アシナガバチは夜行性でなく昼行性!生態・習性・自力駆除手順を解説|【日本全国対応のハチ110番】

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アシナガバチは夜行性でなく昼行性!生態・習性・自力駆除手順を解説

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アシナガバチは夜行性ではなく昼行性です。そのため、もし自分でアシナガバチの巣を駆除するのであれば、夜間におこなうとよいでしょう

夜間は暗くなって視界が悪くなることや、気温の低下で体温が下がることなどから、アシナガバチの行動が鈍るためです。また、ほとんどの働きバチが巣に帰るので、戻ってくる蜂に攻撃されるリスクを減らすこともできます

当記事では、アシナガバチの正しい生態や、自分で巣を駆除するときの注意点などをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください

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アシナガバチの正しい生態を解説

前述したように、アシナガバチは夜行性ではなく昼行性の蜂です。そのため、昼間活発に飛び回り、夜になると巣に帰る習性があります。以下ではアシナガバチの生態をさらに詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

・外見

日本に生息するアシナガバチの体長は種類によって約1.4cm~2.6cmと差がありますが、どの種類も長い脚にくびれた腰をもっています。また、体の色は黄色みがかっており、だらりと後ろ脚を下げてふらふらと飛ぶのが特徴的です。

・性格

アシナガバチは比較的大人しい性格の蜂で、こちらから攻撃しない限り向こうから攻撃してくることはあまりありません。ただし、春に生まれた幼虫が成虫(働きバチ)になり活動し始める6月~8月は、巣を守るために攻撃的になっているので、注意する必要があります。

・巣作りされやすい場所

アシナガバチは人家のまわりに巣を作ることが多く、とくに雨風や直射日光をしのげる場所に巣を作ります。とくに多いのは、軒下や庭木、室外機の中や換気口の中などです。アシナガバチが活動し始める3月頃から巣作りが終わる5月頃までは、これらの場所を定期的に点検して、巣ができていないか確認するようにしましょう。

ここまでアシナガバチの生態についてご紹介しました。しかし、蜂の中には昼だけでなく夜も活動できる蜂もいます。その蜂について以下で解説しますので、引き続きご覧ください。

昼も夜も活動できるモンスズメバチの生態

チャイロスズメバチは危険度MAX!特有の生態を解説します

スズメバチの一種であるモンスズメバチは、昼だけでなく夜も活動できる珍しい蜂です。働きバチの体長は約2cm~3cmで、お腹に波打ったしま模様があります。このモンスズメバチは攻撃性が高く、その危険性はオオスズメバチと並ぶといわれるほどなので、ばったり遭遇してしまったら、静かに後ずさりしてその場を離れましょう。

アシナガバチの巣を自力駆除できるかの判断基準

もしも自宅の周辺にアシナガバチの巣ができた場合には、「巣を自分で駆除して費用を抑えたい」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、条件によっては、自分で駆除することが危険な場合もあります。たとえば以下のような場合、自分で駆除するのは危険なので、業者に依頼するようにしてください。

・攻撃性が高い時期

春に生まれた幼虫が成虫(働きバチ)になり、活動し始める6月~8月ごろのアシナガバチは、巣を守るために攻撃的になっています。この時期の自力駆除は非常に危険なので、必ず業者に依頼してください。

・巣が閉鎖空間にある

屋根裏、床下、室外機、壁の中、土の中、換気口の中などの閉鎖空間にある巣は、アシナガバチが密集していて刺されるリスクも高くなります。このような場所の巣も、業者に依頼して駆除してもらうようにしましょう。

・巣が高所にある

高所にある巣を駆除するには脚立やはしごなどを使う必要があります。しかし慣れない高所での作業は思わぬ事故につながるおそれもあるので、できる限り業者に依頼することをおすすめします。

・巣の大きさが15cm以上

15cmは千円札の横幅や文庫本くらいのサイズです。これ以上の大きさになると中のアシナガバチの数も増えて、巣を駆除したときに攻撃されるリスクが格段にあがります。もし15cm以下であっても不安を感じる場合は業者に依頼するようにしてください。

上記をまとめると、自力駆除できる条件は、【アシナガバチが巣づくりを始めたばかりの3月~5月であること】と、【手が届く場所に巣があること】、【巣が15cm以下であること】の3つになります。これらの条件をふまえたうえで、次からは自力駆除する手順を見ていきましょう。

アシナガバチの巣を自力駆除する準備・注意点

アシナガバチの巣を自力駆除するときは、日没から2~3時間後を目安におこなうとよいでしょう。これは日没後に蜂の活動が鈍ることと、戻ってくる蜂に攻撃されるリスクが少ないことが理由です。また、巣を駆除するときは以下のようなことにも注意しましょう。

・強い香りを身につけない

整髪料や香水、化粧品の香りの中には、蜂を興奮させる成分が含まれているものもあります。自力駆除をおこなう前には、これらのものの使用を避けましょう。

・むやみに近づかない

活動が鈍っているとはいえ、中にはアシナガバチがいます。駆除しようとしてむやみたらに刺激を与えると一斉に攻撃されるおそれがあるので、巣の場所や大きさは日中のうちにしっかりと確認し、できるだけすみやかに駆除できるように準備しておきましょう。

・防護服を着用する

巣を駆除するときには、大量のアシナガバチが巣から飛び出して攻撃してきます。針で刺されるのを防ぐために、必ず蜂駆除専用の防護服を着用して作業してください。すぐに用意できない場合でも、自治体によっては防護服の貸し出しをおこなっているところもあるので、相談してみるのもよいでしょう。

アシナガバチの巣を駆除する手順

アシナガバチの巣の特徴

では、アシナガバチの巣を自力駆除するために必要なものと、駆除手順を解説していきます。

【必要なもの】

・懐中電灯、殺虫剤、ゴミ袋、長い棒や剪定ばさみ、トング

駆除は暗い中での作業になるので懐中電灯を用意しておくと安心です。ただし、光でアシナガバチを刺激してしまうおそれがあるので、赤いセロハンを貼って光を弱めておくとよいでしょう。

【駆除の手順】

1.巣に殺虫剤を散布する

3mほど離れた場所から、巣に向かって殺虫剤を散布してください。殺虫剤が流れてしまうのを防ぐために、できれば風上からか、無風の状態で散布するのがよいです。また、殺虫剤は噴射し続けて1本使いきるようにしましょう。散布し終わったら安全な場所に避難し、しばらく様子を見てください。

2.巣を駆除する

まわりに飛んでいるアシナガバチがいないことを確認したら、巣の真下にゴミ袋を置いて、長い棒などを使って巣を落としてください。ゴミ袋に巣が入ったら、念のために殺虫剤をかけておきましょう。地面に落ちているアシナガバチの死骸は必ずトングを使って拾い上げ、巣と一緒にゴミ袋に入れてください。

3.蜂の巣があった場所に殺虫剤を撒く

とくに駆除時に女王蜂が逃げた場合、元の場所に戻ってきて再び巣を作ることがあります。このようなことを予防するために、巣があった場所に殺虫剤を撒いて予防しておきましょう。

4.巣を処分する

蜂の巣は燃えるゴミとして出しましょう。ゴミの収集日まで日が空く場合は、ほかの虫が寄ってくるのを予防するために、ゴミ袋を2重にしておくことをおすすめします。

戻り蜂対策も大切

手順の3で軽く触れましたが、巣を駆除したあとも、元の巣があった場所に戻ってくる「戻り蜂」に注意しなければなりません。この戻り蜂は、駆除時にいなかった蜂や逃げ出した蜂ですが、とくに女王蜂が逃げ出した場合は、同じ場所に再び巣を作ることもあります。

戻り蜂対策としては、前述した殺虫剤だけでなく、フェイクネスト(偽物の蜂の巣)を設置する方法もあります。フェイクネストを設置しておくと、蜂は先客がいると思い、ほかの場所を探しに行くといわれているため、巣作り予防に効果的です。

フェイクネストの作り方は、ぐしゃぐしゃに丸めた茶色の紙をもう1枚の茶色の紙で包み、紐で吊り下げておくだけです。とても簡単に作れるので、殺虫剤と合わせてぜひ活用してみてください。

業者による蜂の巣駆除の費用相場

ここからは業者に蜂の巣駆除を依頼した場合の費用相場についてご紹介します。費用相場は蜂の種類によって異なり、危険な蜂になるほど高額になっていきます。詳しくは以下をご覧ください。

  • スズメバチ:約1万5千円~4万5千円
  • アシナガバチ:約1万円~2万5千円
  • ミツバチ:約8千円~3万5千円

さらに、狭い場所や高所にある巣など、蜂の巣駆除の危険性や難易度があがると、追加費用がかかり高額になることがあります。まずは業者に現地調査をしてもらい、見積りを出してもらうようにしましょう。

まずは相見積りを取ってみましょう

追加料金が発生する4つの基準

少しでも蜂の巣駆除の費用を抑えるなら、複数社から相見積りを取ることをおすすめします。相見積りを取ることで業者ごとの費用を比較できて、しっかりと納得できた業者に依頼することができるでしょう。相見積りのさいは弊社がご紹介する業者もぜひご検討ください。

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