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ベランダへ飛来する鳩対策に磁石は本当に有効なのか?

鳩対策グッズとしてよく使われている磁石に鳩よけ効果はあるの?

 

このページでは、鳩の被害でお悩みの方へ向けて鳩対策グッズの一つである磁石について解説しています。
鳩よけの対策法には様々なものがありますが、
その中でも磁石を使用した鳩対策に効果はあるのか?またその効果の程はどの位なのかについてふれていきます。

 

磁石を使って鳩よけをする場合、
失敗しないために押さえておくべきポイントも解説していますのでぜひご参考になさってください。
鳩の性質にもふれながら、もっとも効果の高い方法は何なのか?という点も合わせてご紹介いたします。

目次

磁石を設置しても鳩よけ効果は薄い

磁石を設置しても鳩よけ効果は薄い

 

鳩をよけるために磁石を設置したとしても、残念ながらその効果は高いとは言えないようです。
鳩は近くに磁石があったとしても飛ぶことができるために、鳩が寄り付くのを防ぐための有効な手段とはなりません。

 

鳩対策のグッズとしてベランダに吊るして使用する鳩よけ磁石や、
壁や柱などに貼り付けて使用するタイプの磁石、磁石がついたテグスなどが販売されています。

 

しかし鳩の侵入を防ぐためには多少の磁石程度では効果が低く、
鳩が寄り付かないほど強力な手段とは言えないようです。
しかも鳩は、エサを探す時や着地してベランダの手すりなどに止まる時には視覚を使って行動しますので、
多少方向感覚がおかしくなっても行動にさほど影響はしないのです。

鳩対策に磁石が使われる理由

伝書バトは数百キロメートル離れた場所で放されても、高確率で自分が住んでいる鳩舎に戻ってくることができます。
鳥類の中でもハト科に属する種類の鳩たちは地磁気を内耳で検出しているようです。
磁場を変化させる実験でも、鳩の神経細胞はパターンごとに違う反応を示したと言われています。

 

鳩は磁場を察知しながら飛んでいるため、強い磁石を近くに置くことで方向感覚が狂わされて飛びにくくなる、
と考えられていることから鳩よけに磁石が用いられるようになりました。
確かに鳩は磁場を探りながら飛んでいるという説は有力なのですが、
飛べなくなるほど効果を発揮するわけではないようです。
鳩レースの最中に地震が発生したことがあり、
その際に地場が乱れたことから鳩の帰還率が低下したという話もあったようです。

磁石の設置で期待できる効果

市販の磁石が与える磁力への影響は少ないため、鳩が近寄るのをためらう程強い磁力は発していません。
鳩は、実際は長距離移動でもしない限り体内の磁石を使わずに行動しています。
生活圏内で移動する場合は、目視で情報を確認しながら行動しています。
磁石を設置した後に期待できる効果と言えば、
鳩にとって見慣れない磁石を目にして一瞬警戒していなくなる位のことです。

 

その後、何度も磁石を目にするうちに鳩が磁石に慣れて、警戒心が薄れてくると近くに寄ってくるようになります。
短期間だけでも鳩をよけたい場合は効果があると言えるでしょう。
また、カラスも体内に生物磁石を持っていますので一時的なカラスよけにも役立つ可能性があります。

磁石の設置でよくある失敗例

磁石を設置したけれども、失敗してしまったという事例には以下のようなものがあります。

 

▶効果がなかった
鳩がベランダに集まるのを防ぐために、
大量の磁石を鳩がよく止まる手すりに設置したけれども鳩は全く怖がらずに磁石の上を歩いていた

 

▶結局集まってきてしまった
鳩が来なくなると聞いていたので磁石を設置したが、
今までと変わらず大量の鳩が集まってきてしまった

 

▶磁石を置いた横へ鳩が留まっていた
鳩が嫌がることを期待して磁石を置いたものの、
磁石のすぐ横に鳩が留まっていたので効果がなかったのだと落胆した

 

▶オーナーや管理会社からクレームがくる
集合住宅に住んでいる場合、ベランダにネットを設置したり磁石やCDを吊るしたりなど
鳩よけグッズを設置すると、美観を損なうとクレームがきてしまった

 

磁石を使わなくてもすぐにできる鳩対策

磁石を使わなくてもすぐにできる鳩対策

 

磁石を使った鳩対策にはあまり効果がないとなると、磁石以外ですぐにできる簡単な鳩対策の方法はないのでしょうか?
実は磁石を使わなくてももっと簡単に鳩対策ができる方法があります。

 

鳩が近寄るのを防ぐために自分でできる対策方法を2点ご紹介いたします。
鳩の習性を知っておくとより一層鳩対策に役立ちますので、
対策に役立つ鳩の行動習性の情報も合わせてご紹介いたします。

方法1:フンがあればすぐに掃除する

フンはすぐに掃除する
鳩のフンがあったら、すぐに掃除してキレイにしましょう。
鳩はフンがある場所は、自分にとっての安全地帯だと認識します。
フンが放置されていることで、他の鳩が来ていると理解しているのです。
人間の存在を知らせるために、まめにフンを掃除して鳩に警戒心を持たせるようにしましょう。
フン清掃時の注意点
鳩のフンを掃除する時は、きちんと手袋やマスクなどを装備して掃除を行いましょう。
鳩のフンには様々な菌が含まれており、感染の元にもなります。
カビの一種の菌なども含んでおり衛生的はありませんので、
必ず感染防止のためにも直接フンに触ることや、乾燥して空気中に舞うフンを吸い込まないように気を付けましょう。
フンの掃除が終わった後は、
フンが落ちていた周辺をスプレーで消毒するなどして確実に殺菌するように心がけましょう。

方法2:鳩の嫌がるにおいで対策

鳩が嫌がるにおいとは?
鳩よけに有効な手段の一つとして、においを使った鳩対策の方法があります。
鳩は酢や漂白剤、たばこを水に浸して作るニコチン水などを置くことで、
そのにおいを嫌って寄り付かなくなると言われています。
近隣への配慮を忘れずに
鳩が嫌がるにおいを使って鳩対策をする場合は、近隣へ不快な思いをさせない程度で行うことが必要です。
においで鳩よけが成功したとしても、
鳩よけの臭いが元で近隣トラブルへ発展してしまっては、その後に気持ち良く生活しにくくなってしまいます。
人間にとって心地の良いにおいで対策を
鳩が嫌うにおいの中でも、植物の香りやアロマの香りなど人間にとっては不快と感じない種類のにおいがあります。
バラやミントなどの香りも鳩は嫌いますので、鳩が寄り付く場所へ植物を設置するのも有効な手段です。

 

方法3:鳩駆除のプロへ依頼する

鳩による被害が余りにもひどい場合は、被害レベルに応じて鳩対策のプロへ依頼することがもっとも効果的です。
鳩の被害に遭っている場所が、
鳩の寝場所や巣を作る場所になっている場合は、自分で対処するのは難しいレベルと言えるでしょう。

 

鳩が自分で対処できるかどうかを見極める判断基準としては、以下の3点を基準として考えましょう。

 

▶糞の量
掃除をしてもすぐに大量の糞をされてしまう場合は、プロへ依頼する必要があるレベルです。

 

▶鳩がいる時間帯
日中だけでなく、早朝から深夜にかけて鳩が止まっている場合は鳩被害のレベルはかなり高いといえます。
早めに鳩対策のプロへ相談しましょう。

 

▶巣があるか
鳩が巣を作っている場合は、鳩は警戒心を持たずにそこで暮らしていることになります。
巣の除去は自分では難しいため、鳩対策のプロへ依頼した方がよいでしょう。

 

まとめ

数ある鳩対策の方法の中では、
磁石を使った鳩よけは比較的手軽に行えますが、その効果はあまり高くないことをご理解いただけたでしょうか。

 

自分で鳩対策を行うには、掃除やにおいなどの対策がありますが、
被害レベルが高い場合は自分で対処するのは限界があります。

 

鳩による深刻な被害でお悩みの方は迷わずに鳩対策のプロへ相談してみましょう。
安心で確実な方法で、あなたの生活を鳩被害から守ってくれることでしょう。