「引越しをしたら、いつも見ている番組が映らない……」
「テレビを買い換えたらチャンネル設定と表示されたけど、これは何?」
引越しをしたり、テレビを買い換えたりしたら、テレビのチャンネル設定が必要です。
しかしチャンネル設定はあまりおこなわないため、突然いわれても戸惑いますよね。
チャンネル設定はテレビの機種によって異なりますが、大体以下のとおりです。
- リモコンボタンからメニューなど設定画面を開く
- はじめて設定、かんたん設定や放送受信設定を選択
- お住まいの地域を選択、郵便番号の入力
- スキャン開始
- スキャンが終われば完了
チャンネル設定はちょっと大変そうですが、パナソニック(Panasonic®)のビエラ(VIERA®)の場合は40秒ほどで終わりました。
また別機種のテレビでは55秒ほどで終わります。
長くても1~2分ほどでチャンネル設定できますよ。
本文では人気メーカーのチャンネル設定方法を、テレビの設定に慣れていない方にもわかりやすく説明しています。
チャンネル設定が終わればテレビが視聴できるため、最後にもう少しだけ頑張りましょう!
では早速チャンネル設定方法を詳しく見ていきましょう。
メーカー別チャンネル設定の仕方
テレビを買い替えたときや、県外に引越して受信地域がかわったときは、チャンネル設定をおこないましょう。
テレビは地域によって受信できる放送局が違います。
県外に行くと放送している番組が違い戸惑いますが、あれは受信できる番組が地域によって異なるためです。
そこでテレビで受信できる放送局を探してテレビに登録、リモコンですぐに見られるようにするチャンネル設定が必要です。
まずは地上デジタル放送からおこないましょう。
たいていのテレビの地上デジタル放送のチャンネル設定は、以下のとおりです。
- リモコンメニューなど設定画面を開く
- はじめて設定、かんたん設定や放送受信設定を選択
- お住まいの地域を選択、郵便番号の入力
- スキャン開始
- スキャンが終われば完了
たいていは上記の流れでチャンネル設定ができます。
とはいえテレビの設定はメーカーやテレビの機種によって微妙に言葉が異なるので、少しわかりにくいかと思います。
そこで今回は主要メーカーの人気テレビの設定方法を解説します。
シャープのチャンネル設定
シャープ(SHARP®)のテレビといえば、アクオス(AQUOS®)が人気です。
一例としてアクオスのチャンネル設定は以下のとおりです。
- リモコンのメニューボタンを押す
- 本体設定を選択
- 地域設定を選択
- 地域選択でお住まいの地域を選択
- お住まいの都道府県を選択
- 郵便番号を入力し、リモコンメニューボタンを押す
- リモコンの地上Dボタンを押す
- リモコンのメニューボタンを押して、本体設定を選ぶ
- チャンネル設定を選択
- 地上デジタルを選択
- 地上デジタルー自動を選択
- 自動的にスキャンが始まる、スキャンが終了したらメニューを押して終了
1~6番までは地域の設定、7~11番までがチャンネル設定です。
引越しや買い替え以外でチャンネル設定をスキャンしたいときは、7~11番の手順だけでOKです。
パナソニックのチャンネル設定
パナソニック(Panasonic®)のテレビといえばビエラ(VIERA®)が人気です。
一例としてビエラの設定方法を解説します。
- メニューボタンを押す
- 設定を選択
- 機器設定を選択
- かんたん設置設定を選ぶ
- 画面に従い受信設定をおこなう
引越しや買い替え以外でチャンネル設定をおこなう場合は、「3番の次に設置設定→チャンネル設定」にすすめばOKです。
ハイセンスのチャンネル設定
ハイセンス(hisense®)のテレビといえばレグザ(REGZA®)です。
一例としてレグザの設定方法を解説します。
- リモコンのメニュー(字幕)のボタンを押す
- 字幕をはじめいろいろな設定が表示されるため各種設定を選択
- CH合わせ(地域名)を選択
- 画面に従い地上デジタルのチャンネル設定をおこなう
基本的な設定は、リモコンのメニュー(字幕)からおこないます。
画質の選択など困ったらメニュー(字幕)を押してみましょう。
またレグザは東芝®で作られていましたが、2018年にハイセンスグループに譲渡されました。
レグザ公式サイトでは、東芝時代のレグザの取扱説明書がダウンロードできます。
東芝時代のレグザをお使いの方は、取扱説明書をご参照ください。
ソニーのチャンネル設定
ソニー(SONY®)のテレビといえば、ブラビア(BRAVIA®)です。
一例としてブラビアのチャンネル設定方法を解説します。
- リモコンのホームボタンを押す
- 設定(ツールボックスマーク)を選択
- 放送受信設定(映写機マーク)を選択
- デジタル放送受信設定を選択
- 地上デジタル:自動チャンネル設定を選択
- 初期スキャンや再スキャンを選択
- スキャンが終了したらホームボタンを押して終了
初期スキャンは現在設定しているチャンネルをすべてリセットして、チャンネルを設定しなおすことです。
テレビを買い換えたとき、県外など遠方に引越したときは、初期スキャンを使います。
再スキャンは現在設定しているチャンネルを変更せずに、受信可能なチャンネルを自動で見直す設定です。
買い替えや引越し以外でチャンネル設定をスキャンしたいときは、再スキャンを使います。
テレビを買い替えた、引越しをした方は初期スキャンを選びましょう。
日立のチャンネル設定
日立(HITACHI®)のテレビはウー(Wooo®)が有名です。
一例としてウーの設定方法は以下のとおりです。
- リモコンのメニューボタンを押す
- 各種設定を選択
- 初期設定を選択
- 受信設定を選択
- 受信設定(地上デジタル)を選択
- CH合わせ(地域名)を選択
- 初期スキャンを選択
引越しや買い替え以外でチャンネル設定をおこなう場合も、初期スキャンでおこなえます。
以上で地上デジタル放送のチャンネル設定方法を解説しました。
同じ機種のテレビでも設定方法が異なる場合があります。
より詳しい手順を知りたい方は、お手持ちのテレビの取扱説明書またはメーカー公式サイトをご参照ください。
次はBS・CSのチャンネル設定方法を解説します。
地上デジタル放送しか見ない方は、設定は不要です。
衛星放送やCS有料放送を視聴する方は、設定をおこないましょう。
BS・CSチャンネル設定の仕方
BS・CSのチャンネル設定は基本的に地上デジタル放送の設定と同じです。
- リモコンメニューなど設定画面を開く
- はじめて設定、かんたん設定や放送受信設定を選択
- 衛星放送、BS、CS設定などを選択
- スキャン開始
- 好きなチャンネルを登録
BS・CSはチャンネル数が多いので、リモコンに好きなチャンネルを登録しておきます。
例えばリモコンの数字ボタン2を押すと、NHK®のチャンネルが表示されます。
これは「リモコンの2を押したらNHK®を表示する」と設定されているからです。
地上デジタル放送は前の章で紹介した放送受信設定おこなうと、たいていリモコンの設定も一緒にできました。
しかしBS・CSはチャンネル数が多く、自分でチャンネルを設定しなくてはなりません。
BS・CSのチャンネル設定をしないと、毎回チャンネルを回して好きなチャンネルを探さないといけないので一緒に設定を済ませてしまいましょう。
一例としてパナソニック(Panasonic®)製のテレビのBS・CS設定の手順を紹介します。
- リモコンの操作一覧を押す
- その他の機能へを選択
- 放送設定を選ぶ
- 放送設置を選び3秒以上決定ボタンを押す
- チャンネル設定を選ぶ
- BS・CS1かCS2を選ぶ
- 好きなチャンネルを選び、登録する
補足ですがBS・CSを見るには、専用のテレビ、レコーダーやチューナー(STB)が必要です。
もしもテレビリモコンの「BS・CSボタン」があれば、テレビのチャンネル設定をおこないます。
「BS・CSボタン」がないテレビは、レコーダーやチューナー(STB)のチャンネル設定をおこないましょう。
テレビやチューナーなどBS・CSは視聴方法が異なるため、ご家庭に合わせて設定してください。
BS・CSのチャンネル設定がわからない場合は、お使いの製品の取扱説明書やメーカー公式サイトをご参照ください。
これでチャンネル設定はできているはずです。
しかし設定できても「アンテナレベルが低い、受信レベル低下」「放送が受信できない」とメッセージが出ることがあります。
次の章からアンテナレベルを上げる方法を解説します。
アンテナレベルが低いときの対処法
アンテナレベルは、アンテナからテレビに届いている電波の量を示すものです。
アンテナレベルが低いと、テレビの映りが悪くなります。
アンテナレベルの低下は機器の接触不良や不具合でおきるため、以下のことを試しましょう。
- B-CASカードの抜き差し
- アンテナケーブルの抜き差し
- テレビの再起動
- (どのチャンネルも受信できないとき)新築はアンテナがないため設置する
1~3番まではご家庭で簡単にできるため、今すぐ試してみましょう。
新築に越してきた方のなかで電波をまったく受信できない場合は、そもそもアンテナがないのかもしれません。
テレビアンテナを設置しましょう。
ではそれぞれの手順を詳しく解説します。
B-CASカードの抜き差し
B-CASカードとは、上記イラストのいずれかの場所に差し込まれているカードのことです。
B-CASカードがホコリや振動などで接触不良を起こすとテレビが映らなくなるため、下記の作業をおこないましょう。
- テレビの電源をOFF
- B-CASカードを抜き出す
- 眼鏡ふきなどやわらかい布で金色のチップを拭く
- B-CASカードを戻す
- テレビの電源をON
アンテナケーブルの抜き差し
アンテナケーブル(アンテナ線、同軸ケーブル)とは、テレビとアンテナをつなぐケーブルのことです。
室内では、壁のテレビ用コンセントとテレビをつないでいるのがアンテナケーブルです。
アンテナケーブルが緩むとテレビの映りが悪くなるため、一度抜きさししましょう。
もしもケーブルに以下の異変があったら、アンテナケーブルが故障しています。
新しいケーブルと交換してください。
- アンテナケーブルがへこんでいる
- アンテナケーブルが破れている
- アンテナケーブルの芯線が曲がっている、折れている
テレビの再起動
テレビの不具合により映りが悪くなるケースがあります。
そこでテレビの再起動をおこないましょう。
- テレビの電源をOFF
- 電源コンセントを抜く
- 1~2分待つ
- 電源コンセントを差し込む
- テレビの電源をON
たいていは上記の方法でおこなえます。
ただし、テレビの再起動方法はメーカーによって微妙に異なります。
詳しくはお手持ちのテレビの取扱説明書をご参照ください。
アンテナレベルが低いときの対処法は以上です。
まだアンテナレベルが低い場合は、テレビやアンテナに他のトラブルが発生している可能性があります。
原因や解決方法を関連記事にまとめてあるため、そちらを確認してください。
新築はアンテナがないため設置する
新築の方で「アンテナケーブルをつないでも、すべてのチャンネルのアンテナレベルが0のまま……」なら、そもそもアンテナがないのかもしれません。
テレビアンテナはカーテンレールのようにオプション扱いになるため、新築のお宅では設置されていないことがあります。
テレビアンテナがない場合は、家主がアンテナ工事業者を探してアンテナを設置します。
もしも現在テレビアンテナがない、アンテナ工事業者に心当たりがない方は、弊社アンテナ110番にご連絡ください。
アンテナ110番は、アンテナ工事業者をご紹介するサービスをおこなっています。
そのためご希望の日時、場所をお伝えいただければあなたに合った業者をご提案いたします。
24時間365日日本全国どこでもご依頼受付中!アンテナ110番にご連絡ください!
動画配信サービスをテレビで見る設定方法
次からはテレビ放送とは少し違う、動画配信サービス(VOD)について解説します。
動画配信サービスとは、インターネット回線を使い好きなドラマや映画を視聴するサービスのことです。
Netflix®やAmazonプライムビデオ®などの動画配信サービスが有名です。
動画配信サービスはインターネット回線を使い番組を視聴するため、テレビアンテナとは関係ありません。
もしも動画配信サービスが不調なら、インターネットの不調やサービスの不具合を疑いましょう。
テレビで動画配信サービスを見る方法は、おもに以下のとおりです。
- リモコンにNetflix®ボタンやアプリボタンなどがあるスマートテレビで見る
- Fire TV Stick®などのメディアストリーミング端末で見る
- ブルーレイやSTBなどの周辺機器で見る
- PS4®などのゲーム機で見る
1番のスマートテレビとは、インターネットにつながるテレビのことです。
テレビをインターネットに接続して、動画配信サービスを視聴します。
2~4番は別の端末・機器をインターネットに接続、テレビに映像を映して端末・機器経由で動画配信サービスを視聴する方法です。
基本的な流れはどちらも同じです。
では詳しく見ていきましょう。
動画配信サービスを利用する流れ
動画配信サービスにログインする方法は以下のとおりです。
- テレビや周辺機器などのインターネット接続設定をおこなう
- 動画配信サービスのアプリをダウンロード(テレビ、端末にすでにダウンロード済みなら不要)
- 動画配信サービスに登録する(スマートフォン、テレビからでもOK)
- アプリボタンや入力切替で動画配信サービスのログイン画面を表示する
- スマートテレビやメディアストリーミング端末などからログイン
スマートテレビはアプリボタンや動画配信サービスのボタンを押せば、すぐに動画配信サービスに登録、ログインができます。
今回はシャープ(SHARP®)のテレビ、アクオス(AQUOS®)のインターネット接続から動画配信サービスに登録するまでを見ていきましょう。
- ルーター(インターネット接続に必要な機器)とテレビをLANケーブルでつなぐ
- リモコンのインターネットボタンを押す
- リモコンのインターネットボタンをもう一度押し、インターネットを選択する
- AQUOS City(AQUOSのインターネットサービスのホーム画面)を開く
- 動画配信サービスを選択する(目当てのサービスがない場合はGoogle play ストアでダウンロードする)
- 動画配信サービス個人情報や支払い情報などを入力し、登録する
- 登録したアカウントで動画配信サービスにログインする
うまくいかない際の対処法
動画配信サービスはテレビ放送と違い、インターネット回線を使っています。
また動画配信サービスを利用するため、テレビの不調を直す方法とは異なります。
下記の方法を試しましょう。
・インターネット環境を見直す
Wi-Fiでなく有線でテレビやレコーダーをつなぐ
・同時視聴人数を減らす
テレビとは別の端末から同時にログインすると視聴できなくなる
使用していない端末はログアウトする
・アプリの再起動・再ログイン
一度アプリを閉じて、再び開く
ダメなら一度ログアウトしてから、再ログインをする
・テレビやメディアストリーミング端末の再起動
周辺機器やテレビにトラブルがある可能性
周辺機器、端末を再起動する
何度やってもうまくいかない場合は、動画配信サービスのサポートセンターに相談しましょう。
テレビチャンネル設定でよくある質問
最後にテレビのチャンネル設定でよくある疑問をまとめました。
レコーダーもチャンネル設定が必要ですか?
テレビ番組を録画したり、BS・CSチューナー(STB)として使う場合は、チャンネル設定をしましょう。
レコーダーをディスク再生用にしか使わないのであれば、チャンネル設定をしなくても利用できます。
しかしテレビ番組を録画したり、BS・CS放送を見たりするときに、チャンネルが設定されていないと不便です。
基本的にはテレビのチャンネル設定と同じなため、まとめてやっておきましょう。
今回は一例としてパナソニック(Panason®)のレコーダーディーガ(DIGA®)の地上デジタル放送の設定手順を紹介します。
- テレビとレコーダーの電源を入れる
- 入力切替でレコーダーの画面を表示
- リモコンのスタートボタンを押す
- 放送設定を選択
- 放送受信設定を選択
- チャンネル設定を選択
- 地上デジタルを選択
- チャンネル設定を選択
- 初期スキャンを選択
テレビの配線がわかりません……
テレビの配線はむずかしそうに見えますが、じつは簡単です。
テレビ用コンセントにアンテナケーブル(アンテナ線、同軸ケーブル)を挿して、テレビの「VHF/UHF」のところに挿すだけです。
アンテナケーブルはテレビに付属していません。
もしも現在下記のようなケーブルがないなら、家電量販店で購入してください。
詳しいアンテナケーブルの選び方やテレビの配線方法は関連記事に記載されています。
関連記事もあわせてご参照ください。
住所登録で個人情報は漏えいしますか?
チャンネル設定をおこなうと郵便番号やお住まいの地域の情報を入力しますが、個人情報は漏えいしません。
チャンネル設定で入力する郵便番号や地域情報は、受信できる放送局を探知するときに使用しているだけです。
外部にご自宅の住所を送信しているわけではないため、個人情報漏えいの心配はありません。
また登録した情報は、「テレビを出荷状態に戻す」を選べばいつでも削除できます。
テレビを手放す際にも、入力した個人情報が漏れる心配はありません。
ただし動画配信サービスやCS放送のスカパー!®など、有料サービスへの登録は利用するサービスに個人情報を伝える必要があります。
まとめ
テレビのチャンネル設定は、引越しやテレビを買い替えたときにおこないます。
ちょっと面倒に思えますが、数分あれば設定できるのでサクッと終わらせて早くテレビを見ましょう。
しかし新築の方で「何度やっても画面が真っ暗でテレビが視聴できない……」場合は、そもそもアンテナが設置されていないのかもしれません。
アンテナ110番にご連絡いただければ、アンテナ設置をおこなうアンテナ工事業者をご提案いたします。
アンテナやテレビでお悩みなら、アンテナ110番にご連絡ください。