「攻撃的なミツバチがいるけどもしかしたらキラービーかもしれない」「キラービーは凶暴な蜂らしいから事前に対策しておきたい」キラービーはミツバチの一種で、相手を刺すまで襲い続ける習性がある危険な蜂です。
ただし、キラービーはおもにアフリカや南米に生息しており、今のところ日本国内で発見されていません。そのため、日本国内で注意すべき蜂はスズメバチです。
スズメバチは日本中に生息しており、攻撃性が高く強い毒性を持っているため刺されると命を落とす場合がある非常に危険な蜂です。
この記事では、キラービーの特徴と、スズメバチのような危険な蜂に出会ってしまった場合の対策を解説します。
キラービーはまだ国内に生息していませんが、キラービーよりも危険なスズメバチは国内に多く生息しています。
スズメバチは攻撃性が高く、人間に対しても向かってくるため、もしスズメバチや巣を発見したら身の安全のために専門の業者に相談しましょう。
365日24時間対応している「ハチ110番」では、スズメバチはもちろん、ミツバチやアシナガバチなどさまざまな種類の蜂を駆除できる業者をご紹介しています。
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目次
キラービーってどんなハチ?
正式名称は「アフリカナイズドミツバチ」といいます。英語表記にすると、「Africanized honey bee」となります。日本語に訳すと、「アフリカ化したミツバチ」といったところでしょうか。実はこのハチ、本来はアメリカ大陸には存在していませんでした。
名前の由来は、セイヨウバチとアフリカバチの2種類を交配したものであることからです。ある研究者によりブラジルへ持ち込まれたアフリカミツバチと、ヨーロッパ人によって持ち込まれたセイヨウミツバチを交配したことにより、アフリカナイズドミツバチが誕生したのです。
セイヨウミツバチというのは、もともと熱帯での飼育には向いていません。そのため、温暖なブラジルに適応させるために、人為的に交配されたのです。
見た目の特徴と生態
キラービーは大きい個体でも12mm程度だそうです。この大きさは、ハチの中では小さい部類に入ります。一匹一匹の個体が小さいため、キラービーは群れをつくって行動することが多いようです。
また、キラービーは頻繁に巣を変えるということで知られています。巣を変える時期は、エサがなくなったときや季節の変わり目だとされています。キラービーは寒い地域や乾燥した場所ではなく、暖かい地域を好む傾向にあります。
キラービーはまだ日本に上陸していない
キラービーは海外で猛威をふるっているハチです。そのため、日本に上陸したという報告はまだ受けていません。しかし、キラービーがやってこないという保証はありません。
日本でも、海外から誤って外来種が持ち込まれたというケースも少なくないため、キラービーにも注意を払う必要があるといえるでしょう。
外来種のキラービーと日本のオオスズメバチどちらが凶暴?
キラービーが恐ろしいハチだということがわかったところで、ひとつ疑問が生じてきます。世界で猛威をふるっている「キラービー」と、日本で一番凶暴なハチだとおそれられている「スズメバチ」は、一体、どちらのほうが凶暴なのでしょうか?
キラービーの危険性
キラービーの危険な点は、縄張りに入った際に徹底的に攻撃するという点にあります。キラービーには群れをつくるという習性がありました。しかも、攻撃性が非常に高いのです。縄張りが広く、そこに侵入してきた動物を集団で襲います。
キラービーはとても凶暴なハチですが、現在は研究者によって毒性が弱まってきています。そのため、危険な個体はアメリカの一部に限られるなど、個体数は徐々に減少しています。
スズメバチの危険性
日本でもっと危険な動物のひとつがスズメバチといわれています。スズメバチに刺される被害は毎年多く発生しています。アナフィラキシー・ショックというショック症状により、死亡ケースも毎年報告されています。その危険性を聞いたことがある人がほとんどでしょう。
スズメバチの方が凶暴!その理由とは!?
結論を申し上げますと、実は「スズメバチ」のほうが危険なのです。かつて、アメリカではキラービーの個体を減らすために、オオスズメバチを使うという話が挙がったことがありました。しかし、オオスズメバチがより凶暴であるとわかったために、その話が見送られたことがあるのです。
キラービーよりも圧倒的に恐ろしいハチが、日本に生息している「オオスズメバチ」だったなんて、驚きですね。
日本で一番凶暴なハチは「オオスズメバチ」
ご存知の方は多いとは思いますが、日本で一番凶暴なハチは「オオスズメバチ」です。
体格はハチの中でも最大級で30~45mmです。大体、大人の親指を想像してもらうとわかりやすいかと思います。そんな大型のオオスズメバチは噛む力も強く、その力でミツバチの体を両断することができるそうです。また、オオスズメバチは強力な毒針を持っています。
スズメバチの種類を5つ紹介!
スズメバチと一口にいっても、その種類はさまざまです。ここでは、スズメバチの種類を5つ紹介させていただきます。皆さんの知っているハチが、この中にいるかもしれません。
- チャイロスズメバチ:日本で中部地方に生息しているといわれ、攻撃性が高い
- キイロスズメバチ:日本に広く分布しており、スズメバチの中でも小型
- オオスズメバチ:世界最大のスズメバチ、強力なアゴと毒針をもっている
- ヒメスズメバチ:比較的大きく、ハチの中でも美しい
- モンスズメバチ:世界的に広く生息しており、雄蜂には針がない
オオスズメバチは世界でもおそれられている
大きさも大きく、毒針も太い、毒性が強いオオスズメバチは、世界的にもおそれられているハチなのです。世界最強の名高いハチといっても過言ではありません。
毒液はスプレーのように空中散布することができ、もし目に入ったら失明する場合もあります。また、皮膚に触れると炎症が出る場合もあります。
そのため、皆さんスズメバチを見かけましたら、巣にイタズラをする・むやみに近づくといった行為はしないようにしてください。
スズメバチに遭遇してしまったら……
想像したくもないですが、もしオオスズメバチに遭遇してしまったらどうすればよいのでしょうか?スズメバチに遭遇してしまった際の、正しい対処法についてお話していきます。
手で振り払うのは絶対NG!
独特な羽音とともに、ハチが目の前に飛び出してきたら、びっくりして反射的に手で追い払ってしまいますよね。しかし、この行動はハチに対する最も危険な行動であるため、絶対におこなわないようにしてください。手で追い払うという行為は、ハチにとっては「攻撃された」と同義です。
そのため、万が一ハチに出会ってしまった場合には、そっと姿勢を低くして、大声を出さずその場をできるだけすみやかに離れるということを実践してください。走ったり慌てた動きをするのは厳禁です。また、ハチは黒っぽいものを攻撃する習性があるため、もし頭を攻撃されそうであれば衣服など色の白っぽいものでそっと頭を覆うのも効果的です。
威嚇をされたら危険な合図
スズメバチは、相手に襲い掛かる前に「威嚇」することがあります。次の威嚇サインをしっかり覚えておきましょう。
スズメバチの威嚇行動には、下記のような行動が挙げられます。
- 敵とみなしたものの周囲を飛び回る
- 敵とみなしたものの周囲を飛び回りながら、大あごをカチカチと鳴らす
- 羽根を大きく振動させることで威嚇する
近くに巣があれば業者に駆除の依頼をする
キラービーやスズメバチに限らず、凶暴なハチというのは日本にもたくさん存在します。「家の近くにハチの巣がある」、「最近家の近くでハチをよく見かける」。そのような場合には、被害が出る前になるべく早くハチの巣を駆除することをおすすめします。
しかし、ハチの危険性を知れば知るほど、自分で駆除するという選択肢を選ぶことは得策ではないということがわかるでしょう。
ハチに関する知識や、駆除方法を知らずに駆除するのは危険行為です。蜂に関する駆除は、知識を持ったプロに任せましょう。環境にも配慮したやり方で、駆除活動をしてくれるでしょう。
蜂駆除は「ハチ110番」にお任せください
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