テレビに「B-CASカードを差し込んでください」などのエラーメッセージが表示され、番組が映らなくなりお困りではないですか?
B-CASカードのエラーは、抜き差しすれば直ることがほとんどです。
B-CASカードのエラーは、接触不良が原因で起こることが多いため、正しい手順で抜き差しをすれば解消されるでしょう。
「すでに試したよ!」という方は、もしかしたら手順を間違えているのかもしれません。
ご紹介する手順通りに、もう一度抜き差ししてみてください。
それでも直らない場合は、他の原因が考えられます。
この記事では、B-CASカードの抜き差し方法や、その他に考えられる原因と対処法をご紹介しています。
この記事を読めば、B-CASカードのエラーがすぐに消え、再びテレビが見られるようになりますよ。
1. B-CASカードのエラーは抜き差しすればOK!正しい手順
B-CASカードがエラーを起こした原因は、さまざまです。
しかしたいていは「カードを抜き差し」すれば直ります。
テレビでも、レコーダーやチューナーでも、地上波用でもCS用でもすべて同じ対処法で解決します。
エラーの理由は次の章で説明するため、まずはすぐにできるエラーの直し方を見ていきましょう。
- 乾いた柔らかい布を用意する
- テレビ・レコーダーなどB-CASカードを使っている製品の主電源を切る
- テレビ・レコーダーなどからB-CASカードを取り出す。(テレビの取り出し位置は上図を参照)
- 金色のICチップ面を乾いた布で優しく拭く
- 正しい向きでカードを挿入する(向きは上図を参照)
- テレビの主電源を入れ、テレビをつける
- うまくいかなければテレビ・レコーダーのコンセントを抜き、再起動をおこなう
これでたいていのB-CASカードのエラーは直るはずです。
それでも直らない場合は、「アンテナ」「テレビ本体」「B-CASカード」のどれかに問題があります。
別章「故障の理由は本当にB-CASカード?疑わしいときの確認方法」を読んで、原因を特定しましょう。
ただし、ご自宅にある他のテレビも映っていないかったら、アンテナに問題がある可能性が高いです。
アンテナが傾いていたり、劣化によって故障していたりしているおそれがあるため、アンテナを調査してもらいましょう。
アンテナ110番では、アンテナの調査や修理をおこなう業者をご紹介しています。
アンテナの調査を依頼する際は、ぜひご相談ください。
B-CASカードの3つのエラー
B-CASカードがエラーを出した理由を知れば、次からは防げるかもしれません。
そこで原因を知っておきましょう。
B-CASカードのエラーコード
B-CASカードの異常は、たいていエラーメッセージでわかります。
おそらくこの記事を読んでいるかたのほとんどは、お使いのテレビに「B-CASカードが挿入されていません」などのエラーメッセージが表示され調べているかただと思います。
しかしテレビやお使いのレコーダーやチューナーによっては「エラーコード」という、数字が出る場合があります。
Panasonic、シャープや東芝などのメーカーによって微妙に違いますが、マスプロアンテナの場合以下の通りです。
コード | コードの意味 |
E100 | カードが未挿入 |
E101 | ICチップが読み取れない 向きが違うか、ゴミなどの接触不良 |
E102 | カードが使用できない ICチップが破損している恐れあり |
E103 | 有料チャンネルなど契約していないチャンネルを選択している |
エラーコードに違いはありますが、どのメーカーのテレビ、チューナーでもB-CASカードを挿し直せば不具合は解消します。
ここからはB-CASカードがエラーを起こした原因を、少しだけ詳しく説明します。
B-CASカードがしっかり挿入されていなかった
B-CASカードには、ICチップが内蔵されています。
ICチップに情報が書き込まれているため、これが読み取れないとエラーが発生します。
日常生活の振動や抜き差ししたときに、ズレたのかもしれません。
ぐっと奥まで差し込みましょう。
B-CASカードの挿入方向が間違っていた
テレビやチューナーを新しく購入したかたに多いミスです。
挿入方向が違うとICチップが読み取れないため、向きを確認しましょう。
B-CASカードの向きは、たいてい「B-CAS」の文字が上です。
たとえばテレビ背面に抜き差しする場合、背面側がB-CASの文字の面。
画面側がICチップの面です。
B-CASカード裏面のICチップが接触不良を起こしていた
B-CASカードの接触不良には主に2つの原因が考えられます。
1つはもっとも多い、ほこりやゴミなどが付着したための接触不良。
テレビの周囲はこまめに掃除し、ほこりが溜まらないようハンディモップなどでキレイにしましょう。
2つ目は経年劣化による、ICチップの故障です。
ICチップは長年使っていると抜き差しによる傷がつく、汚れなどによるサビなどさまざまな問題が発生します。 劣化や破損したB-CASカードは新しいカードを用意するしかありません。
その手段は次の章で説明します。
3. B-CASカードを故障、紛失したらどうなるか?
B-CASカードはテレビ1台につき、1枚入っている専用カードです。
電池やアンテナ線のようにどこでも売っているものではなく、B-CASカードを管理している会社(株式会社 ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ。以下B-CAS社)に申請すれば手に入ります。
B-CASカードが故障!問題がなければ交換してもらえる
基本は無償で交換してもらえます。
ただしカードに水をかけたなど利用者に責任がある破損、テレビを購入してから3年以上たっている場合は2,160円(送料込・税込)が必要です。
B-CASカードを紛失。有償で再発行
B-CASカードを紛失した場合はカードの再発行になります。
紛失をした経緯をB-CAS社に申しで、代金2,160円(送料込・税込)を支払います。
参考:株式会社 ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ
B-CASカードをネットで購入、もらってはダメ!
B-CASカードの所有権は、常にB-CASカードを管理しているB-CAS社にあります。
そのためネットオークションなどでの販売は禁止です。
また古いカードを新しいテレビで使い続けていると、不具合が出る場合があります。
B-CASカードだけをもらって使い続けても、故障する危険があるんですね…。
B-CASカードは付属のカードを使用しましょう。
ちなみに「知り合いからテレビをもらったら中に、B-CASカードが入っていた」という場合。
この場合はカード申請変更をB-CAS社に申請します。
故障の理由は本当にB-CASカード?疑わしいときの確認方法
1章目の対処法を試したのに、まだ直らない…。
その場合原因がB-CASカード以外に、あるかもしれません。
原因がB-CASカードにあるか、ほかにあるのか確かめましょう。
テレビが映らない主な原因は「大元のアンテナが原因、テレビ本体が原因、B-CASカードが原因」です。
大元の原因から探り、どんどん範囲を狭め原因を探していきましょう。
テレビが2台ある場合の確かめ方法
ご自宅にテレビが2台以上あると楽に原因が特定できます。
以下を試してみましょう。
まずは故障が疑われる以外のテレビは映っているか?
もし家中のテレビが映っていないのであれば、家全体に電波を送る「アンテナ」のせいかもしれません。
アンテナが原因の場合、アンテナが傾いている、アンテナが劣化しているなど、さまざま要因が考えられます。
アンテナのトラブルを個人で直すのはむずかしいため、アンテナのプロに相談しましょう。
アンテナ110番では、アンテナの調査や修理をおこなう業者を日本全国でご紹介しています。
「テレビが映らない原因がアンテナかどうかわからない……。」といった場合も、お気軽にご相談ください。
ご紹介するプロのアンテナ業者がご自宅まで伺い、テレビが映らない原因を調査いたします。
故障したテレビと正常なテレビのB-CASカードを一時的に交換する
故障が疑われるテレビと正常に映るテレビを用意します。
次にお互いのテレビの電源を切りB-CASカードを交換します。
交換後正常に映っていたテレビが変わらず映っていれば、カードは正常です。
問題はテレビにあります。
反対に正常に映っていたテレビが映らなくなれば、カードに異常があります。
テレビ本体に原因がある場合は、以下のことを確認しましょう。
✓ 配線のゆるみを確認、ゆるんでいたら挿しなおそう
✓ 主電源をOFF、コンセントを抜いてテレビの再起動してみる
✓ 入力間違いはないか?リモコンを確認
✓ リモコンの電池切れではないか?リモコンの電池を交換
たいていは上記の方法で直るはずですが…、直らなければ電気屋さんなどに相談しましょう。
またB-CASカードに原因がある場合は、B-CAS社にカードの交換を依頼しましょう。
交換、再発行については前述の「B-CASカードを故障、紛失したらどうなるか?」をご確認ください。
テレビが1台しかない場合
冒頭の「B-CASカードのエラーは抜き差しすればOK!正しい手順」を試してもダメならば原因がB-CASカードにある可能性が高いです。
しかし念のためアンテナやテレビに関してもチェックしましょう。
取り急ぎすぐにできるチェックポイントをまとめました。
✓ 台風などでアンテナがズレていないか?(ご近所とアンテナの向きは違わないか?)
✓ アンテナレベルが下がりすぎ、上がりすぎていないか?(リモコンの設定→詳細設定、受信状況で確認)
✓ 最近新しい建物が近所に建てられていないか?
✓ 配線のゆるみを確認、ゆるんでいたら挿し直す
✓ 主電源をOFF、コンセントを抜いてテレビの再起動してみる
✓ 入力間違いはないか?リモコンを確認
✓ リモコンの電池切れではないか?リモコンの電池を交換
テレビの不具合はたいていこれで直るはずです。
直らない場合はすぐに復旧しないため、メーカーや家電量販店などに相談しましょう。
しかしアンテナが原因の場合は、個人で解決するのはむずかしいでしょう。
「アンテナレベルが下がっていた」「テレビやB-CASカードに問題はないと判明した」場合は、プロのアンテナ修理業者に一度見てもらいましょう。
アンテナ110番では、プロのアンテナ修理業者を多数ご紹介しています。
テレビが映らないトラブルでお困りなら、ぜひご相談ください。
テレビが映らないトラブルはアンテナ110番におまかせください!
テレビやB-CASカードのトラブルは、個人でも比較的対処可能です。
しかしアンテナのトラブルは、屋根の上に登るため配線のチェックをするだけでも大変です。
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※作業内容や加盟店によって対応できない場合がございます。天災・災害・お客様の過失によるものは施工保証対象外となります。
まとめ
B-CASカードのエラーが表示されたら、正しい手順で抜き差ししてみてください。
それでも直らない場合は、「アンテナ」「テレビ本体」「B-CASカード」に問題があるおそれがあります。
ご自宅にあるすべてのテレビが映らないなら、アンテナに問題がある可能性が高いため、アンテナ業者に調査してもらいましょう。
複数台あるテレビの1台だけが映らない場合は、エラーが表示されているテレビのB-CASカードを、正しく映るテレビに差し込んでみてください。
問題なく映るようでしたら、エラーが表示されているテレビが故障しているおそれがあるので、修理もしくは買い替えを検討しましょう。
正しく映るはずのテレビが映らなくなったら、B-CASカードが破損しているおそれがあるため、新しく交換してください。
アンテナ110番では、「テレビが映らない!」などのトラブルをすぐ解決できるように、お電話のご相談を24時間365日受け付けております。
どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。