「クマネズミっぽいネズミがいる!」
「大きいからドブネズミ?動きが早くてわからない」
身近な場所でネズミを見かけるとビックリしますよね。
もし、自宅やその付近で遭遇したなら要注意!
「かくれんぼで笑う」など利口でかわいい一面を持ちながら、イエネズミのなかでダントツの被害数を出しているクマネズミは、私たちの家財や心身に多大な悪影響をおよぼす害獣です。
- ふん尿などによる健康被害と家財への損害
- 食害、停電、火災、ガス爆発も引き起こす
- 繁殖力が強く、増え始めたら止まらない
もしあなたの家にクマネズミが出没したなら、敷地全体の防鼠対策を徹底する必要があります。
今日から早速できることをお伝えしますので、1円でも安く済むうちに対処を始めましょう!
相手は多くのプロが強敵と認めるクマネズミ……退治しきれず被害が広がりそうなら実績のあるネズミ駆除の専門家に、調査から消毒まで一任するのも賢明な判断です。
- クマネズミの習性や発生場所
- 安くて設置が簡単なクマネズミ駆除グッズ
- コスパのよい駆除業者を探す方法
クマネズミの画像たっぷりで解説していきますので、最短ルートで解決するためにお役立ていただければ幸いです!
目次
株式会社北日本消毒 / 代表取締役
害虫駆除・害獣駆除のスペシャリストとして北海道内で実務に当たるほか、各市町村と災害時における消毒の連携協定を締結するなど、企業として地域の問題解決に取り組んでいる。その模様を東京農業大学の客員研究員として例年学会発表を行なうなど学術面においても貢献を行う。
会社としてペストコントロール優良事業者と環境省認定鳥獣等捕獲事業者(北海道009号)を取得しているからこその迅速・丁寧な害虫・害獣駆除で実績がある。
クマネズミの生態
基本データ | |
---|---|
分布 | 日本全域 熱帯・亜熱帯地域を中心に世界各地に分布 |
生息場所 | 高いところが好きで、屋根裏や壁の中に住み着く |
発生時期 | 活発なのは暖かい季節だが、屋内での発生率が上がるのは冬 |
繁殖 | 屋内環境では毎月のように分娩、1度に5~6匹出産する |
食性 | 好物は穀類、種子類。昆虫なども食べる雑食 |
行動時間 | 夜行性だがまれに昼間も活動する |
侵入経路 | 屋根裏・雨樋・換気扇・窓などの高所 |
天敵 | 猫、ヘビ、イタチ、猛禽類 |
性格 | 臆病で警戒心がとても強い |
見た目 | 体毛は黒~茶で変種が多い |
まずクマネズミの生態と都市部での被害について簡単にご紹介します。
クマネズミは人家に棲み着く習性を持つ「イエネズミ」です。
作物が減る寒い時期になると人の生活圏内に入ってくるため、屋内での発生率が高くなります。
ドブネズミ・ハツカネズミも同じイエネズミにあたりますが、最も多くの被害を巻き起こしているのはクマネズミで、平成14年に東京都で確認された苦情件数はドブネズミの約9倍の4,500件以上にのぼりました。
木登りが得意なクマネズミは、外壁や電線などを伝って家屋の天井裏からビルの高層階まで侵入し、まるで森に住むように街に適応してしまったのです。
クマネズミの大きさ
クマネズミはドブネズミより若干小さめですが、ネズミ類の中では大型種です。
日本に生息するアジア型のクマネズミの大きさは、頭胴長が約15cm、体重は約150g程度です。
北海道小樽港にて侵入が確認されてから増加傾向にあるオセアニア型のクマネズミは、体重約250gとドブネズミに迫る大きさです。
同じイエネズミでも、10cm以下で約30gしかないハツカネズミとはかなり大きさが違います。
この記事では、ネズミ被害の中心を占めるクマネズミに絞って駆除方法を説明します。
クマネズミの好物
クマネズミは雑食性で、好物は穀類・種子類・イモ類などです。
意外かもしれませんが、チーズはそれほど好んでは食べません。
- 米、麦、トウモロコシなどの穀類
- ヒマワリ、落花生などの種子類
- イモ類、果実、野菜
- ゴキブリ、カツオブシムシ
クマネズミを罠におびき寄せたいときは、新鮮な状態の好物を使うのが効果的です。
クマネズミの鳴き声
クマネズミはあまり鳴きません。驚いたときに「キュッ、キュッ」という鳴き声を出す程度です。
アジア型よりオセアニア型のクマネズミの方が鳴きますが、ドブネズミのように「キーキー」と威嚇して鳴き続けることはほぼありません。
クマネズミの寿命
クマネズミの寿命は1〜2年です。周囲の環境によっては3年生きる個体もいます。
暖かい屋内で過ごすクマネズミは冬眠せずに活動しながら越冬し、季節を問わず繁殖し続けます。
クマネズミのフン
多くの病原体を媒介するネズミのフンは、嘔吐・下痢・アレルギー症状、そのほか深刻な健康被害を引き起こします。
(画像引用元:公益社団法人 東京都ペストコントロール協会)
- 大きさは1cm前後
- 色は灰色や茶色
- 細長く不揃いな形
建物の2階以上にある部屋や屋根裏、換気扇周りなど、高い場所を中心にバラバラと落ちていたら、クマネズミのフンである可能性が高いです。
一方ドブネズミのフンは水回りや床下などの低い場所で見られ、強いにおいがします。
クマネズミのフン | ドブネズミのフン |
---|---|
細めで1cm程度のクマネズミのフンに対し、ドブネズミのフンは大きめの楕円形で、長さは1~2cm。
このように見た目だけではなかなかフンからねずみの種類を見分けるのは難しいのですが、実は一発でフンからねずみを見分ける方法もあります。
そうした方法をお知りになりたい方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。
駆除を希望する場合、クマネズミとドブネズミとでは対処法がかなり違います。
正しく見分けて効果的に駆除するために、次章を参考にネズミの種類を特定しておきましょう。
ドブネズミとクマネズミの違い
ドブネズミとクマネズミを体の大きさで見分けようとして、間違えてしまう方は多いようです。
これは、成長段階によっては両者に体格差が少ないことや、毛色もさまざまで判断しづらいためでしょう。
最もわかりやすい違いは、尾が黒っぽく体より長いのがクマネズミ、尾が肌色で体より短いのがドブネズミと言われています。
クマネズミ | ドブネズミ | |
---|---|---|
画像 | ||
頭胴長 | 約15cm~ | 約25cm~ |
体重 | 150~250g | 250g~500g |
特徴 |
・耳が大きくて薄い ・鼻が長く尖っている ・尾が黒く体より長い ・スリムな体型 ・背の色は黒~茶 ・腹の色は黄褐色 |
・耳が小さい ・鼻が短めで丸い ・尾が肌色で体より短い ・ずんぐりした体型 ・背の色は茶~灰色 ・腹の色は明るい灰色 |
活動域 | 高所を好む (一階から高層階まで) |
地下~地面 (一階以下が中心) |
食性 | 植物中心の雑食 | 雑食 |
(画像引用元:公益社団法人 東京都ペストコントロール協会)
見分けるポイント
見た目だけでは比較が難しいクマネズミとドブネズミですが、発生場所で判断することもできます。
- 屋内や高所にいたら高確率でクマネズミ
- 水回りや地下などにいるのはドブネズミ
外見とあわせて上記のような傾向も参考にしてみてくださいね。
さらに詳しくイエネズミの違いや特徴を知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
ここまででクマネズミとドブネズミの違いをお伝えしました。
どうしても判断が難しい場合は、害獣駆除業者など専門家の調査を受け、適切に対処をおこなうことで被害の拡大を防ぎましょう。
クマネズミのかわいい性格と脅威的な能力
クマネズミにハムスターのようなかわいらしさを感じる方は多いようです。
同じネズミ科だけに、見た目やしぐさ、怖がりな性格なども共通していますね。
しかしクマネズミの臆病さはネズミ科の中でも最も高い危機察知能力からくるもので、この能力がさまざまな脅威につながっているのです。
警戒心が極めて強く駆除が難しい
賢いイエネズミの中でも、クマネズミの知能と警戒心は最も高いといわれています。
人の気配や環境の変化にとても敏感で、見慣れないものには近寄りません。
いつもエサを探しに行く場所に普段と違うエサがあると、それが好物でも近づかなくなります。
当然、毒エサや罠に引っかかるまでかなりの時間がかかったり、仕掛けを見破られて全く効果なしなんてこともザラです。
そのため罠などで駆除するのも難しいのです。
人間並みの知性と社会性
クマネズミに限らず、捕食される立場にあるネズミたちはチームワークを武器に種を存続させてきました。
たとえば移動時には1匹の偵察役が安全ルートを見つけ出し、その情報を共有することで群れ全体で難なく目的を達成します。
またある実験では、2匹で飼育していたラットの片方を檻に監禁したところ、自由な方のラットは何度も檻の扉を開けることに挑戦し続け、数日かけて相方を助け出すことに成功しました。
このような例から、ネズミは高い学習能力と人に近い共感性も持っていることがわかります。
- 簡単な芸やかくれんぼなどのゲームを1~2週間で覚えることができる
- 遊び好きで、楽しいと笑い声を上げる
- 仲間に遠慮したり、嫉妬したりする
- 仲間が痛がっていると共感してストレス反応を見せる
こういった能力が科学的・数字的に実証されていることには驚いてしまいますね。
利口で感情豊かなクマネズミをかわいいと感じるのは、ごく自然なことと言えるでしょう。
そのため、即効性がある毒餌(食べてすぐ効果がある毒餌)よりも、遅効性のある毒餌(食べてからしばらく経ってから効果が現れる毒餌)を使うことをオススメします。
突出した「第六感」で危険を回避
乳児~3歳児程度の知能を持つといわれるネズミは、非常に鋭い勘も持ち合せており、人間の感覚では考えられないような危機回避能力があることが確認されています。
- 大きな事故や災害が起きる前にいなくなる
- 人間の気合や殺気に気づき、駆除から逃れる
- 視覚・聴覚・嗅覚・触覚を奪われても迷路をクリアできる
こういった驚異的な能力と知力が要因となり、クマネズミ駆除は専門家でも難しいといわれています。
もし敷地内でクマネズミを見かけた場合、かわいいからと見逃してしまうのはハイリスクです。
くわしくは次章とこちらの記事でもお伝えしていますので、正しい対処の参考にしてみてください。
かわいくても放置は危険…クマネズミの怖すぎる被害
ここからは、知っておくべきクマネズミ被害の実態と対処法についてお伝えしていきます。
認識不足で大きな損失を受けることがないよう、一度は確認しておきましょう。
菌・ダニ・悪臭・夜中の騒音などによる健康被害
クマネズミはふん尿を垂れ流しながら天井裏や台所を徘徊するため、衛生的被害のリスクが高いです。
身近な例としては雑菌による食中毒、ダニによる皮膚炎、喘息などのアレルギー症状から、ふん尿の悪臭、騒音による睡眠障害やノイローゼといった、精神的な被害にまでおよぶケースもあります。
たくさんのフンが見つかる場合、その場所を多くのネズミが徘徊している証拠になります。毒餌や罠などは、フンが多く見つかる場所に仕掛けると効果的です。
家財がボロボロ、店舗は経営に大ダメージ
ネズミは前歯が伸びすぎるのを防ぐため、常に物をかじる習性があります。
食害だけでなく大切な家財や家屋の損傷、店舗では風評被害や営業停止につながるおそれがあり、そうなれば経済的被害は莫大です。
たとえば2019年には東京都渋谷区のファミリーマートが、店内に発生したネズミを撮影された動画がSNS上で拡散され、営業休止に至りました。
従業員もネズミ被害のある店舗では働きたくないというケースも多いでしょう。それを放置している場合、従業員自身がSNSに投稿するというケースもあるかもしれません。
【参照】「ファミマ、店内のネズミ動画拡散、東京・渋谷の店舗を営業休止」(DCSオンライン)
停電・火災・ガス爆発に至った事例も!
また、クマネズミの被害は衛生的・経済的なもの以外にもあります。
クマネズミは家電のコードや壁の中の配線までかじってしまいます。
小さな歯で電線やガス管をなども噛み切り、停電・火災・爆発事故・交通障害といった被害まで引き起こしているのです。
繁殖スピードが早く1年で数百匹に増える
クマネズミは1年に5~6回、条件がよければ毎月のように出産することが確認されています。
1度に6匹前後の子供が産まれるので、一組で年間60匹以上も出産できる計算です。
産まれた子供たちも生後3ヶ月から繁殖可能になるため、まさにねずみ算式に数百匹まで急増します。
「スーパーラット」化したクマネズミの脅威
クマネズミのなかには、殺鼠剤の毒に耐性があるスーパーラットとよばれる個体が存在します。
元々毒に耐性のある個体どうしが繁殖を繰り返すうちに生まれた個体で、通常の殺鼠剤では駆除できません。
スーパーラットの外見は通常のクマネズミと同じですので、見た目で判断するのは難しいです。
気づかずに殺鼠剤での駆除を試しているうちに、被害がどんどん拡大していくおそれがあります。
スーパーラットの特徴と対処法についてくわしく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
賢くて繁殖力の強いクマネズミが敷地内で増殖すれば、全滅させるのは相当困難になります。
少しでも早い段階で、クマネズミに確実に効く駆除対策をおこなうことが大切です。
自力で追放!クマネズミの駆除方法
ここからは、「自力で簡単にクマネズミを駆除したい」という方に読んでいただきたい情報です。
まず、手軽なイメージのある殺鼠剤は・食べるとは限らない・死骸が残って腐敗する・スーパーラットには効かないなどデメリットが多いです。
そのため、こういった問題をクリアできるグッズとオススメ駆除法をご紹介します!
クマネズミの餌や巣材となるものを撤去
ネズミ屋敷から脱却する第一歩は、クマネズミにとって住み心地の悪い家にすることです。
- 食べ物は密閉容器に入れるか、冷蔵庫や戸棚にしまう
- 調理場はこまめに拭き掃除をする
- 生ゴミにはフタをする
- お供物、ペットの餌、生花や鉢植え、石鹸にも注意
- 巣材になるダンボール、ビニール、紙類、布類を片付ける
ネズミはコンクリートすらかじるので、密閉容器は硬い素材でフタがしっかりしたものを選びましょう。
餌も水分も全くとれないクマネズミは1日で死ぬこともあるため、これだけで追い出せる可能性があります。
下手に毒餌を使うよりも、まずはネズミの餌となるものを外に出さないようにしましょう。
ただ、食事は外で済ませて帰宅するタイプもいるため、確実に撃退したいなら粘着シートによる駆除と、侵入口を塞ぐ対策も必要です。
侵入口と巣を特定
粘着シートによるクマネズミ駆除の効果を上げるために、おもな活動場所を特定していきます。
- ネズミの通り道(廊下のすみや壁の中など)
- 巣のある場所(屋根裏、大きな家具の裏、物置きなど)
ネズミの通り道と巣は、下図のようなラットサインから探すこともできます。
ラットサインとは、ネズミが通った場所にできる特有の印のことをいいます。
警戒心が強いクマネズミは常に壁ぎわを通るため、通り道や巣の付近に汚れが付着します。
壁紙や柱に黒っぽい汚れや体毛、足跡、フン、かじり跡などがないか確認してみましょう。
また、巣が屋根裏にありそうなときは点検口や押入れの上から入りますが、次の点に気をつけてください。
- 屋根裏に入るときはマスク、ゴーグル、ヘルメットを着用
- ダニがいることが多いので最初に殺虫スプレーを噴射しておく
- 床材が抜ける、梁から転落といった事故に注意
クマネズミが巣をつくりやすい屋根裏は、蓄積されたふん尿や毛、断熱材の粉塵などが舞い上がります。
有害物やケガから身を守る装備に加え、足場には丈夫な板を敷くなど細心の注意を払いましょう。
作業が難しいときは、掃除や消毒までまるっと任せられる駆除業者に依頼するのが安心です。
置くだけで簡単!クマネズミ駆除
敷地内のあらゆる場所に設置できるネズミ用粘着シートは、1枚100円以下で購入でき設置も簡単で、クマネズミ駆除におすすめのグッズです。
強力な粘着力で捕獲率が高いだけでなく、効果が不明瞭な超音波の機器や殺鼠剤などと比べて子供やペットへの影響も少ないというメリットがあります。
「あまりクマネズミを殺したくない……」という方は、事前にネズミ用くん煙剤である程度追い出しできれば負担の軽減につながります。
- ラットサインなどから設置場所を決める
- 排泄物などで汚したくない場所は新聞紙で覆う
- 壁際や部屋の角を中心に粘着シートを敷き詰める
ネズミがかかったシートを回収するときは、前歯が貫通しない厚手の手袋があると安心です。
また、粘着シートの使用時は次の点もふまえておきましょう。
- クマネズミが死ぬまでに1日~数日かかる
- 死骸をゴミ処分する必要がある
シートが小さかったり粘着力が落ちていたりすると、クマネズミが暴れ回って部屋中が血まみれになることもあります。
「苦しむネズミを見たくない」「死骸を処分できそうにない」という方は、ムリせずプロを頼る方が安心です。無料相談のある駆除業者や地元のプロなどに、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。
実際、ネズミを粘着シートに捕らえた後「処分だけお願いしたい」と専門業者に依頼が来るケースもあります。
ただ、処分だけを依頼できるとは限らないそのため、粘着シートで捉えた後が気になる場合は事前にも専門業者に相談するのがよいでしょう。
侵入口を塞ぎ、再発予防グッズを配置!
駆除グッズでクマネズミの気配がなくなっても、まだ安心してはいけません。
入り口を塞がなければアッサリ再発するため、すぐ侵入防止策に取りかかりましょう。
上図のような場所に加えて、床下通気口や台所まわり(ガス・排水・換気扇)などもよく確認を!
ブレーカーと壁のすきま、ドア下など、1cm~2.5cm程度の隙間があれば入ってきてしまうので注意してください。
- 防鼠用金網
- 防鼠用パテ
- 金属タワシ
- パンチングメタル
- 防鼠用ビニールテープ
- 忌避剤
- 粘着シート
侵入口を塞いだら、壁際などに忌避剤(きひざい)を置き、外からやってくるクマネズミを阻止する対策を継続していきましょう。
雨が降ったらすぐ交換し、種類も定期的に変えた方が効果が上がります。
自力でのネズミ駆除法とグッズ情報は、こちらの記事にてくわしくご紹介していますので、ぜひご参照ください。
「自分で完璧な防鼠対策をするのは難しそう」
「そもそもそんな時間がない…」
そんな方は、知識と技術のあるプロに全部お任せする!という選択肢もあります。
ネズミ駆除を専門にしている業者なら、発生原因を正確に分析し、最適な駆除法と再発予防策を提案してくれます。
もちろん駆除したクマネズミの処理まで任せられますので、死骸を見るのがつらい方にも安心です。
現地調査では、実際の被害状況と見積り内容をその場でスタッフに説明してもらえます。
自力駆除か業者依頼かでなかなか決断できないときは、ひとまず無料相談や現地調査を利用してみるとよいでしょう。
ねずみ110番では調査見積りまでは無料なので、本当に専門業者の手を借りなければならないのかを見極めるためにも、遠慮なく活用されることをおすすめします!
クマネズミ駆除に失敗!?原因と対策
クマネズミは最も駆除が難しく、ネズミの視点で繰り返し対処していく必要があります。
クマネズミが再発したときは、次の要因をふまえて対策しなおしてみましょう。
餌を撤去しきれていない
ネズミは調理台の吹きこぼし一滴でも餌にします。
ゴキブリやカツオブシムシなど人家に多い害虫もよく食べ、石鹸や歯磨き粉をおやつにする強者も珍しくありません。
観葉植物や庭の野菜まで視野に入れて敷地内を徹底管理することで、ネズミを空腹に追い込める環境を作りましょう。
クマネズミが仕掛けに慣れてしまった
頭のいいクマネズミは、仕掛けをほんの数時間で見破ってしまいます。
効果が薄いと感じたら、グッズの交換サイクルを早めたり手段を大幅に変更するといった調整が必要です。
また、忌避剤やくん煙剤などを使用する際は、次のポイントをふまえて活用すると効果がアップしますよ。
- 活動し始める時間帯にセットする
- よく現れる場所を重点的に狙う
- 全ての部屋に対策をおこなう
- 複数回おこなう
- 必ずまた戻ってくるので侵入口を確実に塞ぐ
侵入口を塞ぎきれていない
家全体の隙間を100%塞いだかと言われたら「ちょっと自信がない」と思う方がほとんどではないでしょうか。
敷地内に広がる複雑な侵入経路をすべて抑えるのは至難の業ですよね。
こちらで保健所が公開している点検箇所を写真で見ることができますので、再チェックの参考にしてみてください。
【参照】ネズミの侵入箇所点検実例写真集│中野区保健所
ただ、狭所や高所での危険な作業や、自力での防鼠処理が難しい場所も多いと思います。
そんなときは安全と確実性を優先し、プロを頼ることも視野に入れて慎重に動きましょう。
プロの手を借りるのが近道!
ネズミは基礎のズレやトイレの配管からも侵入してきます。
地面にトンネルを掘って室内まで貫通させてしまうことも……。
あまりに数が多い場合も個人ではなかなか対応しきれません。
そんな状況の方のために、専用器具や特殊な薬剤を駆使してネズミを撃退する専門家がいます。
無料でプロの現地調査を受け付けている業者もたくさんあり、「実際どうなの?」と興味をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
次章では、気になる業者の料金や、信頼できる依頼先の探し方をお伝えしていきます。
ネズミ駆除の値段を相場より安く抑える方法
業者の料金表を見ても、ご自宅の駆除費用がトータルいくらになるのかイマイチわかりづらいですよね。
ご参考までにねずみ110番の施工事例からご紹介すると、25,000円~50,000円以内で収まるケースが最多となっています。
高額なイメージのある業者依頼ですが、プロならではのメリットと駆除後の快適な暮らしを考えると、「コスパいいかも」と感じられるのではないでしょうか。
- 現地調査で現在の被害レベルが正確にわかる
- 状況を分析し、最適な駆除法を提案してもらえる
- 死骸やフンの清掃・消毒まで任せられる
- プロの視点で効果的な予防対策を依頼できる
- 再発保証のある業者なら万一のときも安心
ネズミ駆除業者の料金相場は5万円以下
ネズミ駆除の相場は1万円~30万円ともいわれるなど、インターネットの情報だけではどうしても混乱を招きやすい状況です。
相場がこれほど幅広いのは、ねずみ駆除費用が依頼する範囲で大きく変わるためでしょう。
建物に目立った被害がなく、ねずみの数も少ない状況。
ねずみの駆除だけか、ごく一部の防鼠施工などで済むことが多いため費用を抑えやすい。
建物への被害が大きく、ねずみがすでに繁殖している状況。
ねずみの駆除に加えて、消毒清掃・防鼠施工などが必要になることが多い。
一度で終わらず複数回の施工が必要となることもある。
集計期間:2021年10月~2022年9月(698件)
集計対象:弊社運営サイト全体におけるネズミ駆除・予防の施工実績
集計方法:対象の平均値を算出(※)し、小数点第一位以下を四捨五入
※大規模な施工など特殊なケースを除く費用の平均値を算出するため、上下2.5%の施工費用を異常値として集計対象から除外しています。
ちなみに先ほど少しご紹介した、ねずみ110番の施工事例3,425件から算出される平均施工額は107,893円です。
店舗などでの駆除も含めてこの額となっていますが、最も多い価格帯は25,000円~50,000円以内で、全体のおよそ4割は50,000円以下で収まっています。
概算でなく実費を知りたい場合は、評判のよい地元業者さんや、出張料・キャンセル料が無料の大手などに現地調査をしてもらい、相見積りを取るとよいでしょう。
ネズミ駆除費用についての予備知識がもっと欲しい方には、こちらの記事がおすすめです。
クマネズミ駆除をお得に依頼するコツ
クマネズミ駆除費用を相場より安くするために、次の点をおさえておきましょう。
- 掃除や片付けなど、できる対策は済ませておく
- 必要な工事だけ依頼する
- 相見積りを活用し、条件のよい業者を選ぶ
ねずみが増える前にいち早く行動することもコスト削減につながります。
とはいえ、依頼先は慎重に選びたいもの……。次章では、業者選びで失敗しないための重要ポイントをお伝えします!
よい業者を選ぶポイント
被害状況によって施工範囲が広がったり、再発もありえるクマネズミ駆除は、こういったケースもしっかりカバーしてくれる業者に依頼したいですよね。
おすすめできる依頼先の特徴は、以下の通りです。
- 現地調査が丁寧で、見積り後の追加料金が発生しない
- 再発補償などアフターフォローが手厚い
- 施工実績が多く、口コミ評価もよい
業者を選ぶときに最も重要視したいのは信頼性です。
難易度の高いクマネズミ駆除では、スタッフの技術や経験値が結果に直結してきます。
ホームページやGoogleレビューなどを参照し、業者の実績や評価を確認することが大切です。
社歴・社員数・施工例といった企業情報があまりに少ない場合は避けた方が無難でしょう。
また、現地調査後と見積り内容が具体的で、スタッフの説明が丁寧であることも必須条件です。
基本料の安さだけで決めず、追加料金の有無、出張費や部材費といった諸費用の内訳まで、きちんと説明を受けてから依頼を検討すると安心でしょう。
まれに、住環境の影響などでクマネズミの再発を100%防ぎきれないケースもあります。
対応力の高い業者は再発補償などのアフターフォローを設けていますので、万一のときに安心して頼れる業者かどうか必ずチェックしておきましょう。
さらに深く業者選びのコツを知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。
【まとめ】プロの知識と日頃の習慣でクマネズミと決別!
イエネズミの中で最も手強いクマネズミ駆除を成功させるには、下記のような手段が効果的です。
- クマネズミが食材や巣材を一切得られない環境を維持する
- 駆除グッズでネズミを撃退したらすぐ侵入口を塞ぐ
- 仕掛けはこまめに交換する
- 自力駆除が難しいときは早めにプロを頼る
- 依頼先は実績と再発補償のあるところが安心
「やってみたけど駆除しきれなかった……」
「よさそうな業者が見つからない」
そんなときは、全国の優良業者と提携するねずみ110番をご活用ください。
お住まいのエリアから、お客様のご要望にぴったりのおすすめ業者をすぐにご案内いたします。
弊社ではお見積り後の追加料金が発生しないよう、クマネズミの生態を知り尽くしたプロが丁寧に事前調査をおこないます。
ご提案する施工内容と料金を確認し、ご納得いただけてからの契約となりますので、余裕を持ってじっくり見積り比較が可能です。
ご予算に合わなければもちろん無料キャンセルもできますよ。
依頼を迷っている方も、ご遠慮なく何でもお問い合わせください。
LINE・メール・フリーダイヤルにて24時間いつでもご相談受け付け中です!
【参考書籍】
安心して住める ネズミのいない家(谷川 力)
これだけは知っておきたい 日本の家ねずみ問題(矢部 辰男)
ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!(篠原かをり)
【サイト】(最終閲覧日:2022年12月1日)
「ネズミもかくれんぼのルールを学習、勝てば「歓声」も 独研究」(CNN.co.jp)
株式会社北日本消毒 / 代表取締役
東京農業大学総合研究所 / 客員研究員
クマネズミが住み着いてしまうと健康被害ももたらすことになります。ネズミが出没していると自分や家族も住みづらい上に、人も呼べない家になってしまう可能性もあります。
そのため、ネズミを寄せ付けないよう日頃からの清掃や整理が必要不可欠です。特にクマネズミは一度住み着いてしまうと駆除が困難になるので、住み着かれにくい家にしていきましょう。
なお、クマネズミ被害が大きいのは2月の時期です。外の寒さから、暖かく餌がある場所での活動を求めたがるため、冬場の時期こそクマネズミの侵入に注意しましょう。