「テレビを見ていたら、映像が止まった……。」
「もしかしてテレビの故障?」
テレビが止まるおもな原因は、以下の3つです。
- B-CASカードの挿入ミス・接触不良
- アンテナケーブル配線の不具合
- アンテナレベルが落ちた
テレビは、テレビ放送を見るのに必要なB-CASカードに問題が起きていると、映像が止まることがあります。
また、アンテナケーブルがしっかり接続されていないときや、アンテナレベル(受信している電波の強さ)が落ちたことが原因でテレビが止まることもあります。
この記事では、テレビが止まったときに試してほしい3つの対処法をわかりやすく解説しています。
すぐに実践して、テレビがキレイに映るようにしましょう。
まずは試して!テレビが止まる原因別・自分でできる対処法3選
テレビ映像が止まってしまうのは、
- B-CASカード
- アンテナケーブル配線
- アンテナレベル
以上の3つのどれかが原因になっていることがほとんどです。
原因別に対処方法をご紹介していきます。
1:B-CASカードの挿入ミス・接触不良の場合
まずは、テレビを受信して映像化するのに必要なB-CASカードの接続に不備がないか確認してみましょう。
- B-CASカードが奥まで挿入されているか
- B-CASカードの挿入方向に間違いがないか
- B-CASカードの端子部分が汚れて接続不良を起こしていないか
- B-CASカード本体に不調がないか
確認してみましょう。
一見、正しくセットされている場合でも、一度抜いてからもう一度挿入してみてください。
端子部分(小さな四角形の金属部分)が汚れている場合はガーゼなどの柔らかい布で拭きとりましょう。
B-CASカードを正しくセットし直したらテレビを再起動させましょう。
B-CASカード本体に不具合がある場合、無料で交換してもらえます。(B-CAS公式サイトより)
※ただし、故意に破損した場合や、受信機器を購入してから3年経過している場合は2,160円かかります。
B-CASカードにも異常がない場合はケーブルかアンテナに問題があるかもしれません。
2:アンテナケーブル配線の不具合の場合
次に、ケーブルの接続不良を疑ってみましょう。
アンテナケーブルとは室内のアンテナ端子とテレビをつなぐケーブルのことです。
配線をつなぐ端子に不具合がないか確認し、一度配線しなおしてみましょう。
アンテナケーブルがうまく接続できていないと、電波や信号の受信が不安定になり映像がきれいに映らなかったり、テレビが止まったりするおそれがあります。
また、アンテナケーブル以外にも、テレビ周辺の配線に不具合がないか説明書などを参考にしながらチェックしておきましょう。
ケーブル自体が断線していていないかどうかも目視で確認しておくとよいです。
3:アンテナレベルが落ちた場合
アンテナレベルとは受信している電波の強度を表す指標です。
アンテナレベルが落ちてしまうと、テレビ画面に滑らかな映像を映すのに必要な電波を受信できず、ブロックノイズが入ったり、フリーズしたり、最悪映らなくなってしまったりします。
アンテナレベルが低下していないかチェックしてみましょう。
アンテナレベルの確認方法
アンテナレベルはテレビのリモコンを使って確認できます。
リモコンの「設定」ボタンから確認できることが多いです。
アンテナレベルの確認方法や適正値はメーカーによって異なります。
以下の表はメーカー・機種ごとのアンテナレベルの確認方法と適正値を表したものですので、参考にしてみてください。
・適正値
緑色のバー内なら十分
・確認方法
ホームボタンを押す→「設定」を選択→「放送受信設定」を選択。
「アンテナ設定」を選択→「地上デジタル:アンテナレベル」など確認したい放送を選択。
・適正値
60
・確認方法
リモコンで確認したい放送の種類とチャンネルを選択。
「設定」を選択→「視聴準備」を選択→「テレビ放送設定」を選択→「アンテナ設定」を選択→「電源・受信強度表示」を選択。
・適正値
44
・確認方法
サブメニューボタン(ない場合は「便利機能」)を押す。
「視聴オプション」を選択→「アンテナレベル」を選択。
・適正値
22
・確認方法
メニューボタンを押す→「設定」を選択→「初期設定」を選択。
「放送設置設定」を選択→「受信設定」→確認したい放送「地上デジタル」などを選択。
・適正値
45
・確認方法
メニューボタン→「各種設定」を選択→「初期設定」を選択。
「受信設定」を選択→「CH合わせ(地域名)」を選択。
・適正値
22
・確認方法
スタートメニューボタン→「設定・管理」を選択→「放送関連の設定」→「放送設置」→「受信設定」→確認したい放送「地上デジタル」などを選択。
(SONY 、SHARP、Panasonic、三菱電機、日立、東芝、各公式サイトを参照)
それでもテレビが映らない場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
アンテナレベルが低いときの対処方法
アンテナレベルが低かった場合はアンテナレベルを上げるためにアンテナの向きを調整しましょう。
アンテナレベルが低くなる理由は、
- アンテナの向きが変わった
- 近くに電波をさえぎる建物ができた
などが考えられます。
特定のチャンネルだけテレビが止まる、映らないという場合は、アンテナが電波を受信できていない可能性が高いです。
そのような場合、アンテナの向きを調整すると改善されます。
地デジアンテナの場合は電波塔の方向に、衛星アンテナの場合は南西の方向に向けなおしてみましょう。
ただし、テレビアンテナの向きを自分で調整するのはかなり危険です。
テレビアンテナは、屋根上や壁面など高所に設置されているため、無理に向きを調整しようとすると、落下して大けがをするおそれがあります。
プロでも、ヘルメットや命綱などの安全管理を徹底しておこなう作業です。
危険を伴うアンテナの調整はアンテナ業者に任せましょう。
アンテナ110番では、アンテナ工事に慣れているプロの業者をご紹介しています。
「いろいろ試してみたけど直らない」「アンテナレベルが低い」といった方は、ぜひご相談ください。
すぐに対応できるアンテナ業者をご提案いたします。
どうしても直らない……そんなときは『業者への点検依頼』が意外とお得
「3つの対処方法を試しても直らない」
「アンテナを調整してみたけどうまくいかない」
「とにかくよくわからない」
「忙しくて自分で作業する時間がない」
そんな方は、アンテナ工事業者に点検してもらうことをおすすめします。
プロに依頼することはメリットが多いです。
とはいえ、業者依頼となると費用が気になりますよね。
しかし、考えようによっては業者に点検してもらうほうがお得なんです。
ここからは業者依頼のメリットと気になる費用相場をご紹介していきます。
『アンテナ業者の点検』で 原因を突き止めるメリット
専門知識のある業者に依頼すれば、遠回りせずテレビが止まる原因を見つけて、無駄な工程を踏まずにすぐに解決してくれます。
テレビの不調にはさまざまな原因が考えられるのです。
たとえば、前章でご紹介した電波状況の悪化やアンテナ周辺機器やケーブル類の故障、ほかにもテレビ本体の故障の可能性もあります。
テレビの寿命は、バックライト不要の薄型画面である有機ELが約3万時間使用、液晶が約6万時間使用、プラズマが約10万時間使用といわれています。
実際のテレビの平均使用年数は内閣府の消費者動向調査によると、10年とされています。
(内閣府経済社会総合研究所景気統計部の消費動向調査 令和3(2021)年3月実施分より)
テレビ全体の寿命はもしテレビの寿命の影響で不調が起きている場合、アンテナ周りをどうこうしても直りません。
専門知識がない場合、いくつもの可能性を疑いながら調査していかなければいけません。
そのため、すぐに原因を特定することは難しいでしょう。
結果として、時間がかかったり、必要ないものを買ってしまい無駄な費用がかかったりするので、時間もお金も無駄にしてしまうおそれがあるのです。
アンテナ業者に点検を依頼するのには費用がかかりますが、プロの専門知識ですぐに原因を特定してくれるため、手間がかかりませんし、かえって安く済む場合もあります。
次に、アンテナ業者に依頼したときにかかる費用を見ていきましょう。
業者に依頼したときにかかる費用
アンテナ業者に調整や交換を依頼した際の費用相場は以下の通りです。
修理 (点検・向き調整) |
地デジアンテナ設置 | BS/CSアンテナ設置 | |
---|---|---|---|
費用相場 | 8,720円~ | 24,576円~ | 16,816円~ |
A社 | 3,300円~ | 28,380円~ | 18,480円~ |
B社 | 8,800円~ | 24,200円~ | 14,300円~ |
C社 | 15,000円~ | 17,500円~ | 15,000円~ |
アンテナ110番 | 8,800円~ | 16,500円~ | 10,200円~ |
※料金はすべて税込み表記しております。費用相場はアンテナ工事会社5社の平均値を算出したものです。
上記の料金に追加で料金が発生することもあります。
たとえば、高所での作業が必要な場合、周辺機器の設置や配線作業が必要な場合です。
料金の仕組みは業者によって異なりますので、正確な料金を知りたい方は、実際に見積りをとることをおすすめします。
アンテナ110番では、現地調査・見積りを無料※でおこなっている業者をご紹介しています。
「修理が必要な場合、いくらになるのか知りたい」
「テレビが止まる原因を突き止めてほしい」
など、お気軽にご相談ください。
受付スタッフが24時間365日体制でご連絡をお待ちしております。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
番外編:録画やDVD視聴中にテレビが止まるときの対処法
テレビ番組ではなく、録画やDVDなどが止まる……という場合は、これまでご紹介してきた原因とはまた別の原因があることかもしれません。買い替えなどが必要になることもあるので、一度チェックしてみましょう。
録画が止まる⇒ハードディスクの不具合かも
録画もテレビも見られない場合はテレビの不調である可能性が高いですが、テレビなら見られる場合は録画の機器側に異常が出ていることも考えられます。
この場合は、一度ケーブルをさし直してみたり、電源を入れ直してみたりしてみましょう。また場合によっては、リセットも有効です。
リセットの方法は、多くの場合『電源ボタンの長押しして、電源プラグを数秒抜く』であることが多いです。
細かいリセット方法は機種によって少々異なることもありますので、詳細はお使いの機器の取り扱い説明書をご確認ください。
それでも、どうしても直らない場合は機器の不具合や故障を引き起こしているかもしれません。各メーカーには修理の窓口がありますので、そちらに一度相談してみましょう。
テレビ番組も映らないときは一度点検してもらおう
テレビ番組も同じくつかない場合は、テレビの端子の不具合やケーブルの異常、テレビそのものの異常など、考えられる原因が多岐にわたります。
この場合は、前述のように一度業者に原因を特定してもらう方法がおすすめです。
アンテナ110番では、「テレビが映らない」などのご相談も多くいただいています。
テレビが見られなくてお困りでしたら、まずは調査からご相談ください。
プロのアンテナ業者が原因を突き止め、トラブルを解決いたします。
まとめ
テレビが止まったら、B-CASカード、アンテナケーブルに不具合が起きていないか確認しましょう。
アンテナレベルが低い場合は、受信環境に問題があるおそれがあります。
アンテナの向きが変わった、近くに電波をさえぎる建物ができたなどの原因が考えられるため、アンテナ業者に電波状況を調査してもらいましょう。
アンテナ業者に調査を依頼する際は、ぜひアンテナ110番にお任せください。
ご相談内容に合ったアンテナ業者をご紹介いたします。