「石鹸に変な歯形がついてる……」
「ひょっとしてネズミなのかな?」
石鹸の一部が不自然に欠けていたり、勝手に位置が移動していた場合ネズミが原因である可能性が高いです。
ネズミは成長し続ける歯を削る道具として石鹸を利用することもあれば、天然素材であった場合はそのまま食べてしまうこともあります。
ネズミは多くの菌を保有しているため、そのまま石鹸を使い続けるのは不衛生ですのでやめておきましょう。
また、放置していれば勝手に家から出ていくということもなく、次から次へと家中で繁殖をしていく一方ですので、対策とセットで駆除をおこないましょう。
ネズミが石鹸をかじる理由って何?
なぜ、ネズミは食べ物ではない石鹸をかじってしまうのでしょうか。じつは、ネズミが石鹸をかじってしまうのには、2つの理由があるのです。では、その2つの理由とはどういったものなのかご紹介します。
石鹸を食べるため
本来、ネズミにとって石鹸は食べるためのものではありません。しかし、フルーツなどを使った天然素材の石鹸の場合、食べものと認識してかじることがあります。とくにハツカネズミやクマネズミは、果実を好む種類なので天然素材の石鹸をかじられることも珍しくはありません。
石鹸を利用して歯を削る
もう一つの理由としては、ネズミが歯を削るためだといわれています。ネズミは生きている間ずっと歯が伸び続ける生き物です。そのため、何かかじれるものを探しては、かじって歯の長さを調整する必要があるのです。その対象として、近くにあった石鹸がかじられてしまうことがあります。
しかし、あくまで歯の長さを調整するために石鹸をかじっているのであって、ネズミが石鹸を好んでかじっているわけではありません。たまたま近くにあったものが石鹸だったという認識が正しいでしょう。
石鹸をネズミからガードしましょう
どんな理由であっても、使っている石鹸がネズミにかじられると衛生的に心配ですよね。そこで、この項目では石鹸をネズミからガードする方法と簡単な注意点に加えて、かじられてしまった石鹸はどうすればいいのかをご紹介します。
フタをして石鹸を守りましょう
石鹸をネズミから守るために手っ取り早いのが、石鹸をネズミが触れられない状態にしておくことです。一般的に使われている石鹸のケースやフタはプラスチック製のものが多く、ネズミにかじられてしまいがちです。
しかし、ガラス製や金属製のものに変えることで、ネズミにかじられることを防ぐことができます。また、ネズミは湿った場所を好むことが多いので、お風呂場ではなく洗面所で石鹸を保管しておくのがおすすめです。
液体石鹸にも注意しましょう
固形石鹸だけでなく、液体石鹸にも注意する必要があります。液体石鹸の場合、詰め替え用などで使われているビニールパックをかじられてしまうおそれがあるのです。そのため、液体石鹸も固形石鹸と同じく、ガラス製や金属製の詰め替え用ケースを使うことでネズミがかじるのを防ぐことができます。
かじられた石鹸は捨てましょう
もし対策が間に合わず、ネズミに石鹸がかじられてしまった場合、かじられた石鹸は捨てましょう。まだ石鹸の大きさ的に使用することができても、ネズミがかじったことにより雑菌がうつってしまっているおそれがあります。もったいないと思う気持ちも分かりますが、衛生的に考えて処分しましょう。
思い切ってネズミの駆除するという方法も
石鹸を守るのではなく、思い切ってネズミの駆除をするという方法もおすすめです。根本から問題を解決することで、石鹸だけではなく、ネズミによる被害を全面的におさえることができます。
自分でネズミの駆除をおこなう場合は、ネズミ用の忌避剤や薬剤を使うのがよいでしょう。また、業者に依頼してしっかりとネズミを駆除してもらうという方法もおすすめです。
石鹸だけじゃない!ネズミがかじる意外なもの
ネズミがかじるのは石鹸だけではありません。さきほども少しご紹介しましたが、ネズミはさまざまなものをかじって、歯の長さを調整するという性質があります。そのため、家に侵入されてしまうと、意外なものまでかじられてしまうおそれがあるのです。では、ネズミがかじってしまう意外なものには、どういったものがあるのでしょうか。
電気コード
ネズミは温かいものを好む傾向があるため、電気を通すことで少しだけ温度の高い電気コードをかじってしまうことがよくあります。ネズミに電気コードをかじられてしまうと、漏電はもちろんのこと、そこから火事につながってしまうこともあるので非常に危険です。
とくに電気コードは、普段から状態を確認するものではないので、ネズミの被害にあっていることに気づきにくくなっています。そのため、ネズミが家に侵入していると感じたら、まずは電気コードがかじられていないか確認してみましょう。
水道やガスの配管
水道やガスの配管も電気コードと同じく、ネズミの被害にあっていることに気づきにくい場所です。水道やガスの配管をかじられてしまうと、水漏れやガス漏れにつながってしまいます。
これらの被害は単純な配管の破損だけではなく、直接人体に悪い影響をおよぼしてしまうおそれもあります。そのため、電気コードと同じくネズミが家に侵入していると感じたら、できるだけ早く確認するようにしましょう。
お部屋の家具や壁
ネズミは部屋に置いてある家具から、壁や柱といった家自体をかじってしまうことがあります。家具や家自体をかじられてしまうことで、建物の価値や安全性が著しく下がってしまうおそれもあります。そのため、家具や柱などに不自然なキズを見つけた場合、ネズミが侵入しているかもしれないと注意する必要があるでしょう。
原因となるネズミを業者に駆除してもらおう
ネズミは石鹸だけではなく、電気コードや家自体をかじってしまうおそれがあります。その影響によって、かじられてしまったものにキズがついてしまうだけではなく、火事や建物の価値の低下などにつながってしまうのです。
ネズミの被害はある程度自分でも対策することが可能ですが、さまざまなものをかじってしまうので、すべてを対策することは非常に難しいでしょう。そんなときは、業者に依頼して根本の原因である、ネズミ自体を駆除してもらうのがおすすめです。
ネズミ駆除を業者に依頼する理由
業者にネズミ駆除を依頼するメリットや理由はいくつかあります。以下におもなメリットと理由をご紹介していきます。
・素人に完全な駆除は難しい
ネズミは非常に繁殖力が強い生き物であるため、素人が完全に駆除しきるのは非常に難しいでしょう。中途半端に駆除をおこなって問題が解決しなかった場合、手間や費用が無駄にかかってしまうことになります。
しかし、業者であれば適切な知識をもったスタッフに、しっかりと家に侵入したネズミを駆除してもらうことができるでしょう。業者によっては、アフターケアをおこなってくれるところもあるので、再発防止としても安心です。
・健康被害のリスクもある
ネズミがもたらす被害は、ものをかじってしまうことだけではありません。ネズミの体にはダニが大量に存在しており、家に侵入されてしまうことでダニ被害を受けてしまうのです。ネズミがもっているダニの中には、人に噛みついてくる種類も存在しているため、噛まれてしまうと皮膚が腫れてしまうことがあります。
また、身体的な被害だけではなくネズミが家の中にいるという不安から、ストレスをかかえてしまうおそれもあるでしょう。こうなってしまうと、肉体的にも精神的にも被害を受けてしまうため、健康被害のリスクが非常に高いといえます。
業者を選ぶ3つのチェックポイント
信頼できるネズミ駆除の業者を選ぶには、3つのポイントがあります。以下にその3つのポイントについてご紹介します。
・相見積りをとる
複数の業者から相見積りをとることで、業者ごとのサービス内容や費用を知ることができます。また、見積りを比較することでより自分にあったサービス内容や、費用で作業をおこなってくれる業者を見つけやすくなるでしょう。
・対応が丁寧
業者に電話などで問い合わせをしたときに、相手の対応が丁寧であれば、実際の作業も丁寧におこなってくれる可能性が高いといえます。また、相手の対応が丁寧であれば、こちらの疑問や悩みを相談しやすく、要望にあったプランを提案してもらえることもあるでしょう。
・実績がある
ネズミを駆除してもらうのであれば、実績のある業者を選ぶことが重要です。この実績のある業者とは、ネズミ駆除に関して経験豊富なプロのことを指しています。ネズミは種類によって駆除方法が異なっているため、どんなネズミでも対応できるだけの知識と経験が必要になります。実績のある業者あれば、これらの要素を満たしていることが多いでしょう。
まとめ
ネズミが石鹸をかじる理由は、食べるためだけではなく、歯を削るという目的があります。ネズミは生きている間、ずっと歯が伸び続けるため、かじれるものを探して歯を削るという習性があるためです。ネズミから石鹸をかじられないようにするためには、石鹸をケースに入れる、フタをしてかじれないようにすると効果的です。
石けんに限らず電気コードや水道管などをかじってしまい、思わぬ被害を受けてしまうこともあります。そのため、石鹸や電気コードなどにかじられたような跡があれば、業者にネズミ駆除を相談してみましょう。
業者であれば、素人では完全に駆除するのが難しいネズミでも、豊富な知識と経験をもったスタッフが、ネズミの種類に合わせて的確に駆除をおこなってくれます。ネズミ駆除でお困りの方は、ぜひ業者に相談してみてはいかがでしょうか。