「混合器を購入したいけど、どれを選んだらいい?」
「混合器ってどうやって使うの?」
混合器は、使用する環境や目的によって選ぶべき商品が異なります。
例えば、屋外に設置するなら防水仕様の混合器、4K8Kを見るなら3224MHz対応の混合器など、使い方次第で選ぶべき混合器は異なるのです。
この記事では、これから混合器を購入する方のために、選び方やおすすめ商品、使い方をご紹介しています。
この記事を読めば、高性能で金額が抑えられる混合器を手に入れ、配線のごちゃつきをスッキリさせることができますよ。
混合器は2つのアンテナの電波を1つにまとめる機器
混合器とは、2つのアンテナの電波を1つにまとめる機器で、下記の場合に使用します。
- 地デジの電波とBS/CSの電波を1つにまとめる
- 2つのアンテナで受信した地デジの電波を1つにまとめる
混合器を使って2つのケーブルを1つにまとめることで、配線をスッキリさせることができます。
分波器は混合器と逆の機能を持つ機器
混合器と似ている機器に、「分波器」と呼ばれる機器があります。
分波器は、混合器の逆で、1つにまとまった電波を2つに分ける機器のことをいいます。
分波器は、主に混合している地デジとBS/CSの電波を分けてテレビに接続するときに使用します
2つの電波を1つにまとめたいなら「混合器」、混合した地デジとBS/CSの電波を分けたいなら「分波器」を使用しましょう。
混合器を選ぶときに確認したい3つのポイント!
混合器は、3つのポイントを確認してから選びましょう。
- 設置場所に合わせて「屋外用」「屋内用」を選ぶ
- 4K8Kを見るなら3224MHz対応の混合器を選ぶ
- ノイズを抑える「高シールド」の混合器を選ぶ
順番に詳しくご説明します。
設置場所に合わせて「屋外用」「屋内用」を選ぶ
混合器は、屋外に設置するなら「屋外用」、屋内に設置するなら「屋内用」を選びましょう。
屋内用の混合器を屋外で使用すると、雨が混入して故障するおそれがあります。
屋外に設置するときは、屋外で使用できる防水仕様の混合器を選んでください。
4K8Kを見るなら3224MHz対応の混合器を選ぶ
4K8Kを見る予定でしたら、3224MHz対応の混合器を選びましょう。
4K8Kを見るには、新しい周波数帯2224 MHz~3224MHzに対応している混合器が必要です。
従来の2602MHz対応の混合器ですと、すべての4K8K放送が視聴できないおそれがあるため、3224MHz対応の混合器を選びましょう。
3224MHz対応の混合器は、特にSHマークのついている商品がおすすめです。
SHマークとは……
SHマーク(スーパーハイビジョン受信マーク)は、BS・110度CS右左旋放送受信帯域に対応した機器のうち、一般社団法人 電子情報技術産業協会で審査・登録され、一定以上の性能を有するスーパーハイビジョン衛星放送受信に適した衛星アンテナ、受信システム機器に付与されるシンボルマークです。
SHマークが付いている混合器であれば、4K8K放送の受信に適した機器であることがわかります。
SHマークは、商品のパッケージや商品本体に記載されていますので、確認しておきましょう。
電波干渉を抑える「高シールド」の混合器を選ぶ
混合器は、電波干渉を抑える「高シールド」の商品がおすすめです。
高シールドとは、携帯電話や無線LANなどの電波干渉を受けにくい構造のことをいいます。
安定した映像を楽しみたい方は、「高シールド」と記載されている混合器を選ぶとよいでしょう。
安くて性能もバッチリ!混合器のおすすめ商品
混合器の選び方がわかったら、商品を購入しましょう。
これからご紹介する混合器のおすすめ商品は、
- SHマーク付き
- 高シールド
のBS/CS+UHF混合器です。
UHFとは、地デジアンテナのことを指します。BS/CS+UHFの混合器というのは、BS/CSアンテナの電波と地デジアンテナの電波をまとめることができる混合器ということになります。
最後に、UHF+UHF混合器のおすすめの商品もおまけでご紹介していますので、地デジの電波を1つにしたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
また、アンテナケーブルもまだそろっていないのであれば、こちらを参照してみてください。
屋外用の混合器はDXアンテナ MBUC2S(B):2,080円~
屋外用の混合器は、以下の商品がおすすめです。
DXアンテナ 屋外用混合(分波)器 (CS BS-IF+UHF・FM(CATV)) MBUC2S(B) |
Amazon価格:2,080円 楽天価格:2,752円 |
※上記の金額は2022年3月9日時点の金額(税込み)です。
有名メーカー4社の屋外用混合器の性能と価格を比較したところ、「SHマーク付き」「高シールド」でお値段がお手頃だったのが、こちらの商品です。
逆さまに接続すれば、分波器としても使用できます。
ポールへの設置がとても簡単なので、慣れてない方でも扱いやすい商品です。
Amazon、楽天で比較したその他の商品
屋外用の混合器はDXアンテナ MBURS(B):1,895円~
屋内用の混合器は、以下の商品がおすすめです。
DXアンテナ 混合 分波器 UHF/CS・BS [ 2K 4K 8K 対応] 金メッキプラグ 屋内用 ホワイト MBURS(B) |
Amazon価格:1,895円 楽天価格:3,136円 |
※上記の金額は2022年3月9日時点の金額(税込み)です。
こちらの商品も、「SHマーク付き」「高シールド」で比較的安い混合器です。
逆さまに接続して、分波器としても使用できます。
また、プラグが金メッキになっているため、信号の劣化や接続不良を防ぐことができます。
見た目もシンプルでコンパクトなので、屋内に設置してもあまり気になりません。
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【おまけ】UHF+UHFの混合器はDXアンテナ UU0001CB2:2,300円~
BS/CS+UHFではなく、UHF+UHFの電波を1つにまとめたい方は、以下の商品がおすすめです。
DXアンテナ 屋外用混合器(UHF+UHF) UU0001CB2 |
Amazon価格:2,300円 楽天価格:3,678円 |
※上記の金額は2022年3月9日時点の金額(税込み)です。
UHF+UHFの混合器を販売している有名メーカー3社の商品のなかで、比較的お値段が安い混合器を選びました。
本体にスイッチが付いているため、通電の切り替えが簡単にできます。
また、F型接栓になっているため、同軸ケーブルが外れにくく、ノイズも防いでくれます。
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混合器の基本的な使い方
混合器は、基本的にUHFアンテナのポールに設置し、UHFのケーブルとBS/CSのケーブルを混合器の端に挿して、真ん中から屋内にケーブルを引き込んで使います。
屋内に引き込んだケーブルは、「(ブースター)→分配器→分波器→テレビ」の順番で配線されています。
混合器は、UHFアンテナのポール以外にも、屋根裏やベランダに設置する方法もあります。
屋根裏の場合
UHFのケーブルとBS/CSのケーブルを屋根裏に引き込んでから、混合器でケーブルを1つにまとめる。
ベランダの場合
地デジアンテナ(デザインアンテナや室内アンテナ)とBS/CSアンテナがベランダ近くに設置してある場合は、混合器をベランダの手すりに設置し、ケーブルを1つにまとめて屋内に引き込む。
ちなみに、4K対応のBS/CSアンテナを設置する場合は、混合器だけでなく分配器や分波器、ケーブルも4K対応の機器に交換する必要があります。
4Kを見る予定の方は、合わせて用意しておきましょう。
屋根上の作業は危険なのでプロに任せるべき
先ほど、混合器は基本的にUHFアンテナのポールに設置するとお伝えしました。
しかし、UHFアンテナは屋根上に設置されていることが多いため、屋根に上って作業をしなければなりません。
屋根上での作業は、最悪の場合落下して大けがをするおそれもあるため、アンテナ設置のプロに任せるようにしましょう。
当サイト(アンテナ110番)では、BS/CSアンテナの設置や4Kアンテナへの交換などがおこなえる業者を多数ご紹介しています。
アンテナ業者をお探しの際は、ぜひアンテナ110番の無料相談窓口にご相談ください。
まとめ
混合器は、2つのアンテナの電波を1つにまとめる機器のことをいいます。
混合器を選ぶときは、以下のことを確認しておきましょう。
- 設置場所に合わせて「屋外用」「屋内用」を選ぶ
- 4K8Kを見るなら3224MHz対応の混合器を選ぶ
- ノイズを抑える「高シールド」の混合器を選ぶ
混合器のメーカーは、DXアンテナの商品が高品質で比較的安いのでおすすめです。
混合器の使い方は簡単で、UHFのケーブルとBS/CSのケーブルを混合器の端に挿して、真ん中から屋内にケーブルを引き込んで使用します。
ただし、混合器を屋根上にUHFアンテナのポールに設置する場合は、落下するリスクがあるため、アンテナ業者に任せましょう。
アンテナ業者をお探しの際は、アンテナ110番をご利用ください。お電話いただければ、すぐに最適なアンテナ業者をお探しいたします。