とっくり型の蜂の巣を見かけたときは、できるだけ早く業者に依頼して駆除することをおすすめします。とっくり型の巣を作る蜂には、「コガタスズメバチ」や「ツマグロスズメバチ」などが存在します。これらの蜂は普段は温厚ですが、一度刺激すると一斉に襲い掛かってきてケガをしてしまうおそれがあるためです。
この記事では、蜂の巣がとっくり型である蜂の種類や、危険な蜂の巣の見分け方などについてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。また、弊社にご連絡いただければ、巣の形に関わらず蜂の巣を駆除できる業者をご紹介いたします。
目次
蜂の巣がとっくり型の蜂の種類
蜂は種類によって、さまざまな形をした巣を作ります。そのため、蜂の巣の形を見れば、ある程度蜂の種類を特定することも可能です。
この項目では、蜂の巣がとっくり型である蜂の種類についてご紹介します。蜂の種類を特定するときに、ぜひお役立てください。
コガタスズメバチ
コガタスズメバチは、都市部を中心に各地で生息しているスズメバチ科の蜂です。スズメバチ科の中では、比較的大人しい性格をしていますが、一度でも巣を刺激すると非常に攻撃的になるため危険です。
見た目は、全体的に黒色をベースとした胴体に黄色のしま模様が入っています。体長は女王蜂で25~30ミリメートル程度、働き蜂で22~28ミリメートル程度です。
コガタスズメバチの巣は、女王蜂が単独で営巣する初期の段階(5月~6月のはじめごろ)はとっくり型をしています。6月~7月にかけて女王蜂が産卵に専念するようになると、働き蜂がどんどん孵化して増えていきます。するととっくり型だった巣は球体へと変化していくのです。
ツマグロスズメバチ
ツマグロスズメバチは、日本だけではなく中国・台湾・インドネシアなど、東アジア・東南アジアを中心に生息しているスズメバチ科の蜂です。こちらもスズメバチ科の中では、比較的大人しい性格をしていますが、巣を刺激されると非常に攻撃的になります。
見た目は全体的に赤褐色ですが、腹部が黒色と黄色で構成されています。体長は、女王蜂で25~28ミリメートル程度、働き蜂で20~22ミリメートル程度です。
巣の特徴もコガタスズメバチと同じく、4月~5月はじめごろに女王蜂がとっくり型の巣を作り、5月~6月にかけて球体の巣へと変化していきます。
トックリバチ
トックリバチは、日本全国に生息しているドロバチ科の蜂です。コガタスズメバチやツマグロスズメバチと違い、穏やかで毒性も弱いため、危険性の低い蜂です。
また、スズメバチが集団で行動するのに対して、単独で行動することが多いという特徴があります。このように人間に危害を与える可能性が低いため、基本的に駆除する必要はありません。
見た目は、全体的に黒色で黄色の細いしま模様が入っています。体長は、13ミリメートル~17ミリメートル程度と小さめです。トックリバチの巣は、初期の段階から形が変わらず、常にとっくり型になっています。
一度業者に相談してみよう!
とっくり型の巣を作る蜂には、「コガタスズメバチ」や「ツマグロスズメバチ」などの危険を伴う種類や、「トックリバチ」のように危険性がほとんどない種類が存在しています。
とっくり型の巣を見つけても、どの蜂のものか一般の方が見分けるのは難しいため、蜂駆除業者に現地調査をしてもらうことをおすすめします。どの業者に相談してよいかわからないときは、ぜひハチ110番にご連絡ください。ハチ110番には現地調査を無料でおこなっている業者が多数加盟していますので、すぐにご紹介いたします。
ご相談・お見積りは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
スズメバチとトックリバチの巣を見分ける
とっくり型の巣を作る蜂には、コガタスズメバチやツマグロスズメバチといった危険な種類とトックリバチなどの危険性の低い種類がいます。とっくり型の巣を見つけたときは、スズメバチ・トックリバチのどちらのものであるかを見分けることが大切です。
もしスズメバチであるなら刺されるとアナフィラキシーショックというショック症状(血圧が急激に低下し、意識を失う)を引き起こし、命にかかわるおそれがあります。そのため、早急に駆除する必要があります。
この項目では、同じとっくり型の巣を作るスズメバチとトックリバチの見分け方について解説していきます。とっくり型の巣がスズメバチのものかわからないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
巣の見た目で見分ける
同じとっくり型の巣であっても、スズメバチとトックリバチの作る巣で、見た目にいくつかの違いがあります。まずは、巣の大きさに注目してみましょう。
スズメバチが作るとっくり型の巣は10センチメートル程度の大きさですが、トックリバチの作る巣は1~1.5センチメートル程度と10倍近く差があります。明らかに小さなとっくり型の巣であれば、トックリバチであると判断することができます。
また、巣の素材と色でも見分けることが可能です。スズメバチは木の繊維を利用して巣を作るため、茶色に薄いしま模様、もしくはマーブル模様となっています。一方でトックリバチは泥を利用して巣を作るため、乾いた泥のような見た目に均一な色となっています。
時期で見分ける
スズメバチが作った巣とトックリバチが作った巣は、初期の段階ではどちらもとっくり型です。しかし、スズメバチが作った巣は、時期によってとっくり型から球体へと変化していくため、時期によっても見分けることができます。
スズメバチは5月ごろから営巣をはじめ、この時期はとっくり型の巣となっています。しかし、6月以降になると働き蜂が羽化し始めて、徐々に筒状の部分がなくなって球体へと近づいていくのです。
トックリバチの巣は初期からずっと、とっくり型のまま変わりません。そのため、6月以降に筒部分が短くなっている巣であれば、スズメバチの巣だと判断することができます。
正確に見分けるなら業者に依頼!
上記の見分け方を読んでも、自分でスズメバチとトックリバチの巣を見分けるのが難しいと感じるのであれば、プロの蜂駆除業者に相談するのがおすすめです。業者であれば、どの種類の蜂が作った巣かを正確に見極めることができます。
そのため、とっくり型の蜂の巣を発見したら業者に調査してもらい、駆除が必要な種類の蜂であればすぐに対処してもらいましょう。
すぐに対処してもらいたいという方はぜひハチ110番にご相談ください。多数の加盟店の中から最適な業者をすぐにご紹介いたします。
ご相談は24時間365日受付対応中ですので、まずは一度お電話ください。
蜂の巣駆除は業者に任せよう!費用相場について
蜂の巣の駆除は、十分な準備と時期などの条件がそろえば自分で駆除することが可能です。しかし、万が一刺されてしまった場合、アナフィラキシーショックを引き起こして命にかかわるおそれがあります。
そのため蜂の巣の駆除は、プロの蜂の巣駆除業者に任せたほうが確実で安心です。業者に依頼するとなると、いくらかかるのかが気になる方も多いかと思います。
以下では、業者に蜂の巣駆除を依頼した場合にかかる費用相場についてご紹介します。では、見ていきましょう。
蜂の巣駆除にかかる費用相場
蜂の巣駆除の一般的な費用相場としては、以下のとおりです。
- スズメバチ 1万3千円~4万8千円程度
- アシナガバチ 9,000円~3万円程度
- ミツバチ 8,000円~2万5千円程度
上記の費用は、蜂の種類や巣の大きさなど、基本的に駆除の危険度によって変動します。そのため、より詳細な費用を知りたいという場合は、業者から見積りを取って確認するようにしましょう。
詳細な費用は見積りで確認しよう!
蜂の巣駆除にかかる費用は業者ごとに異なりますし、駆除の危険度以外にも出張費など、さまざまな要因によって変動します。そのため、詳細な費用を知りたいのであれば、業者から見積りを取って確認するのがおすすめです。
また、複数の業者から見積りを取り、価格やサービス内容などを比較する相見積りをすれば、自分が納得できる価格とサービス内容の業者に依頼することができます。
相見積りの際は、ぜひハチ110番にもご連絡ください。ハチ110番では、現地調査と見積りが原則無料の業者をご紹介しております。キャンセル料などは発生しませんので、「他の業者と比較して決めたい」「料金を見てじっくり考えたい」という場合も安心してご利用いただけます。
24時間365日受付の無料相談窓口にてご相談をおうかがいしますので、時間帯などは気にせずぜひ今すぐご連絡ください。
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