蜂に刺されたら薬で処置を!腫れやかゆみを軽減する効果的な塗り薬2選|【日本全国対応のハチ110番】

ハチ駆除・蜂の巣・退治ならハチ110番 トップページ > その他蜂駆除 > 蜂に刺されたら薬で処置を!腫れやかゆみを軽減する効果的な塗り薬2選

蜂に刺されたら薬で処置を!腫れやかゆみを軽減する効果的な塗り薬2選

蜂刺されのダメージを軽減!蜂に刺されたら塗るべき薬を紹介

「蜂に刺されてしまったけれど、家に置いてある薬を塗っても大丈夫?」「どんな薬を使えばいいのだろう?」とお悩みではありませんか。

蜂に刺されると刺傷部が赤く腫れあがって不安になりますが、市販されている薬を塗ることで対処できます。素早く対処すれば、腫れやかゆみなどの局所症状を早く和らげられます。

この記事では蜂に刺された際に使うべき薬についてご紹介しています。自分や家族の身を守るためにも、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
郷 正憲
郷 正憲
徳島赤十字病院 麻酔科
麻酔科標榜医
日本麻酔科学会麻酔科専門医
日本周術期経食道心エコー認定委員会認定試験合格
日本救急医学会ICLSコースディレクター
麻酔の中でも術後鎮痛を専門として臨床研究をおこなう。医学教育への取り組みも積極的におこない、心肺蘇生の講習会のインストラクターやディレクターなどをこなす。本名および「あねふろ」の名前でAmazon Kindleにて電子書籍も出版。
プロフィール詳細を確認する
05036266964
蜂の巣駆除はプロに任せて安心・安全・確実に! メールで相談する
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。
※2 弊社運営サイト全体のお問い合わせ件数

蜂に刺されたらステロイド薬(抗ヒスタミン薬)を塗る

蜂に刺された際に塗るべき薬はステロイド薬(または抗ヒスタミン薬)です。これらの薬を刺傷部に塗ることで、蜂毒のアレルギー反応による腫れやかゆみを抑える効果を発揮します。

ステロイド薬の特徴

ステロイド薬はかゆみと炎症を抑える効果があります。

ステロイド薬にはいくつも種類があり、5段階に強さが分けられます。その中でも市販されているのは下から3番目までの強さの薬です。

作用の強さ 成分(商品例)
ストロング デプロドンプロピオン酸エステル(エクラー ®)
デキサメタゾンプロピオン酸エステル(メサデルム ®)
デキサメタゾン吉草酸エステル(ボアラ ®,ザルックス ®)
ベタメタゾン吉草酸エステル(ベトネベート ®,リンデロン V®)
フルオシノロンアセトニド(フルコート ®)
ミディアム プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(リドメックス ®)
トリアムシノロンアセトニド(レダコート ®)
アルクロメタゾンプロピオン酸エステル(アルメタ ®)
クロベタゾン酪酸エステル(キンダベート ®)
ヒドロコルチゾン酪酸エステル(ロコイド ®)
デキサメタゾン(グリメサゾン ®,オイラゾン ®)
ウィーク プレドニゾロン(プレドニゾロン ®)

参考:アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2021(最終閲覧日:2022年6月24日)

ストロングのさらに上に、ベリーストロングとストロンゲストが続きます。

ステロイドの吸収率は体の部位によって異なり、皮膚が厚い前腕を1とした場合、皮膚が薄い頬は13にもなります。強すぎ、塗りすぎは副作用の原因になるので、商品の説明書をよく読み、不安なら医師や薬剤師などに指示を仰ぎましょう。

抗ヒスタミン薬の特徴

抗ヒスタミン薬はアレルギー反応の原因となるヒスタミンの働きを抑え、腫れやかゆみを抑える効果があります。

ステロイドほど強力ではないので安心して使いやすいですが、眠気や認知機能の低下を引き起こす副作用があります。そこで、副作用が弱い第二世代のヒスタミン薬が開発されて広まっています。

商品名(第二世代) 一般名
アレジオン エピナスチン
エバステル エバスチン
ジルテック セチリジン
タリオン ベポタスチン
アレグラ フェキソフェナジン
アレロック オロパタジン
クラリチン ロラタジン
ザイザル レボセチリジン

参考:抗アレルギー薬一覧(第二世代抗ヒスタミン薬)(最終閲覧日:2022年6月24日)

市販されている蜂刺されに効く薬

ここからは、上でご紹介した成分が含まれている市販の薬をご紹介していきます。蜂刺され以外にも利用できるので、念のために常備しておくことをおすすめします。

※価格は2022年6月27日時点のAmazonでの価格を掲載しています。

ムヒアルファEX

価格 845円
タイプ クリーム
効能 虫さされ、かゆみ、しっしん、皮ふ炎、かぶれ、じんましん、あせも

テレビCMでも見かけることが多い、知名度の高い薬です。

ステロイド成分でミディアムに当たる「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)」が含まれ、抗炎症作用を発揮した後低活性物質に変化します(アンテドラッグ)。そのため効き目と安全性のバランスが取れた薬です。また、抗ヒスタミン成分のジフェンヒドラミン塩酸塩がかゆみを抑えてくれます。

クリームタイプなので伸びやすく水で落としやすいですが、汗などでも簡単に流れ落ちてしまうのでご注意ください。

フルコートf

価格 1,356円
タイプ 軟膏
効能
  • 化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん
  • 化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)

※ウイルスや真菌による感染部位には使用できません

ステロイド成分でストロングに当たる「フルオシノロンアセトニド」が含まれ、皮膚の炎症を強く抑えてかゆみを防ぎます。そしてもう一つの成分「フラジオマイシン硫酸塩」がかきむしった患部の細菌の増殖を防ぎます

軟膏タイプなので刺激が弱く、さまざまな患部に使いやすいです。さらに保湿力も高いですが、クリームタイプと比べてベタベタして使いにくい場合もあります。

薬を塗る前にやるべき対処法

これらの薬を用意しておけば、刺された箇所の腫れやかゆみを早く抑えられるでしょう。

ただし、蜂に刺されたら薬を塗る前にやるべきことがあります。ここからご紹介する2つのことを忘れずにおこないましょう。

  • 毒針を抜く
  • 刺傷部を洗いながら毒を絞り出す

毒針を抜く

刺傷部に毒針が残されていた場合、まずは毒針を抜きましょう。

毒針が残るのは、主にミツバチに刺された場合です。ミツバチの毒針にはスズメバチ・アシナガバチと違い大きな「返し」が付いており、それが引っかかるので肌から抜けにくいです。それでもミツバチは無理に外そうとし、やがて毒液が詰まった毒のうという内臓と共に針を残し、体がちぎれて死んでしまいます。

毒のうは神経組織とセットなので、ミツバチから分離しても自動的に毒を注入し続けます。指で抜こうとすると毒のうに触れて毒を体内に入れてしまうので、毛抜きで針の先をつまんだり、カードなどの薄いもので肌をこそぐようにして針を抜きましょう。

ハチの毒針の構造

刺傷部を洗いながら毒を絞り出す

毒針を抜いたら、刺傷部を流水で洗いながら毒を絞り出します。流水で洗うことで、水に溶けやすい蜂毒を洗い流しやすく、さらに刺傷部を冷やす応急処置にもなります。

それとあわせ、指で強く刺傷部をつまんで毒を絞り出します。もしも持っているなら、ポイズンリムーバーを使うことで一層強い力で毒を吸い出せます。ただし、口で吸い出すと口内の傷や虫歯から毒が体内に入るおそれがあるので、口で吸うのはやめましょう。

蜂に刺された後の対処法についてはこちらの記事をご覧ください。蜂に刺された直後の逃げ方から応急処置の方法、今後刺されないための対策などをご紹介しています。

ショック症状が出た際はエピペンを処方してもらう

エピペンとはアドレナリン自己注射薬のことで、命にかかわるアナフィラキシーショックが起きるのを防ぎます。根本的な解決にはなりませんが、蜂に刺されたあとに医療機関へ向かうまでの時間稼ぎになります。

エピペン

エピペンは自分で購入できず、医師に処方してもらう必要があります。蜂に刺されて一度でもショック症状が出たことがある場合は、再び刺されても症状が表れるおそれがあります。出かける際は必ずエピペンを携帯し、症状が出たら速やかに使いましょう。

▼ショック症状の例

全身症状 倦怠感、脱力感、冷や汗、寒気
循環器症状 血圧低下、脈拍微弱頻数、胸苦しさ、チアノーゼ
消化器症状 失禁、下痢、嘔吐
呼吸器症状 呼吸困難、喘鳴、喉頭狭窄感、胸部絞扼感
神経症状 しびれ感、めまい、意識障害、けいれん
皮膚症状 蕁麻疹、掻痒感

まとめ

ここまで蜂に刺された際に塗るべき薬と、その前後にやるべきことをご紹介してきました。それらの要点をまとめると以下のようになります。

  • 蜂に刺された際に塗るのは、ステロイド薬か抗ヒスタミン薬
  • 市販の薬でも腫れやかゆみなどの局所症状には有効
  • 薬を塗る前に毒針を抜き、毒を絞り出しながら流水で洗う
  • ショック症状が出たことがあればエピペンを処方してもらうべき

市販の薬だけでできる対処は限定的なので、過去に重症化した経験があれば医療機関の力を借りたり、そもそも蜂に刺されないように対策するのが重要です。

これまでに蜂に刺された経験があれば、抗体が作られてもう一度刺された際にアナフィラキシーが起きるかもしれません。心配な方は、蜂の駆除もご検討ください。特に毒性と攻撃性が強いスズメバチの巣が家の近くに作られると危険です。

スズメバチを自分で駆除するのは難しいので、なるべく業者に頼ってください。【ハチ110番】には全国の蜂駆除業者が加盟し、各地の現場に加盟店のスタッフが速やかに駆けつけます。「まずは金額だけでも知りたい」という場合は、無料の現地調査(※)に対応できる加盟店もお探しします。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。

この記事の編集者
石田 尚吾
石田 尚吾
ハチ110番の編集者として、ユーザーの皆さまに正しい情報をわかりやすく提供できるよう、記事の構成案のチェックと原稿の厳密な校正・校閲をおこなっています。
プロフィール詳細を確認する
この記事の執筆者
ハチ110番編集部
ハチ110番編集部
専門文献や駆除業者・専門家への調査をもとに、蜂の駆除・予防法や駆除業者の選び方など様々なテーマで情報発信をおこなっております。
プロフィール詳細を確認する
このページの内容がお役に立てましたら、下の星ボタンからご評価ください。
1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (未評価)
読み込み中...
お電話1本ですぐにハチ駆除に出動します!
通話
無料
05036266964 日本全国でご好評!24時間365日受付対応中!
現地調査
お見積り 無料!
利用規約プライバシーポリシー

ハチの駆除・退治
知っておきたい!
お役立ち情報

記事一覧へ
ハチ110番のサービス料金

お電話一本ですぐにハチ駆除に出動します!

ハチ1匹からでもお気軽にお電話を!
※対応エリア・加盟店・現場状況により事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もりに費用を頂く場合がございます。
利用規約 プライバシーポリシー

このページのトップへ