家の敷地内にできた蜂の巣を撤去する際に、「火災保険は適用できないだろうか?」と思う方もいるでしょう。しかし残念ながら、蜂の巣撤去に火災保険は適用されません。
なぜなら火災保険の適用対象となる損害のなかに、害虫による損害は含まれていないからです。しかし、蜂の巣駆除にかかる費用を抑える方法はいくつかありますので、それらを活用しましょう。
この記事では、蜂の巣撤去に火災保険は適用されない理由を詳しく解説しています。そのうえで、撤去の費用を安く抑える方法をご紹介しています。蜂の巣撤去の費用を抑えたい方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。
目次
蜂の巣撤去に火災保険は対応できない!
火災保険は、自分が所有する建物や家財が受けた経済的損害をカバーするための保険です。その経済的損害に蜂の巣の撤去費用も含まれるのではと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、火災保険が保証している経済的損害に、害虫による損害は含まれていないことが多いです。そのため、蜂の巣撤去に火災保険を適用することは期待できないのです。では、どのようなものが火災保険の適用対象となるのか見ていきましょう。
火災保険の対象となるもの
火災保険は基本的に、自分が普段から住居として使っている「建物」と「家財」が対象となります。「建物」に含まれているのは、門、物置、車庫、畳、電気設備、ガス設備、冷暖房設備などです。「家財」に該当するのは、被保険者の親族が所有し、かつ保険証券に記載の建物のなかに収容されているものです。
また、保険が適用されるためには損害を受けた原因も重要です。火災保険という名のとおり火災による損害がおもですが、そのほか台風や落雷といった自然災害、空き巣などの被害も含まれる場合があります。たとえば強風によって自宅の窓ガラスが割れる、泥棒に家電を盗まれるなどの損害を受けると火災保険が適用されます。
どのような原因で損害を受けた場合に適用されるのかは、保険の契約内容によります。害虫による被害が契約書に記載されていなければ、蜂の巣駆除の費用には火災保険が適用されません。そして多くの火災保険では、害虫による被害を対象としていないのです。
蜂の巣撤去にかかる費用が火災保険の対象とならなくても、プロの蜂駆除業者に依頼したいという方は、ぜひ弊社にご相談ください。弊社では蜂駆除業者をご紹介するサービスをおこなっております。ご相談いただければすぐにお近くの業者をご紹介いたします。
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蜂の巣の撤去費用を安く抑える方法
火災保険を蜂の巣撤去の費用に適用することはできません。しかし、費用を安く抑える方法はあります。
ここでは蜂の巣の撤去費用を安く抑える方法を、以下でご紹介いたします。少しでも費用を安く済ませたいという方は、ぜひ参考にして活用してみてください。
1.自治体に相談すると費用がお得になることも
自治体のなかには職員が無料でスズメバチの駆除をしてくれたり、駆除業者への依頼にかかる費用の一部を負担してくれたりするところがあります。また自力で駆除する場合、防護服の貸し出しをしてくれる自治体もあります。防護服の価格は通常約5万~約10万円です。
蜂の巣の撤去費用は経済的に非常に大きな負担となります。撤去費用を少しでも削減したい方は、自治体に相談してみるとよいでしょう。
2.雑損控除の申請で蜂駆除費用の税金の一部を還元
雑損控除とは、災害などによって自分の資産に損害を受けた場合等には、一定の金額を所得税から控除して負担を軽減してくれるという制度です。
この「災害」には、害虫による災害も含まれています。そのため、蜂の巣駆除にかかった費用に雑損控除を適用できるのです。ただし、雑損控除を適用できるのは、自分が生活のために使用している住居が被害に遭った場合だけなので注意してください。
・雑損控除を受けるための手続き
雑損控除を受けるためには、確定申告をする必要があります。申告書を作成するときに、「雑損控除」の欄に蜂の巣撤去にかかった費用を記入してください。
申告書が完成したら、駆除費用の領収書を申告書と一緒に税務署に提出します。自力で駆除した場合は蜂駆除費用の領収書がないため、雑損控除を申請することはできません。雑損控除を受けたいのであれば、業者に依頼して駆除をしてもらいましょう。
3.蜂に刺されたときは傷害保険が適用される
蜂の毒針に刺されたときは病院で診てもらいますが、その際診療費がかかります。重症であれば通院費用や入院費用がかかってくることも……。
もし傷害保険に加入していれば、費用を一部負担してもらえる可能性があります。ただし、保険の契約内容によって適用できないこともあるので、保険会社に連絡して確認しましょう。
4.万が一のときは損害保険が適用される
害虫駆除業者の多くは損害保険に加入しています。これは、施工中にトラブルが発生し、依頼者に与えた損害をカバーするためです。
蜂の巣撤去をする際に業者が誤って壁を壊してしまったなど、損害を被ったときは損害保険が適用されることがあります。そのため依頼するときは万が一に備えて、損害保険に加入している蜂駆除業者を選んだほうがよいでしょう。
蜂の巣撤去を業者に依頼したときの費用相場
「蜂の駆除と巣の撤去を業者に依頼するといくらかかるの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。蜂の駆除と巣の撤去をプロの蜂駆除業者に依頼する場合の、一般的な費用相場は以下になります。
スズメバチ:約1万円~約5万円
アシナガバチ:約9,000円~約3万円
ミツバチ:約8,000円~約4万円
これらの費用相場は目安にすぎません。業者ごとに料金は違いますし、蜂の巣が高所にあるなど難易度によって追加料金が発生することがあります。正確な料金を知りたい方は、業者から見積りをとるとよいでしょう。
業者を選ぶときのポイント
業者を選ぶポイントがわかれば、それをもとに信頼できるか判断できます。信頼できる業者か判断するときは、以下の点に注意するとよいでしょう。
・ホームページに会社情報が詳しく書いてある
会社情報を詳細に掲載している業者は、最低限の社会的責任のある業者だと判断できるでしょう。そのため、ホームページに会社名・所在地・電話番号・事業内容などの会社情報を詳細に書いてあるか確認しましょう。料金設定や過去の施工事例なども掲載されていれば、より信頼感があります。
・長期の施工保証がある
駆除しきれなかった蜂が戻ってきて、再び巣を作ることがあります。保証がないと、駆除にかかった費用をもう一度払うことになり、経済的に大きな負担となります。依頼するときは施工後の保証があるか、どこまで保証してくれるのか、保証期間の長さなどを確認するとよいでしょう。
・見積りを出すときは現地調査をする
現地調査をせずに見積りをすると、施工時に追加料金が発生して見積りよりも費用が高くなることもあります。しっかりと現地調査をして、内訳も詳細に記載された見積りを作成してくれる業者であれば、後から追加費用を請求されることはないでしょう。ホームページなどに見積り後の追加料金はかからないことを明示してあるかも確認しておきましょう。
・損害保険にはいっている
先述しましたように、施工中のトラブルによって自宅の壁に穴があくなどの損害がでることがあります。損害保険にはいっている業者であれば、そのような損害の修復にかかった費用を負担してくれます。そのため、依頼するときに損害保険にはいっているか確認するのも業者選びの重要なポイントです。
弊社にご相談していただければ、これらの条件がそろったプロの蜂駆除業者をすぐにご紹介することができます。自分で業者を探すのが面倒だと思われる方、自分で信頼できる業者を探す自信のない方は、ぜひ弊社にご連絡ください。