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ブルーベリーの剪定方法と時期|収穫のコツは花芽を残すこと!植え付け・肥料・水やりなどの栽培方法も紹介

美味しいブルーベリーを収穫するためには、適した時期に剪定をすることはとても大切です。ブルーベリーの剪定は夏と冬の2回おこないますが、木の年齢や時期ごとに目的や方法は異なります。ここでは、ブルーベリーの育て方や剪定方法、挿し木での増やし方についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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ブルーベリーの基本的な育て方

ブルーベリーは比較的育てやすいといわれている果樹のひとつです。しかし、育て方を間違えると実は生りません。上手に育てるための基本的な育て方や、収穫できる実の見極め方についてみていきましょう。

土づくり・植え付け

土づくり・植え付け

ブルーベリーは、水もちのいい酸性の土を好みます。ホームセンターにブルーベリー用の土として売られているものもありますが、ピートモスという土をほかの土と混ぜることによって酸性の土を作ることもできます。

ピートモスは強い酸性のものなので、ほかの土と混ぜることによって土を酸性寄りに変化させることができるのです。また、水もちをよくするための土としても利用されているため、乾燥に弱いブルーベリーを育てるのに使う土としてよく使われています。

根付け時期は2月~3月と10月~11月ごろの年2回です。ブルーベリーは、異なる2つの品種を植えることで授粉しあい、実をつけます。1本だけでは実をつけないため、花の咲く時期や収穫時期が同じくらいの2種類の品種を選んで植え付けをしましょう。

水・肥料の与え方

ブルーベリーを育てるときに気をつけることは水やりです。ブルーベリーは乾燥に弱いため、水分が不足してしまうと葉が弱く元気がなくなってしまいます。春は1日1回、夏は1日2回、たっぷりと水やりをしましょう。

冬場の実がならない時期でも、土が乾ききらないように気を付けて水やりします。ブルーベリーの生長にはリン酸、カリ、窒素の3つが必要となります。3つが同じくらい含まれている肥料を年に3~4回与えるとよいでしょう。

気をつける病気・害虫

ブルーベリーは病気に強い植物ではありますが、木が弱っているときなどは病気や害虫の被害にあうことがあります。ブルーベリーが被害にあいやすいひとつに、「カイガラムシ」という害虫がいます。カイガラムシは樹液を吸う害虫です。カイガラムシに吸われた部分の葉や枝は枯れてしまうおそれがあります。

また、カイガラムシが出す分泌物を栄養源として、カビが発生してしまうことがあります。このカビが発生してしまった部分は、すす病という病気になってしまうおそれがあるため、注意しなければなりません。害虫を発見した場合は、専用の薬剤などで駆除をしましょう。害虫の被害大きかったり、病気になっていたりする部分は、枝ごと切り落とすとよいでしょう。

人工授粉

ブルーベリーは、異なる2つの品種を植えることで授粉しあい実をつけます。そのため、ハチやチョウなど花粉を運ぶ昆虫がいない場合は、人口授粉をしなければなりません。花を軽くたたくと花粉が落ちるので、それを容器にためるか、筆で直接花粉を取り、授粉しましょう。

収穫

ブルーベリーは、収穫したあとに熟すことはありません。木に生っている状態でしか熟さないため、収穫のタイミングや収穫できる実の見極めはとても大切です。成熟のタイミングは、房ごとではなく実ごとに異なります。見極めるポイントをみていきましょう。

ブルーベリーの実は生長するにつれて、緑から赤、紫、紺の順で色が変わります。紺色になっていることが、成熟している証拠となります。白い粉をまとっているとより甘いといわれています。しかし、房全体がまだ緑っぽいときは、紺色の実もまだ酸っぱいかもしれないので注意が必要です。

実が紺色になったとしても、実と枝をつなぐ軸がまだ青緑だと、これからまだ甘くなる可能性があります。軸と実の接点が紺色や赤みがかった色になり、少し盛り上がると完熟した証拠です。また、実が紺色になってから5日ほどしたものが完熟といわれています。毎日色をチェックできる方であれば、日数で見分けるのもおすすめです。

大きさ

ブルーベリーは房の中で一番大きい実から順番に甘くなります。一番大きい実の軸がまだ青緑であれば、完熟ではありません。

剪定

ブルーベリーは冬と夏に剪定をおこない、それぞれの役割や剪定方法が異なります。剪定のやり方を間違えてしまうと、実がならなくなってしまうかもしれません。

次の章では、詳しい剪定方法についてご紹介しますが、もしご自身で剪定することが難しい場合は業者に依頼してみてはいかがでしょうか。業者であれば、確実に剪定をしてもらえます。弊社では、ご依頼前のご相談なども24時間お電話を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

ブルーベリーの剪定は冬・夏の2回

ブルーベリーを剪定する理由には、木が大きくなりすぎないようにするためだけではなく、美味しい実をつけるように木を強くするためでもあります。また、日当たりや風通しをよくして病気や害虫の発生を予防したり、枯れ枝や病気の枝を取り除いて健康にしたりするなどの役割もあります。ここでは時期ごとの剪定方法や注意点、剪定を業者に依頼したときの費用相場についてご紹介します。

剪定する枝の見極め方

剪定する枝の見極め方

剪定をする前に、枝を見極めなければなりません。ひこばえや内向きの枝、細すぎる枝やほかの枝に交差して映えている枝などは、ほかの枝の成長を邪魔してしまうため剪定をします。また、勢いよく伸びすぎている徒長枝や、5センチメートル以下の短い枝、長すぎる枝などにはよい実がつきづらいため、剪定しましょう。

木の年齢でも剪定方法は異なる

ブルーベリーは幼木のときは、剪定をしすぎると逆に弱ってしまうことがあります。2年目までは収穫を目的とはせずに、基礎となる樹形を整え、木を成長させることだけを目的として剪定をおこないましょう。収穫はまだおこなわず、木の成長に重きを置くため、つぼみや実、花などはすべて取り除きます。結果的に、幹や枝の生長を優先できるのです。

2年目以降になったら、木も十分に育っているため、収穫するための剪定をおこないます。上記で紹介した、弱った枝やほかの枝の生長を邪魔する枝を切り落としましょう。太くて大きい花芽を残して剪定していくことで、しっかりとした大きな実をつけることができます。

【夏の剪定方法】

7月ごろからは花芽ができ始めるので、夏の剪定は5月中旬から6月ごろまでにおこないます。夏は、風通しをよくする程度の弱めの剪定をします。傷ついている枝や伸びすぎている枝、弱っている枝などのみにとどめましょう。春に伸びすぎた枝をそのままにしておくと、大きくなりすぎて収穫が大変になってしまいます。伸びすぎないように剪定をするとよいでしょう。

【冬の剪定方法】

葉がある時期は日光を浴びて養分を作りだし生長していますが、葉を落とす12月~2月ごろは休眠期に入るため生長が止まります。葉がなく枝だけなので樹形を確認しやすく、剪定もやりやすいです。この時期には春に多くの実がなるように、不要な枝を強めに切り落としましょう。強めに剪定をすることで、太くてしっかりとした枝が伸びます。

剪定の注意点

枝先に花芽をつけるので、すべて切り落としてしまうと収穫ができなくなってしまいます。しかし残し過ぎても、養分を取り合って美味しい実が生りません。ひとつの枝に花芽が3つほど残るように剪定をするとよいでしょう。ほかの枝の邪魔にならないように芽の向きを確認して、上向きや外向きの芽の近くで剪定をします。

剪定を業者に依頼する場合の費用相場

うっかり伸びすぎてしまった幹や枝を自分で剪定するときには、枝が落ちてきたり、脚立から足を滑らせてしまったりと怪我をすることがあり、危険です。不安があるときには、無理せず業者に依頼をしましょう。適切な剪定をしてくれるので安心して任せられます。ブルーベリーの樹高は1~3メートルほどが一般的です。

3メートル未満の低木の剪定をする場合は、3,000円前後が費用相場となります。しかし、業者によっては木の高さではなく、日当や時給など伐採にかかる時間で費用が決まるところもあるため、依頼をする前に見積りをとるとよいでしょう。弊社であれば無料見積りをしております。ご依頼前のご相談などにも受け付けておりますので、お気軽にお電話ください。

ブルーベリーを増やすなら挿し木がおすすめ!

ブルーベリーの木を増やしてたくさんの実を収穫したいのであれば、剪定で切り落とした枝を使って挿し木をすることにより、増やすことができます。挿し木の時期や方法についてみていきましょう。

挿し木をする時期

挿し木をする時期

ブルーベリーの挿し木は1年中おこなえますが、7月~8月ごろの生長がはやい時期か、休眠期に入る前の11月~12月が適しているといわれています。いずれも剪定後が適しています。

挿し木に必要な準備

挿し木をするときには、挿し穂を用意しましょう。挿し穂には、冬の剪定で切り落とした枝の中から、前年に伸びた若い枝を選び使うのが一般的です。剪定後に長い枝のまま、低温の場所で保管しておきましょう。

その際、濡らしたキッチンペーパーなどに包んでから袋に入れるなどして、乾燥させないように注意します。それ以外にも、剪定バサミや挿し穂の切り口をなめらかに整えるためのナイフ、挿し穂を差すための酸性の土や鉢を準備しておきましょう。

挿し木の方法

挿し木は芽吹きの時期の直前におこないます。長いまま保存しておいた枝を、長さ10センチメートルほどに切り分けます。切り口はナイフなどをしようしてなめらかに整えておきましょう。その後、よく湿らせた挿し木用の酸性土に、葉芽が2芽ほど隠れる程度にさしていきます。そしてたっぷりと水をやり、半日陰の場所で管理すると、1か月程度で新芽が出てきます。

苗木が育ったら植え替えを

プランターの大きさにより植物の生長は変わるので、ある程度大きく育てたいときは大きめのプランターや庭に植え付けをおこないましょう。植え付け後は支柱を立て、乾燥を防ぐためにたっぷりと水やりをします。パークチップやワラなどを使って、苗木の根元を覆うのも乾燥予防になるのでおすすめです。

成長には剪定が欠かせない

さらに成長し大きくなると、剪定が必ず必要になります。自分でやるのが難しいときや不安があるときには、業者に相談してみてはいかがでしょうか。弊社では、お客様の不安やご質問にいつでも対応できるように、24時間お電話を受け付けております。お気軽にご利用ください。

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