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私たちに被害を与えるハトの種類と特徴

ハトは日常生活でも見掛ける機会が多いため、その分被害に悩まされる危険性も高い鳥類です。街中でも、コンクリート塀などの高い場所から「トゥットルー」という鳴き声がよく聴こえるかと思います。このハトは個人のみならず、糞害や騒害などの形で周辺環境に悪影響を及ぼしてしまうので、意図しない形で近隣の方々とトラブルを引き起こしてしまう原因にもなりかねません。しかし闇雲に行動を行ってしまっても高い効果を期待する事は難しくなってしまいますので、鳩の特徴をしっかり把握してから対処を行う事でより効率的な対策を行う事が可能となります。ここでは鳩の習性や行動パターンを紹介し、皆様のお役立ち情報として今後に繋げて頂ければと思います。

一目瞭然!2種類のハト

人間と深く馴染んでいるドバト

私たちが普段神社や公園などの多くの場所で見かけるハトはドバトと言います。緑色にきらめく首元が大きな特徴になるでしょう。ドバトは伝書鳩などの目的で飼育されていた鳩が野生化した種類と言われています。特長でもある強い繁殖力が発揮されて個体数が増えており、現在ドバトによる被害が急増しています。ドバトは巣に対する執着が強く、一度巣を作られてしまうと幾度追い払っても帰ってきてしまいます。

ドバト
ドバトのイメージ
生息地域 市街地・海沿いの工場地帯
鳴き声 クルルルー
見分け方 集団行動・首筋の青と白の縞模様

キジバトの分かりやすい特徴は鳴き声です。

キジバトの特徴は「独特の鳴き声」になります。その他のドバトとキジバトを見分ける方法として、全体的に赤紫色であることと、背中にある鱗模様がキジバトの特徴が挙げられるでしょう。キジバトは基本的に雄と雌が一緒に行動しているのですが、稀に嘴や羽色の異なる子どもが紛れていることがあります。3匹のキジバトを見かけたら、近場で巣作りを行い繁殖している可能性があります。

キジバト
キジバトのイメージ
生息地域 森林地域・市街地
鳴き声 ドゥードゥー、ポッポー(※個体差あり)
見分け方 単体行動・赤褐色の鱗模様の羽

ハトの不思議な生態

好き嫌いが多い?鳩が好みとする食べ物。

種類によって食べる物も変わります!

好き嫌いが多い?鳩が好みとする食べ物。のイメージ

ハトの食性と言えば主に雑食性であり、野菜や雑草から昆虫までをも口にするというのが一般的なイメージようです。実際は種類によって全く異なる食性を持っており、キジバトは穀物類となる豆やお米、麦などを主食にしています。レタスやキャベツなども一切口にせず、野鳥でありながらも好き嫌いの激しい場面が見受けられます。対してドバトは人間の食べ物であるハンバーグなどでも好んで食す性質があり、特定の食べ物における執着度は低く、木の枝などに停留して人間の出す生ゴミを食べている姿も見掛けられます。

実はその場凌ぎ!?鳩の意外な群れ行動。

外敵から身を守る行動パターンは鳥類に共通しています!

実はその場凌ぎ!?鳩の意外な群れ行動。のイメージ

ハトはつがいや群れなどで行動する事が多く、飛来パターンも酷似している事からしっかりとした統率が取れているように見えます。しかし、群れにボスなどは存在しません。ハトは視界が広いため、リーダーが統率するよりもその場の状況に瞬時に合わせる方が素早く動けるという意味があります。天敵に狙われる可能性が少なく、安全に営巣が行える場所を目的地として行動を行っています。そしてハトには体内コンパスと呼ばれる機能が備わっており、磁気によって初めて訪れた場所からでも元の巣へ帰る事が出来ます。これが「帰省本能が強い」と言われている理由でもあり、ハト対策が厄介になってしまう原因の一端でもあるのです。

1000キロ先からでも帰ってくる!?驚くべき執着心。

事前に対策を行う理由は帰巣本能の高さにあった!

1000キロ先からでも帰ってくる!?驚くべき執着心。のイメージ

一度巣を作られてしまうと縄張り意識がとても強く、帰巣本能が高い事から多少の対策ではハトを撃退する事は出来ません。基本的に産卵時期というのは存在せず、年間を通してハトは繁殖することができます。時には住居などを偵察し、営巣場所を探している場合も考えられますのでご自宅周辺の地面などにエサになるような物があれば、こまめに清掃を心掛けましょう。ハトの帰巣本能の高さについて具体例を挙げると、鳩レースなどでは1000キロ離れた距離からでも巣へ帰ってくる程の執着心になります。ベランダにある手すりには、事前に停止防止効果のある金属製の剣山などを設置する事で、巣作りをされる前にハトを追い払うことが重要になります。

鳩は鳥類の中でも極めて頭が良い種類です。

鳩には一生涯忘れる事がない程、高い記憶力があります!

鳩は鳥類の中でも極めて頭が良い種類です。のイメージ

ハトは場所や個人などを特定、把握する事に長けており、エサをくれる人の顔を覚えたりします。それによって一定の場所に定住する姿がよく見られ、離れた場所からでも簡単に戻ってくる事が出来ます。さらに、暗闇でも人間には見えない紫外線を見ることによって、人を憶える事ができます。そのため、ハトにとって「安心できる人」と認識された場合には、何度となく被害がもたらされてしまう危険性があると言えます。

ハトの特徴のイメージ

ハトの特徴の中で、最も大事なことは「ハトが安心できる場所」を作りださないことになります。普段から出来る対策として、防護ネットや手すりにハトよけマットなどを設置することが重要です。もちろん、他の人の知識を借りてみることも1つの選択肢になります。ご不安に思った際には1人で悩まずに、日々ハト対策の業務に携わっている方々に相談を持ちかけてみるのも良い手法となるでしょう。