「冬になるたび暖房がフル稼働で光熱費が高くなる……」
「ヒートショックが起きないか不安……」
このような不安はないでしょうか?
しかしご安心ください。
リフォームのような大掛かりな工事をしなくても、DIYレベルの窓の寒さ対策でそれらの不安を解消できます!
なぜなら、家と屋外の熱移動の大半は窓(開口部)が原因だからです。
こちらの画像のように、暖房の熱が外に逃げるのは58%が開口部からです。
そのため、窓の対策をするのがもっとも効果的なのです。
この記事では、賃貸住宅でもDIYできる窓の寒さ対策をご紹介していきます。
道具さえあれば誰でも挑戦できるので、ぜひお試しください!
賃貸OK!DIYでおすすめの窓の寒さ対策5選
最初に、DIY未経験の方でも挑戦しやすい、おすすめの窓の寒さ対策をご紹介していきます。
大掛かりな作業がいらないので、賃貸住宅のように大きな変更を加えられない家でも可能です。
寒さ対策 | 見た目 | 費用 |
---|---|---|
断熱カーテンライナーを取り付ける | ◯ | ◯ |
窓の隙間をふさぐ | ◯ | ◯ |
断熱シートを貼る | △ | △ |
プラダンを貼る | × | 〇 |
気泡緩衝材を貼る | × | 〇 |
断熱カーテンライナーを取り付ける
断熱カーテンライナーとは、カーテンに内側に取り付けて窓からの冷気をを防ぐカーテンです。
カーテンと一緒に取り付けたり、カーテンレールにフックなどで取り付けたりするだけなので簡単に取り入れられます。
部屋の雰囲気をあまり変えずインテリアも気にしながら寒さ対策をしたい、という方は断熱カーテンライナーがおすすめです。
商品名 | ビニールカーテン |
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価格 | 2,400円(2023年2月2日現在) |
サイズ | 150×225cm |
枚数 | 2枚 |
色が3色あり、お部屋の雰囲気に合わせて選べる商品です。
長さはカットして調節できるので、ご自宅の窓の大きさに合わせてサイズを変更できます。
断熱カーテンライナーのおすすめ商品の選定基準は以下の通りです。
断熱カーテンライナーの選定基準(PDFファイル)
窓の隙間をふさぐ
窓の隙間を隙間テープなどでふさぎ、隙間風や冷気が入ってくるのを防ぐ方法です。
また、窓の隙間をなくすことで防音効果も得られます。
隙間テープは100均などでも簡単に手に入れることができるので気軽に導入できます。
費用を抑えて寒さ対策がしたい、隙間風が気になる、という方におすすめです。
商品名 | 隙間テープ |
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価格 | 478円(2023年1月20日現在) |
サイズ | 5m |
隙間風防止や防音対策としても使える隙間テープです。
手で簡単に2本に分けることができるので、場所に応じて太さを調整できます。
隙間テープのおすすめ商品の選定基準は以下の通りです。
隙間テープの選定基準(PDFファイル)
断熱シートを貼る
ガラスに断熱シートを貼り、熱を外に逃がさないようにする方法です。
製品によってはUVカット効果もあるため、家具や床などの日焼けも防げます。
透明なものや柄がついたものなどさまざまな種類があるので、部屋の雰囲気に合わせてインテリアの一部として使うことができます。
デザイン性を損なわず窓の寒さ対策がしたい、という方におすすめです。
商品名 | 無接着剤 はがせるフィルム |
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価格 | 2,600円(2023年1月19日現在) |
サイズ | 90×200 cm |
水だけで簡単に貼れる断熱シートです。
断熱効果に加え、UVカットや目隠し効果、ガラスの傷防止や飛散防止の効果などもあります。
断熱シートのおすすめ商品の選定基準は以下の通りです。
断熱シートの選定基準(PDFファイル)
プラダンを貼る
プラダンを窓に貼って断熱効果を高める方法です。
プラダンとはプラスチック段ボールのことで、引っ越しの際の養生シートとして使われているのを見たという方も多いかと思います。
プラダンは100均やホームセンターなどで気軽に購入できるので、簡単に取り入れられます。
費用を抑えて簡単に導入できる寒さ対策をしたい、という方におすすめです。
商品名 | プラダン プラベニ(R) |
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価格 | 8,250円(2023年1月23日現在) |
枚数 | 20枚 |
サイズ | 910×1820mm |
今回選定した商品の中で1枚あたりの価格が最も安い商品です。
半透明のプラダンなので、窓に貼っても部屋が暗くなりません。
プラダンのおすすめ商品の選定基準は以下の通りです。
プラダンの選定基準(PDFファイル)
気泡緩衝材を貼る
「プチプチ」と呼ばれることも多い、気泡緩衝材を窓に貼る方法です。
気泡緩衝材は1つ1つに空気を含んでいるため、窓に貼ると空気の層を作れます。
空気の層は窓ガラスと比べて熱が移動しづらいため、断熱効果が得られるのです。/p>
見た目はあまりに気ならないから簡単に寒さ対策をしたい、という方におすすめです。
商品名 | エアキャップ 緩衝材 |
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価格 | 2,695円(2023年1月20日現在) |
サイズ | 600mm×42m |
今回選定した商品の中で1㎡あたりの価格が最も安い商品です。
楽天市場でのレビューも4.7と高評価です。
気泡緩衝材のおすすめ商品の選定基準は以下の通りです。
気泡緩衝材の選定基準(PDFファイル)
戸建てにおすすめ!効果的な窓の寒さ対策2選
ここまでご紹介した寒さ対策は、DIYでも可能な範囲での対策になります。
本格的な寒さ対策をしたい方は、窓のリフォームがおすすめです。
ここでは、さらに効果的な窓のリフォームによる寒さ対策を2つご紹介いたします。
二重窓を設置する
二重窓とは、既存の窓の室内側に追加で取り付ける窓サッシのことです。
「内窓」や「窓サッシ」も同じものを指します。
二重窓を設置することにより窓と窓の間に空気の層ができ、断熱性が高められます。
また、窓と室内の温度差が緩和されるため、結露対策としての効果も期待できます。
断熱ガラスに交換する
断熱ガラスとは、熱の移動を抑える機能を持つガラスのことです。
熱の移動を抑える機能から、暖房で温められてた空気を外に逃がしにくい、といった効果があります。
断熱ガラスに交換することで、高い断熱性能が期待できます。
主な断熱ガラスを以下の3つご紹介いたします。
複層ガラス
ガラスとガラスを組み合わせ、その間の中空層に乾燥空気やアルゴンガス、クリプトンガスなどのガスを封入したガラスです。
乾燥空気は熱が伝わりにくい性質があるため、高い断熱効果が得られます。
また、空気中に含まれる水分量が少ないため、結露対策にもなります。
詳しくは複層ガラスについて解説した記事をご覧ください。
Low-E複層ガラス
複層ガラスに、Low-E膜と呼ばれる特殊な金属膜をコーティングしたガラスのことです。
複層ガラスは熱の放射を抑制することができませんが、Low-E複層ガラスはLow-E金属膜のおかげで熱の放射も抑制できます。
冬の断熱性に特化した、室内側にLow-E膜がコーティングされている「断熱タイプ」と、夏の遮熱性に特化した、室外側にLow-E膜がコーティングされている「遮熱タイプ」があります。
真空ガラス
ガラスとガラスの間が真空になっているガラスです。
真空状態は熱の伝導と対流が起こらないため、複層ガラスよりも高い断熱効果が得られます。
窓ガラスだけを交換する方法なので、部屋の雰囲気を変えずに寒さ対策ができます。
また、断熱ガラスは断熱性が高いことから室内気温の低下を防ぎ、結露が出にくい効果もあります。
寒さ対策に加え結露対策もしたいという方や、部屋の雰囲気を変えずに寒さ対策をしたい方は、断熱ガラスへの交換をおすすめします。
設置・交換を考えている方はガラス110番までご相談ください
二重窓の設置や断熱ガラスへの交換は大がかりなリフォームになるため、自分での交換は難しいです。
設置や交換を考えている方は窓ガラスの業者に相談しましょう。
「業者がたくさんあってどこを選んだらいいかわからない」「まずは見積りだけ取ってみてから考えたい」という方は、ぜひガラス110番までご相談ください。
ガラス110番までご相談していただければ、弊社に加盟する経験豊富なガラスのプロから、お客様にぴったりのプロをすぐにご紹介いたします。無料の相談窓口は全国24時間365日【受付】対応可能ですので、いつでもお気軽にお問い合わせください。
窓の寒さ対策が重要な理由
家の中を暖かく保つためには、窓の寒さ対策が重要になります。
しかし、「家の寒さ対策だったら別に窓じゃなくてもいいのでは?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。
そんな方に向けて、ここでは窓の寒さ対策が重要な理由を以下の3つお伝えします。
- 窓は熱の移動が大きいため
- コールドドラフトが発生するため
- 対策不足は健康被害をもたらすおそれがあるため
窓は熱の移動が大きいため
冒頭でもお伝えしましたが、窓は熱の移動が大きい場所です。
冬に建物から逃げてしまう暖房の熱は、58%が開口部からだと言われています。
しかし反対に、開口部の寒さ対策をしっかりおこなえば室内の暖かさを保てる、ということが言えます。
コールドドラフトが発生するため
コールドドラフトとは、冬に冷たい窓ガラスによって部屋の空気が冷やされ、部屋の下部は冷たく、上部は暖かくなってしまう現象を言います。
冷えた空気は下に、暖かい空気は上に流れる性質があるため、コールドドラフトが発生すると足元が冷やされてしまいます。
冬に暖房をつけていてもなかなか暖まらない、といった経験はありませんか?
これはもしかするとコールドドラフトが原因かもしれません。
コールドドラフト対策として効果的なのは、最も熱の移動が大きい窓の断熱性を高めることです。
窓の寒さ対策をすることは、コールドドラフトの対策にもつながります。
対策不足は健康被害をもたらすおそれがあるため
寒さ対策がしっかりできていないと、部屋と部屋の温度差が大きくなったり、結露が発生したりします。
部屋と部屋の温度差が大きいとヒートショックが起こりやすくなり、結露はダニやカビの発生などによる健康被害をもたらすおそれがあります。
ヒートショック
ヒートショックとは、家の中で温度差がある場所を移動することで血圧が変動し、心臓や血管の疾患が起こることを言います。
冬は暖房の効いたリビングは暖かいですが、トイレや浴室などは寒いままであることが多いです。
このように部屋と部屋の温度差が大きいと、ヒートショックが起こる可能性が高まります。
ヒートショックを予防するためには、家の中の全体を暖かくすることが大切です。
熱が逃げやすい浴室やトイレの窓にも寒さ対策を施すことで、ヒートショックの予防になります。
結露によるカビの発生
窓の寒さ対策がしっかりできていないと、結露が発生しやすくなります。
結露は暖かい空気が冷える温度変化によって発生します。
窓の寒さ対策ができておらず窓が冷たいと、暖かい部屋との温度差で結露が発生してしまいます。
反対に、外の気温が低くても窓の寒さ対策がしっかりできていれば、窓が冷たくならず結露も発生しにくくなります。
結露はカビやダニなどの繁殖を誘発し喘息やアレルギーの原因にもなるため、しっかり結露対策をおこなっていくことが大切です。
窓の寒さ対策をすることは結露対策にもなるので、しっかりおこなっていきましょう。
まとめ
今回は窓の寒さ対策についてお伝えしてきました。
この記事でご紹介した主な寒さ対策を以下にまとめます。
- 断熱シートを貼る
- プラダンを貼る
- 気泡緩衝材を貼る
- 断熱カーテンライナーを取り付ける
- 窓の隙間をふさぐ
- 二重窓を設置する
- 断熱ガラスへに交換する
窓の寒さ対策はしっかりおこなっていかないと、健康被害をもたらすおそれもあります。
DIYで簡単にできる寒さ対策もあるので、寒い冬にはしっかり対策していきましょう。
本格的な寒さ対策のため窓のリフォームを検討されている方は、専門業者への相談をおすすめします。
業者選びの際はぜひガラス110番までご相談ください。
弊社には経験豊富なガラスのプロが数多く加盟しています。
お客様のご要望をしっかりお聞きし、ぴったりのプロをすぐにご紹介いたします。
ご相談やお見積りは無料(※)ですので、初めての方でも安心してご相談ください。
ガラス110番は全国24時間365日【受付】対応可能です。
お困りの際はいつでもご連絡ください。
(※)対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいたうえで、調査費用等をいただく場合がございます。