カリンの木は害虫被害を受けやすく、樹高が高くなる植物です。そのため、庭木として自分で育てるには管理に困ることもあるでしょう。カリンの木が庭にある状態で管理しきれないと思ったときは、伐採してしまうのもひとつの手段です。
この記事では、カリンの木の伐採方法についてご紹介します。カリンの木の伐採を検討している方は、本記事の内容をぜひお役立てください。
目次
カリンの木の伐採は自分でできる?
まずは、カリンの木の特徴と自分で伐採できる木の見極め方についてご紹介します。安全に伐採をおこなうためにも、ぜひ参考にしてください。
カリンの木の特徴
カリンの木は、バラ科の落葉樹です。果実が成ることでも知られていて、果実は咳止めや疲労回復の効果もあります。そんなカリンの木は、大きいものだと6~10mに及ぶものもあります。
自分で伐採できる場合
自分で伐採ができるのは、木の大きさがそこまで大きくないときです。具体的な目安でいうと、「樹高が3m以下で幹の直径が20cm未満」のときです。この場合は素人でも無理なく伐採できるサイズなので、自分で伐採をおこなうこともできるかもしれません。
また、このほかにも伐採する木の周囲の環境も重要です。周囲に建物や木が密集している場合には、伐採した木が建物やほかの木にひっかかってしまうおそれがあって危険なので、自分での伐採は避けたほうが無難です。周囲に伐採できる十分なスペースがあるときのみ自分で伐採をおこないましょう。
カリンの木の伐採方法
自分で木を伐採する場合、まずは伐採する方向を決めます。「建物などの障害物がないか」「木を伐採したときに作業員が逃げる経路を確保できるか」などをチェックして決めましょう。
次に、安全を確保します。木を伐採したときに作業員ができるだけ安全に逃げることができるよう、障害物をどけたり地面に生えている雑草を取り除いたりしましょう。
安全の確保ができたら、けん引するためにロープを木にひっかけましょう。ロープをかけたら、倒したい方向に斜め45度に切り口を入れます。この切り口を「受け口」といいます。だいたい幹の直径3 分の1程度まで入れてください。次に、その下に水平の切込みを入れ、三角形の切り口を作ります。
そして、追い口も作りましょう。追い口とは、切りたい方向の反対側に入れる切込みのことで、幹の直径2分の1程度まで入れます。最後に再度安全を確認してから、ロープでけん引しながら木を倒せば、伐採は完了です。
ただ、木の伐採は怪我をするリスクもあるので、自分でおこなう自信がない方は、伐採業者に依頼することをおすすめします。
弊社は全国の多くの伐採業者と提携していて、1本からでも伐採を受け付けております。また、24時間年中無休で電話受付していますので、ご都合のよい時間帯にお電話いただくことが可能です。カリンの木を伐採したいという方は、弊社までご連絡ください。
カリンの木の伐採を業者に依頼した場合の費用相場
業者への依頼を検討している場合、初めて業者に依頼する方は不安なことも多いでしょう。そこで、ここからは業者に依頼するときの費用や選び方についてご紹介します。
業者に依頼したときの費用は?
カリンの木の伐採費用は「単価制」で計算している業者が多いです。単価制は、木の高さによって費用が異なります。
【伐採費用(1本あたり)】
- 3m未満:約3,000円~5,000円
- 3m~5m:約8,000円~15,000円
- 5m~7m:約12,000円~30,000円
伐採費用には規模が大きいときには重機を使いますが、その場合はさらに費用がかかります。
【重機使用費】
・クレーン(1日あたり)
約80,000円~100,000円
・ユンボ(1日あたり)
1.5トン:約20,000円
5トン:約30,000円
10トン:約50,000円
ユンボとはショベルカーのような重機のことです。このほか、伐採のほかに伐根や木の処分まで依頼する場合は、伐根費用や木の処分費もかかります。さらに、業者によっては出張料金がかかるところもあります。
自分に合った伐採業者を見つけるには
ここまで費用についてご紹介しましたが、業者を選ぶうえで以下の点も確認しておくとよいでしょう。
- 見積りが明瞭か
- 対応が丁寧か
- 現地調査や見積りが無料か
- 伐採後の追加料金の請求がないか
- 実績が多いか
上記のポイントをおさえた業者は、技術面や信頼性の面でも安心できるでしょう。弊社で紹介する業者は、現地調査や見積りを無料でおこなっております。また、正式な見積り後からの追加料金もかかりません。
費用や作業内容でわからないことがあれば、弊社加盟店スタッフが丁寧にご説明いたしますので、どんな小さなことでもご質問ください。カリンの木の伐採を検討している方は、ぜひ弊社までご連絡ください。
カリンの木は害虫の影響を受けやすい
カリンの木は丈夫ですが、害虫の被害にあいやすいです。症状が深刻化するとカリンの木が枯れるおそれもあり、伐採しなくてはならなくなります。そのため、害虫対策をしっかりとおこなう必要があります。ここからはカリンが被害にあいやすい害虫についてご紹介します。
カリンが被害にあいやすい害虫
カリンが被害にあいやすい害虫には、以下のようなものがあります。
- シンクイムシ:実を食害する
- アブラムシ:植物の汁を吸って生育を阻害する
- テッポウムシ:木の内部を食害する
上記の害虫は、駆除剤を用いて退治するのが有効です。駆除剤にはそれぞれ対象となる害虫が決まっているので、説明書きをよく読んで、被害にあっている害虫に効くかを確かめてから購入しましょう。
害虫被害が深刻なら……
害虫の被害が深刻なときには、木を伐採する必要があるも場合もあります。また、「害虫駆除をおこなっている時間がない」という方も木を伐採してしまうのもよいでしょう。
木の伐採を自分でおこなう余裕がない方は、業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、伐採はもちろん、伐根や木の処分もおこなってもらうことができます。
弊社では、実績のあるスタッフが安全な方法で伐採いたします。また、平日に仕事で忙しい方は、作業日を土日に調整することも可能です。「木の伐採場所が遠方にある」「どうしても時間の都合がつかない」という方は、立ち合いなしでも伐採することが可能です。
「カリンの木を業者に依頼しようか迷っている」「どの業者に依頼しようか迷っている」という方でも、まずは弊社までお電話ください。
カリンの木を伐採する前に剪定という選択肢もある
病害虫の被害がまだ深刻でない場合は、剪定をおこなう選択肢もあります。剪定をおこなうことで、風通しをよくすることができるので、木に害虫が発生しにくくなるのです。また、「木が大きくて伐採をしようか迷っている」という方でも剪定をおこなうことで、木をコンパクトにすることができます。そこで、ここからは、カリンの木の剪定方法をご紹介します。
カリンの木の剪定時期
カリンの剪定は、12月~2月の休眠している時期におこないましょう。カリンは落葉樹であるため、葉がすべて落ちて剪定しやすいのです。
また、カリンは休眠期に入る前に、春に向けて栄養を蓄えます。そのため、休眠期は栄養が蓄えられているので、木を切っても木の負担が少なくて傷みにくいのです。
カリンの木の剪定方法
カリンは、太くて短い枝に花をつける特徴があります。そのため、長く伸びている枝は3分の1程度に切り詰めましょう。また、内側に向かって伸びる枝や下向きに伸びる枝、混み合っている枝は根元から切り詰めてください。
これらの枝を切ることで、日当たりや風通しを改善することができます。その結果、カリンの木が光合成をおこないやすくなって害虫も発生しにくくなり、木が健康に育つのです。
もし「剪定するのが難しそう」「定期的に剪定をおこなうのが面倒」という方は、伐採してしまうのも選択肢のひとつです。
カリンの伐採には怪我をするリスクもありますので、慣れていない方は業者に依頼するとよいでしょう。業者に依頼することで、より安全に伐採してもらうことができます。
弊社では、加盟店スタッフが安全な方法で伐採をおこないます。1本からの伐採も可能です。また、もし業者に依頼しようか迷っているという場合でも、お見積りは無料でおこなっておりますので、お気軽にご相談いただけます。カリンの伐採についてお悩みの方は、まずは弊社までご相談ください。
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