「ねずみが発生して困っているから、ねずみ捕獲器で駆除しよう」
そう思って、こちらの記事にたどり着いたかと思います。
ところでみなさん、ねずみ駆除グッズの中でも「捕獲器」を選択したのはなぜですか?
駆除できると聞いたから?有名だから?
実際にねずみ捕獲器での駆除成功率はどのくらいなのか気になり、弊社では使用者にアンケートを取ってみました。さて捕獲器での効果はどれほどだったのでしょうか?
また、ねずみ捕獲器を探すと多くの商品があり、どれを選べばよいかわからない方のために捕獲器の特徴を見やすくまとめてみました。そのうえで「効果的にねずみ駆除をするコツ」も、一緒にご紹介します。
ぜひ当記事を参考に、捕獲器のメリット・デメリットを知り、ねずみ駆除を成功させてくださいね。
【この記事を読んでトクすること】
目次
ねずみ捕獲器は本当に駆除効果があるのか?
最初に答えをいうと、捕獲器でねずみを捕まえることはできます!
ここで、弊社が独自におこなったアンケートをご紹介します。実際にねずみ駆除を自分でおこなった100人のうち、捕獲器を使用した11人に満足度を聞いてみました。
効果 | 使用感 | |
満足度 | 54.5% | 63.6% |
※満足度とは「とても満足できる・満足できる・どちらでもない・不満がある・非常に不満がある」の5段階評価のうち、全体に対して「満足できる以上の評価が占める割合」のこと
このように半分以上が、駆除効果に満足しているようですね。
そして、使用感のアンケート結果ですが、捕獲器を使うなら知っておかないといけないことがあります。それは「ねずみを捕獲したあとの処理」です。生きたままの状態で捕まっていることが多いため、殺処分などご自身で処理をする必要があり、どうしても抵抗がある方もいるでしょう。その点から、使用感にマイナスを感じた方もいるようです。
捕獲器でねずみを捕まえることはできますが、捕獲後の始末のことも考えて使用しないといけません。
次章では、捕獲器でねずみ駆除をしたい方にむけて、捕獲器の種類のご紹介をしていきます。捕獲器を購入するとき多種多様な種類がある中、どういったタイプを選べばよいのか、迷っている方はぜひご参考ください。
【おすすめ捕獲器】種類別の特徴
捕獲器にはカゴ式・バネ式・踏み板式の3種類があります。それぞれの種類のメリット・デメリットについて解説していきます。
カゴ式
メリット
●防さび・防腐加工をされているものが多く、耐久性が高いため長期間使える。
●エサをセットしやすい。
●カゴのサイズが大きいため、大きいねずみも捕まえることができる。
デメリット
■サイズが大きいため、置く場所が限られる。
■タイプによっては光を反射しやすいものがあり、ねずみの警戒心を高めてしまう。
ねずみは種類によってサイズが違います。家にいるねずみがどの種類かわからないときは、大きいねずみでも捕獲可能なこのカゴ式がよいでしょう。
また入り口も大きい設計なので、エサが仕掛けやすく初心者にも扱いやすいのが嬉しいですね。
カゴ式の難点はサイズが大きく場所を取ることです。ねずみを捕獲するとき、設置場所が重要なポイントとなりますが、ねずみの通り道になりやすい冷蔵庫裏や配管回りなどの狭い場所には設置が難しいでしょう。
こういった狭い空間にはカゴ式以外の捕獲器(もしくは違う駆除グッズ)を選んだほうがよさそうです。
光の反射については、反射をなるべく抑えるよう加工された製品を選べば問題ありません。黒い色のものや「低反射」と書かれているものを探してみてください。
バネ式
メリット
●捕獲したときにバネの衝撃でねずみが死ぬことが多く、殺処分する必要がないこともある。
●小型の製品もあり、置き場所を自由に決められる。
デメリット
■ねずみの体が激しく損傷し、捕獲器の周辺に血などが飛び散ることもある。
■体の大きいねずみだと、はさめないおそれがある。
ねずみ捕獲器の最大の問題である「捕獲後のねずみの処分」ですが、ご自身の手で殺処分をすることに抵抗ある方もいるでしょう。
その点このバネ式では、はさんだ衝撃でねずみを始末できるかもしれません。ただしねずみの体の損傷が激しいと血が飛び散り、異臭もすることがあります。そういった光景が平気かどうか、使用前に想像してみてください。
また必ずバネ式で始末できるとは限りません。ご自身で殺処分できないときは、次にご紹介するタイプの捕獲器や違うグッズを検討してみましょう。
カゴ式より優れているところは、サイズが小さめなので狭い場所にも設置できることです。ただし空間が狭すぎるとバネが動けず、ねずみ捕獲に失敗してしまうので、スペースに注意しましょう。
踏み板式
メリット
●プラスチック製のものが多く、さびることがない。
●せまい道を好んで通るねずみの習性を利用しているため、警戒されにくい。
●ねずみを捕まえたあとの持ち運びが楽である。
デメリット
■子ねずみや、ハツカネズミのような小型のねずみしか捕まえられない。
■製品によってはエサを設置しにくいことがある。
踏み板式は小型なので、そのまま持ち運べます。殺処分に抵抗があり、「捕まえたねずみは外に逃がす」という方針なのであれば、この踏み板式でねずみを捕獲するのがよいでしょう。
ただし、小型ゆえ大きなサイズのねずみは捕獲できないことがあるようです。ドブネズミになるとしっぽも合わせて体長30センチメートル弱もあるため、もし捕獲器を買うなら、スッポリ入るほどの大きさであるか、サイズを確かめる必要があります。
ねずみ捕獲器の基本的な使い方
捕獲器をただ置くだけでは、ねずみ駆除に失敗してしまいます。効果的な設置方法をご説明するので、使用するときは以下のような手順でおこなってみてください。
(1)捕獲器に触れるときは手袋をする
ねずみは嗅覚が優れています。人間のにおいの付着した捕獲器が現れれば、当然警戒されてしまいます。
準備のために捕獲器に触れるときは使い捨ての手袋を着用して、自分のにおいがつかないように注意しましょう。
(2)ラットサインがある場所に捕獲器をセットする
ラットサインとは、ねずみのフンや尿、足跡などのことを指します。このような痕跡がある場所は、ねずみが活発に行動している場所であることを示しています。
このラットサインは壁沿いや部屋の四隅にあることが多いです。もしフンや水漏れのような跡、黒い足跡などを見かけたら、その場所に罠を設置しましょう。
※ラットサインを見つけられない場合は、ねずみの被害が発生している場所に罠を設置してください。ねずみの被害が発生している場所は、ねずみが好んで活動をしている場所であるといえます。ねずみが好む場所に捕獲器を設置するよう心がけましょう。
【画像でわかるラットサインの特徴|見つけたときの駆除方法とネズミの穴の塞ぎ方】
(3)ねずみの好物であるエサを捕獲器内にセットする
ねずみは雑食性でなんでも食べがちですが、ねずみの種類によって微妙に好き嫌いが変わります。種類が特定できていないときは、多くのねずみが共通して好むエサを設置します。
そこでおすすめなのがヒマワリの種・カナリアシードなどの穀物です。穀物であれば、多くのねずみが好んで食べるでしょう。
1匹でもねずみを捕獲できれば、種類の判別ができるのでそこから特定のエサを用意しておくとよいでしょう。
※ねずみの種類の判別は下記の記事をご参照ください。写真付きで、好きなエサも一緒にご紹介しています。
【ネズミの習性・生態・特徴を種類別で紹介】
(4)定期的に様子を見る
捕獲器を設置したら定期的に確認しましょう。ねずみが捕まっているのにそのまま放置していては、死体から雑菌が沸き、異臭もしてきます。
できるだけ早く死体処理をするためにも、2日に1回程度は見てください。
また、捕獲器からうまく逃げてエサだけ食べられていることもあります。エサが減っていれば、また補充をして様子をみてください。
(5)ねずみが罠にかかっていれば殺処分する
逃がす・殺処分、どちらにしてもねずみが罠にかかっていれば、処理をしないといけません。
ねずみは多くの病原菌やウィルス、ダニを保有しているため、必ず手袋とマスクをしてください。
殺処分の方法は、水に沈めて水死するやり方がよくおこなわれているようです。
捕獲器以外の方法で駆除するか、ねずみ駆除のプロにまかせましょう。
駆除効果アップ!駆除グッズの合わせ技
捕獲器を効果的に使うためには、ほかのねずみ駆除の道具と併用することがおすすめです。
まず、ねずみ駆除グッズには何があるのか見ていきましょう。
ねずみ駆除に使われるグッズ
●粘着シート
粘着剤がついた板状のシートで、ねずみの通り道に設置することで、ねずみが粘着剤にひっかかり捕獲できる。
●殺鼠剤
エサに毒を混ぜ込んで、ねずみに食べさせる。ねずみはエサを巣に持ち帰る習性があるため、巣にいる仲間も毒餌を食べることで一斉に駆除できる。
●燻煙剤
薬剤(煙)を部屋で焚き、ねずみを家から追い出す。
●超音波
ねずみの嫌がる超音波を出す機器を設置することで、ねずみを追い出す。
以上の4点が、世間でよく使用されているねずみ駆除グッズです。
捕獲器だけよりも、これらと一緒に設置したほうが駆除効果はあがるでしょう。駆除グッズのより詳細な使い方や、おすすめ順をご紹介している記事があるのでこちらもご参考ください。
【みんなが選んだオススメねずみ駆除グッズ】
具体的な併用例
燻煙剤や超音波は追い出すタイプなので、捕獲という目的では効果はありません。そして追い出してもねずみの帰巣本能で、再び戻ってくることがあります。もし「しっかり捕獲したい」ということであれば、燻煙剤や超音波で弱らせて捕獲器で捕まえるという方法もあります。
「捕獲だけではなく、殺処分もしたい」ということなら、捕獲器に用意するエサを殺鼠剤(毒餌)にすることです。殺鼠剤を食べたねずみが捕獲器に捕まれば、そのまま死んでいくでしょう。
ねずみ捕獲器で駆除を失敗する理由
捕獲器でねずみをすべて駆除するのは難しいです。というのも、ねずみはとても賢い生き物で、いつもと違う物には警戒し、近寄らない性質があります。それにより、まず慣れさせるためしばらく様子をみる期間が必要だったり、エサで捕獲器まで誘導させたり、と人間側も忍耐と知恵が必要です。
そして、なによりねずみに対する知識がないと駆除できません。上記でも少し触れましたが「ラットサイン」「好きなエサ」などを知り、ねずみの通り道やエサ場、お気に入りの場所、侵入口をある程度突き止めておかないと、グッズも役に立たないのです。
これは、捕獲器に限ったことではなくねずみ駆除グッズ全般にいえることなのです。
もしねずみがたまたま家に入り込んで、1~2匹いる程度ならば捕獲器などで捕まえればよいでしょう。しかし、繁殖し何十匹といたらどうでしょうか?とても捕獲器だけでは追いつきません。ほかの駆除グッズと併用しても、完全なねずみ駆除は難しいと思っていてください。
【プロ】ねずみ駆除、殺処分、清掃、消毒すべておまかせ
ねずみは、本体もフンも尿も病原菌やウィルス、ダニ、ノミだらけでとても不衛生な存在です。そのためねずみが家にいると私たち人間にも悪影響なので、ねずみ駆除のあとは必ず清掃と消毒が不可欠です。
また、駆除後はふたたび侵入されないよう侵入口を封鎖し、予防をしなければいけません。あなたの家にねずみがいたということは、ねずみにとって住みやすい環境であったのでしょう。そこを改善しなれば、ねずみはまたあなたの家を住処にするかもしれないのです。
ねずみの駆除というのは、捕獲したあとも大変な作業が待っています。捕獲し、始末をして、清掃と消毒をしたあとは、最後に予防をする……。これが一連の流れです。ここまで終わらせてようやく「ねずみ駆除が完了」となるのです。
プロのねずみ駆除業者に依頼するとコストはかかります。しかし、プロであるため短期間で確実に駆除をしてくれます。さきほど述べた「捕獲―始末―清掃、消毒―予防」すべておこなってくれます。またもし再発しても、再施工をしてくれるアフターフォローも完備している業者もあります。
いろいろなねずみ駆除グッズを購入して失敗で終わるより、プロの力を借りて一度試してみませんか?費用が気になるのなら、無料で見積り請求もできます。現地調査も無料なので、気になることがあればお気軽にご相談ください。
「スムーズにねずみ駆除をしたい」そんな方には、ぜひ弊社をご利用ください。お電話1本で、すぐお近くの業者をお探しいたします。ペットがいるご家庭など、できるだけお客様のご負担にならないよう配慮した駆除をご提案いたします。
みなさまからのご連絡、いつでもお待ちしております。