。

ツマアカスズメバチらしき蜂を見かけたら、すぐに蜂駆除業者に連絡してください。弊社に連絡していただいてもかまいません。弊社では蜂駆除業者を紹介するサービスをしていますので、ぜひお電話ください。

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【脅威】ツマアカスズメバチを警戒すべき理由は3つ

「ツマアカスズメバチはなぜ危険なの?」このような疑問をおもちの方もいらっしゃるかと思います。

ここではツマアカスズメバチを警戒すべき理由を3つご紹介いたします。では順にみていきましょう。

【1】アジア圏では死者も!人的被害は未知数

ツマアカスズメバチは攻撃性が高いうえに、毒針をもっています。敵だと見なしたものに何回もしつこく攻撃してきます。人間も襲うことがあり、台湾・マレーシア・インドネシアでは刺されて亡くなる方もでているほど危険なスズメバチなのです。

また、高さ10メートルを超える樹木の上に巣を作る習性があります。その習性から韓国の都市部にある高層ビルでもツマアカスズメバチの巣が作られていたことが報告されています。

このように、田舎だけでなく都市部でも人が襲われる危険性があるのです。巣の見た目や作り方については【ツマアカスズメバチの生態を確認しておこう】で詳しく説明いたします。

【2】国内の生態系を破壊するおそれがある

ツマアカスズメバチはミツバチやキイロスズメバチなどのほかの蜂を襲い、その幼虫を食べます。またオオスズメバチのような天敵がいない地域ではツマアカスズメバチが生態系の頂点に立つことになり、その数はどんどん増加します。

その結果、絶滅する昆虫もでてくることが考えられるため、ツマアカスズメバチを放置しておくと生態系が破壊されかねません。悪影響は生態系だけではありません。ツマアカスズメバチは農作物にも影響を及ぼすことも懸念されているのです。

ミツバチは植物の受粉をサポートする役割をもつ昆虫です。かぼちゃ・トマトなどの野菜やイチゴ・スイカなどの果物はミツバチによって受粉します。ミツバチがツマアカスズメバチに捕食されて個体数が減少すると、受粉ができない農作物がでてくるのです。

その農作物は人の手によって受粉することになります。しかし、人の手による受粉は偏りがでます。その結果、奇形の果実が生まれる確率が高くなるのです。

このようにツマアカスズメバチは、農業にも大きな経済的被害をもたらすため侵入の予防や駆除が必要です。

【3】増加するスピードが早い

また、環境への適応性が高いうえに、営巣する場所が高所で天敵に見つかりにくいことも、ツマアカスズメバチの増加するスピードが早い理由と考えられています。

ツマアカスズメバチの生態を確認しておこう

生態について理解することは、ツマアカスズメバチを早く見つけるために重要です。ここではツマアカスズメバチの見た目の特徴など、生態について解説いたします。ぜひ参考にしてツマアカスズメバチの発見にお役立てください。

分類・おもな生息地

ツマアカスズメバチは、スズメバチの一種です。インドネシア・ジャワ島が原産で、おもに西はパキスタンから、東は中国南部・台湾に生息しています。

しかし、繁殖力の高さから、最近ではアジアだけでなくフランスやドイツなどのヨーロッパにも生息地域がどんどん拡大しています。

見た目の特徴

ツマアカスズメバチの体長は約2cm~約3cmとキイロスズメバチより少し大きめですが、オオスズメバチよりは小さいです。体の色は全体的に黒いですが、お腹の先端は赤褐色です。このような大きさと色の特徴でほかのスズメバチと見分けるとよいでしょう。

習性

ツマアカスズメバチは捕食の対象と巣について、次のような習性をもっています。

・捕食の対象

ツマアカスズメバチの成虫は樹液や蜜を食べますが、幼虫はおもにハエ・ミツバチ・トンボなどの昆虫を食べます。在来のスズメバチと同様に、ツマアカスズメバチの成虫がこれらの昆虫を捕まえてあごでかみ砕き、肉団子にしたものを幼虫にわけ与え養育するのです。

・巣の特徴など

ツマアカスズメバチの女王蜂がはじめに巣を作る場所は、土中や低木の茂みといった閉鎖的な場所です。その巣で働き蜂が羽化すると、女王蜂は産卵に専念するようになります。

女王蜂のかわりに働き蜂が巣を大きくしたり、幼虫の養育をしたりします。そして働き蜂が増加し巣を作った場所が手狭になると、規模を拡大するため高さ10メートルを超える樹木の上に巣を引っ越すのです。また巣の形はボール状で、その表面には茶色と薄茶色のマーブル模様があります。

上記のように捕食の対象と巣の特徴は、在来のスズメバチと似ている部分もあります。そのため、素人では在来のスズメバチとツマアカスズメバチを見分けるのは難しいでしょう。

日本への侵入経路や時期

ツマアカスズメバチが日本で最初に確認されたのは、2012年です。場所は長崎県の対馬です。中国のツマアカスズメバチが船の貨物などに紛れ込んできたと考えられています。

その生息範囲は拡大しており、201810月時点では福岡県、宮崎県、大分県にまで分布していることが確認されています。

ツマアカスズメバチは特定外来生物に指定されている

海外から日本にやってきた生物(外来生物)のうち、生態系や人の生命・農業・漁業に被害を与える、または与えるおそれがあるものは、特定外来生物に指定されます。特定外来生物に指定された生物は、栽培や輸入などが規制され、予防や駆除がおこなわれるのです。

外来生物のなかでもツマアカスズメバチには天敵が少ないですし、さまざまな昆虫を捕食する習性をもつため、生態系への影響が大きいのです。

とくにツマアカスズメバチはミツバチをおもな餌とするため、養蜂農家のミツバチを攻撃するおそれがあります。またミツバチが減少すると、農作物の自然受粉がおこなわれなくなるのです。

そんなツマアカスズメバチを効果的に予防・駆除をおこなうために、自治体や住民・害虫駆除業者などの各関係者が協力する必要があります。

そのため、もしツマアカスズメバチの巣を発見したら、自分で駆除しようとするのではなく、自治体や蜂駆除業者などに相談するようにしましょう。

見つけ次第駆除!種類の判別もプロに任せよう

無料で相談することが可能です

ツマアカスズメバチに似ているスズメバチも国内には多く存在します。スズメバチに刺されると重症を負うおそれがあり危険です。

もしツマアカスズメバチに似た蜂を見かけても、自分で判断し駆除しようとするのではなく、プロの蜂駆除業者に依頼しましょう。業者であれば蜂の種類を確実に判別し、適切に対処してくれます。

どの業者に依頼してよいかわからないときは、弊社が業者探しのお手伝いをいたします。弊社は各地の蜂駆除業者と多く提携しておりますので、お近くの業者をすぐにご紹介することが可能です。

メール・電話での相談は無料ですし、24時間365日受け付けておりますので、いつでもお気軽にご相談ください。

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この記事の執筆者
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