「天井裏からねずみの気配がする!退治したいけどねずみの姿は見たくないな……」
「簡単にねずみを追い出せる方法はないの?」
とお困りの方は、ねずみの嫌いなにおいを使って追い出す方法を試してみてください。
ねずみは嗅覚が鋭い生き物で、蚊取り線香やハーブのにおいを嫌がって逃げることがあるからです。
蚊取り線香やハーブなどのねずみの嫌いなにおいを放つものを、ねずみの居そうな場所に設置しましょう。
ただしにおいで追い出す方法はねずみがにおいに慣れてしまうと、また戻ってくる可能性があります。
ねずみを確実に家から追い出すには、正しいねずみの追い出し・被害の再発防止策を知る必要があります。
そこでこの記事では、身近にあるねずみの嫌いなものや、ねずみが嫌がる環境づくりのポイントをまとめました。
ねずみの追い出しに必要な情報をまとめているのでこの1ページを読むだけで、効果的にねずみを追い出すことができます。
ねずみ被害に悩んでいる方は、できることからすぐに実践してください。
目次
すぐに試せる!ねずみの嫌いなにおい6つ
ねずみ対策に、ねずみが嫌がるにおいがなぜ効果を発揮するのでしょうか?それはねずみの優れた嗅覚に関係しています。
ねずみはにおいにとても敏感な動物です。そして嗅覚は食事を取るために、重要な役割をしています。
ねずみは一日に、体重の3分1ほどの分量を食べるといわれています。小さな体なので、一度に食べる量は少なく何度かに分けて食べます。
体格のわりに多くの食事量が必要で、4~5日食べないと餓死してしまいます。そのため、嗅覚を使いエサのにおいをかぎつけ、家の中に侵入するのです。
そんな「優れた嗅覚」という特徴を逆手にとり、ねずみの嫌がるにおいや嫌いなものを設置することで、ねずみを近寄りづらくするのです。
植物やハーブを使う「ミント・ワサビ」など4つ
香りの強いものが多いハーブ類は、嗅覚が生命線を担っているねずみに効果があります。においの強い花であるユリやツンときつい香りがするワサビやトウガラシも効果があります。
市販されているハーブ系の香油を使用すると手軽かつ芳香剤としても利用できるので、便利です。また、植木鉢などにハーブを植えて栽培すると、長期的な対策として利用できます。
またミント系の香りはねずみ忌避剤だけではなく、ほかの害獣や害虫対策にも使用できます。虫の飛来にも悩んでいる場合は、窓付近に設置したり、庭やベランダに置いたりするのもよいかもしれません。
身近にあるものを使う「蚊取り線香・洋服の防虫剤」
ねずみは防虫剤や蚊取り線香も嫌います。蚊取り線香を焚いたことがある方はわかるかと思いますが、ケムリが出てにおいも強いですよね。人間でもそう感じているのだから、嗅覚が優れたねずみには効果があるでしょう。
蚊取り線香なので、蚊にはとても効果を発揮します。蚊とねずみ、両方に効くのは嬉しいですが、閉め切った部屋で長時間焚くのはやめましょう。蚊取り線香は、メーカーによっては安全性に配慮した成分で作成されているようです。しかし、メーカー側も注意事項で「換気のよい場所で」といっているので、ねずみ対策とはいえ使用するときは気をつけてください。
防虫剤は設置前に成分を確認しましょう。くすのきを水蒸気蒸留してつくられている樟脳(しょうのう)が入ったものを選ぶと効果的です。(防虫剤には、おもにパラジクロルベンゼン、ナフタリン、ピレスロイド、樟脳の4種があります。)
樟脳はにおいが強く、刺すような樹脂系のにおいを発します。刺激臭のため、ねずみなどの動物は嫌がります。ペットを飼っているご家庭では、注意が必要です。
天敵のにおいも効果はあるがおすすめはしない
ねずみふくめ、野生動物は天敵のにおいがすると、本能的に接触を避けます。
臆病で体格が小さなねずみにとって、天敵に襲われれば命の危険があるため、においを発するあたりには近づこうとしません。
肉食動物・・・ネコ キツネ フェレット イタチ
大型鳥類・・・タカ ワシ フクロウ
そのほか・・・ヘビ
ちなみにハムスターも、忌避効果があるといわれています。天敵とは違いますが、なわばり意識の強いねずみにとってハムスターのいる家は「すでに先住民がいる」と勘違いするようです。
ただし、ネズミは多数の病原菌を保有しているため、感染の可能性を考えるとペットを使って駆除を試みることは避けた方が賢明です。
前章でお話した、ハーブ系や蚊取り線香のほうがよほど現実的な忌避剤となるでしょう。
市販のねずみ駆除グッズについてはこちらの記事をご参照ください。実際の利用者の声をもとに効果のあるグッズのご紹介や、ネズミの駆除を自力でするか業者へ依頼するか見極めるポイントを解説しています。
【ねずみ退治】ねずみが嫌がる環境をつくる
ねずみ対策として、忌避効果のあるアイテムをご紹介してきました。しかし、忌避剤だけでのねずみ駆除はやや難しい部分もあります。追い出した後にも、日ごろからねずみを寄せ付けない家にしておかないといけません。
ねずみの被害を抑え、寄り付かなくなる家の環境を目指すには、以下の2点がポイントです。
ねずみの食料になるものを置かない
最初にお伝えしましたが、ねずみは少ない食事量を複数回、摂取します。エサ場が近くにあるかないかは、ねずみにとって死活問題です。
それならば、家にねずみの食料をなくしてしまいましょう。ねずみは食料がなければ生きていけないため、食料のない家には用がありません。出ていくか、もともと寄り付くこともないでしょう。
Check!
◆食材を出しっぱなしにしない
冷蔵庫、もしくは密閉された容器に入れましょう。容器はねずみにかじられても平気な、ガラスや陶器、アルミがよさそうです。
◆水にも注意する
簡単に水が飲める環境はねずみにとって好条件です。水道管や蛇口の水漏れがないか、一度確認してみてください。また、キッチンの水切りカゴに水が溜まっていたり、洗面所まわりがいつもビショビショだったり、そういった細かな部分にも注意してみましょう。
◆生ゴミはできるだけ家の中に溜めない
果物の皮、野菜の切れ端、食事の食べ残しなど、雑食のねずみはなんでもエサにします。生ゴミを捨てるときは、フタ付きのゴミ箱がおすすめです。また、できるだけ室内にゴミを溜めず、外に出しておきましょう。
巣材になるものを放置しない
ねずみは、ダンボール、タオル、ボロ切れ、紙などをよく巣材として活用します。また屋根裏の断熱材も巣材に適しており、ねずみ被害に遭っているご家庭の天井裏に上がると、断熱材がボロボロになっていることが多いです。
断熱材を撤去することは難しいですが、古新聞やいらない洋服の山、使用済みのダンボールなどは捨てることはできそうです。押し入れや納戸、倉庫にこういったものが眠っていないか、調べてみましょう。
ねずみの出入り口をふさぐ
人間でも出入りしにくい玄関は、住みにくいですよね。ねずみも同じで、外と室内、出入りしやすく移動しやすい家が住みやすい環境なのです。ねずみにとっての玄関はさまざまです。排気口、床下通気口、換気扇、壁のひび割れなど……。小さな体は500円玉サイズの大きさでもスルリと通り抜けできてしまいます。そのため、金網やパテで穴をふさいで、侵入できないようにすることが大切です。
また最近の家は暖房器具のおかげで、
冬でも暖かくねずみにとって居心地がよい環境です。
ねずみの出入り口をふさがないと、せっかく追い出したねずみが戻ってきます。
ねずみの追い出しと一緒に、ねずみの出入り口もしっかりふさぎましょう。
しかし床下通気口や壁のひび割れを、ふさぐのがむずかしい方もいるでしょう。
もしもねずみの出入り口がきちんとふさげるか?心配な方は、ねずみ110番にご相談ください。
ねずみ110番では全国のネットワークを使い、ねずみ駆除の業者をご提案いたします。
ねずみの追い出し、ねずみ予防、ねずみ駆除などねずみ被害でお悩みならなんでも、ご相談ください。
ねずみ対策で効果が出なかったとき
ねずみをうまく追い出せない、しっかりねずみ駆除をしたい、こういった方は、ねずみに詳しい駆除業者の力を借りてください。
蚊取り線香、ハーブ系、天敵などねずみ対策として効果のあるアイテムをご紹介しましたが、あくまでも「追い出す」のが目的で、「駆除」ではありません。
「追い出す」だけではまた戻ってくる可能性があります。「駆除」には殺処分や捕獲の意味も含まれます。帰巣本能が強いねずみを、完全に「駆除」するのはとても難しいことなのです。
ねずみ駆除は駆除グッズを使いますが、それもむやみに設置すればよいわけではありません。きちんとねずみの種類を特定し、そのねずみの特性・習性を理解し、それに合わせたグッズを設置していきます。
プロは、ねずみが残したフンなどの痕跡で種類を判別し、効果的にグッズを設置します。プロでも3カ月~の期間を要するほどです。
ねずみが完全に住み着く前の状態や、偵察にきたねずみを追い払う、最初から近寄らせないときは、今回ご紹介した忌避アイテムでも役立つでしょう。
しかし、何十匹とすでに住み着いている、侵入経路がわからない、追い出してもすぐに戻ってきているようなら、どうかプロにご相談ください。
ねずみを放置しても、増えていく一方です。勝手にいなくなることはありません。ねずみは病原菌やダニを保有しているため、衛生面でもよくないため早めに対処したほうが、あなたやご家族の健康も守られます。
もしもねずみ駆除のプロに心当たりがないなら、ねずみ110番にご相談ください。
ねずみ110番はねずみ駆除の業者をご提案する、サービスをおこなっています。
ご都合のよい日時、場所をお伝えいただければ、ご希望に合ったねずみ駆除の業者をご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください。
【効率的なねずみ駆除】ねずみの種類や特性を把握
建物内に侵入してくるねずみは「ドブネズミ」「クマネズミ」「ハツカネズミ」の3種類です。ねずみは雑食性が強く、比較的何でも食べてしまいますが、ドブネズミは特に肉や魚を好み、ほかの2種類は穀物を好んで食べます。
どちらかというと一般家庭での被害をもたらしがちなのはクマネズミで、ドブネズミは外などのほうが多い傾向にあります。
ねずみは知能が高く運動能力も高いため、駆除グッズになかなかひっかかりにくいことがあります。そのためグッズを設置するときは、ねずみが通る道に仕掛けたり、好きなエサに毒を混ぜて様子をみたりします。
3種のねずみのついてはこちらで詳細に説明しています。写真付きで、フンについても解説しているのでねずみの痕跡(フンや足跡)からねずみの特定ができるでしょう。
家に入ってくるねずみの種類と被害
ねずみが出たら、早急に駆除をしてください。なぜならねずみがもたらす被害は深刻だからです。
ねずみが家の中に出没した場合、まず受けるのは感情的・感覚的な被害です。安全だと思った室内に突然ねずみが発生したら不快ですよね。
ねずみは獣臭や、不潔な臭い、フン尿、ときには死骸による腐敗臭といった悪臭問題があります。
そして、夜型行動のため、夜中バタバタ天井裏を走る騒音被害で悩まされる方も多いようです。
次に衛生・健康的な被害です。ねずみはダニやノミが寄生しており、その体で家の中を走り回れば、部屋中にダニやノミをまき散らすことになります。体中に虫刺されができた原因がねずみだった、ということもあります。
それから、ねずみが外から侵入してくる過程で、外や不衛生な場所を通過した際に身体に付着した原菌を持ち込む可能性があります。その状態で食器や衣類などに触れてしまうと人が病原菌を体内に摂取してしまい、体調不良の原因にもなりかねません。
3つめは経済的な被害です。ねずみは、家の柱、食材や電気コードをかじることがあります。家は補修工事、食料品や電化製品は使えなくなるといった経済的なダメージを受ける場合もあります。また、ねずみのフン尿が寝具などに付着すると、衛生面でもよくないため買い替える必要が生じます。
ねずみのフンの取扱いは危険で、注意すべき点もあるためもしご自宅にフンがある方はこちらの記事もあわせてご参考ください。
においで追い出せないときはねずみ110番にご相談ください
ねずみ110番では、ねずみの生態を熟知したプロによる確実なねずみ対策をおこなっています。
「蚊取り線香やハーブを設置してみたけどねずみがいなくならない」
「一度いなくなったと思ったのにすぐに戻ってきてしまった!」
とお困りの方は、ねずみ110番にご相談ください。
ねずみ110番なら、徹底的なねずみ駆除と確実な予防対策が可能です。
施工後1年間の再発保証もあり、安心してご依頼いただけます。
ねずみ駆除のプロによる現地調査とお見積りは無料でおこなっており、ご契約前のキャンセル料や施工後の追加費用は発生しません。※1
お電話でのご相談は24時間365日受け付けていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
ねずみの嫌がるにおいは以下のとおりです。
- ミント、ワサビなどの植物のきついにおい
- 蚊取り線香や洋服の防虫剤
- ネコやフェレットなどねずみの天敵のにおい
ネコやフェレットといった、ねずみの天敵のにおいにも効果はあります。
しかし病原菌を持つ可能性の高いねずみとペットを接触させるのは、推奨できません。
身近にあり試しやすい、ミントや蚊取り線香のにおいがおすすめです。