スズメバチは夜になると休息のために巣に戻り、朝までおとなしくしています。そのため、巣を駆除する場合は夜に作業するのが一般的です。しかし、夜に活動するモンスズメバチという種類もいます。
ほかのスズメバチとは違った生態を持つ種類もいるため、夜だからといって自分で駆除するのは危険です。スズメバチの巣を自分で駆除できるかどうかは、時間帯よりも巣の大きさや時期が重要です。
時間帯だけでなく、巣の大きさや時期を考慮した正しい駆除方法をご紹介します。状況によってはプロの蜂駆除業者に依頼するなど、無理のない方法で駆除していきましょう!
たとえ夜であっても、スズメバチの巣に近づくことはおすすめできません。駆除するときだけでなく、樹液の採取やカブトムシ・クワガタなどの捕獲のために巣に近づく場合も同様です。
攻撃性の高いスズメバチは巣を刺激しなくても、巣に近づいただけで攻撃してくることがあります。昼に比べると夜の方がおとなしいですが、全く攻撃してこないわけではありません。
スズメバチの巣の駆除を検討している方、樹液や昆虫の採取で木に近づきたい方は、当サイト「ハチ110番」まで一度ご相談ください。迅速に巣を駆除して、あなたの身の安全をお守りします!
スズメバチは夜どう過ごしているの?
みなさんは夜にスズメバチを見たことがあるでしょうか?ほとんどの蜂は夜になると巣に戻って休息します。ですが、夜に行動するスズメバチも存在するのです。
この章では「スズメバチの夜の過ごし方」「夜に行動する蜂の種類」「駆除方法」などをご紹介いたします。
スズメバチは夜になるとおとなしくなる
スズメバチは夜になると目が効かなくなるため、夕方になると巣に戻り、見張りを立てて休息します。また、寒さにも弱く気温が下がると動きが鈍くなるため、基本的には夜に活動することがないのです。
蜂のおもな活動時間
基本的にスズメバチは、エサや巣を作る材料を集めるために、朝から昼にかけて外を飛び回っています。おおまかではありますが、蜂は以下のような流れで一日を過ごしているようです。
・午前中
働き蜂がエサや巣の材料を集めるため活動を始める
・お昼前
集めたエサや巣の材料を置くため巣に戻り、再び飛び立っていく
・お昼
巣の内部があまりにも高温になると幼虫が死んでしまうため、巣の内部を冷やしに働き蜂が巣に戻ってくる
・お昼過ぎ
気温が落ち着いてくると再びエサや巣の材料を集めるため活動を始める
・夕方
日が暮れる前に巣に戻っていく
要注意!夜も行動できる蜂の種類がいる
スズメバチの中には夜に行動するモンスズメバチという種類のスズメバチがいます。モンスズメバチは平野部や山の低いところに生息しており、ユーラシア大陸や日本全体に分布しています。
日本では生息数が減ってきているといわれており、その理由は食性にあります。モンスズメバチの食性もスズメバチと同様で、樹液や果物などの蜜、昆虫をエサとしていますが、モンスズメバチはセミを好んで捕食します。
実は日本ではセミの生息数が減少しており、その影響でモンスズメバチの数が減ってきていると考えられています。
外見もスズメバチとよく似ていて、スズメバチはお尻にある黄色と黒のまだら模様が共通の特徴ですが、このまだら模様が波打っているのがモンスズメバチの大きな特徴です。
そして、スズメバチと異なり、モンスズメバチは夜になっても活動を続けます。スズメバチと同様光に寄ってきやすいため、夜に懐中電灯や車のライトをつけていると寄ってくるおそれもあるため、夜に平野部や山間部に出かけるときには注意が必要です。
スズメバチを駆除するなら夜がオススメ!
スズメバチを駆除する際は夜におこなうことをオススメします。夜になるとほとんどのスズメバチは巣に戻るため一気に駆除することができ、休息中で動きも鈍っているため、昼よりは比較的安全に駆除をすることができるでしょう。
・自分で駆除する
自分で駆除をする方法があります。しかし、専用の道具を持っていなかったり、慣れていなかったりすると、刺されてしまうリスクが高くなりますので、注意が必要です。
・自治体に依頼する
自治体によってはスズメバチの駆除費用に補助金が出るところがあります。気になる方は、一度自治体へ確認してみましょう。
・業者に依頼をする
一番安全な方法は業者に依頼することです。蜂駆除業者は専門の道具や培った技術がありますので、安心して依頼することができます。
弊社では蜂に関するご相談を24時間365日受け付けております。「とりあえず状況を知りたい、」「駆除が必要か知りたい」という方に便利な無料現地調査もご好評ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
スズメバチの活動時期や駆除方法
スズメバチの活動時期や駆除方法をご存知でしょうか。この章では「スズメバチの活動時期」「巣を作る場所」「駆除方法」などについてご紹介してまいります。
スズメバチの活動時期
スズメバチの活動期間は主に4月から10月で、その中でも7月から10月にかけて最も攻撃的になります。スズメバチによる被害もこの時期が最も多いです。また、スズメバチは冬眠をする生き物で、11月から3月あたりまでは冬眠をしています。
蜂の巣は時期によって形や大きさが変わってきます。4月から5月に巣を作り始め、大きさは直径15センチほどになります。6月から7月になると働き蜂が育ってくるため、巣の大きさは直径15センチから40センチになるのです。
最も活発な7月から10月は大きいもので直径80センチになるものもあります。
巣の外見は蜂の種類によって異なりますが、その多くは茶色とクリーム色のまだら模様で、ボール型をしています。巣が作られていくにつれて形が変わる種類もあります。
とくに巣の形に変化があるのがコガタスズメバチで、最初のうちは逆フラスコ型をしていて、大きくなるにつれて丸い形になっていきます。
駆除をする際は、女王蜂があまり活発ではない時期を狙います。女王蜂は冬眠から目覚めた4月あたりに体力が落ちていますので、巣ができる前である、4月から6月初旬の時期に駆除をすることをオススメいたします。
詳しくはスズメバチの活動時期をまとめた記事をご覧ください。
こんな場所に巣を作る!
スズメバチは軒下や屋根裏、床下など、エサが豊富で外敵から身を守れる場所に巣を作ります。スズメバチの天敵である鳥やクマは軒下や屋根裏、床下には入ってきづらく、また人間の家の近くには、蜂のエサとなる果物や花、虫が多いため巣作りに適しているのです。
詳しくはスズメバチの巣の特徴や見分け方をまとめた記事をご覧ください。
巣を作られそうな気配があったら、作られてしまう前に蜂除けスプレーなどで予防しましょう。
自分で駆除はできるの?
まだ巣が小さかったり、業者に依頼すると費用がかかったりするので、自分たちで駆除をしたいという方もいるかもしれません。蜂の巣は場合によっては自分でも駆除できますが、大きな危険がともないます。
どうしても自分で駆除をしたいという方は、どの程度なら自分で駆除できるのかをしっかり把握する必要があります。ここで、自分で駆除できるかの判断基準を紹介しますので、当てはまらない場合は業者に依頼するようにしましょう。
・巣の大きさ
巣の大きさが直径15センチ以内なら自分でも駆除が可能ですが、それを上回ってしまうと、蜂の数が多くなってしまうため、駆除が難しくなります。
・蜂の種類
巣が高い場所にあったり、近所に被害が出そうな場所に巣があったりする場合は、ご家庭での駆除は控えましょう。駆除に慣れていないと、けがをしてしまったり、近所に被害が出てしまったりする場合があります。
・蜂の種類
スズメバチなどの凶暴な蜂の駆除はオススメできません。スズメバチは巣に近づいただけで警戒し、攻撃を仕掛けてきます。ヒメスズメバチなどのおとなしい種類の蜂もいますが、それでも危険な毒を持っていたり、いきなり襲ってくるおそれがあります。命にかかわるので自分の駆除はオススメできません。
蜂の巣を駆除する方法
蜂をご家庭で駆除する際はどのような道具・方法でおこなえばよいのかご存知でしょうか。道具をそろえて、正しい方法で蜂の駆除ができるようにしましょう。
【準備するもの・服装】
・殺虫剤スプレー
・防護服(地域によっては自治体で貸し出しています)
・厚手の袋
・剪定バサミ
・赤のセロハンを付けた懐中電灯
駆除の手順
蜂の巣を駆除する際は、蜂が巣に戻ってきた夜間におこなうことをオススメします。戻ってきてない状態でおこなうと、駆除したあとに戻ってきた蜂がもともと巣のあった場所を飛び回ってしまうからです。
夜間におこなう際は、懐中電灯を使い蜂の巣の場所を確認しながらおこないます。このとき、光で蜂を刺激してしまうため、蜂への刺激が少ない赤い光の懐中電灯を使いましょう。赤いセロハンを懐中電灯のライトの部分に被せることで代用できます。
防護服を着て巣に近づいたら、蜂の巣に向かって殺虫スプレーを2分~3分ほどかけ続けます。しばらくして蜂が出てこなくなったら、剪定バサミを使って蜂の巣をとり、厚手の袋に入れ処分します。
詳しくはスズメバチを自力で駆除する基準・手順をまとめた記事をご覧ください。
蜂の巣駆除はプロに任せると安心!
いくら費用が浮くから、巣が小さいからといってもスズメバチは大変危険な毒を持っているため、ご家庭で蜂の巣駆除をおこなうのは危険です。
蜂の巣駆除業者に依頼すると、専門の道具や技術で安全に駆除をおこなってくれます。さらに、アフター保証がついている業者ですと蜂が戻ってきてしまったときにも安心です。
駆除を業者に依頼するときのポイント
実際に蜂駆除業者に依頼する際に注目すべきポイントがいくつかあります。この章では、業者選びの際に注目すべきポイントをご紹介いたしますので、それらを意識してより自分に合った蜂の巣駆除業者を選べるようにしましょう。
費用相場はどれくらい?
蜂駆除業者を選ぶためには、まず依頼にかかる費用相場を知っておかなければなりません。どれくらいの費用が必要になるのか目安を確認する目的があります。さらに、適正な料金設定になっているか、どこが安いのか比較するといった目的もあるのです。
蜂駆除を業者に依頼する場合、巣の大きさや場所はもちろん、蜂の種類によっても費用相場は異なります。また、業者によっても異なる料金設定をしているので、業者選びをする上では必ず知っておくべきポイントのひとつです。
スズメバチ | アシナガバチ | ミツバチ |
1万5千円~ | 1万円~ | 1万3千円~ |
蜂駆除に必要な費用相場は表のようになっています。ただ、蜂駆除にかかる料金は状況によって大きく変わるため、相場はあくまでも「最低でもこれくらいは必要」という認識で考えておくとよいでしょう。
依頼した蜂の巣が大きくて高い場所にあれば、1個の巣であっても4万円以上の料金が必要になることもあります。逆に初期の小さい巣であれば、表の相場よりも安く済むこともあるでしょう。
また、蜂駆除料金を考えるときは、出張費の有無も確認するようにしてください。料金設定が安いところには出張費が含まれておらず、結果的に高くなってしまうということもあります。
そのため、ただ相場を見るのではなく、どういった内訳で料金設定されているのかを確認するようにしてください。
信頼できる業者のポイント!
業者に依頼するにあたって、信頼できる業者を選ぶためのいくつかのポイントがあります。以下のポイントに注目して、業者を選んでみましょう。
ポイント1 見積りが明確でわかりやすい
見積りの際にこの工程や薬品がこれだけの費用になる、と明確な数字を提示してくれる業者を選びましょう。見積りの金額に何が含まれているのかが明確だと、作業後の追加料金の有無などを確認しやすいため安心できます。
見積りをとった際に不明点がある場合は、しっかり質問するようにしましょう。
ポイント2 すぐに対応してくれる
すぐに対応してくれる業者ですと、「蜂の巣が家の近くにあって危ない!」「大きくなる前に早めに対処したい!」などの緊急事態のときにも安心ですよね。蜂の巣はそのままにしておくとどんどん大きくなりますので、迅速に駆除してくれる業者を選びましょう。
ポイント3 駆除後もアフターフォローがある
蜂は駆除をおこなったあと、エサをとりにいっていた蜂が戻ってきたり、駆除の際に逃げてしまった女王蜂が、おなじところに巣を作るために戻ってきてしまったりする場合があります。そのような場合、再度駆除をしてくれるなどのアフターフォローがある業者ですと安心ですよね。
ポイント4 駆除の実績が豊富
業者のサイトや口コミを確認してみましょう。実績が多ければ多いほど経験が豊富という見方ができますし、実際にそれだけ多くの人が選んでいるという目安にもなるので、安心して依頼することができます。
詳しくは蜂駆除業者の選び方や費用をまとめた記事をご覧ください。
まずは電話で相談してみよう!
どの業者にしようか迷っている方や、どの業者にしてよいかわからない方はまず電話で相談してみましょう。弊社では24時間年中無休でお電話を受け付けており、早朝でも深夜でも対応が可能です。
また、全国に対応しておりますので、どの地域にお住まいでも、お近くの業者を迅速に手配することができます。蜂の巣駆除にお悩みの方は、ぜひご相談くださいませ。
駆除したあとにこそ必要な3つの蜂の巣予防
スズメバチなどの蜂の巣を駆除したからといって、それで安心とはいえません。一度でも蜂の巣を作られた場所というのは、巣を作られやすい場所であるともいえるのです。そのため、駆除したあとにこそ蜂の巣予防が欠かせません。
そこで最後に、3つの蜂の巣予防をご紹介していきますので、再び巣を作られないようしっかりと対策していきましょう。業者に依頼した方でも、ここでご紹介する蜂の巣予防を実践することで、より巣を作られにくい環境にすることができます。
予防2:巣を作りやすい場所に入れない
予防3:トラップを仕掛ける
予防1:蜂を近寄らせない
ひとつ目の予防として、まずは巣を作られた場所に蜂を近寄らせないようにしていきましょう。蜂を近寄らせないようにするには、3つの方法があります。
・木酢液
・農薬
これらの道具には蜂の嫌いな成分が含まれているため、巣のあった場所に吹きかけておくことで、蜂を近寄らせない効果に期待できます。蜂に巣を作られた場所だけでなく、巣を作られそうな場所にも吹きかけておくことで、より高い予防効果を発揮することでしょう。
ただ、予防効果の持続期間は使用する道具によって異なるため、取扱説明書などを確認して、定期的に吹きかける必要がある点には注意が必要です。
予防2:巣を作られやすい場所に入れない
蜂は軒下や屋根裏、床下といった場所以外にも、換気口やフードといった場所にも巣を作ることがあります。これらの場所にはすき間が多く、このすき間から蜂が侵入することで、知らぬ間に大きな巣を作られていることも少なくないのです。
そのため、こういった蜂が巣を作りやすいすき間の多い場所には、網などを張って侵入できないようにしておきましょう。使用する網は市販されている専用の網がオススメですが、すき間をしっかりと塞げるのなら、家にあるもので代用しても問題ありません。
ただ、いくつか注意点があります。集合住宅の場合、共用部で勝手に作業をすることはできないため、一度大家さんや管理会社に相談するようにしましょう。ほかに、屋根などの高所にあるすき間を埋めるとなると、落下などの危険をともなうため、無理をしないことが大切です。
予防3:トラップを仕掛ける
巣を作られた場所に蜂を捕まえて駆除するトラップを仕掛けておくのも、効果的な蜂の巣予防となります。蜂の巣は、冬を超えた女王蜂が単独で作り始めるため、その女王蜂を駆除してしまえば、巣を作られることはありません。
トラップを自作することもできますが、市販されているものが手軽でよいでしょう。ただ、トラップには蜂をおびき寄せるための誘引剤が使用されているため、使用する時期には注意が必要です。
働き蜂の増える夏前までトラップを仕掛けておくと、大量の蜂を呼び寄せてしまうこともあります。そのため、女王蜂しかしない春ごろまでの使用にとどめておくのが安心です。
詳しくは蜂の巣の予防法をまとめた記事をご覧ください。
スズメバチ駆除はハチ110番にご相談ください!
ハチ110番では、24時間365日蜂トラブルに関するご相談を受け付けています。現地調査やお見積りは無料※。キャンセルも可能ですので安心してご相談いただけます。
「まずは見積りだけお願いしたい!」
「すぐに駆除してもらえる?」
見積りのみのご依頼もOK。見積り後にじっくり検討していただくことが可能です!また、できるだけ早い駆除をご希望のお客様には、最短即日対応でご案内しています。
蜂の心配をせず安心して過ごせるように、ぜひお気軽にハチ110番までご相談ください!
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。