「春になり、蜂が飛んでいるのを見つけた。巣を作られないか不安……」
「すでに蜂の巣を作られてしまったので、もう二度と巣を作らせたくない!」
そのような方のために、おすすめの蜂の巣予防の方法をまとめました。
蜂の巣の駆除は危険です。業者に依頼するのが基本ですが、その場合は2~3万円程度の出費は覚悟しなければいけません。しかし予防できれば安全ですし、費用もせいぜい数千円で済みます。
蜂の巣予防の方法はいくつかありますが、時期ごとにおすすめの方法は異なります。
- 4~5月の蜂の巣予防:トラップで女王蜂を駆除する
- 6月以降の蜂の巣予防:忌避剤で蜂を遠ざける
- 通年でおすすめ:物理的に蜂の侵入を防ぐ
この記事を参考にしていただければ、蜂の巣予防のコツがわかり、巣を作られる確率を下げることができます。毎年蜂の巣に悩まされる方も、巣を作られてしまった方も、ぜひ参考にしてください。
▼主な著書
・『虫<自然>は友だち』 新日本出版社 2004年
・『おどろきのスズメバチ』 講談社 2013年
・『スズメバチの真実』 八坂書房 2018年
目次
4~5月の蜂の巣予防:トラップで女王蜂を駆除する
4~5月の蜂の巣予防で重要なのは女王蜂を駆除することです。
なぜなら、スズメバチとアシナガバチの女王蜂は4~5月に越冬から目覚めるからです。放置すると女王蜂は新たな巣を作り始め、次々に卵を産んで働き蜂の数を増やしてしまいます。つまり、女王蜂を駆除することで巣と働き蜂の増加を事前に防ぐのです。
女王蜂は朽木や地中で越冬しますが、それらを探して駆除するのは難しいです。そのためトラップを仕掛けるのがおすすめです。市販のトラップもありますが、自分で作ったほうが安上がりなのでぜひお試しください。
ペットボトルトラップの作り方
- 2リットルのペットボトル:トラップの容器になる
- カッター:ペットボトルに切れ込みを入れる
- お酒、砂糖、酢(3:1:1の比率で混ぜる):蜂を引き寄せる誘引剤になる
- ひもか針金:トラップを吊るす
- ペットボトルの上側に「H」の切れ込みを入れる(一辺の長さは3~4cm程度)
- ペットボトル切込み部分を折り曲げる
- ペットボトル4分の1ほど誘引剤を入れる
- 2メートルほどの高さに吊り下げる
これだけで完成です。誘引剤の香りに引き寄せられた女王蜂が中に入り、出られなくなって中でおぼれます。誘引剤の量が減ったり、蜂や別の虫の死骸が溜まった場合は、誘引効果を復活させるために死骸を捨てて中身を補給しましょう。
これを庭木や軒下などの蜂が発生しやすい場所に吊り下げれば、蜂の巣予防に役立ちます。トラップの作り方や使い方の詳細は「蜂のトラップをペットボトルで作って退治!捕獲法と注意点まとめ
」をご覧ください。
トラップは100円程度で簡単に作れますが、蜂を引き寄せるおそれがあるというデメリットもあります。そのため、働き蜂の数が増える6月以降にはおすすめできません。
6月以降は逆に蜂を遠ざける予防方法をおすすめします。
6月以降の蜂の巣予防:忌避剤で蜂を遠ざける
忌避剤とは、害虫や害獣の嫌がる匂いなどを利用して、その場に近づけないための薬剤です。実際は薬剤以外の家にあるものを忌避剤にすることもできるので、「薬を使うのは抵抗がある」という方にもおすすめです。
ここからは蜂に有効な忌避剤を2つご紹介していきます。
メリット | デメリット | |
忌避効果がある殺虫剤 | 蜂の駆除にも利用できる | 他の忌避剤と比べて割高 |
木酢液 | 安価で対策できる・農業にも使える | 匂いが不快に感じることがある |
忌避効果がある殺虫剤
「殺虫剤は目の前の虫を殺すためのもの」と思われるかもしれませんが、殺虫剤には忌避効果が含まれている商品もあります。あらかじめスプレーを吹き付けた場所に蜂の巣が作られるのを防ぎます。
おすすめの殺虫剤「ハチアブスーパージェット 455mL」
価格 | 891円(2021年12月20日時点) |
有効成分 | フタルスリン、モンフルオロトリン、ビフェントリン(ピレスロイド系)、植物由来成分 |
効果持続期間 | 巣作り阻止1ヵ月(使用環境により異なります) |
対象害虫 | アシナガバチ、クマバチ、スズメバチ、ツマアカスズメバチ、アブ、ブユ、クモ、ケムシ、ムカデ、カメムシ |
その他 | 屋外専用 |
- 日本で唯一のハチ無力化処方(2019年6月時点。アース製薬調査)
- 即効性、致死効果に優れる
- 持続成分配合で1カ月間巣を作らせない※使用環境により異なる
- 無風時は最大11m先まで届く
殺虫剤のメーカーとして有名なアース製薬の、蜂用の殺虫剤です。最大11mという強力な噴射に加え、蜂を無力化する効果で安全に蜂を駆除できます。
巣作りの防止効果は約1カ月間です。遠くまで薬剤が届くので、軒下や木の枝などの高所にも薬剤が届きます。
蜂の巣予防の際は駆除とは使い方が異なるのでご注意ください。
ハチが前年巣を作った場所の周辺や巣を作りそうな場所(玄関、軒下等)に1㎡あたり約5秒噴射してください。
このスプレーは約35秒で使い切れるので、1本で7㎡の予防ができる計算です。予防する箇所が多い場合は複数本購入しましょう。
木酢液
木酢液とは、木炭を作る際に出る煙を冷やして得られる液体で、燻製のような独特の匂いが特徴です。土壌の改良やゴミの消臭剤などに利用されますが、忌避剤としても利用できます。
実際に以下のような実験がおこなわれ、蜂を寄せつけない効果を発揮しました。
実際に土手にあったオオスズメバチの巣の前に、それぞれ特有の匂いをもつ、ハーブの一種、タンニン(かきしぶ)酸アルコール、ユーカリエキス、木酢液などを置いてみました。
(中略)
木酢液を置いたときには、「ちょっと嫌な匂いだな」と思っているような行動に出ました。興奮するというより、木酢液から遠ざかったり、入口にいて巣を守る役割をしている働きバチが巣に引っ込んで行ったりしたのです
二本の棒の先端に黒いフェルト布を巻いたものを用意し、一方に木酢液を霧吹きで散布しました。スズメバチはもともと黒色や毛髪を攻撃のターゲットにするため、このフェルトは十分攻撃のまとになります。
(中略)
このとき、黒いフェルトの巻いてある棒の先端には、すぐにキイロスズメバチが数十匹群がってきました。しかし、木酢液をつけた方のフェルトにはほとんど攻撃をしてこないということが改めて実証されました。引用:中村雅雄『スズメバチの真実:最強のハチとの共生をめざして』八坂書房、2018
おすすめの木酢液「トヨチュー 有機酸調整済み 木酢液 1000ML」
価格 | 253円(2021年12月20日時点) |
原液の有機酸成分(酢酸などの酸性を示す有機化合物)の濃度を調整した初心者向けの木酢液です。
スプレーでは効果が短く、こまめにスプレーする必要があるので、濃度が高い木酢液を巣が作られやすい場所に吊るしておきましょう。
- ペットボトルの上部を切る
- 穴をあけて紐を通す
- ペットボトルに木酢液の原液と水を1:1で混ぜる
通年でおすすめ:物理的に蜂の侵入を防ぐ
ペットボトルトラップや忌避剤には効果を発揮する期間が限られますが、物理的に蜂の侵入を防ぐ方法は一度設置すれば長期間役立ちます。
ただし家全体を物理的に防ぐことはできません。そのため蜂に巣を作られやすい箇所を狙って対策していきます。
- 換気扇
- 床下の換気口
- 室外機
庭やベランダに不用意に置いてある段ボール箱や放置している容器類も営巣場所に選ばれています。
換気口をネットで塞ぐ
換気扇や床下の換気口に巣が作られることがありますが、蜂が通れないネットで塞ぐことで侵入と巣を防げます。換気を邪魔しないネットは、一度設置すれば長期にわたって蜂の侵入を防いでくれます
▼産業用金網 ステンレス平織金網 線径250µm:30メッシュ 開目0.6
価格 | 1,799円(2021年12月21日時点) |
大きさ | 300mm×600mm |
ただし、高所の換気口にネットを張るのは危険です。落下してけがを負うかもしれません。
位置が高くて作業が難しい場合は、近くに忌避剤を置いたり殺虫剤を吹き付けたりして侵入を防ぎましょう。
室外機をカバーで覆う
室外機の中に巣が作られることもありますが、カバーで覆うことで蜂の侵入を防げます。もちろん雨や汚れなどの侵入も防げるので、室外機の故障を防ぐ効果も期待できます。
室外機カバーには「オフシーズン用の全体を覆うもの」と「年中使えるメッシュ付きのもの」があります。メッシュ付きのほうが便利ですが、女王蜂が巣を作る時期とエアコンのオフシーズンは一致するので、メッシュなしの安価なカバーでも問題ありません。
▼アストロ エアコン室外機カバー
価格 | 779円(2021年12月21日時点) |
サイズ | 約幅82cm×奥行31cm×高さ54cm |
カラー | シルバー、センターブラック、ラタン調、レンガ柄 |
室外機の中に巣を作られるとエアコンを動かした際に壊れてしまったり、気づかずに近づいて襲われたりする危険があります。また、室外機内部へのスプレーは故障の原因になるので、巣が小さくても駆除するのは難しいです。必ず対策しておきましょう。
ただし室外機の下やホースに巣を作られることもあるので、あわせて忌避剤も設置すると一層効果的です。
ここまで蜂の巣の予防方法をご紹介してきました。これらの対策をすれば、蜂に巣を作られるリスクを減らせます。
そんな蜂の巣予防には2つのコツがあります。実際に対策をする際は、その2点を念頭に置きましょう。
蜂の巣を予防するたった2つのコツ
蜂の巣予防の方法はいくつもありますが、ポイントはたったの2つです。それさえ守れば、上記の方法以外でも予防できるかもしれません。
- 4~5月は重点的に予防する
- 蜂が巣を作りやすい場所を覚える
4~5月は重点的に予防する
蜂の巣予防で最も重要なのは4~5月です。なぜなら、危険な蜂であるスズメバチとアシナガバチの女王蜂が越冬から目覚める時期だからです。
スズメバチとアシナガバチの働き蜂は越冬できず全滅します。しかし女王蜂だけが生き残り、一匹で巣を作り、卵を産み始めます。その時期が4~5月だからです。やがて働き蜂が羽化すると卵を産むことに専念します。
4~5月に飛んでいるスズメバチとアシナガバチは女王蜂の可能性が高いです。巣の存続にかかわる女王蜂は攻撃性が弱いため、働き蜂と比べて積極的に攻撃しません。そのため、蜂用の殺虫剤があれば自力で駆除することもできます。
スズメバチの引越しにも注意
スズメバチの中には、巣の規模が大きくなると引越す種類がいます。なかでも、攻撃性が強く都市部への進出も広がっているキイロスズメバチには要注意です。
キイロスズメバチは、まず床下や屋根裏などの閉鎖的な場所に巣を作ります。しかし働き蜂の数が100匹ほどに増えると、開放的な場所に引越します。そのため4~5月以降も蜂の巣予防は必要です。
ミツバチの分蜂にも注意
スズメバチやアシナガバチと違い、ミツバチは女王蜂以外も越冬します。そして春から夏にかけて分蜂(ぶんぽう)します。
分蜂とは、ミツバチの半数が新しい営巣場所を求めて飛び立つ引越しのこと。しばらく木々などにミツバチが群がっているので驚かれるかもしれませんが、しばらくすると飛んでいきます。
要注意なのは、分蜂で営巣場所に選ばれないこと。そのためミツバチの蜂の巣予防のためにも4~5月以降も蜂の巣予防が必要なのです。
蜂が巣を作りやすい場所を覚える
蜂の巣が作られやすい場所がわかれば、トラップや忌避剤を効果的に設置できます。結論から言うと、軒下と庭木が特に要注意です。
具体的に蜂の巣が作られやすい場所をイラストにまとめました。
あわせて、実際に弊社に寄せられた蜂駆除の案件データから得られた蜂の巣の場所トップ5をご紹介します。
蜂の巣の場所 | 件数 | 割合 |
軒下 | 1,679件 | 37% |
庭木 | 1,153件 | 26% |
ベランダ | 239件 | 5% |
玄関 | 222件 | 5% |
屋根裏 | 176件 | 4% |
※当社実績
集計対象:2020年11月1日~2021年10月31日
対称件数:4,488件
ご覧のように、軒下と庭木は蜂の巣が作られやすい場所だとわかります。この2か所は重点的に蜂の巣予防をしましょう。
作られてしまった蜂の巣を誰が駆除するかの判断基準
「蜂の巣の予防をしたいが、まずは既に作られてしまった蜂の巣を駆除したい!」という方もいらっしゃると思います。そこでここからは、自分で駆除できる蜂の巣の種類と駆除の方法をご紹介していきます。
ただし、蜂の巣駆除は危険な作業です。また、安全のために防護服を購入すると高額な出費になり、業者に依頼するよりも高額になることもあります。
まずは自分で駆除できる基準からご覧ください。
自分で安全に駆除できるのは直径5cm以下のアシナガバチの巣
防護服なしでも比較的安全に蜂の巣駆除ができるのは、開放的な場所にある直径5cm以下のアシナガバチの巣です。
自分で駆除できるかは蜂の種類・巣の大きさ・営巣場所の3つから判断します。これをフローチャートにまとめました。
「それだけしか駆除できないの?」と思われるかもしれませんが、弊社の加盟店6社にアンケートをおこなった結果、以下の回答が得られました。
- 3社:どれも駆除できない
- 2社:アシナガバチの巣のみ
- 1社:どの種類でも駆除できる
- 4社:大きさにかかわらず控えたほうがいい
- 2社:直径5cm以内
このように、業者は自分で駆除すること自体あまり推奨していないことがわかります。
作られやすい蜂の巣の種類
「どの蜂がどんな巣を作るかわからない」という方のために、蜂の巣の特徴と画像をまとめました。
蜂の種類 | スズメバチ | アシナガバチ | ミツバチ |
巣の画像 | |||
巣の形状 | 球状・とっくり型 | シャワーヘッド型 | 巣板が並んだ構造 |
巣の場所 | 開放・閉鎖空間 | 開放空間に多い | 閉鎖空間に多い |
スズメバチの作り始めの巣は、屋根裏や地中などの閉鎖空間に作られることが多いです。明らかにミツバチとは違う大きな蜂が飛び回っているときは要注意です。
6月以降の蜂の巣は業者に依頼したほうが安い
防護服を着れば6月以降の大きな巣も自分で駆除できるかもしれませんが、出費がかさむので本末転倒です。自治体などで防護服のレンタルができなければ、損してしまうのでおすすめできません。
実際に、アシナガバチとミツバチの駆除を業者に依頼した場合と、自分でおこなった場合の費用を比較しました。
4~5月 | 6月 | 7~11月 | ||
アシナガバチ | 自力駆除の費用相場 | 1,100円 | 63,000円 | 危険 |
業者依頼の費用相場 | 18,385円 | 24,997円 | ||
ミツバチ | 自力駆除の費用相場 | 1,100円 | 63,000円 | 危険 |
業者依頼の費用相場 | 22,558円 | 22,558円 |
以下の商品を購入した場合を想定。
- 蜂防護服 ラプター 3 V-1000:61,900円(2021年12月9日時点)
- スズメバチマグナムジェットプロ 550mL:1,100円(2021年12月9日時点)
※当社実績より算出
集計対象:2015年1月1日~2020年12月31日
対象件数:7,956件(アシナガバチ)831件(ミツバチ)
養蜂用ではない駆除用の防護服は高額なので、業者依頼の倍以上の金額になることがあります。5月以前に駆除する場合も、肌の露出を避けて駆除に当たりましょう。
業者に依頼する際は、日本全国受付対応の当サイト【ハチ110番】をぜひご利用ください。駆除だけでなく、蜂の巣の調査や予防にも対応いたします。
作られてしまった蜂の巣の駆除方法
ここからは、防護服に頼らない蜂の巣駆除の方法をご紹介していきます。上記のフローチャートから駆除できそうだと確認できた場合のみお試しください。
蜂の巣駆除に必要な道具
駆除の際は最低でも以下の3つを用意しましょう。
- 蜂を駆除する殺虫剤
- 身を守る衣類
- 刺された際に毒を抜くポイズンリムーバー
殺虫剤
蜂には蜂専用の殺虫剤を使いましょう。有効な虫の種類は殺虫剤に書かれています。
殺虫剤の選び方についても弊社加盟店から回答をいただきました。その結果、噴射力と持続力が大切だとわかりました。
- 2社:噴射力(遠くまで届く)
- 2社:持続性(量が多い)
- 1社:駆除する蜂と用途が合っている
- 1社:アシナガバチにもスズメバチ用が有効
これらの条件を満たしているのが「ハチアブマグナムジェット 蜂駆除スプレー」です。
価格 | 1,100円(2021年12月22日時点) |
有効成分 | フタルスリン、モンフルオロトリン、ビフェントリン(ピレスロイド系)、植物由来成分 |
適用害虫 | アシナガバチ、クマバチ、スズメバチ、ツマアカスズメバチ、アブ、ブユ、クモ、ケムシ、ムカデ、カメムシ |
無風時は最大12m先まで届く強力な噴射力が特徴的な殺虫剤です。さらに蜂の巣予防にも使えます。駆除や予防中に使い切ったりしないように複数本買っておくと安心です。
※蜂の巣駆除の場合3~4mの距離から噴射します。
体を守るもの
防護服が理想ですが、買ったり借りたりできない場合は、なるべく防護服に近い服装を再現しましょう。スキーウェアをイメージするとわかりやすいです。
具体的には肌の露出を防ぎ、針が体に達しないほど分厚いものか固いものを身につけます。特に頭部(髪の毛)はスズメバチの攻撃を誘発します。
- 頭の保護:ヘルメット
- 目の保護:ゴーグル
- 手の保護:革製の手袋、厚手の長袖の服
- 足の保護:長靴、厚手の長ズボン(裾を長靴に入れて縛る)
- 全身の保護:レインコート
身につけるのはなるべく白で統一しましょう。蜂は黒いものを積極的に襲う習性があるからです。頭部はヘルメットだけでなく顔面全体を覆う面布も重要です。
ポイズンリムーバー
ポイズンリムーバーは傷口から毒を吸い取る道具です。アシナガバチやミツバチの毒でもアナフィラキシー(全身性の急性アレルギー反応)が起きるおそれがあるので、応急処置のためにも用意しておくと安心です。
ただ、ポイズンリムーバーは頭部などには使用できないので注意してください。
ドクターヘッセルのポイズンリムーバーは手ごろな値段で、使い方の動画も掲載されているので、初めてポイズンリムーバーを購入する方にもおすすめです。
価格 | 963円(2021年12月22日時点) |
蜂の巣駆除の手順
蜂の巣駆除は以下の5ステップが基本です。
- 巣に殺虫剤を噴射する
- 巣の中にも殺虫剤を噴射する
- 駆除できたらゴミ袋を巣の下に置く
- 棒や剪定バサミなどで巣を落とす
- ゴミ袋の中に殺虫剤をかけて閉める
蜂の巣や死骸は可燃ゴミとしてゴミ出しします。ただし、死骸をゴミ袋に入れる際に動いて刺されることがあるため、トングなどを使って直に触らずゴミ袋に入れましょう。大きい巣だと幼虫や蛹(さなぎ)も多く、数日で数十匹が羽化するので袋の中に何回かに分けて殺虫剤を十分散布します。
より詳細な蜂の巣駆除の方法は「蜂の巣駆除が自分でできる!初めてでも安全に蜂の巣を取り除く方法」をご覧ください。
蜂の巣駆除・予防は業者にまとめてハチ110番におまかせください
蜂の巣駆除は業者におまかせください。ハチ110番は24時間365日いつでも受付!全国各地の業者が加盟しているので、蜂の恐怖を素早く取り除くためにお役立てください。
巣を見つけた場合はもちろん、「蜂が飛んでいるのを見かけただけで巣の有無はわからない」という場合も遠慮なくご相談ください。調査から対応できる業者をご紹介します。
駆除依頼を安くするには早めの依頼がおすすめ
もしも駆除を依頼するのなら、自分で駆除に挑戦する前の早めの依頼がおすすめです。依頼費用を安くするコツまで弊社加盟店に聞いてみました。
- 3社:蜂に手を出す前に早く相談する
- 1社:蜂の種類と巣の場所を確認する
- 1社:相見積りを取る
- 1社:リピーターになる
このような回答をいただいたので「まずは自分で挑戦して、駄目だったら業者に相談しよう」というのは避け、早めの相談を心がけてください。