「スズメバチの巣を見つけたけど、放置したら寿命でいなくならないかな?」
スズメバチは危険な蜂とわかっていても、できれば駆除の手間やお金をかけずに解決したいところですよね。
スズメバチは1年ごとに世代が入れ替わるので、寿命を待つ方法で自然に駆除することも一応できます。
ただし、スズメバチの寿命まで待つ方法はリスクが高いです。
今回はリスクなく安全に蜂の巣の問題を解決するために、以下の事について詳しく解説します。
- スズメバチや巣の寿命
- スズメバチの寿命まで待つリスク
- 寿命を待つより安全に駆除する方法
この記事を参考にして、スズメバチに困らない快適な暮らしを取り戻してみてください。
目次
スズメバチの巣は11月が寿命
種類によって多少時期が異なる場合がありますが、スズメバチの巣の寿命は遅くても11月までです。
上記イラストのようなサイクルで1年を過ごし、春から秋にかけて働き蜂の数を増やして次の世代をつなぐための新女王蜂を育てます。
秋の終わりごろになれば新女王蜂が越冬のため巣を離れますが、元の女王蜂や働き蜂は冬を越すことができずに12月ごろにはほぼ全滅してしまいます。
そのため、今作られている巣にいるスズメバチも、冬になればほぼいなくなるのです。
スズメバチの寿命を待つ2つのリスク
スズメバチは冬を越せないため11月までには全滅しているケースが多いです。
であれば「スズメバチの寿命まで放置でも問題ないのでは?」と思うかもしれませんが、それはおすすめできません。
なぜなら、場合によってはスズメバチの駆除にかかる費用よりも大きな負担を支払うリスクがあるからです。
リスク1:秋から攻撃性が一気に高まる
秋ごろのスズメバチは新女王蜂を育てるための繁殖期のシーズンであり、スズメバチにとって最も大事な時期です。
新女王蜂を守って育てる重要な役割をこなさなければいけないため、他の時期よりも働き蜂の攻撃性が高くなっているため危険度が高いです。
日本で一番大きなスズメバチといわれているオオスズメバチは特に凶暴で、うっかり巣に近づいてしまっただけで敵と判断し、集団で襲い掛かってしまうほど。
スズメバチの集団に襲われると、最悪の場合命を落とすため、リスクを考えるなら寿命を待つよりもすぐに駆除した方がよいです。実際にスズメバチに刺されて亡くなった事例もあります。
鉄道沿線の土手の草刈作業中、草むらよりスズメバチが飛び出して、作業者3名を刺した。刺された作業者のうち1名は、その場にうずくまり、失神状態となった。救急車で運ばれたが、刺された後約2時間で死亡した。
作業者の服装は、Yシャツ・作業ズボンで安全靴をはき、ヘルメットを着用していた。
災害発生日時は、10月中旬の午後0時35分ごろであった。引用:職場のあんぜんサイト「ハチさされにより死亡」(最終閲覧日:2022年3月22日)
リスク2:近隣住民に被害が出る可能性がある
スズメバチの数が多くなると、その分外を飛び回ってエサを探す働き蜂の数が多くなるので、自分だけでなく近隣住民や通行人が刺されてしまうリスクも高くなります。
もし近隣住民や通行人が自宅の蜂の巣にいるスズメバチに刺される事故が起きた場合、苦情が来るなどといったトラブルに発展する場合があります。
不要なトラブルを生まないためにも、スズメバチの巣は早い段階で駆除したほうがよいです。
スズメバチの寿命を待つより業者依頼が最善の選択
スズメバチの巣の放置はリスクが高いので、刺されてしまう前に駆除しましょう。
蜂の駆除方法は自力駆除・トラップ等の仕掛け・業者依頼などさまざまあります。
しかし、スズメバチのような危険度が高い蜂を相手にする場合は、自分でどうにかしようとせず蜂駆除のプロにおまかせするほうが最善の選択です。
蜂駆除業者であれば自分でおこなうよりも早くスズメバチを駆除できますし、何より自分や家族が刺される心配がありません。
スズメバチ駆除依頼の相場は約2~3万円
※当社実績より算出
集計対象:2015年1月1日~2020年12月31日うち、件数の多い4~11月を月次集計
スズメバチの駆除を業者に依頼するときにかかる費用は、依頼する時期・巣の大きさ・巣の位置などにより変わり、駆除の難易度が高くなるほど費用が高額になります。
上記の表は弊社で依頼されたスズメバチ駆除依頼のデータですが、夏から秋にかけて駆除費用が大きくなっていくのがわかるでしょう。
夏以降は駆除費用が大きくなる傾向があるので、駆除が必要になったら早めに依頼するほうがお得です。
駆除後に現れる「戻り蜂」は1週間ほど様子見しよう
蜂駆除業者にスズメバチを駆除してもらえば一安心ですが、駆除後に「戻り蜂」とよばれる現象が起きることがあります。
戻り蜂とは、駆除の際に逃げた蜂や日没前に戻らなかった蜂が、元々巣があった場所に戻ってきた際、巣がなくなったことに驚いて回りを飛び回る現象です。
この状態のスズメバチはいつもより攻撃性が高くなっているので近づかないように注意しなければなりません。
蜂駆除業者への依頼で駆除していれば、元々巣があった場所に殺虫スプレーを吹きかけて戻り蜂対策をしてくれます。
その場合は1週間を目安として、戻り蜂が自然にいなくなるまで様子を見てください。
1週間を超えても戻り蜂がまだ飛んでいる場合や、戻り蜂の数が多くて外に出られない場合は、駆除してもらった蜂駆除業者に相談しましょう。
スズメバチの寿命に関するQ&A
スズメバチの寿命について、疑問に思いやすい点をQ&A形式で3つご紹介します。
いずれもスズメバチの対策をするうえで覚えておいて損はない情報ですので、確認してみてください。
Q1.働き蜂の寿命はどのくらい?
キイロスズメバチ:約2週間
コガタスズメバチ:約3週間
参照:小平市(最終閲覧日:2022年3月22日)
市街地でよく見るスズメバチの働き蜂の寿命は、成虫になってから約2~3週間が目安です。
女王蜂が卵を産んでから約1ヶ月で成虫となり、巣作りとエサの確保のため働きます。
短期間のサイクルで働き蜂が入れ替わるので、働き蜂だけを駆除しても根本的な駆除にはなりません。
スズメバチを駆除するなら、働き蜂が産まれる元となる女王蜂を駆除する必要があります。
Q2. 家に入ったスズメバチを餌なしの状態で放置すれば駆除できる?
餌なし・水なしの状況であれば数日で寿命が来て駆除できる可能性がありますが、方法としてはあまりおすすめできません。
放置している間にスズメバチが隙間に入り込むなどして、見つけられなくなる場合があるからです。
スズメバチが家に入ってきたときは、光の方へ飛んでいくスズメバチの習性を利用した以下の方法で解決してください。
- 部屋の明かりを消す
- 一つの窓とカーテンを全開にする
- スズメバチが自然に出ていくのを待つ
Q3.寿命で全滅したスズメバチの巣は自分で駆除していいの?
生きているスズメバチのいない冬の巣であれば、危険性はほとんどないため個人で駆除しても問題ありません。
ただし、まれに「ネジレバネ」という虫に寄生されたスズメバチが生きている可能性があるため、念のため巣に殺虫スプレーをかけてから巣を取り除きましょう。
スズメバチ駆除業者探しはハチ110番におまかせください!
スズメバチの寿命は11月まであり、冬に入るころにはほぼ全滅しますが、秋に攻撃性が高まるためリスクを考えると寿命まで放置する方法はおすすめできません。
安全性を第一に考えるなら、無理はせず業者依頼で解決しましょう。
スズメバチ駆除費用は、時期が経つにつれ高額になりやすいので、早めの対応が肝心です。
もし、すぐに蜂の巣駆除業者に依頼したいと思ったら、ぜひ弊社サービスをご利用ください。
弊社では基本的に24時間365日体制で受け付けているため、最短即日でスズメバチ駆除ができる業者をご紹介できます。