スズメバチやアシナガバチの巣を落とすときには、戻り蜂にも注意が必要です。
駆除時に取り逃がした蜂が、巣のあった場所に戻ってきて周囲を飛び回ることがあります。
当記事では、「なぜ戻ってくるの?」「戻り蜂はいつまでいるの?」といった疑問にお答えしていきます。
放置できる状況と危険な状況を見極めて、戻り蜂への対策をおこないましょう。
蜂の数が多い場合や再度巣を作られてしまう場合には、業者に対処してもらうことをおすすめします。
再発防止にも力を入れた安心の蜂の巣駆除は、弊社にご相談ください。
- 蜂の巣駆除は夜間におこなう
- 巣のあった場所に忌避スプレーをまく
- 周辺の巣が作られやすそうな場所にも忌避スプレーをまく
目次
戻り蜂とは?蜂の巣を落としたあとも注意が必要な理由
戻り蜂とは、蜂の巣駆除をおこなった際に退治しきれなかった蜂が戻ってくる現象や、戻ってきた蜂のことです。
これは蜂の帰巣本能によるもので、巣のあった場所を記憶しているため、たとえ巣を撤去しても同じ場所に戻ってきます。
しかも、そこにあるはずの巣がないことで混乱した蜂は、気が立って攻撃的になることもあります。
戻り蜂は通常1~2週間程度でいなくなりますが、発生した場所や数、時期などによっては刺される危険や再度巣を作られるおそれがあるため注意が必要です。
蜂の巣駆除後にスズメバチやアシナガバチが戻ってくる原因
戻り蜂が発生する原因には、以下の3つが考えられます。
- 駆除時に蜂が外出していた
- 駆除時に巣にいた蜂を取り逃がした
- 駆除したのが引越し途中の巣だった
蜂は朝~夕方の明るい時間帯に活発に動き、巣の材料やエサを集めに巣の外へ出かけます。
そのため、昼間に蜂の巣駆除をおこなうと、外出している多くの蜂を取り逃がすことになってしまうのです。
また、駆除時に巣にいる蜂も、きちんと殺虫剤をかけて退治しないと生き残って戻り蜂となってしまいます。
特殊な例では、駆除した蜂の巣が引越し中のスズメバチの巣だったために大量の戻り蜂が発生してしまうことも考えられます。
キイロスズメバチ、モンスズメバチ、チャイロスズメバチは、繁殖が進んで巣が手狭になると引越しをおこなう蜂です。
駆除した巣が引越し途中の新しい巣だった場合、まだ多くの蜂が古い巣に残っていることがあります。
引越し中のスズメバチを見つけたら、新しい巣と古い巣の両方を同時に駆除しなければいけません。
放置してもいい?戻り蜂への対処法は時期と数で変わる
戻り蜂は1~2週間もするといなくなることがほとんどです。
そのため、刺される危険性が低ければ放置できる場合もあります。
ただし、ふたたび巣を作ってしまう場合や蜂の数が多い場合などは、すぐに対処が必要です。
放置できる戻り蜂かの見分け方と対処方法を、蜂の巣駆除をおこなった時期別に確認していきましょう。
4~5月の戻り蜂
スズメバチやアシナガバチは、春に女王蜂が単独で巣作りをおこないます。
4~5月頃に発生した戻り蜂は女王蜂の可能性が高く、放っておくと再度巣作りを開始してしまいます。
再度蜂の巣を作られないようにするには、匂いでおびき寄せる蜂用の捕獲トラップを作って設置したり、蜂を寄せ付けなくする忌避効果のあるスプレーをまいたりして、戻り蜂を退治しましょう。
再度巣を作られてしまった場合は、女王蜂が巣にいるときに駆除してください。
巣だけを撤去したのでは、また同じ場所に戻ってきて営巣するおそれがあります。
6月以降の戻り蜂
6月以降は、女王蜂は巣にとどまって産卵に専念しているため、巣の外に出ていて戻り蜂となるのは働き蜂がほとんどです。
戻り蜂の数が1~2匹と少なく、通り道にいるわけでもなければ放置しても構いません。
巣を失った働き蜂の寿命は短いため、数日~2週間程度で自然にいなくなります。
ただし、女王蜂が生き残っていた場合には、やはり再度巣を作られてしまうおそれがあります。
蜂が寄り付かないように、巣のあった場所の周辺に忌避スプレーをまいておきましょう。
このとき、蜂には直接スプレーを吹きかけないでください。興奮した蜂が襲いかかってきて刺されかねません。
戻り蜂の数が多いときや、玄関付近などの通り道で飛び回って危険な場合には、粘着シートで捕獲退治するのもひとつです。
巣のあった場所に黒色の粘着シートを設置しましょう。蜂は黒色に反応して寄ってくるため、安全に捕獲できます。
6月以降の戻り蜂を捕まえる際には、匂いでおびき寄せるトラップは使用しないでください。
戻り蜂以外にも、他の巣の働き蜂まで大量に引き寄せてしまうおそれがあるからです。
危険な戻り蜂は業者に依頼しよう
以下のような状況は危険なため、業者に依頼して対処してもらいましょう。
- 戻り蜂の数が多い
- 日にちが経っても蜂がいなくならない
- 蜂の巣を作られている
昼間の蜂の巣駆除で多くの蜂を取り逃がした場合には、戻り蜂の数が十匹~数十匹になってしまうこともあります。
蜂が何匹も飛び回っているときには、ご自分で対処しようとせずに蜂駆除業者に相談してください。
また、1~2週間しても蜂がいなくならないときには、再度巣を作られているか、近くに別の巣があるかもしれません。
蜂の巣を見つけた場合はもちろんですが、巣があるかわからないときにも、蜂駆除のプロに調査してもらうと安心です。
特に6月以降のスズメバチやアシナガバチの巣は、攻撃性の高い働き蜂が多数いて危険なため、業者に依頼することをおすすめします。
駆除時の対策が大事!戻り蜂を発生させないためのポイント
戻り蜂を発生させないためには、駆除時に適切な対策をおこなっておくことが重要です。
- 蜂の巣駆除は夜間におこなう
- 巣のあった場所に忌避スプレーをまく
- 周辺の巣が作られやすそうな場所にも忌避スプレーをまく
蜂の巣駆除は、蜂が巣にいる夜間におこないましょう。
日本に生息するスズメバチやアシナガバチは、暗闇での視力がないため夜は巣に戻って過ごします。
昼間に比べて動きも鈍っており、取り逃がしのリスクが大幅に下がります。(※モンスズメバチのみ日没後も活動を続けることがある)
蜂の巣を撤去したあとには、市販の蜂用スプレーをまいておきましょう。
ハッカ油や木酢液も蜂よけになりますが、短時間で揮発したり日光で劣化したりして十分な効果が実感できない場合があるため、蜂の巣予防用のスプレーがおすすめです。
巣のあった場所だけでなく、周辺の蜂が巣を作りやすそうな場所(軒下やベランダなど)にも定期的に散布しておくとよいです。
スプレーに書かれている効果の持続期間にしたがって、こまめにまき直してください。
戻り蜂の駆除はハチ110番にお任せください!
ハチ110番の加盟店は、蜂の種類にかかわらず駆除や巣の撤去をおこなっています。
「多くの蜂が外出している昼間に駆除をおこなった」
「駆除時に巣にいた蜂を取り逃がした」
「駆除したのが引越し中のスズメバチの巣だった」
という方は、ハチ110番までお気軽にご相談ください
経験豊富な蜂駆除のプロに任せれば、取り逃がしの少ない駆除ができるだけでなく、巣の撤去後の再発防止策も徹底的におこないます。
最短で10分で到着し即日施工も可能です。
蜂に刺される恐怖や不安を解消するためにも、プロに駆除を依頼しましょう。