ヒメホソアシナガバチはアシナガバチの仲間で、見た目や巣の形が特徴的なハチです。小さいですが、攻撃性が高く、刺されればアナフィラキシーショックが起きる危険性もあるため、覚えておいたほうがよいでしょう。
この記事ではヒメホソアシナガバチの見た目や巣の形、危険性について詳しく解説していきます。万が一遭遇してしまったときの参考になるよう、ぜひご一読ください。
ヒメホソアシナガバチは姿と巣の形で区別できる
ヒメホソアシナガバチはアシナガバチの一種で、「トウヨウホソアシナガバチ」「コホソアシナガバチ」と呼ばれることもあります。その活動時期はほかのアシナガバチと同じ4月~10月ごろです。
また、アシナガバチの多くの種類は通常、女王バチが単独で越冬しますが、ヒメホソアシナガバチは女王バチが複数で越冬する習性があります。ヒメホソアシナガバチが越冬する場合、スズメバチがいなくなった巣やカミキリムシの幼虫が掘った木の穴を使います。
生息場所は通常、山のなかの森林であるため、人の目につくことは少ないです。しかし、家の軒下などに巣を作ってしまうこともあります。巣に近づくと刺されるおそれがあるので、注意が必要です。
ここでは、ヒメホソアシナガバチの見た目や巣の形について解説していきます。見た目や巣の形が特徴的なので、ほかのハチと区別するときに、ぜひお役立てください。
見た目
ヒメホソアシナガバチは体長約11~16ミリメートル とアシナガバチのなかでも比較的小型で、胴のくびれがとても細くなっています。体色は黄色がベースとなっており、そこに濃い黒の斑紋があるのも特徴的です。
ヒメホソアシナガバチに似たハチに、ムモンホソアシナガバチがいます。ムモンホソアシナガバチは全体的に色が薄いです。また、ムモンホソアシナガバチは頭が黄色だけなのにたいし、ヒメホソアシナガバチには黒い線がはいっているという違いもあります。
このような違いがあることから、ヒメホソアシナガバチとムモンホソアシナガバチは、色と体の模様で区別するとよいでしょう。
巣の形
ヒメホソアシナガバチは、木の枝や葉裏に巣を作ることが多いです。ハチの巣というと球形やシャワーヘッドのような形をイメージしがちですが、ヒメホソアシナガバチの巣は細長く垂れ下がったような形が特徴です。その長さは30センチメートルほどで、灰色または灰褐色をしています。枝や葉の裏からぶら下がっている状態のものをよく見かけます。
このような見た目や巣の形から、ヒメホソアシナガバチの巣が家で作られたと判断したら、ハチ駆除業者に一度相談しましょう。どの業者に相談してよいかわからない方は、ぜひ弊社にご相談ください。
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ヒメホソアシナガバチの毒
ヒメホソアシナガバチはアシナガバチの一種で攻撃性は高く、毒針をもっています。スズメバチより毒は弱いですが、刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こし命にかかわる危険性があります。
アナフィラキシーショックとは、ハチの毒などのアレルギー物質が体内にはいると、急激に血圧が低下して意識を失うなどのショック状態を引き起こすことです。
アナフィラキシーショックは、ほかのアシナガバチの毒でも起こるおそれがあります。では、どのアシナガバチに注意すればよいか、次で見ていきましょう。
ほかにも注意したいアシナガバチの種類
ヒメホソアシナガバチ以外にも強い毒をもつ種類のアシナガバチがいます。人の生活圏で見かけることの多い代表的なアシナガバチの種類を紹介します。
・キアシナガバチ
キアシナガバチは体長が約20~26ミリメートルとアシナガバチのなかでは比較的大型です。体色は黒色をベースとしており、胴体、頭、胸、足にくっきりと黄色の模様があります。
性格はアシナガバチの中でもっとも好戦的で、巣に近づくと体を振動させて威嚇してきます。家の軒下に巣を作ることが多いため、注意が必要です。
・コアシナガバチ
コアシナガバチは体長が約11~17ミリメートルと、アシナガバチのなかで最小クラスです。体は小さいですが、攻撃性は高いうえに強い毒をもっていますので、むやみに巣に近づかないほうがよいでしょう。
住居の軒下などによく巣を作る傾向があります。そのため、遭遇して刺される可能性があるので、注意しましょう。
・セグロアシナガバチ
セグロアシナガバチは体長が約21~26ミリメートルで、キアシナガバチと大きさがほぼ同じです。体色は全体的に黒く、ところどころに褐色の斑紋があります。
アシナガバチのなかでは比較的おとなしいほうです。それでも、巣を刺激すると刺されるおそれがあります。また、アナフィラキシーショックによる死亡例のあるほど毒は強いです。住居の軒下や木の枝に巣を作ることが多いで、見つけたらすぐに駆除することをおすすめします。
・フタモンアシナガバチ
フタモンアシナガバチは体長が約14~18ミリメートル、体の大部分は黒色ですが、胴体には黄色のしま模様、頭と胸の一部に黄色の斑紋があります。
攻撃性は低いですが、毒は強いので要注意です。軒下・生垣など開放的な場所に巣を作ることが多いです。巣があれば早急に駆除をすることをおすすめします。
このように、これらの種類のアシナガバチに刺されると、アナフィラキシーショックを引き起こすおそれがあります。そのうえ人家の軒下などに巣を作ることが多いので、遭遇して刺される可能性が比較的高いです。身の安全のためにも、これらの種類の巣を見つけたら、早急に駆除することをおすすめします。
自分で駆除するのが怖いという方は、プロの業者にハチ駆除を依頼しましょう。その際は、ぜひ弊社にお任せください。ご希望の条件にあう業者をすぐにご紹介いたします。お電話お待ちしております。
ヒメホソアシナガバチを見つけたら業者に駆除してもらおう!
ヒメホソアシナガバチは攻撃性の高いハチのため、放置しておくと刺されて重症を負うおそれがあります。また、アシナガバチの巣があると、その幼虫をエサとするヒメスズメバチをおびき寄せてしまうこともあります。
ヒメスズメバチはヒメホソアシナガバチよりもさらに攻撃的で、強い毒ももっています。 そのため自分の家に巣を作られてしまうと、刺されて重症を負うおそれがさらに高くなってしまうのです。
ヒメホソアシナガバチの巣を発見した際には、プロのハチ駆除業者に依頼して駆除してもらうことをおすすめします。ハチ駆除業者はハチについて熟知しており、依頼すれば確実に駆除してくれるので安心です。
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