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ペチュニアの剪定は梅雨の時期に備えて切り戻しで!植え付け~鉢植えでの病気予防などの栽培のコツまで解説

春先から秋頃までの長期間、開花を楽しむことができる“ペチュニア”は、ガーデニングに人気の植物です。お庭の花壇やプランターに植えている方も多いのではないでしょうか?

しかし、ペチュニアは定期的に剪定をしないと、キレイな花を咲かすことができないだけでなく、病気や害虫の被害に遭ってしまうことがあります。お庭の景観を保つためにも、ペチュニアの育て方や剪定方法は知っておいたほうがよいでしょう。

そこで今回は、【ペチュニアの基本的な育て方】や【ペチュニア剪定のおこない方】などについてご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!

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ペチュニアの基本的な育て方

ペチュニアは比較的丈夫であり、そこまで手がかかる植物ではありません。しかしそれでも、最低限のメンテナンスは必要です。そこでまずは、ペチュニアの基本的な育て方についてご紹介していきましょう。

ペチュニアの特徴

ペチュニアの特徴

ペチュニアは、南アフリカを原産とするナス科の植物です。高さは大きいものでも40センチメートル程度であり、比較的コンパクトな植物であるといえるでしょう。大きな植物と違って手軽に花壇やプランターに植えることができるのも人気の理由といえます。

また、春に咲かせた色鮮やかで美しい花を秋頃まで長く楽しむことができるというのも、ペチュニアの特徴です。ペニチュアは色の種類や花びらの形状、模様などが豊富であるため、“花壇の女王”という異名で呼ばれることもあります。

なおペチュニアは高い湿度の場所や雨風がよく当たる場所では育ちにくいので、植える際は風通しと日当たりがよいところを選んであげるとよいでしょう。

植えつけ・土づくり

ペチュニアの苗を花壇やプランターに植えつける時期として適切なのは、春の3~5月頃です。ペチュニアは湿気に弱いという特徴があるため、梅雨を迎える前にしっかりと根を張らせないと花が咲かなくなってしまうおそれがあります。そのため、最低でも梅雨に入る1ヶ月前には植えつけるようにしましょう。なお植えつけの際は、以下のポイントを押さえて土づくりをするとうまくいきます。

プランターに植えつける場合

植えつける土には、植物用の培養土を使いましょう。苦土石灰(くどせっかい)と呼ばれる肥料を入れると、さらに健康的にペチュニアを育てることができます。

植えつける際は、苗の根をほぐし、付着している土を少し払ってからプランターに入れましょう。なおプランターの底に軽石などを入れておくと、水はけがよくなります。

花壇に植えつける場合

植えつける土には、複数の土を配合したものを使うのがおすすめです。腐葉土(ふようど)と赤玉土(あかだまつち)、鹿沼土(かぬまつち)を同じ分量で混ぜ合わせたものに、9分の1程度の割合でピートモスと呼ばれる土を加えます。

その後、7日間程度その状態のまま置いておけば完成です。土ができあがったら花壇に仕込み、そこへペニチュアの苗を植えつけましょう。

水やり・肥料

ペチュニアの水やりや肥料に関するポイントは、以下のとおりです。

水やり

日照りの強い夏は土が乾燥しやすいため、1日1回多めに水やりをおこないましょう。乾燥がひどい日は、朝と夕方の2度水やりをおこなっても構いません。

ただし、ペチュニアは湿気に弱い植物でもあるので、水やりの際は葉の部分に水がかからないように注意してください。冬は夏ほど水やりをおこなう必要はありません。乾燥に気づいたら水を与える程度でよいでしょう。

肥料

ペチュニアは春から秋までの長期間花を咲かせるので、養分の消費が早く、栄養を常に欲しています。花が咲いている間は、肥料を与え続けましょう。目安としては、月に3回程度です。市販の液体肥料を希釈(きしゃく)したものを使うとよいでしょう。

病気・害虫の対策

ペチュニアは、病気や害虫被害に遭ってしまうこともあります。よくある病気・害虫被害は、以下のとおりです。

病気

・立ち枯れ病
湿気に弱いペチュニアは、水を与えすぎていると立ち枯れ病にかかってしまうことがあります。立ち枯れ病にかかると、全体的にしおれていき、次第に枯れてしまうこともあるでしょう。発症してしまった場合は、病気が広がるのを防ぐため、早急に患部を切り落とすようにしてください。その後、ホームセンターなどで売られている専用の薬剤を塗布しておきましょう。

・灰色カビ病
湿度が高いような場所にペチュニアを植えると、灰色カビ病という病気にかかることがあります。発症すると、灰色や茶色のカビが葉に生えてしまいます。症状があった場合は、すぐに患部の葉を切り取り、被害が拡散するのを防ぎましょう。

害虫被害

・ナメクジ
もしペチュニアにナメクジが発生していたら、すぐに取り除くようにしてください。放置しておくと、大切な葉っぱを次々と食べてしまいます。退治する場合は、市販の植物用殺虫スプレーを使うとよいでしょう。

・アプラムシ
アブラムシの発生を放置しておくと、ペチュニアから発芽した芽を食べてしまうことがあるので注意してください。またアブラムシのフンは病原菌を呼び寄せる原因にもなるので、見つけたらすぐに退治しましょう。ナメクジと同様に、植物用の殺虫スプレーを使うと駆除が簡単です。

花がら摘み

開花後にしぼんでしまった花のことを“花がら”といいます。長期間ペチュニアの開花を楽しみたいのであれば、花がらはこまめに摘むようにすることが大切です。

花がらを放置しておくと、カビの原因になるほか、新芽へ栄養が十分に行き渡らなくなる原因にもなりえます。頻繁にペチュニアの花がら摘みをおこなっていれば、カビや栄養不良を防ぐことができるでしょう。

ペチュニアの剪定方法は「切り戻し」

植物の剪定方法にはいろいろなものがありますが、ペチュニアに関しては“切り戻し”と呼ばれる手法を使うのが一般的です。切り戻しとは、飛び出したように伸びている茎やバランスの悪い茎をカットすることで、株全体を小さくすることをいいます。

ここからは、ペチュニアを切り戻しする目的や、切り戻しに適切な時期、具体的な切り戻し方法についてご紹介しましょう。

剪定の目的

剪定の目的

ペチュニア剪定の最大の目的は、見た目をよくすることです。長く伸びてしまった茎をバッサリと切り落とすことで、元の美しい状態のペチュニアに戻すことができます。

また、剪定することによって全体のバランスがよくなるので、強風によって株が倒れてしまったり、茎が折れてしまったりするのを予防することもできるでしょう。

不要な茎や葉を間引くことで、通気性や日照性もよくなります。

ペチュニアの剪定時期

ペチュニアは気温が比較的高い時期であれば、いつでも剪定することができます。目安は4月~9月末くらいまでです。この時期は、茎の伸び具合や全体的な乱れ具合をみて、定期的に剪定をおこなうようにしましょう。

なお湿気による病気の発生を防ぐため、梅雨入り前はとくにしっかりと剪定をおこなっておくのがおすすめです。茎を間引くことで通気性が高まり、湿度の上昇を予防することができます。

切り戻し剪定の方法

伸びきったペチュニアの切り戻しをおこなう場合は、根元から10cm~15cm程度の高さで茎を切りましょう。このとき、根元近くまでバッサリ切ってしまってもさほど問題はありません。しばらくの間、しっかりと肥料を与えていれば、数週間程度で再び花がつくでしょう。

また、葉から芽が出ている場合は、その芽を残すように少し上の部分でカットするようにしてください。バッサリ切っていいといっても、新芽まですべて切り落としてしまうと、花が復活するのに時間がかかってしまうからです。すでに咲いている花は、残さずカットしてしまって構いません。

なお、大きくなったペチュニアは、剪定のほかに“仕立て直し”という方法によっても生長をうながすことができます。仕立て直しについては、次の章で詳しくご紹介しましょう。

大きくなったペチュニアは仕立て直しを

大きく生長したペチュニアは、一度しっかりと“仕立て直し”をおこなうことで、再び美しい見た目を取り戻すことができます。ここからは、仕立て直しのタイミングや目的、具体的なやり方などについてご紹介していきましょう。

仕立て直しのタイミング・目的

仕立て直しのタイミング・目的

仕立て直しは、ペチュニアの見た目を美しくするほか、病気を予防する目的でもおこなわれます。また、使用している鉢やプランターが狭すぎることによって根がこれ以上生育できない状態になっている場合なども、仕立て直しによって解決することができるでしょう。

仕立て直しは以下のタイミングでおこなうのがベストです。

  • 鉢のサイズ以上にペチュニアが生長してしまっているとき
  • 茎の密集により通気性が悪く、病気になりそうなとき

ペチュニアにこうした不具合が生じている場合は、仕立て直しおこなって健やかな状態に戻してあげるとよいでしょう。

仕立て直しに必要なもの

鉢やプランターを使ってペチュニアの仕立て直しをおこなう場合は、以下のものを用意してからはじめましょう。

<用意するもの>
  • ペチュニアの株より大きめの鉢・プランター
  • 鉢の底に敷きつめる軽石
  • 培養土
  • 肥料

仕立て直し方法

ペチュニアの仕立て直し方法は、以下のとおりです。

<1>剪定(切り戻し)をおこなう

まずはペチュニアの剪定をおこないましょう。根元10cm~15cm程度を残してバッサリとカットします。切るべき場所や切るときのポイントは、前章でご説明したとおりです。

<2>新しい鉢やプランターを用意する

仕立て直しをおこなうペチュニアの株より少し大きめの鉢(もしくはプランター)を用意し、中に軽石を敷きつめましょう。3cm程度の厚みになるように敷くのがポイントです。

<3>土台を作る

上記<2>の中に培養土と肥料を入れて、土台を作ります。

<4>ペチュニアを植えつける

根ごと引き抜いておいたペチュニアを土台の上に置き、固定するようにその周りに土を追加していきましょう。

<5>水を与える

ペチュニアが固定できたら、最後にしっかりと水やりをおこなってください。これで仕立て直しは完了です。

ペチュニアのお手入れで困ったら

ここまでご紹介してきたとおり、ペチュニアは定期的に切り戻しや仕立て直しをおこなうことで、健康的で美しく育てていくことができます。しかしこうしたメンテナンスをおこなっていても、病気になったり、うまく育たなかったりすることもあるでしょう。

そういった場合は、ぜひプロの剪定業者に相談してみてください。プロの剪定業者なら、ペチュニアの不調原因を特定することはもちろん、正しい方法で剪定をおこなってくれます。弱っていたペチュニアを、美しくよみがえらせることができるかもしれません。

ペチュニアの剪定や育成方法に詳しい業者をお探しの場合は、ぜひ弊社までご連絡ください。全国に抱える多数の加盟店の中から、お客様のお悩みを解決できるような業者をご紹介いたします。お見積りは無料でご提示しておりますので、「料金だけ知りたい」というお客様もどうぞお気軽にお電話ください。ご連絡をお待ちしております。

まとめ

さて今回は、【ペチュニアの基本的な育て方】や【ペチュニアの剪定方法】などについてご紹介してきました。

かわいらしい花を咲かせるペチュニアは、ガーデニング用の植物として人気がありますが、きちんとしたお手入れをおこなわないと枯れてしまうこともあります。

ペチュニアを育てているという方は、ぜひ今回の記事を参考に、適切なメンテナンスをおこなってみましょう。もし剪定方法や育成方法に悩むようなことがあれば、プロの剪定業者に依頼することも検討してみてくださいね。

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