「毎年蜂の巣を作られてしまう」「駆除したのに蜂の巣ができている」このような家は、蜂が巣作りをするのに適した環境なのかもしれません。
例えば、雨風や直射日光の影響を受けにくい場所や閉鎖された空間が多い家は、蜂の巣作りに適しています。また、何度も同じ場所に蜂の巣を作られる場合は、その場所が巣作りしやすいということです。
もし、蜂の巣ができている場合は業者に駆除を依頼すると安全に駆除してくれます。繰り返し蜂の巣を作られない対策もしてくれるので蜂の巣にお困りの方は、業者に相談するのがおすすめです。
この記事では、蜂の巣駆除の方法や蜂の巣を作らせない対策を解説しています。
蜂は適当な場所で巣作りをするのではなく、巣作りに適した環境を選んで巣作りします。つまり、そのような場所に予防対策をすれば、蜂の巣を作られるのを防げます。
ハチ110番では、蜂駆除業だけではなく蜂の巣再発防止を徹底しています。何度も蜂の巣を作られてしまう方や毎年蜂の巣被害にあっている方もぜひご連絡ください。
24時間365日いつでも受付しておりますので、蜂の巣を見つけた方や蜂の巣対策をしたい方は、下記の電話番号からお気軽にお問い合わせください。
蜂が好んで巣を作る環境の条件
蜂はところかまわず巣を作るわけではありません。巣を作るのに適した環境を選んで巣作りをしているため、そのような場所に適切な予防対策をすれば蜂の巣を作られることを防ぐことができます。蜂の巣ができやすい家は、以下の3つの環境があることが多いです。
雨風や直射日光の影響を受けにくい環境
一般的に蜂は雨が苦手だといわれています。蜂が飛ぶための羽は薄く、雨に濡れてしまうと飛行するのに悪影響です。また蜂の巣は湿気に弱いため、蜂は雨風をしのぐことができる場所を選んで巣作りをします。
閉鎖された空間
蜂は巣作りの場所を選ぶとき、天敵から身を守るために閉鎖された空間に巣を作ることが多いです。人間にとって蜂はおそれる存在ですが、実は蜂にとってもおそれる存在の生き物がたくさんいます。例えば、クマ、ニワトリなどの一部の鳥類、オニヤンマやカマキリなどの一部の昆虫類などです。
蜂はこれらの捕獲されてしまうことをおそれているため、身を守ることのできる場所に巣を作ろうとするのです。しかし、蜂の種類によって解放空間に巣を作ることもあります。場所ごとの巣を作る蜂の例は蜂の巣ができやすい場所で紹介していきます。
エサを捕獲しやすい場所
蜂の巣の中にはたくさんの働き蜂がいるため、十分なエサを確保することが必要です。巣の近くでエサとなる昆虫などを捕獲できることも重要な条件となります。植物や木の近くは昆虫が集まってくるため、蜂にとっては巣を作るのに好条件です。そのため、庭など自然が豊富な場所も蜂の巣を作られるおそれがあります。
一軒家の蜂対策と予防法
一軒家の蜂対策は、巣ができやすい場所ごとに変えるようにしましょう。
- 軒下→定期的にチェック
- 庭木・ベランダ→木酢液やハッカ油をぶら下げる
- 外壁→ヒビや隙間はパテで埋める
- 屋根裏・天井裏→通風口にネットをかけて侵入を防ぐ
軒下の対策
軒下は雨風を避けられるだけでなく、外への出入りも簡単なため、エサを取りに行くのにも好都合です。軒下は蜂の巣が作られる場所の典型いってもよいでしょう。上を見上げないとなかなか気づけないかもしれませんので、意識的に巣を作られていないかを定期的にチェックするようにしましょう。
巣を作る蜂の例:キイロスズメバチ・コガタスズメバチ・アシナガバチ全般
庭木や生垣の対策
生い茂っている葉や枝に隠れて巣が作られていることもあります。なぜなら、これらの植物の近くには蜂のエサとなる昆虫がたくさんいるため、蜂が巣作る場所として適しているからです。
また、古い庭木は根本や幹の中に空洞ができていることがあり、日本に生息する蜂の中で最も体長が大きいオオスズメバチが巣を作ることもあります。
放置して葉や枝が伸び放題になっている庭木・生垣があれば剪定し、ハチが嫌う木酸液やハッカ油の匂いなどで近寄らせないよう対策しましょう。
巣を作る蜂の例:オオスズメバチ・コガタスズメバチ・アシナガバチ全般
外壁の対策
外壁の隙間に蜂が侵入し、巣を作ることもあります。出入り口が狭いので、巣を発見するのが難しく、大規模な巣が作られやすいです。外壁にヒビや隙間があれば、パテで埋めておきましょう。また、外壁に設けられた戸袋の中やシャッターの収納部分などに巣を作ることもあります。
巣を作る蜂の例:キイロスズメバチ・ミツバチ全般
屋根裏・天井裏・床下の対策
屋根裏・天井裏の蜂侵入を防ぐには、通風孔にネットをかけるのがおすすめです。屋根裏や天井裏、床下のような閉鎖された空間は雨風だけでなく外敵からも巣を守ることができるので、蜂が巣を作るのに適した場所です。これらの場所に巣を作られた場合、蜂が室内へ入ってくることも考えられるので、警戒しましょう。外から飛んできていないのに室内で蜂を発見した場合はこれらの場所に巣を作られているかもしれません。
巣を作る蜂の例:モンスズメバチ・ヒメスズメバチ・ミツバチ全般
ベランダの対策
軒下のように、ベランダの天井部分などにも巣を作ることがあります。ベランダも雨風の影響を受けにくいため、蜂の巣を作る条件として適しています。
また、ベランダで洗濯物の柔軟剤の香りやガーデニングの花の香りは蜂を引き寄せてしまいます。反対に蜂の嫌いな匂いのものを置くと蜂を寄せ付けない対策になるので、試してみてください。
巣を作る蜂の例:スズメバチ全般・アシナガバチ全般・ミツバチ全般
ほかにも、物置やガレージなどの閉鎖された空間がご自宅の敷地内にある場合は、蜂が巣を作るおそれがあります。家のまわりで蜂を見かけるようになったら、これらの場所に巣ができているかもしれません。蜂が巣を作る場所は意識しないと気づかないところが多いです。これらの場所に蜂予防のグッズを使ったり、定期的に巣ができていないか点検することで蜂の被害を防ぐことが可能です。
家のまわりに蜂の巣があると刺される危険もあるため、早急に駆除することをおすすめします。
弊社では、蜂の巣駆除を安全におこなう業者をご紹介しております。どこに作られた蜂の巣でも構いません。お気軽にご相談ください。
巣から蜂の種類を見分けよう!
蜂の種類によって巣の見た目が異なります。また、蜂の種類によって危険度にも違いがあるため、身を守るためにも巣で蜂の種類を判断できるようにしておくとよいでしょう。人を刺すおそれのある3種類の代表的な蜂の巣の特徴を見ていきましょう。
スズメバチ
蜂の巣は大きくなる前と大きくなった後で形が異なります。最初は女王蜂だけで巣を作り始め、初期のスズメバチの巣はほとんどお椀を逆さにしたような形で下から巣穴が見えます。また、スズメバチの中でもコガタスズメバチという種類の巣はとっくりを逆さにしたような形です。
次第に働き蜂が成長して個体数が増えていくと、巣の形は丸く大きくなっていきます。巣の表面はマーブル模様で、大きいものでは1m近くになるのです。
女王蜂は4月頃から巣作りを始めて、7月頃には働き蜂が増えてきます。この時期には人が蜂に刺される被害も増加します。スズメバチは毒性が強くとても危険な蜂で、刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こして死に至るおそれもあるのです。
アシナガバチ
アシナガバチの巣はお椀を逆さにしたような形をしていて、巣穴が見える状態です。初期の巣は5cmほどと小さいですが、大きくなってくると15~20cmほどになります。アシナガバチも7月頃になると働き蜂の個体数が増えて活発に活動します。
比較的おとなしいとされているアシナガバチですが、中には攻撃性が強い種類も存在しているので、巣に近づいたり刺激したりするようなことは避けましょう。
ミツバチ
ミツバチの巣は板のように平らなものが重なってできています。大きなものでは1mにもなります。ミツバチもこちらから刺激しなければ攻撃性は低いとされていますが、冬の時期は注意が必要です。ミツバチは冬までに蓄えたハチミツを食料にして巣の中で越冬します。この時期に攻撃性が高くなり、巣に近づいてしまうと襲われる危険があるのです。
詳しくは蜂の巣の見分け方をまとめた記事をご覧ください。
襲われないための対策
家に蜂の巣ができてしまったら、先述のとおり近づかないようにしましょう。また、蜂は強い匂いに引き寄せられてしまうため、香水や飲み物、食べ物の匂いが身のまわりにあると危険です。
ほかにも、蜂は天敵であるクマを連想させる黒色や濃い色に反応してしまいます。家のまわりに巣がある場合は強い匂いや濃い色の服装は避けたほうがよいでしょう。
蜂の巣を駆除する手段
どの種類の蜂の巣であっても、駆除には危険がともないます。巣が大きくなるほど中にはたくさんの蜂がいて、駆除しようとすれば巣を守るために集団で攻撃してくるおそれがあるのです。蜂の巣駆除は安全を確保した状態でおこなわなければなりません。
自力で駆除するなら巣が小さいうちに
どうしても自分で駆除をしたいという場合は、巣の大きさで駆除が可能かを判断しましょう。一定以上の大きさの蜂の巣を自力で駆除することがとても危険です。しかし、まだ女王蜂しか存在しない初期の巣であれば、自分でも駆除できる可能性があります。
自分で駆除をする場合、巣の大きさの目安は15cm以下とされています。巣にいるのが女王蜂だけであるうちに巣を発見できれば、危険が少ないでしょう。しかし、蜂が人を襲うという事実に変わりはないため、万全な準備をする必要があります。
可能ならば防護服を用意しましょう。防護服の準備が難しい場合は蜂の針を通さないくらいの厚手の長袖長ズボン、頭を守るための丈夫な帽子かヘルメット、ゴーグル、長靴などで蜂から全身を守れるような服装でおこなうことが必要です。また、駆除は蜂の活動が落ち着く夜間におこなうことをおすすめします。
安全に駆除するならプロに依頼しよう
駆除に不安を感じる方や、すでに蜂の巣が大きくなっている場合は決して無理をしないでプロにまかせましょう。蜂の巣駆除をするには危険がともない、防護服や薬剤も用意しなくてはなりません。高いところに巣があれば、作業するだけでもリスクがあります。
自分で駆除するにしてもそれなりの費用がかかるうえに、駆除がうまくいく保証はありません。蜂駆除のプロなら、安全で確実に作業を終えてくれます。
蜂の巣を放置するのは危険
蜂の巣が小さいうちに発見したとしても、放置しているあいだに働き蜂の数はどんどん増えて巣が大きくなってしまいます。蜂の個体数が増えれば駆除が困難になるのです。とくにスズメバチの巣であれば、刺される危険も高くなるでしょう。
また、先述したようにミツバチは冬のあいだ巣の中にこもっていて攻撃性が高くなっています。冬は蜂を見かけないからといって蜂の巣を放置してしまうのは危険なのです。
蜂の巣を発見したら、業者に依頼して早急に駆除することをおすすめします。弊社では、全国にある加盟店の中から蜂駆除業者をご紹介しております。ご自宅にできた蜂の巣にお困りでしたら、24時間受け付けの相談窓口までお気軽にご相談ください。
蜂の巣を作られやすい場所と、作り始めの巣の駆除方法はこちらをご覧ください。
蜂の巣を予防する方法
蜂の巣ができやすい家であれば、あらかじめ巣がよく作られる場所に予防対策をしましょう。適切な方法で予防をすれば、長年悩みの種であった蜂の巣ともお別れできるかもしれません。
予防に適した時期
蜂の巣予防をするのに適した時期は3~5月です。
女王蜂は3~5月あたりに条件のよい場所を探して巣作りを始めます。この時期を過ぎてしまうとどこかに巣ができてしまうおそれがあるため、女王蜂が巣を作り始める前に以下の方法などで予防をしておきましょう。
蜂用の殺虫剤を吹き付けておく
スプレー式殺虫剤などの蜂駆除剤を、蜂が巣を作りそうな場所の周囲に吹き付けておくと蜂を寄せ付けない効果があります。殺虫剤は日が経つに連れて効果が薄れていくため、定期的に吹き付けましょう。目安として1ヵ月にいちどくらいです。
通風口などのガラリを目の細かいものにする
床下や屋根裏、天井裏への侵入経路になる通風口などを塞いでいるガラリを目の細かいものにすることで、蜂の侵入を防ぎます。もし目の細かいものがなければ、金属メッシュのネットなどを取り付けておくのも効果的です。蜂の侵入を防ぐことで、屋根裏や床下などの屋内に蜂の巣を作られることを避けられます。
古い木は思い切って伐採する
根本や幹に空洞ができているような古い木は、蜂の巣を作るのに適している場所です。思い入れがあるかもしれませんが、蜂の巣予防の観点からすると、伐採することをおすすめします。伐採後の切り株も、放置しておくと蜂の巣が作られることもあるので、抜根して取り除いてもらうことも検討しましょう。
壁の隙間は埋める
外壁の隙間は蜂の侵入経路になるおそれがあり、巣を作られてしまうと駆除も困難になります。また、蜂の巣被害のほかにも雨漏りの原因になることもあるため、壁の隙間を見つけたら外壁工事をして隙間を埋めておくと安心です。
お庭に不要物を置かない
粗大ごみなどの不要物を庭に放置しておくと、隠れ場所ができるため、蜂に巣を作りやすい環境を提供してしまうことになります。不要物はできるだけ速やかに撤去して、蜂が好む条件を自ら作り出さないように日頃から気をつけておきましょう。
定期的に点検・換気をおこなう
倉庫やガレージは、閉鎖された空間を好む蜂にとって巣を作るのに適した場所です。普段、使わないとしても、定期的に換気をおこない中に入って蜂が侵入していないか、蜂の巣を作られていないか確かめておくことを心がけましょう。
詳しくは蜂の巣の予防方法をまとめた記事をご覧ください。
蜂の巣の調査・駆除はハチ110番におまかせ!
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「また同じ場所に巣を作られたから、駆除と今後の予防を頼みたい」
「急ぎで蜂の巣を駆除してほしい!」
ハチ110番では駆除後に殺虫スプレーを散布することで、再発防止を徹底しています。何度も同じ場所に巣を作られてしまう場合もご安心ください。365日24時間受付対応ですので土日や祝日も対応可能です。早朝・深夜のお問い合わせもOK!ぜひお気軽にご相談ください。