蜂の巣駆除は小さいうちに!安全に退治するために必要な知識まとめ|【日本全国対応のハチ110番】

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蜂の巣駆除は小さいうちに!安全に退治するために必要な知識まとめ

スズメバチの駆除は簡単じゃない!自力で駆除できる条件と注意点

蜂の被害による死亡事例は毎年30件ほど起こっています。被害が増えるのは巣が大きくなる夏以降です。大きくなってしまった蜂の駆除は、業者であっても困難な作業になってしまいます。

小さい巣であれば、場合によっては自力で駆除することが可能なことがあります。ただし、小さな巣であっても、巣の成長段階や蜂の種類をしっかりと見極めることは重要です。ここでは、駆除できる巣の見分け方を、駆除の方法と、駆除後の再発防止策とあわせてご紹介します。

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駆除できるのは、危険性が低い種類の蜂の【作り始めの巣】!

毎年夏から秋になると蜂の被害が増加します。これは、おもにアシナガバチとスズメバチが、この時期に巣が最も大きく成長し、働き蜂の数も増加して、活動が活発になったことによって攻撃性が増すからです。蜂の巣を壊すなら、このように大きくなる夏より前の、春の時期がおすすめになります。

春の時期の巣はサイズが小さいので、個人でも壊して駆除できる場合があるのです。自分で壊せるのなら、やってみたいという方もいらっしゃるでしょう。自分でできるのは、スズメバチ以外の、作り始めの巣だけに限られますので、その見分け方を解説していきます。

「作り始めの巣」と「作りかけの巣」の違い

スズメバチとアシナガバチの巣の成長段階には2段階があります。冬眠から目覚めたあとに女王蜂だけがいて巣作りの作業をしている段階と、さらに時間が経過し、生まれた働き蜂たちもいっしょになって巣作りをしている段階です。わかりやすいように、女王蜂しかいないころの巣を「作り始めの巣」、働き蜂もいる巣を「作りかけの巣」と呼ぶこととします。

働き蜂が出てきて「作りかけの巣」の段階に入ってしまうと、群れが集団で襲ってくるようになります。そのため自力で対処するのは「作り始めの巣」の段階のものだけにしておいてください。また、もし巣がスズメバチのものであるとわかったときは、小さくても自力では駆除せず、駆除業者に依頼しましょう。そこで、蜂の見分け方を確認していきます。

スズメバチなら要注意!巣から蜂の種類を調べよう

日本には、人間を刺す蜂が43種類 いるとされており、そのなかでスズメバチの仲間は16種類います。このスズメバチが刺すことによる死亡事例はとても多いため、たとえ小さな巣でも、手を出さないほうがよいです。ほかの種類とスズメバチを見分けるために、ミツバチ、アシナガバチと特徴を比較していきます。

・スズメバチの巣の特徴
スズメバチの巣は外壁をもった丸い形をしていることが多く、外壁には茶色や灰色のシマ模様がついています。ほかの蜂の巣なら6角形の巣穴が見えるのですが、外壁で見えないものはスズメバチの巣です。ちなみに丸く大きな巣だと、玄関先に飾ると縁起がいいとされることがあります。

小さいごろの巣は、いびつなボールのような形をしていたり、花瓶をさかさまにしたような形をしていたりします。小さいものでも色や模様は変わりません。また、ごくごく作り始めのころの巣は、外壁が未完成で内部の6角形が見えることがあります。

・アシナガバチの巣の特徴
アシナガバチの巣は、6角形の巣穴がシャワーヘッドのような形に集まっています。「おわんを逆さにしたようだ」ともたとえることができる形です。蜂の巣といわれて、多くの人が思い浮かべるのはアシナガバチの巣ではないでしょうか。

・ミツバチの巣の特徴
ミツバチの巣は6角形の穴が集まった板です。この板が何層か重なっています。板は上から下に垂れさがるように成長して、蜂たちはその上にしがみついて生活します。

小さい巣でも近づけない……そんなときはプロに相談!

蜂を駆除するときは、ごくごく初期の小さな巣なら自力でできると紹介しました。しかし、いくら巣が小さくても、近づくことができない場合があると思います。たとえば、高い場所や屋根裏などに巣ができてしまって位置的に近づきにくいときや、恐怖心から近づくことができないということもあるでしょう。

近づけないからといって、そのまま放っておくわけにもいきません。でき始めの巣は放置するとどんどん成長していくのです。駆除するならば、なるべく早く済ませたいところです。

小さな蜂の巣はその1年の不安の種です。近づけない巣でも、業者に頼めば確実に処理してもらえます。また、再発防止のアフターサービスなどが受けられることもあります。「業者に駆除を依頼してみようか……」と少しでもお悩みの方は、まずは弊社無料相談ダイヤルまでご相談ください。

蜂の巣駆除!小さい巣を自分で除去する方法・時期・注意点

自力でも駆除ができる蜂の巣は、作り始めのものと、スズメバチ以外の蜂の巣であるということをお伝えしました。条件を満たしていたのなら、自力で駆除する方法を知りたくなることでしょう。ここからは、自力でやろうとお考えの方のために、駆除の方法を見ていきます。

駆除する絶好のタイミングは「夜」

昼行性の蜂は、夜のうちに巣に戻って休憩をします。昼間に駆除をすると、たくさんの蜂が出かけていて、すべての蜂を駆除しきれない場合があります。夜ならばまとめて駆除できるのです。

【駆除方法】蜂の巣の駆除に必要な道具と手順

小さな蜂の巣を駆除するときでも、しっかりと道具を準備して、やり方を確認してから臨みましょう。まず必要な道具は以下のとおりです。

・殺虫スプレー
スプレーは蜂専用のものでも、普通の害虫用のものでもどちらでもけっこうです。ただし蜂専用のものだと、霧が遠くまで届く工夫がされているので、より使いやすいでしょう。

・長めの棒
蜂の巣を手で取り除くことも可能ですが、蜂に刺される危険性がとても高いため棒を使って巣を取り除くのが賢明です。また、巣は高い場所や樹木にあることが多いため、脚立などを使用する際に誤って落下し、ケガをしてしまうことがあるかもしれません。そのような事故を防ぐためにも、長めの棒を使用するのがよいでしょう。

・雨合羽(上下)
蜂に刺されるのを防止するために着用します。生地が分厚いものを選び、袖や裾をガムテープなどで巻いて止めるとよいでしょう。合羽の中に厚手の長袖の服を着ておくと、なおよいです。

・軍手
軍手は2枚以上を重ねて着用しましょう。1枚では蜂の針が貫通できるので、念には念を押してください。もし革製の頑丈なものがあればそちらのほうがよいでしょう。

・マスク
殺虫剤から喉を守るためにマスクをつけます。また、顔が刺されるのを防ぐ効果もあります。

・懐中電灯
夜間に作業をおこなうので、懐中電灯が必要です。蜂は光に敏感ですが、赤い光は見えません。そのため、赤いフィルムなどをライト部分に貼るといったひと工夫をして、少しでも安全に巣へと近づけるようにしましょう。

・ゴミ袋・ほうき・ちりとり
蜂の巣は燃えるゴミで捨てることができる場合がほとんどなので、可燃ごみの袋を用意しましょう。巣の一部や蜂の針で穴が開くことがあるので、実際に巣を回収するときは、2枚重ねるとよいです。

駆除は雨合羽、軍手、マスクをつけ、裾や袖をガムテープで巻いた状態から始めます。まずはスプレーと懐中電灯が必要なので、それぞれ両手に持った状態で巣を確認します。そして、巣から3メートルほどの距離まで近づいてください。

3メートルほどの位置からスプレーを噴射しつつ、さらに巣に近寄ります。巣の1メートル手前くらいまで近づいたら30秒ほど噴き続けましょう。終わったら巣を取り、ゴミ袋に入れて、袋の中にも殺虫剤を噴いておいてから、袋の口をしめます。

自分で駆除するのは難しい!3つのパターン

自分で対処できる蜂の巣は小さいものに限られるということは、すでにお伝えしたとおりです。また、スズメバチの巣の場合は、たとえ小さくても相手にしないほうがよいということも忘れないでください。それら以外にも、注意したいパターンがあります。

・お子さんやペットがいる場合
お子さんやペットがいるのであれば、しっかりと避難させてから作業をしましょう。蜂に攻撃されることや、殺虫剤の影響を受けることも考えられるので注意してください。

・集合住宅に巣がある場合
マンションなどで駆除をするときは、周りに被害が広がらないようにしましょう。また、スプレーを噴射することで近所トラブルになることも考えられますので、事前に周りの住民に駆除作業をすることを伝えておくようにしましょう。

・ミツバチの駆除
ミツバチはアシナガバチやスズメバチとは違い、1年中働き蜂を引き連れて行動します。ひとりで巣作りをするという期間がないため、巣の作り始めのころからたくさんの働き蜂がいる「群れ」があります。また、刺した針が人の身体に残る性質があるなど、蜂のなかでも特殊なほうなので、ミツバチ駆除は業者に依頼するのがおすすめです。

このような場合こそ、専門的な道具や知識がある業者の力が活きる場面です。難しい作業は、業者をもってしても難しいもの。それでも成功させることができるのは、技術や経験があるからです。

「まずは信頼のおける業者を探してみたい」「駆除にかかる料金が知りたい」という方にピッタリな、無料現地調査、無料見積もりができる業者は、弊社でお探しいただけます。いつでもお電話でお待ちしております。

蜂が戻ってくるかも?駆除のあとは予防をしよう!

蜂の行動範囲は、スズメバチで半径約5キロもの広範囲になることがあります。地形を覚えるのが得意な蜂は、駆除したあとにまた同じ場所に戻ってくることがあるのです。蜂の巣駆除後の異常を防ぐためにも、蜂が戻ってくるときの対処法を紹介します。

巣があった場所にまた蜂が!戻り蜂とは?

駆除前に知っておきたい注意点

「戻り蜂」とは、外出中に巣を壊された蜂が、もともと巣があったところに戻ってきてたむろしてしまう状況のことです。もし戻ってきた蜂の数が多ければ、そのまま巣を作りなおしてしまうことがあります。戻り蜂への対策は駆除後の要注意事項なのです。

【予防方法】もう巣を作らせない!

巣を作らせないためには、まずは巣を作られやすい場所を減らしていきましょう。減らす方法は簡単です。巣を作られた場所をネットで覆ったり、ふさいだりすればよいのです。

通気口や屋根裏、倉庫などに巣が作られたのなら、そこへの侵入口をふさぎます。ふさぐときは、目の細かいネットを侵入口の大きさに切って利用しましょう。軒下やベランダ、窓枠などに作られたのなら、ネットで覆って蜂がそこまで届かないようにしてください。ただ、すべての場所にネットや網をつけるわけにもいかないなと思った方は、次に紹介するアイテムを使ってみてください。

蜂が嫌がる効果的なアイテム2選

蜂が嫌がるものを、巣の跡地などに散布したり設置したりします。ここでご紹介するのが、「木酢液」(もくさくえき)と「忌避剤スプレー」です。いずれもホームセンターやインターネットで販売されています。

・木酢液
家庭でさまざまな役割で使われる木酢液は、その焦げたような独特のにおいで蜂を寄せ付けない効果があります。使うときは霧吹きに入れて巣があった近くに散布するか、ペットボトルなどの容器に入れて、においが出るようにして置いておきましょう。時間の経過とともに蒸発していくので、定期的に補充してください。

・忌避剤スプレー
忌避剤スプレーとは、蜂が嫌がる成分を噴射できるスプレーです。これを巣があったところに噴いておくと、蜂にとってそこは近寄りがたい場所になります。雨が降ったら水で流れるので、噴きなおして使ってください。

重要!業者に依頼するときはアフターフォローの有無を確認

このように駆除後には、蜂が巣を作りなおしてしまう戻り蜂という現象も起こりえます。その対策までして、ようやく蜂の駆除ができたということなのです。そのため、業者を選ぶときも、蜂の巣を撤去したあとを考えたサービスがあるかどうかをよく調べましょう。

アフターフォローがあるかどうかは業者によります。充実したサービスの業者だと6か月間の無料再施工がついていることもあります。弊社ではアフターフォローを重視している業者をお選びいただくこともできますので、お電話相談の際にお申し付けください。

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この記事の執筆者
ハチ110番編集部
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専門文献や駆除業者・専門家への調査をもとに、蜂の駆除・予防法や駆除業者の選び方など様々なテーマで情報発信をおこなっております。
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