家の中に蜂の巣があったときの選択肢は2つ!蜂の巣駆除・対策まとめ

家の中に蜂の巣があったときの選択肢は2つ!蜂の巣駆除・対策まとめ

蜂が家の中に入ってきたときは、むやみに駆除しようとはせず、窓を開けるなどして刺激を与えずに外へ出ていくような対処をしましょう。このとき、たまたま窓や床下、屋根にできたすき間から侵入してしまったという場合、それほど深刻な問題ではありません。

しかし、もし家の中に蜂の巣が作られていたら、早急に駆除する必要があります。また、家の中に蜂の巣を作られてしまったときは、巣そのものの駆除も大切ですが、その後の巣を作られないための対策も同じくらい重要です。

なぜなら、たとえ家の中の蜂の巣を駆除したとしても、なんの対策もしなければ、再び巣を作られてしまうおそれがあるからです。

そこでこの記事では、家の中に蜂がいたときの対処法から、蜂の巣を作られていたときの駆除・対策方法を詳しくご紹介していきます。危険な蜂を安全に追い出して、しっかりと駆除・対策していきましょう。

至急解決したいときや、蜂が危険な種類である場合は、一度プロに状況を見てもらうのもよいでしょう。相談窓口や無料の現地調査などを活用することで、安全・確実な最短ルートで対処できるはずです。

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家の中に蜂が入ってきたら部屋を暗くしよう

蜂が家の中に入ってきたときの一番安全な対処法は、明るい場所へおびき寄せることです。蜂は明るいところへ移動する習性があるので、昼間であれば部屋の電気を消して窓を開けておきましょう。このとき、窓を閉じているほうのカーテンを閉めておくと、明るいほうに誘導しやすくなるようです。

夜も昼間と同様に、片側の窓を開けておきます。そして、室内の電気を消して、外のほうが明るくなるようにしてください。そうすることで、蜂を明るいほうに誘導し、刺激することなく外に追い出すことがきでます。

蜂を見失っても慌てない!

家の中で蜂を見失ったときも、光を使っておびき出しましょう。室内の電気を消したあと、懐中電灯など強い光を放つものを窓際に置いておくことで蜂をおびき出せる場合があります。月明かりや街灯よりも懐中電灯の方が蜂の誘導には効果的です。

ただ、注意しなければいけないのは、殺虫スプレーや蜂用スプレーを噴射するのは危険だということです。スプレーは蜂に直撃させなければすぐに殺虫できないため、下手に刺激するだけになってしまい、蜂から攻撃を受けるリスクが高まってしまいます。

蜂を見失っても慌てず、できるだけスプレーは使わないようにして窓から逃がすようにしましょう。

蜂はどこから入ってくるの?

蜂の侵入経路として多いのが、窓です。網戸の穴や隙間、あるいは洗濯や掃除で短時間開け放っていたときなどに入ってくることがあります。窓以外にも、換気口、通気口、エアコンの室外機のホースなどから侵入する場合もあるようです。

また、壁の中などに巣を作った蜂が、壁の隙間などから侵入してくることもあります。ミツバチなどのように体の大きさが10mmほどの小さいものもいるので、ちょっとした隙間があれば入り込まれてしまうのです。

窓辺の環境に目を配りつつ、ほかにも蜂が浸入しやすいところはないかどうか探して、対策をとってみましょう。

蜂の巣を駆除する方法の詳細はこちらをご覧ください。

家の中に蜂の巣があったときの対処法

もし家の中に蜂の巣があった場合も、刺されないよう正しい方法で対処していく必要があります。巣があるということは、その中に大量の蜂がいる可能性があり、外から侵入してきたときとは比べ物にならないくらい危険であるからです。

そのため、家の中に蜂の巣があったときは、状況にあわせて以下の3つの中から、いずれかの方法で駆除していきましょう。

蜂の巣を駆除する3つの方法
対処法1:自力で駆除する
対処法2:自治体に連絡する
対処法3:プロに依頼する

対処法1:自力で駆除する

どんな状態の巣であってもおすすめはできませんが、場合によっては、自力で蜂の巣を駆除できることもあります。ただ、蜂の巣を自力で駆除するときは、巣の大きさと蜂の種類を見極めることがとても重要です。

一般的に15cm未満の巣であれば自力で駆除できるとされていますが、蜂の巣の大きさは、蜂の種類によって最大・最小が異なります。そのため、「15cm未満かつ、女王蜂が1匹しかいない、もしくは女王蜂と数匹の働き蜂しかいない巣」と覚えておくと安心です。

もし家の中にある蜂の巣の状態が上記の条件に当てはまるようであれば、必要な道具を揃えて正しい手順で駆除作業するようにしましょう。

対処法2:自治体に連絡する

自治体によって対応の仕方は異なりますが、蜂の巣駆除業者を紹介してくれたり、補助金を出してくれたりすることがあります。自治体によっては職員の方が駆除作業することもあるようです。ほかにも、防護服の貸し出しをおこなっている自治体もみられます。

ただ、スズメバチしか対応していなかったり、相談を聞くことしかしていなかったりする自治体もあるようです。そのため、まずはお住まいの地域の自治体がどういった対応をしているのか、電話やHPから確認してみてはいかがでしょうか。

対処法3:プロに依頼する

家の中に蜂の巣があった場合、もっとも安全でおすすめな駆除方法はプロに依頼することです。プロであれば、蜂の巣の知識や駆除経験が豊富にあるため、安全性だけでなく確実性においても安心して任せることができます。

また、近隣住民に配慮した駆除をしてもらえるため、被害の拡大を心配する必要もありません。さらに、駆除後の清掃や再び巣を作られないよう対策してもらうこともできるため、あらゆる面でプロに依頼するのはおすすめです。

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家の中に巣を作るのはどんな蜂?

家の中に蜂が出る要因としては、外からの侵入以外に床下や屋根裏に巣を作っている場合もあります。比較的弱い毒を持つミツバチやクマバチは温厚な蜂ですが、屋根裏・壁と壁の間などの狭い場所に巣を作るようです。クマバチは、木材の中に営巣することもあります。

そのため、建材の中や屋根裏のかたすみに、人間が知らないうちに蜂の巣ができているということもありえるのです。窓を開けていないのに家の中に蜂が出た場合は、家の中に巣を作られていることを疑いましょう。

また、屋根裏に近い軒先などには、ミツバチなどよりもはるかに強力な毒を持つスズメバチが巣を作りやすいので、注意が必要です。屋根裏の近くにあるから必ずミツバチだというわけではないので、何の蜂の巣なのかを慎重に見極めるようにしてください。

もし家の中に蜂の巣を作られている場合、安易に自分で駆除しようとするのはやめておきましょう。たとえ毒の弱いミツバチやクマバチであっても、一度にたくさん刺されてしまえば、命に関わる危険性も十分に考えられます。

業者に依頼で安心・安全!かかる費用と選び方

業者に蜂の巣駆除の依頼をすると安心ですが、気になるのは駆除の費用でしょう。そこでここからは、費用面でも技術面でも満足できる、賢い業者の選び方を紹介します。蜂の巣駆除にかかる費用と選び方のコツを知って、自分の希望に合う業者を見つけましょう。

業者に依頼するメリット

業者に依頼するメリット

家の中の蜂の巣駆除を業者に依頼する一番のメリットは、依頼者にとって安心・安全な状況で問題が解決するという点です。さらに、業者ならではの目を使って、プロでないと見落としてしまうような場所もくまなく確認してもらうことができるのです。

第2の蜂の巣や蜂が入り込みやすい隙間などはないかどうか、しっかり確認してもらうこともできます。このように、今ある巣の確実な駆除だけでなく、まだ見つかっていない巣の発見や再発防止なども、業者はしっかりとおこなってくれるのです。

蜂の巣駆除にかかる費用相場

蜂の巣駆除にかかる費用はさまざまな要因によって異なってきますが、大きく蜂の種類ごとの相場は以下のようになっています。

スズメバチ アシナガバチ ミツバチ
1万8千円 1万円 1万2千円

(2020年7月時点)
※弊社が調べた蜂駆除業者6社の平均

表からもわかる通り、危険なスズメバチの駆除料金がもっとも高くなっており、次に巣が大きいミツバチ、温厚で巣が小型のアシナガバチとなっています。ただ、相場といっても巣の状況次第で料金は大きく変わるため、注目すべきは相場よりも料金の内訳です。

蜂の巣駆除料金は、基本的に以下のような内訳になっています。

蜂駆除料金 = 技術料 + 材料費(駆除剤など) + 出張費 + 巣の処分・清掃費

ただ、すべての業者が上記のような内訳になっているわけではありません。もし依頼した業者の内訳に含まれていない項目があれば、その分が追加料金として加算されていることでしょう。

そのため、HPなどに掲載されている料金が安いとしても、いざ依頼してみると「思ったよりも高くついた」というケースもあるようです。少しでも費用を安く抑えるのなら、掲載されている料金の内訳をしっかりと確認し、2~3社ほどの業者を比較してみるとよいでしょう。

また、上記はあくまで基本料金になる部分で、「蜂の種類・巣の大きさ・巣の高さ」によっても追加料金の有無が異なってきます。そのため、危険度の少ない初期の巣であれば、1万円以内の料金で駆除してもらえることもあるようです。

逆に、スズメバチの大型の巣で高所にあるような場合、4万円以上の駆除料金が必要になることもあります。料金の目安を確認するときは、こういった巣の状態ごとの追加料金についても確認するようにしましょう。

詳しくは蜂の巣駆除の相場をまとめた記事をご覧ください。

業者選びのコツ

業者を選ぶときには、以下のようなポイントに着目するのがコツです。

  • ・無料で受けられるサービスの充実性
  • ・現地調査の有無
  • ・見積りを出したとあとに別で追加料金を請求されることがあるか
  • ・アフター保証の有無とその期間の長さ
  • ・再度蜂の巣を作られないような対策を講じてくれるか

・無料で受けられるサービスの充実性
電話相談・現地調査・見積りなど、施工以外のサービスを無料でおこなってくれる業者があります。無料で受けられるサービスにどんなものがあるのか確認してみましょう。

・現地調査の有無
蜂の巣駆除の値段は、巣の状況によって変動しやすいものです。現地調査なしでの見積りだと、あとで金額が変わったり、相場よりも高い金額になったりすることがあります。そのため、しっかり現地調査したうえで見積りを出してくれる業者を選ぶと安心です。

・見積りを出したあとに別で追加料金を請求されることがあるか
「見積り後一度契約を交わしてからは追加料金0円」のサービスがある業者を選びましょう。場合によっては見積り後に追加料金が発生してしまう業者もあるため、あらかじめ確認しておかないと当初の予算を大幅に上回る費用を支払うことになる場合もあります。

見積り後にどの程度の追加料金が発生するのか確認しておくか、追加料金0円の業者を選ぶのがおすすめです。

・アフター保証の有無とその期間の長さ
アフターケアがしっかりしており、駆除後の保証が充実している業者であれば、より安心して蜂の巣駆除を依頼できます。どれだけ確実に蜂の巣を撤去しても、再び巣を作られてしまうことがあるかもしれません。そのような事態に備えて、長期のアフター保証を備えている業者に依頼をすると安心です。

・再度蜂に巣を作られないような対策を講じてくれるか
蜂による被害をなくすためには、駆除だけでなく、巣を作られないような対策も欠かせません。そのため、巣を駆除したあとに薬剤を使用するなどして、再発防止に取り組んでくれるサービスのある業者に依頼するのがおすすめです。

詳しくは信頼できる蜂駆除業者の選び方をまとめた記事をご覧ください。

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蜂の種類によって異なる侵入対策

家の中に蜂の巣ができてしまうと、室内に頻繁に蜂が現れるようになります。「また蜂の巣を作られた」ということにならないよう、家の中に蜂の巣を作られないための方法について、蜂の種類ごとに予防法をみていきましょう。

ミツバチに対する予防法

家の中にミツバチの巣ができるのを予防するには、密閉されている場所や狭い場所の様子をこまめに確認し、入り口となる小さな隙間を作らないことが大切です。

ミツバチが住宅に住みつくときは、戸袋の中・天井裏・床下・壁と壁の間などに巣を作ります。人間が気付きにくい狭い場所に巣を作るので、つい発見が遅れてしまいがちです。見つけたときには巨大になっているケースも少なくありません。

ミツバチ1匹が持つ毒はそう強くありませんが、刺されるとアレルギー性のショックが起こることもあり、最悪の場合は命の危険にさらされます。

また、巣の外で糞をする習性や、巣から垂れたハチミツが建材に染み込むなどして、住宅が汚染される被害もあります。

スズメバチに比べると温厚で毒も弱いミツバチですが、住宅の中に巣を作ったときに人間に与える被害はけっして小さくありません。網目の細かいシートで壁や屋根の隙間を埋めるなど予防をしておき、巣を見つけたときにはすぐに撤去しましょう。

クマバチに対する予防法

クマバチに巣を作られるのを予防するには、蜂の嫌いなにおいである木酢液・ハッカ油・市販の忌避スプレーを家の周囲に使うとよいでしょう。クマバチは1匹で生活します。守るべき群れを持たないので闘争心が低く、温厚な性格をしています。

しかし、クマバチが家の中に巣を作ると、蜂からの攻撃とは別の深刻な被害を受けるおそれがあるのです。クマバチは住宅の木材の中に穴を開けて巣を作ることがあり、その穴に湿気が入り込んで建材が腐ったり、穴からシロアリが入り込んだりするおそれがあります。

また、クマバチは縄張り意識が低いので、同じ柱や同じ住宅に何匹ものクマバチが巣を作るケースもみられます。そのような事態になれば、家全体の強度が下がり、建物の寿命や耐震性に問題が出るおそれもあるため、忌避剤を使ってしっかりと対策しておきましょう。

スズメバチに対する予防法

スズメバチに巣を作られるのを予防するには、家の軒下にこまめに忌避スプレーをかけたり、庭の土にこまめに水を撒いたりしましょう。

スズメバチは民家の軒下や庭の土の中に巣を作りやすいです。巣ができていることに気付かずに誤って近づくとスズメバチから攻撃されることもあります。蜂の嫌いなニオイを利用した忌避スプレーや、湿り気を嫌う性質を逆手にとった水撒きで、スズメバチの予防に役立てましょう。

アシナガバチに対する予防法

アシナガバチの安全な予防法は、忌避スプレーです。蜂の嫌いなニオイの出るものを使って蜂を遠ざけましょう。

インターネットなどで紹介されている蜂の予防方法の中には、捕獲器で女王蜂を捕まえるというものがあります。女王蜂を捕まえればそれ以上蜂の数が増えないため効果的だとされていますが、その一方で、逆に蜂をその場に引き寄せてしまうデメリットもあります。

アシナガバチは比較的毒性の弱い蜂なので、女王蜂の捕獲に踏み切ろうとする方がいるかもしれませんが、デメリットを理解したうえで捕獲器を使用するようにしましょう。とくに集合住宅に住んでいる場合は近隣住民にも被害が及ぶおそれがあります。蜂が巣を作りそうな気配があれば、管理会社や大家さんに相談して対策をとってもらいましょう。

詳しくは蜂の巣の予防法をまとめた記事をご覧ください。

巣は小さなうちに駆除をする

蜂の巣はなるべく早く駆除をすると、安全面でも費用面でもメリットが多いです。蜂の巣は放っておくとどんどんと大きくなります。蜂の巣を見つけても悠長に構えていると、いつのまにか巣が大きくなり、蜂の数も増えて駆除の難易度が上がるため、業者に依頼するときの費用も多くかかってしまうのです。

とくに春先に巣を見つけた場合は、まだ女王蜂しかいない初期の巣である可能性が高いため、なるべく早く駆除するのがよいでしょう。蜂は春に巣作りを始めるため、春の段階では巣と群れの規模が小さいのが特徴です。

そのような時期であればまだ危険が少なく駆除しやすいうえ、大きな被害も出にくいメリットがあります。また、蜂の巣が小さいぶん、業者に駆除を依頼したときの費用も安くなります。巣を見つけたら、すぐにプロに相談して駆除してもらいましょう。

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この記事の執筆者
ハチ110番編集部
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専門文献や駆除業者・専門家への調査をもとに、蜂の駆除・予防法や駆除業者の選び方など様々なテーマで情報発信をおこなっております。
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メディア情報

メディア情報写真

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「NEXT1000」5位選出 専門業者とマッチング

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FOR YOU

テレビ朝日2019/5/7 放送

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「困りごと解決-140種対応「アマゾン」目指す、個人同士の基盤作りも」

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かんさい情報ネットten.

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