一般的にねずみ駆除費用が大家負担となるのは、建物の管理不足によりねずみが発生した場合とされています。
大家にはその建物の維持管理をする責任があるからです。たとえば、経年劣化で壁に開いた穴や、配管と壁の間にできたすき間を放置した結果、そこからねずみが侵入し被害が発生した場合は、大家の管理不足が原因とみなされることが多いでしょう。
しかし実際には明確な基準がないため、困ったときは弁護士などに相談するようにしてください。当記事では、大家と住人それぞれが費用を負担するケースの例をご紹介します。さらに、駆除費用を抑えるポイントもご紹介しますので参考にしてください。
目次
アパートのねずみ駆除費用は誰が負担すべきか
アパートやマンションなど集合住宅のねずみ駆除費用を誰が負担すべきかという問題には、じつは明確な基準がありません。そのため、このケースではこの人が負担すると一概にいうことができないのです。そこでここでは、ねずみ駆除費用が大家負担になるケースと住人負担になるケースの例をそれぞれご紹介します。詳しくは以下をご覧ください。
〇住人が負担するケース
部屋にゴミを放置していたり、壁のひびを放置していたりした場合など、明らかに住人側に過失があった場合です。
〇大家が負担するケース
建物の管理不足により亀裂やひび、穴などが開いて、そこからねずみが侵入した場合や、ねずみが建物全体で発生してしまった場合などです。
判断で困ったときは弁護士に相談を！
繰り返しになりますが、どちらがどのようなときにねずみ駆除費用を負担するのかについては明確な基準がありません。そのため、大家と住人が直接話し合いをした結果、折り合いがつかず裁判にまで発展してしまうこともあります。
このようなことを避けるためにも、できれば弁護士に間に入ってもらうのがおすすめです。判断に迷っている方はいちど相談してみてはいかがでしょうか。
アパートのねずみ駆除は1日でも早くおこなおう
ここからは、ねずみ駆除の重要性についてあらためて確認していきましょう。ねずみの繁殖力はねずみ算という言葉のとおり非常に強く、1年間で約5～6回妊娠し、1回の出産で約5～9匹の子どもを産みます。そのため放置しているとどんどん増えてしまい、手がつけられなくなってしまうのです。ですから早い段階での適切な駆除が重要になります。
ねずみが人や建物に与える悪影響
ねずみが家にいると、人や建物にさまざまな悪影響をもたらします。たとえば以下のようなことです。
・健康的被害
ねずみは人体に有害な病原菌やダニなどをもっていて、病気の運び屋ともよばれます。小さなお子さんやご高齢の方がねずみの媒介する病気に感染すると命に関わることもあるので、早く駆除することが大切です。また、これらは人だけでなく動物にも感染するので、ペットを飼っている方も注意しましょう。
・経済的被害
ねずみによって荒らされた家は資産価値が下がるので、売却時に悪影響が出ることがあります。また、ねずみに荒らされた場所の修理に多額の費用がかかり、経済的に大きなダメージを受けることもあります。
・精神的被害
ねずみは夜間活動するため、就寝中にバタバタと天井を走り回る音が聞こえて精神的に疲れてしまう人も少なくありません。また、ねずみが夜間に人が寝ている部屋へ降りてくるのではないかと不安になり、それが原因で睡眠不足になる人もいます。
ねずみはこのような悪影響をもたらします。ねずみの数が増えるほど被害は深刻になっていくので、手遅れになる前に適切な駆除をおこないましょう。
ねずみ駆除費用と費用を抑えるポイント
ねずみ駆除費用の相場はかなりまちまちです。費用相場に幅があるのは、被害状況や家の広さ、希望する作業によって変動するためです。たとえば、駆除だけでなく再発防止のための工事も依頼する場合は費用が高額になることがあります。まずは駆除業者に現地調査をしてもらい、見積りを出してもらうようにしましょう。詳しくはこちらの記事で解説しています。
費用を抑えるなら相見積りがおすすめ！
ねずみ駆除費用を少しでも抑えたいという方は相見積りをとってみましょう。相見積りをとることで業者ごとの作業内容やサービス内容を比較することができるので、よりよい業者を選ぶことにつながります。弊社ではさまざまなねずみ駆除業者をご紹介しておりますので、相見積りをご希望のさいはお気軽にお電話ください。
