目次
剪定業者はどのようなことを行うのか?
剪定は植物の手入れをするために行うものですが、やり方を間違えると枯れてしまうことだってあります。それを極力防ぐために、剪定における資格というものも存在します。樹木の状態を見極める能力や、お庭全体のバランスを整える能力、造園資格は「持ち主の剪定技能」を保証しています。造園業者に相談する際には、この資格に注視して選ぶのも一つの手でしょう。では、剪定に関わる資格にはどのような物があるのでしょうか?
資格を見るだけでもいろんなことがわかります
造園技能士
次回使用時に傷口から雑菌が入り込まないようにヘッジトリマーなどの剪定道具のケアも怠れません。ヘッジトリマーの使い方によって、根切り後などには木汁が刃の表面に付着することがあります。使用後は木汁を拭き取り、仕上げに砥石を片側ないし両側にかけましょう。
庭園管理士
「庭園管理士」はワークショップなどでも学べる民間資格ではあるものの、庭師として必須の資格です。人気のあじさいや梅のような花木から、難しい松の剪定まで任せることができます。
庭園コンサルタント
庭木の手入れというピンポイントなものよりも、ビオトープ制作やエクステリアデザインなどの全体の設計をすることに回るのが造園コンサルタントです。植栽管理というより、植物を使って空間をどう造り上げていくかの植栽工事に特化しています。
造園に関する資格を取るには…
国家資格
造園技能士
1級の資格認定試験を受けるには7年以上もの実務経験が必要になる、資格取得が難しい免許になります。この資格を持っているということは、造園から緑化指導まで、ありとあらゆる造園業に必要になる知識を有していることに他なりません。
造園施工管理技士
1級の資格認定試験を受けるには7年以上もの実務経験が必要になる、資格取得が難しい免許になります。この資格を持っているということは、造園から緑化指導まで、ありとあらゆる造園業に必要になる知識を有していることに他なりません。
公的資格
街路樹剪定士
街路樹は庭木に比べて環境ストレスを受けやすい環境にありますので、剪定により形を整えつつ、植物の負担を減らす必要があります。認定資格制度としては、5年に一度更新料を払って講師による講座及び講習会で勉強し、更新手続きを受ける必要があります。
樹木医(樹木医補)
大切な庭木や貴重な樹種を守る「樹木の医者」とも呼べる資格になります。実務経歴・審査・研修会への参加など、樹木医になるためには様々な項目を満たす必要があります。
ビオトーブ管理者
「計画部門」と「施工部門」の2 つが存在しており、どちらも生態系の保護や保守、調査などが主な内容となります。1級と2級で難易度は異なりますが、更新の研修会などはなく、更新手数料についても支払う必要はありません。
剪定業者への気になる相談内容
剪定作業はただ葉や枝を切り落とすだけではなく、自分好みをある程度指定することもできます。高低差のあるエクステリアをお求めになったり、雑木林の管理を行って欲しいなど、それぞれの意見を尊重した作業内容を期待する事も可能となるのです。お庭全体のデザインについて、こだわりを持っている方などは一度業者の方に相談を持ちかける事で、ご自身の個性を更に追求する事の出来る環境作りを目標としてみては如何でしょうか。
形についてこだわる!
テーマパークやイベント会場などでは、稀に動物の形を模している植物を見掛ける事があります。とても遊び心のあるユニークなこだわりだと言えますが、このような形についてこだわりを持つ場合は雨の日の対策などもしっかりと聞いておく事が重要です。
不安がある方でも安心!
剪定はして欲しいけど、どの様にお願いしたらいいかわからない方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。高木などの剪定をして貰いたい場合であれば、「他所の皆様がご希望されている今風の剪定方法について」を業者の方に問いかける事で、「どんな剪定が人気なのか」を知る事が出来ます。
剪定を成功させるポイント
Point 01技術力について
業者の選び方として、失敗しないためにも重要となるのは技術分野に関する内容が挙げられます。技能についてしっかりと把握しておく事はご自身が得られる満足度に直接的な関わりがあるため、現場の工事例や剪定作業例などを見て判断すると良いでしょう。便利屋などの事業者も、それぞれ品質向上について強みを持っている内容がありますので、「セールスポイント」と合わせて確認しておく必要があります。
Point 02技術力について
造園の費用は場所によっても大きく異なる内容となりますので、1社だけで見積書を依頼するのではなく、複数の会社から造園相場の比較を行う事が大切です。1 本の単価はどれくらいの値段になるのか、追加作業を依頼した場合、どの様な内容でいくら代金が加算されるのかについても確認する事は重要となります。一通り目を通し、庭相場を把握してから判断する事をオススメ致します。
Point 03契約や見積りの確認
契約書の内容などを確認して、最終チェックを行います。どの様な取り決めで剪定を行っているのか、緊急時のトラブルが発生した際にはどう対処してくれるのかなどが注意すべき項目となります。剪定作業は技術や金額に目を向けてしまいがちではありますが、危険を伴う作業なだけに契約書の内容を読み返す事は予期せぬトラブルを未然に防げる対策ともなるのです。
剪定が必要な草木は意外と多いんです!
ざっと下記に表記しただけでも、実に多くの種類の樹木が剪定対象になりえます。もちろん、樹木の活用方法や周辺環境によって、同じ種類であったとしても剪定の方法は一つだけではありません。剪定業者や剪定資格保有者は一つ一つの木々の剪定方法を熟知しているのです。
花や盆栽
- 大王松
- クチナシ
- ウィンターコスモス
- ゲンペイカズラ
- ゼラニウム
(ペラルゴニウムシドイデス)
(ローズゼラニウム) - ルリヤナギ
生け垣に使う庭木
- イヌツゲ
- サザンカ
- ヒイラギ
- コニファー
(ウィッチタブルー)
(ウィルトニー) - レッドロビン
- ゲッケイジュ
高さのバランスを整えるために使える庭木
- ユーカリ
- モッコク
- コノテガシワ
- アオキ
- ウィッチタブルー
- イチイ(オッコ)
- ウィルトニー
- モチノキ(クロガネモチ)
- ゴールドクレストウィルマ
どんな資格を持っていれば、どんな剪定作業を期待出来るのかある程度把握する事ができますので、安心できる業者を探すために大きく役立つでしょう。剪定内容の細かい指定をする際や、樹木の生育のアドバイスが欲しい場合などには、ぜひ造園資格の有無を確認してみて下さい。納得できる業者に依頼をして、満足度の高い作業成果を実現させてみては如何でしょうか。