蜂は匂いに敏感です。そのため、蜂の嫌いな匂いを発するアイテムを使うと、蜂を寄せ付けない対策になります。
「ベランダに蜂が飛んでいて、巣を作られないか不安だ」
「最近、家の周りに蜂がいるから対策方法を知りたい!」
上記のような方はぜひこの記事をご覧ください。蜂の嫌がる煙の匂いやハッカの匂いを使った効果的な予防方法をご紹介します。
また、ベランダの蜂の巣対策や蜂に遭遇してしまったときに身を守る方法もお伝えしますので、参考にしてみてください!
蜂の巣が作られる前であれば、匂いを使った蜂予防は効果的です。しかし、蜂の巣が作られてしまった場合は、殺虫剤などを使い駆除することをおすすめします!
蜂は一度巣を作ると、なかなか巣から離れようとはしません。巣が大きくなり蜂の数が増えるほど、匂いを使った蜂よけは難しくなります。
すでに巣が作られている方、蜂を駆除して根本的に解決したい方は、ハチ110番までお気軽にご相談ください!安全・迅速に対応して蜂駆除をいたします。
蜂が嫌いな匂いは何?
蜂は匂いに敏感で、好き嫌いがはっきりと分かれています。人が好きな匂いを身にまとっていると、蜂が寄り付いてきてしまいます。その習性を逆手にとれば、蜂の嫌いな匂いで寄せ付けないようにできるのです。蜂の嫌いな匂いは以下のようなものがあります。
煙の匂い
火は虫にとって危険な存在です。蜂は本能的に火をおそれ、煙の匂いを避ける習性があります。燻煙剤や、木材を焼くときに抽出される木酢液には蜂を寄せ付けない効果があります。
ハッカやハーブの匂い
蜂はハッカの匂いが嫌いだといわれています。また、蜂が嫌がる成分や匂いが含まれているハーブも蜂よけに有効です。メントールの成分を含むスペアミント、ローズマリーやユーカリなどには蜂よけの効果があります。しかし蜂のフェロモンと同じ成分を含むゼラニウムやレモングラスは蜂を引き寄せてしまう効果があるので注意しましょう。
また、市販のハッカ油や、蜂の嫌いな成分を含んだアロマオイルには忌避効果があります。次の章では蜂除け効果があるアイテムはそれぞれどんな場面で使うと効果的か、それぞれの注意点を紹介していきます。
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蜂を寄せ付けないアイテムの活用方法と注意点
蜂が嫌いな匂いを使った忌避アイテムは「木酢液」「ハッカ油」「殺虫剤」「燻煙剤」などがあります。それぞれのアイテムのメリットデメリットをご紹介し、どんな場面で使用するのが効果的かという活用方法もお伝えしていきますので、参考にしてみてください。
木酢液
蜂の嫌いな匂いのする木酢液は植物由来の成分でできているため、ペットや植物を育てているご家庭でも安心して使えます。水で薄めたものをペットボトルに入れて木の枝や物干し竿に吊り下げれば、野外でも効果を発揮することが可能です。
木酢液は木材を焼いて作られたものなので、人間にとっても少しきつい匂いがします。そのため、ベランダで使用する場合は洗濯物への匂い移りが気になる方もいるかもしれません。
そのような方は、ハッカ油や殺虫剤で対策をするとよいです。しかし、殺虫剤やハッカ油を使わないほうがよい場合もあるので注意点も併せて紹介していきます。
殺虫剤
当然、蜂は殺虫剤の匂いを嫌がります。巣を作られそうな場所にスプレーをまいておくと、蜂が近寄らない効果があります。しかし、殺虫剤は雨で流れてしまうため、定期的にスプレーすることが必要です。約1~2週間に1度は散布しましょう。
ほとんどの殺虫剤は、適量であれば人体に有害ではないとされていますが、小さなお子さんがいらっしゃる方は気になるかもしれません。そんな方はハッカ油をつかった蜂よけの方法がおすすめです。
ハッカ油
ハッカ油にはメントールという蜂が苦手な成分が入っているため、蜂を寄せ付けない効果が期待できます。
ハッカ油は爽やかなミントの匂いです。木酢液や殺虫剤のようなきつい匂いはないので、野外へお出かけの際に服に吹きかけるなど、気軽に使用できます。ドラッグストアなどで購入できますが、以下の方法で手作りも可能です。
ハッカ油:20滴~60滴
エタノール:10ミリリットル
精製水:90ミリリットル
これらの材料を混ぜ合わせ、スプレー容器に入れたら完成です。
注意点として、水は水道水ではなく不純物の入っていない精製水を使いましょう。精製水はドラッグストアやホームセンターなどで購入可能です。容器はエタノールを入れても溶けにくい、ポリプロピレン製またはポリエチレン製のものを使用してください。
ハッカ油を使用するにあたってもうひとつ重要な注意点は、ハッカ油はペットがいる家庭では使用してはいけないということです。特に猫にとってハッカ油は猛毒です。猫は精油全般を体内で分解することができないため、ハッカ油を舐めてしまった場合、肝機能障害を起こすおそれがあります。ペットがいる方は他のアイテムで対策をしましょう。
燻煙剤
バルサンなどの燻煙剤を使うことによって、一定の期間(約1~2週間)蜂を寄せ付けないことができます。ただし、蜂専用の燻煙剤はありません。ゴキブリやノミやダニ用のものでも効果があるため、代用しましょう。
燻煙剤のデメリットとして、ベランダなどの解放空間では効果を発揮しないということがあります。燻煙剤は閉鎖された空間で煙を循環させることによって効果を発揮するため、空気が循環してしまう場所では使用しても意味がありません。
燻煙剤は室内の蜂対策として利用しましょう。燻煙剤を使用するときは人間だけでなく、ペットや植物も煙を吸い込まないように気を付けてください。
ベランダの蜂の巣対策
「ベランダに蜂が飛んでいるのを頻繁に見かけるようになった。巣を作られないか心配」という方は、巣を作られてしまう前にベランダの蜂対策をしましょう。
蜂の嫌いな匂いで対策する方法や、他にも蜂を寄せ付けない対策を紹介していきますので、ぜひ実践してみてください。
木酢液を設置
ベランダに木酢液を設置する場合は、バケツかペットボトルを使用するとよいです。
- 木酢液:水を1:1の割合でバケツに入れる
- ベランダの端に設置しましょう
- 約1ヵ月に1度はバケツの中を新しいものに交換してください
- 500ミリリットルペットボトルの側面に数ヵ所穴を空ける
- 木酢液:水を1:1の割合で混ぜたものをペットボトルの中に入れる
- 物干し竿につるす
- 約1ヵ月に1度はペットボトルの中を新しいものに交換しましょう
ハッカ油を使う
「木酢液をベランダに設置するのは匂いが気になる」「ペットを飼っていない」という方はハッカ油でも蜂よけ対策が可能です。
- コットンにハッカ油を染み込ませます
- ハッカ油を染み込ませたコットンを石けんネットに入れましょう
- 物干し竿などにつるします
ハッカ油の原液は皮膚への刺激が強いです。使用する際は、手袋をするなどして、ダメージを与えないように対策をとりましょう。
防虫ネットを張る
ベランダに防虫ネットを張ってしまうのもひとつの手です。しかし、布団などが干しにくくなってしまうことがあります。網目が粗すぎるネットは網目のすき間から蜂が入り込んでしまうおそれがありますので、網目が細かいものを選びましょう。
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殺虫剤を使う
網戸やベランダの手すりに蜂用の殺虫剤をかけておくことで、蜂を寄せ付けない効果が期待できます。蜂用の殺虫剤は駆除にも使用できます。しかし、蜂駆除を自力でおこなうのはしっかりと準備が必要ですし、危険をともないます。ベランダで蜂を見つけたからといって、気軽に殺虫スプレーを使用するのはおすすめしません。
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蜂を呼び寄せるものを置かない
蜂は花の匂いや甘い香りが好きです。ベランダに甘い香りの花があったり、甘い匂いのするゴミなどを放置していたりすると、蜂を呼び寄せてしまいます。ベランダには余分なものを置かないようにマメに掃除をし、花は室内などに置くとよいです。
洗剤や柔軟剤の香りに注意!
洗濯用洗剤や柔軟剤に蜂が好む成分が入っていた場合、ベランダに干した洗濯物に蜂がとまっているなんてことも起こりえます。洗濯用洗剤を無香料や甘い香りのしないものに変えることで蜂対策になります。
匂い以外も利用した蜂予防の詳細はこちらをご覧ください。
気を付けよう!蜂から身を守るために
蜂の特性を知っておくことで、危険な目にあう確率を下げることが可能です。蜂が凶暴になるのには理由があります。これから紹介する蜂の気性が荒くなるパターンをおさえて、ご自身の身を守りましょう。
黒色のものを身に着けない
蜂は黒色に敏感に反応します。黒色は蜂の天敵であるクマを連想させるからといわれています。蜂に遭遇しそうな場所にいくときには白っぽい色の衣類を身に着けることをおすすめします。
紺色などの黒色に似た濃い色のものも、黒色と認識されてしまうおそれがあるため、身に着けけないほうが無難です。
蜂が好きな匂いを避ける
蜂が好きな匂いは花の匂いのような甘い香りです。洗濯洗剤や柔軟剤に含まれている香料は蜂を引き寄せます。また、香水や香りの強い整髪料の匂いにも蜂は反応しやすいです。
自然の多い場所や蜂に遭遇しそうな場所に行くときは強い匂いを発するものを身に着けるのは避けましょう。
蜂は大きな声や激しい動きをしない
蜂は、周囲のものの動きや音に驚きやすいです。攻撃されるかもしれないと判断すると、反撃しようとします。
蜂を見つけたら、刺されるかもしれないという恐怖から声を出したくなったり、早く走って遠くに逃げたい気持ちになるかもしれません。しかし、それらの行動は余計に蜂に刺激を与えてしまいます。大きな声を出したり激しい動作をしたりせずに、なるべく静かにその場を立ち去りましょう。逃げるときは、身をかがめて姿勢を低くすると攻撃されにくくなります。
蜂が凶暴になる夏から秋は注意
蜂は女王蜂が生まれる夏から秋にかけて凶暴になります。この時期は巣を守るために、いつも以上に攻撃的になっている時期です。蜂の巣に近づいてはいけません。
夏から秋にかけての自力駆除はとても危険です。この時期に蜂の巣を見つけてしまったら、ハチ110番にご相談ください。弊社に加盟する蜂駆除のプロを派遣し、速やかな解決に努めます。
蜂を安全に駆除する方法は?
蜂の駆除をしたいときは、業者に依頼しましょう。業者に依頼すると費用がかかってしまうため、自力駆除をしたいと考える方もいるかもしれません。しかし、蜂の駆除は業者依頼をおすすめします。この章では、なぜ蜂の駆除は業者依頼をおすすめするのかの理由をお伝えしていきます。
業者に依頼するのが確実
作業に慣れていなかったり、大きすぎる巣を無理に自分でしようとしたりすると、うまく駆除できないおそれがあります。
プロの業者なら専門機材を使って作業をおこなうため、より確実な駆除が可能です。また、家にできたのがスズメバチの巣だった場合、自力駆除では危険な目にあってしまうおそれがあります。どんな蜂の種類でも経験豊富な業者でしたら、安全かつ効率よく駆除してくれます。
自力で駆除するとリスクが大きい
自分で駆除すると、刺されるかもしれないというリスクはすべて自己責任で負うことになります。自力駆除のために防護服を買うのにも費用がかかりますので、道具や技術を備えている業者に依頼するほうが手間やリスクの面を考慮しても適切です。
駆除はどんな蜂であっても危険をともないますし、駆除してもまたすぐに再発してしまうおそれがあります。業者であれば、安全に駆除してもらえることはもちろん、巣が再発したときの対策をしてくれる場合もあります。
詳しくは蜂駆除業者の選び方の記事をご覧ください。
蜂駆除はハチ110番までご相談ください!
ハチ110番では、蜂に関するお悩みを24時間365日受け付けています。蜂被害に遭う方が少しでも減るように、あなたからご連絡があれば蜂駆除のプロを迅速に手配し対応いたします。
「蜂よけ対策を試してみたけど効果がない…」
「巣があるかわからないけど相談して大丈夫?」
蜂よけグッズを使用しても蜂が減らない場合は、近くに巣ができている可能性があります。ハチ110番では現地調査から対応していますので、巣があるかどうかわからない方もまずはお気軽にご相談ください!
蜂は巣が大きくなればなるほど攻撃的になっていきます。ご家族やご近所に被害が出る前に対処して、安心して暮らせるようにしましょう!