ガラスの種類と特性
自宅やオフィス、飲食店やショップで使われているガラスには用途によって様々なタイプの特徴・性能を持ったガラスが使われています。そこで、このページではその様々なガラスの紹介をしていきますので日々の暮らしをより快適なものにするのに是非、役立ててください。
自宅やオフィス、飲食店やショップで使われているガラスには用途によって様々なタイプの特徴・性能を持ったガラスが使われています。そこで、このページではその様々なガラスの紹介をしていきますので日々の暮らしをより快適なものにするのに是非、役立ててください。
身の周りのどこでも設置されているガラスですが、使いどころを誤ってしまうと本来の性能が発揮出来ずに勿体ないことになってしまいます。そこで、用途別に分類されているガラスの紹介をみなさんにしていきましょう。
透明ガラスとも呼ばれる、無色透明のガラスです。工場などでもよく作られ、みなさんもよく目にするガラスでしょう。
・数あるガラスの中でも加工がしやすいので、何かを作るのに適しています。
・窓ガラス、棚の扉によく使われているガラスであり、厚みがあれば強度もあるので、水槽などにもよく利用されています。
フロートガラスに熱処理を加え、速やかに冷却を行うという製法で作られたガラス。
フロートガラスと比較すると、約3.5~4倍の強度があるガラスです。
・フロートガラスとまったく同じ見た目のガラスで、大きな特徴としては割れ方が違います。
・強化ガラスと言っても必ず割れないということはなく、フロートガラスは刃物のような形に割れるのに対し、粒状に砕け散るという特徴があるのでケガをしてしまう危険性は低いでしょう。
・割れたときの危険性を考えて、ガラステーブルや店舗のガラスなどはこのガラスが使われていることが多いでしょう。
ロールアウト法によってガラスの側面にボカシのような模様が付けられているガラスです。
光を通しながら視界を妨げ、光の透過率はフロートガラス等のガラスとあまり変わりはない。「型板ガラス」「カスミガラス」と呼ばれることもあります。
・お部屋の間仕切り、窓、玄関、浴室等に使われていることが多いでしょう。
・模様によってオシャレに見えて光を散乱させ、映り込みのプライバシーを守ってくれるガラスです。
ガラスの中に網状の金属線が封入されているガラスであり、火災時にガラスの飛び散りを防ぐのを目的としたガラスです。網目ガラスとも呼ばれています。
・ワイヤー入りガラスは、ガソリンスタンドや飲食店等の火を扱うところなど、消防法によりワイヤー入りガラスの設置を指定されているところに使われています。
・耐熱温度は約110℃になり、お湯を使うお風呂の窓ガラスに使われることが多いでしょう。
・消防法によっては、防火設備認定されたサッシを設置しなければならない義務があります。
「2枚重ねたガラスの内部に金属の部品を入れ、間に中空層がある高性能なガラス。
その中でも単発ガラスが3mm以上、空気層が6mm以上あるガラスのことをペアガラスと呼んでいます。一見軽そうに見えますが、大きいサイズの物だと約80キロの重さの物もあります。お部屋の温度を快適に保ちたい場合には、Low-E複層ガラスがおススメです。
Low-Eが使われているガラスに交換することによって冬はお部屋の熱を逃さず、夏は太陽の光と赤外線を遮断してくれ、断熱性にも優れているので、断熱タイプのガラスをお探しの方にはおススメのガラスです。寒冷地仕様の物もあります。アタッチメント付のものを選べば、大掛かりな工事が必要無く、現在使っているサッシにLow-E複層ガラスをそのまま設置することが可能です。
断熱性能(次世代省エネ基準)に優れているLow-E複層ガラス以外にも、暮らしの中のさまざまな用途に適応しているものがあります。
ガラスの内部にレゾネーターという装置が設置されています。その装置によって騒音などが遮断されます。
ガラスの間に中間膜を挟んでおり、割れにくいガラスです。優れた防犯性を発揮しており、割れてしまったとしても破片が飛び散りにくいでしょう。
複層ガラスの中に取り入れられた格子が窓をオシャレにしてくれます。
上記で示したように、ガラスにはさまざまな種類があり、用途もそれぞれ異なる。これらのガラスと同様に透明である、アクリル板やポリカーボネート板も同じような用途で使われることがあるということを説明していく。
私たちが生活を行っている中で最も慣れ親しんでいるガラスでしょう。太陽の光で劣化してしまうことはほとんど無く、温度による変化もほとんど無いので耐久性が求められる窓に使われることがほとんどでしょう。ですが、安全性が求められる場所にはあまり適していません。
ガラスと違って非常に割れにくい性質を持っており、保育園・幼稚園・学校などの安全品質が高く求められる場所でよく使われています。しかし、キズが付きやすいので何かを接着するということには向いていません。コストがかかってしまうという短所もあります。
ガラスと同じような透明度、耐久性と透明度に優れているのでお部屋の扉や窓に使われることが多いです。また、透明度が求められる装飾品にも適しています。トイレなどの換気を行う「ルーバー窓」に使われることもあります。擦ると特有の匂いを発することもあるので「匂いガラス」とも呼ばれていました。短所としては、温度変化の激しいところには向いていないところでしょう。
上記で紹介をしたポリカーボネート板・アクリル板は一見するとガラスと同じような物と思うかもしれませんが、同じ透明の材質でありながらガラスとは違う良さ・悪さがあるのです。それぞれ重さも違います。ですので、その長所と短所をちゃんと見極めて適したところ使うと良いでしょう。
様々なタイプのガラスがあることをご紹介してきました。それぞれ「特性」「特徴」がありますが、様々な用途に対して適している物を選べば毎日の暮らしがより快適になるのではないでしょうか。デザインにこだわりがある人であれば、黒色やグリーン色のグラフィックガラス、透明タイプのクリスタルガラスといったアンティーク物等の海外品を個人で輸入するのも良いかもしれません。もし、ご自分で選択をするのが難しいのであれば、そういったガラスを取り扱っているお店や業者に交換を依頼してみてはどうでしょうか。