エアコンの室外機は蜂の巣を作られやすい場所のひとつです。「ベランダにたくさん蜂が飛んでる」「室内に蜂が侵入することが多くなった」とお困りの方は、室外機に蜂の巣がある可能性があります。
室外機に蜂の巣を見つけたら、早めに駆除するのがおすすめです。
蜂の巣を放置すると蜂の数が増え、配管を通って室内に蜂が侵入したり、巣が大きくなって室外機やエアコンが故障したりする危険性があります。
本記事では、室外機の蜂の巣を自分で駆除する方法と注意点、もし蜂駆除業者に依頼する場合の費用相場などを解説します。
室外機の蜂の巣は自力で駆除できます。しかし、初心者の場合は蜂を刺激してケガしてしまう危険性がありますし、殺虫剤を散布し過ぎて室外機を壊してしまう場合があります。
室外機を壊さずに、安全かつ確実に駆除するなら蜂駆除業者に依頼しましょう。ハチ110番では、日本全国のプロの蜂駆除業者を手配して、1秒でも早く現場に駆け付け蜂の危険からお守りしています。
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目次
なぜ室外機に蜂の巣ができるの?
蜂が巣を作りやすい場所は、家の軒先やベランダなどさまざまな場所がありますが、共通する条件があります。「雨風が防げてエサが豊富にあること」です。
しかし、エアコンの室外機に蜂の巣が作られやすいのは、上記の条件以外にも理由があります。ポイントは、蜂が巣を作り始める時期と室外機の設置場所や構造です。
蜂は、種類によって巣を作りやすい場所が異なります。エアコンの室外機に巣を作りやすいのはアシナガバチで、市街地にあらわれる蜂のなかでは比較的小型の蜂のため、室外機の基盤の隙間やファンに入り込みやすいのです。
そして、アシナガバチの女王蜂は4~5月に巣を作る場所を探し始めます。4~5月は気温が上がって暖かくなるため、エアコンを使わなくなって室外機が稼働しない家が増えるのです。
稼働していない室外機は、雨風が防げて人が目にする機会も少なく、外敵となる動物にも攻撃されにくい場所です。そのため、安全で過ごしやすい場所として巣作りする場所に選ばれてしまいます。
室外機にある蜂の巣は放置するとキケン!
室外機に作られてしまった蜂の巣を発見するのは難しいかもしれませんが、見つけたら早めに駆除しましょう。
もしも室外機の蜂の巣を放置しておくと、うっかりそのままエアコンを使用した際にファンが蜂や巣を巻き込んで運転してしまいます。すると、精密機械であるエアコンの室外機は高い確率で故障します。
また、配管を通って家の中に蜂が侵入してくるおそれもあるため非常に危険です。室内に蜂が侵入しなくても、繁殖して蜂の数が増えれば巣はどんどん大きくなり、幼虫を守るために働く蜂の警戒心も高まるため、攻撃される危険性が高くなります。
アシナガバチは9月頃まで活動します。真夏の時期はエアコンを使用する可能性が高いので、トラブルが発生する前に、できる限り早めに蜂の巣駆除をしましょう。
室外機の蜂の巣を自分で駆除する方法
アシナガバチは、比較的穏やかな性格をしていて、動きもあまり俊敏ではありません。そのため、発見した巣が小さければ、アシナガバチの駆除は自分でもできます。
しかし、室外機に作られた巣の場合は、室外機を壊さないように作業する必要があるため、自分で駆除するのが困難です。失敗すれば、蜂に攻撃される危険性があるだけでなく、エアコンが故障する危険性もあります。リスクを考えたうえで、自分で蜂の巣駆除したい方は以下の方法に挑戦してみてください。
駆除の準備と詳しい手順
蜂の巣駆除は事前の準備も重要です。以下を参考に必要なものを揃えましょう。そして、蜂は夕方~夜には巣に戻って休む習性があります。日中巣の外に出ている働き蜂もまとめて駆除できる可能性が高いため、夕方~夜間に作業しましょう。
・スプレータイプの殺虫剤
・室外機が覆えるサイズのビニール袋
・テープ
・防護服(ない場合は全身を覆える白い服)
- 室外機の周りを飛び回る蜂がいる場合は、先にスプレータイプの殺虫剤で駆除しておく
- 室外機にビニール袋を被せる
- くん煙タイプの殺虫剤をたいてビニール袋の中に入れる
- なるべく隙間を作らないように、ビニール袋をテープで固定する
- ビニール袋から蜂が出てきたらスプレータイプの殺虫剤で駆除する
- (5)の工程を5~10分続け、蜂が出てこなくなったらそのまま朝まで放置する
- 翌朝、室外機のフタを取って中の蜂と蜂の巣を取り除いたら完了
なお、スプレータイプの殺虫剤が室外機にかかると、エアコンが故障する原因になるおそれがあります。室外機には薬剤がかからないよう注意して作業しましょう。
安全・確実に駆除したいときは業者に依頼しよう
室外機の蜂の巣駆除は、手順自体に難しいことはありません。しかし、スプレータイプの殺虫剤を誤って室外機にかけてしまったり、飛び出して来た蜂の駆除に失敗したりするリスクはあります。
そのため、室外機を壊さず、かつ蜂に攻撃されることなく蜂の巣を駆除するためには、蜂の生態に詳しく、さまざまな蜂の巣を駆除したプロに依頼するのがおすすめです。
業者に依頼した場合、以下のような流れで蜂の巣駆除をおこないます。支払いは施工後になることが多いですが、カードなどが使えるかどうかは業者によって異なるので、事前に確認が必要です。
- 電話やメールなどで被害状況を相談
- 日程を調整して現地調査をおこなって見積りを作成
- 見積りの内容や金額に納得できれば本契約して施工日を決める
- 担当者が蜂の巣駆除作業をおこない、依頼者が施工後の状態を確認して完了
蜂の巣駆除の費用相場
室外機に巣を作る可能性が高いアシナガバチの場合、駆除費用は9,520円が相場です。ただし、巣の大きさによっては相場より高額なる可能性があります。さらに、出張費などが別途必要な業者もあるので、詳しくは見積書などで確認しましょう。
また、アシナガバチ以外の種類が巣を作っている可能性もゼロではありません。もしもミツバチなら14,260円、スズメバチは18,660円が駆除費用の相場なので、参考として覚えておきましょう。
蜂の巣駆除はプロでも刺される危険性がある作業です。そのため、駆除にかかる費用は決して安くありません。少しでも費用を抑えたい方は、複数の業者から見積りを取って、金額を比較して依頼先を決めましょう。
なお、複数の業者を探すのが大変なときは、弊社にご相談ください。本契約をするまでキャンセル料不要でさまざまな業者をご紹介することができます。
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二度と巣を作らせないための予防方法
蜂の巣は、一度取り除いても安心できません。薬剤の忌避効果がなくなったら、再び別の蜂が巣を作るおそれがあります。蜂の巣を二度と作らせないための予防法を3つご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
蜂の好む匂いがするものを近くに置かない
蜂は、柔軟剤の甘い香りやジュースなどが入っていた空き缶の匂いなどに好んで寄ってきます。室外機の近くには食べ物の匂いがするものを置かないように注意しましょう。
ただし、洗濯物は干す場所が決まっているケースが多いので、柔軟剤の香りを遠ざけるのが困難です。どうしても室外機の近くに洗濯物を干さなければならない場合は、別の方法を採用しましょう。
殺虫剤などをまく
殺虫剤には、蜂を駆除する成分だけでなく、蜂を遠ざける(忌避性のある)成分が含まれているタイプがあります。ベランダや室外機の周りに吹きかけて蜂が近付かないようにしましょう。ただし、室外機に直接かけるのは、故障の原因になるので避けてください。
また、小さなお子さんがいるご家庭など、殺虫剤をまくことに抵抗がある場合は、自然由来の成分でできた木酢液(もくさくえき)をまくのもおすすめです。蜂の嫌いな煙の臭いがするので、忌避性の殺虫剤をまくのと同じような効果が得られます。
防虫ネットで室外機を覆う
薬剤や臭いのあるものを使いたくないときは、防虫ネットを使って蜂の侵入口をふさぎましょう。ただし、網目が細かすぎると室外機が稼働した際の排気がうまくいかなくなるおそれがあります。網目のサイズは1.5~2センチメートル程度のものを使いましょう。
また、室外機の設置場所がベランダであれば、ベランダごと防虫ネットで覆う方法もあります。ベランダ全体をカバーしておけば、室外機だけでなくベランダのほかの場所にも害虫や害獣が侵入しないのでおすすめです。
室外機の蜂の巣駆除はハチ110番にご相談ください!
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