UHFアンテナは地デジを観るためには欠かすことのできないものです。UHFとは受信できる電波の周波数を示したもので300 ~ 710MHzの範囲の電波を受信することができます。地デジで使用される範囲は470~710MHzのため、UHFの範囲内であることがわかります。
UHFアンテナはその形状からさらに3種類に分けられます。
八木式アンテナ
八木式アンテナは魚の骨に似た形をしています。昔からあるタイプのアンテナですが、今でも多くの屋根に設置されています。
その理由には、本体価格が安いこと、電波の弱い地域でも設置できることなどがあげられます。
見た目や設置場所は気にしないので、できるだけ安くアンテナを設置したいというお客様におすすめのアンテナです。
メリット
- テレビのアンテナ取り付け工事は屋根の上で行うため、高い位置で電波を受信することができる。
- 受信する向きに建物があっても、テレビの映りにほとんど影響がない。
- 他のテレビアンテナに比べて、テレビが映る可能性が高い。
デメリット
- 見た目がよくないと感じる人もいる。
- 屋根の上に取り付けるため、風、雪などで倒壊することがある。(倒壊しないようしっかりと固定します)
- 鳥がテレビアンテナにとまり、屋根が糞で汚れてしまうこともある。
平面アンテナ
平面アンテナを見たことがある人はあまりいないのではないでしょうか?平面アンテナは、デザインアンテナともいわれ、スッキリとした印象が特徴です。デザインの種類もあり、建物の色にあったものを選ぶこともできます。
一方で、平面アンテナの価格は少し高くなります。どの電界地域でも使用することが可能ですが、周辺の環境によっては使用に適さないことがあります。
メリット
- 見た目がオシャレで印象が良い。
- 建物の壁に取り付けるため、八木式アンテナよりも風、雪などで倒壊する可能性が低い
デメリット
- テレビアンテナの取り付け位置が低くなるため、建物の条件によっては受信できる電波が弱い。(ブースターを使用すれば改善できます)
- 鳥がテレビアンテナにとまり、屋根が糞で汚れてしまうこともある。
室内アンテナ
室内アンテナはとても小型で、室内で使用することができます。テレビアンテナのなかでも費用がもっとも安くお手頃ですし、アンテナ工事業者に依頼せずとも取り付け可能です。
しかし、室内は壁や構造物などに電波が阻まれやすくいため、使用できる電解地域が限られます。
メリット
- 設置が簡単なため、アンテナ工事の費用を安くおさえられる。
- コンパクトで、見た目のデザインもオシャレなものが多い。
- 室内なので、雨、風、雪などで劣化する心配がない。
デメリット
- 雨、風、雪などで、テレビの映りが悪くなりやすい。
- 受信する向きに建物がたつと、テレビの映りが悪くなることがある。