「家の近くでキボシアシナガバチの巣を見つけたが、駆除したほうがいいのだろうか?」
とお悩みではありませんか?
キボシアシナガバチは人間の役に立つ益虫ともいわれていますが、ときに人を刺すこともあります。自宅の近くに巣を作られたなど刺される可能性が高いときは、駆除を検討する必要があるのです。
キボシアシナガバチの毒性は弱いですが、刺されればアナフィラキシーショックによって命に関わる事態になることもあります。毒が弱い一方で攻撃性は強いので、危険な種類の蜂でもあるのです。
この記事では、外見や巣を作りやすい場所などキボシアシナガバチの生態について解説しています。それらを理解したうえで巣を発見し危険を感じたら、プロの蜂駆除業者に駆除を依頼しましょう。
業者に依頼する場合の費用の抑え方や、再び巣作りを予防する方法などもご紹介していますので、あわせてご覧ください。
目次
キボシアシナガバチの生態とは
アシナガバチの仲間であるキボシアシナガバチは、雑木林や山林など自然が多い場所に生息しています。とくに樹高が低い植林地でよく見かけます。
ここでは、キボシアシナガバチの危険性・外見の特徴・巣を作りやすい場所などを詳しく解説していきます。まずは危険性から見ていきましょう。
危険性について
キボシアシナガバチは、アシナガバチのなかでも攻撃性が強い種類です。刺激すると威嚇し攻撃してきます。
危険なイメージのあるスズメバチなどと比べると毒は弱いですが、刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こすおそれがあるのです。アナフィラキシーショックとは、体内に異物が入ることで体がアレルギー反応を起こし、それによって血圧の低下や意識障害などといった命に関わるような症状を招くことです。
アナフィラキシーショックは毒の強さには関係なく起こるおそれがありますので、攻撃性の強いキボシアシナガバチはやはり危険なのです。もしも近くに巣があれば、十分に注意する必要があります。万が一刺されたら、すぐに病院にいって診てもらいましょう。
外見の特徴
キボシアシナガバチの体長は約12mm~約18mmです。体の大部分は黒色ですが、脚、羽、腹部にある縞模様は赤褐色です。また背中には黄色の細い線があります。
これだけではほかの蜂を見分けがつきにくいかもしれません。キボシアシナガバチかどうか見分けるためには、巣の特徴も知る必要があります。
巣を作りやすい場所
地上約1m~約2mの高さにある木の枝や葉の裏などに、キボシアシナガバチはよく巣を作ります。巣の色は基本的に黄褐色をしていますが、巣穴が黄色のフタでふさがっている点が特徴的です。巣と外見の特徴をあわせて、ほかの種類の蜂と見分けるとよいでしょう。
益虫としての役割も
キボシアシナガバチは、おもにイモムシなどを捕食します。葉を食べて植物の生育を阻害する害虫を取ってくれるため、野菜や果物を育てている農家などにとっては益虫とされています。
しかしその恩恵がある一方で、農作業中の人が刺されるといったケースもあります。もしも自宅の周辺にいた場合は、お庭で遊んでいるときや草木の手入れをしているときなどに刺されてしまうというおそれもあるでしょう。そのため、家の近くに巣があるときは早めに駆除する必要があるのです。
危険を感じたらプロに相談を
プロの蜂駆除業者に相談すれば、確実にキボシアシナガバチの巣を駆除してくれますが、費用がかかります。駆除の費用がいくらかかるのか気になる方もいらっしゃるでしょう。
そこで、ここではプロの蜂駆除業者に依頼した場合にかかる費用をご紹介いたします。ぜひ、業者に依頼するときの参考にしてください。また、駆除費用を安く抑えるコツにもふれていますので、あわせてご覧ください。
駆除にかかる費用
キボシアシナガバチの駆除をプロの蜂駆除業者に依頼すると、その費用相場は約1万円~約2万円です。ただし、巣の大きさ・個数・作られた場所などによって、追加料金がかかることがあります。
追加料金の相場は、一般的に巣の大きさが10cmを超えると約3,000円、駆除する巣が1個増えると約2,000円となります。これらの費用相場はあくまでも目安です。正確な費用を知りたい方は、業者から見積りをとるとよいでしょう。
また、自治体によっては私有地でも駆除費用を一部負担してくれるところもあります。ただし、費用の補助はとくに危険な蜂であるスズメバチに限定しているという自治体もありますので、あらかじめ確認しておくのがよいでしょう。
節約のために自分で駆除したいとお考えの方は、アシナガバチの駆除方法の記事も参考にしてみてください。しかし、自力での蜂の駆除には大きな危険をともないますので、決して無理はしないでくださいね。
害虫駆除の依頼先
キボシアシナガバチの駆除は、プロの蜂駆除業者に依頼することをおすすめします。無理をして自分で駆除しようとすると、蜂に刺されるリスクがあります。
業者に依頼すればそのようなリスクを心配しなくてすみますし、安全に駆除してくれます。また、料金を比較して安い業者を選べば費用を抑えることも可能です。
どの業者に依頼しようか迷ったときは、ぜひ弊社にご相談ください。弊社ではプロの蜂駆除業者をご紹介するサービスをおこなっておりますのでご相談いただければ、お客様のご要望にマッチする業者をすぐにご紹介いたします。蜂のことでお悩みの方は、ぜひ弊社に一度ご連絡ください。
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再び巣を作られないために【予防法や便利グッズを紹介】
蜂の巣を駆除した後には、再発防止の対策をすることが大切です。その対策をしないと、戻り蜂が再び巣を作る可能性があります。戻り蜂とは、巣から逃げた蜂や駆除のときに巣にいなかった蜂のことです。
再び巣を作られると、刺されるリスクがあり危険です。また、駆除費用もかかり家計に大きな負担となります。
ここでは再び巣を作らせないための予防法や便利グッズをご紹介いたします。ぜひ参考にして、蜂の巣作り防止にお役立てください。
方法【1】定期的な掃除
天井裏や床下など家のあらゆるところを定期的に掃除すると、巣を早期に発見できる可能性が高くなります。早期に発見すれば巣を小さいうちに駆除することができるので、被害も少ないですし、費用も安くすみます。
とくに多くの蜂が巣を作り始める4月~5月ごろは、注意して掃除するようにしましょう。
方法【2】隙間をふさぐ
蜂は換気口や壁の穴などのすき間から侵入し、天井裏や床下などに巣を作ります。すき間をふさぐためには、目の細かい網やすき間テープを使用するとよいでしょう。目の細かい網やすき間テープは100円ショップなどで購入できます。
方法【3】便利グッズを活用
忌避効果のある便利グッズを活用して、蜂を家に寄せつけないようにすることもできます。以下の3つのグッズがおすすめなので、ぜひ活用してみてください。
・蜂駆除用の殺虫剤スプレー
このスプレーは蜂の苦手な成分を含んでいるため、忌避効果があります。巣を作りそうな場所や前年に巣があった場所にスプレーするとよいでしょう。とくにアシナガバチ類は毎年同じ場所に巣を作る可能性が高いです。
蜂駆除用の殺虫剤スプレーは、ホームセンターやネット通販などで購入可能です。価格は900円前後です。(相場状況などによって価格は変動することがあります)
・木酢液
木酢液とは木炭を作るときに発生する水蒸気を冷やして作った液体で、木が焦げたようなにおいがします。蜂は火が苦手なので、忌避効果があるのです。
木酢液を使うときは、水と木酢液を1対1の割合で混ぜましょう。それをスプレーボトルにいれて、巣を作りやすい場所などにまいてください。
木酢液は、ドラッグストアやホームセンターなどにいけば1リットル当たり約1,000円で購入できます。(相場状況などによって、価格は変動することがあります)
・ハッカ油
蜂はミント系の香りも苦手です。その香りがするハッカ油は、蜂を寄せつけない効果があります。
ハッカ油は薄めて、木酢液と同様にスプレーにして使います。薄めるときは、無水エタノール10mlと水90mlを混ぜたものに、ハッカ油を30滴ほど垂らしましょう。
それをいれる容器はプラスチック製を避けてください。ハッカ油の成分がプラスチックを溶かす場合があります。
このような対策をしていても、戻り蜂の数が多いなど危険を感じたらプロの蜂駆除業者に依頼することをおすすめします。業者であれば駆除だけでなく、巣作りを予防する対策もしてくれるので、安心です。
「ひとまず状況や費用を把握したい」「駆除が必要か知りたい」という方は、ぜひ弊社にご相談ください。ご希望であれば、弊社に加盟する蜂駆除の知識と経験が豊富な業者をご案内することも可能です。電話やメール、LINEでも24時間365日ご相談を受け付けておりますので、ぜひお気軽にご利用ください。