結論からいえば『蜂は水が苦手』、というのは間違っていません。そのため、対策として蜂や蜂の巣に水をかけることは少なからず効果があるといえます。しかし、この方法はあまりよい方法とはいえません。
なぜなら間違った状況で水をかけると、かえって逆効果になることもあるからです。蜂の巣に関する正しい知識を知ることが重要です!
当記事では蜂の巣に対する簡単な対処法を解説します。まずは巣の様子を確認して「自分でどうにかできるのか?」という点から確認していきましょう。
蜂を安全で確実に駆除するためには、殺虫剤を使用する必要があります。水では蜂を弱らせることしかできません。
弱った蜂も襲ってくることはありますし、時間が経てば活動を再開します。殺虫剤でしっかりと退治していかなければ、駆除作業中に襲われしまうおそれがあります。
ハチ110番では作り始めの小さな蜂の巣から、成長して大きくなった蜂の巣まで、あらゆる蜂の巣の駆除に対応しています。すぐに安全に駆除したい場合は、ハチ110番までお気軽にご相談ください!
蜂の巣に水をかける効果|水では駆除はできない?
スズメバチやアシナガバチなど、多くの蜂は雨など、水に濡れることを好みません。なぜなら、蜂は羽が濡れると飛びにくくなる上、体温が奪われて動きが鈍くなってしまうから。
多くの巣が屋根裏などの閉鎖空間や、見える場所でも軒下やベランダなど、屋根のある場所に作られるのは雨を避ける意味合いもあるのです。そのような理由から1~2匹の蜂であれば、確かにしっかり水をかければ動きを鈍らせることも可能です。
しかし、蜂やその巣をしっかり駆除したいのであれば、水だけでは不十分。なぜなら、蜂は水をかけたぐらいではなかなか死なないからです。また「水で巣を落とす」というのもかなりの水圧をかけなければいけないため、あまり現実的ではありません。
しっかりと駆除したい場合は殺虫剤が必須です。不用意に駆除できない水をかけるぐらいであれば、殺虫剤を使用した方法をおこなう方がよいでしょう。
逆に大量の蜂に襲われてしまう危険性がある!
もし自分で巣を何とかしたい、と思うのであればまず『巣の状況』を確認しておくことが大切。なぜなら巣のサイズによっては、蜂の巣に水をかける方法はあまりにも危険だからです。
場合によっては巣に数千匹のハチがひそんでいることもあり、そんな巣に不用意に水をかけたとあっては一斉に攻撃されてしまうことも……。この場合は、水程度ではどうにもならないことが多いでしょう。
命にもかかわる蜂の巣駆除。まずは自分でどうにかできるかどうか、何を用意すればよいかを、次の章でチェックしていきましょう。
”初期の巣”なら自分で何とかできることも!
自分で何とかする方法が可能なのは、初期の巣である場合です。この時期であれば巣には女王蜂しかいないため、対処も比較的カンタン。女王蜂は巣作りが仕事なので、こちらから過度に接触・刺激しなければ、刺されることは少ないとされています。
初期の巣の見分け方
初期の巣かどうかは、時期とサイズで見分けられます。まずは以下の3点を確認して、できるかどうか判断していきましょう。
- 『時期が4~6月ぐらいか』
- 『サイズは10cm以下か』
- 『巣の周りに多くの蜂が飛んでいないか』
しかし、この条件に当てはまる場合でも巣が天井裏にある場合や、かなりの高所にある場合は作業自体に落下等の危険があります。この場合は巣が小さくても、一度業者や役所に相談したほうがよいでしょう。
これらの条件を満たしつつ、作業に不安がなければ、いよいよ駆除していきましょう!
※パッと見でサイズが大きい場合や、蜂がブンブン飛んでいるような場合は、個人での対処は危険といえます。このような際には、一度プロに相談することをオススメします。費用など、詳しくは後述『蜂の巣駆除は自治体・役所にやってもらえる?』でも解説していくので、ぜひご覧ください。“
蜂の巣駆除に必要なもの
巣が小さく、蜂の数もほぼいない場合でも、念のため防護服は用意しておけると安心です。この防護服は普通に購入すると数万円~数十万円しますが、場合によっては自治体でレンタルしていることも。まずは自治体のホームページなどから確認してみましょう。
また防護服に加えて、以下のような道具が必要になります。
- 殺虫スプレー(蜂用のもの・1~2缶)
- ゴミ袋
- 剪定ばさみ・棒
蜂の巣駆除の方法
作業は、日没後数時間後を目途に駆除を始めましょう。これは蜂が巣に戻っており、かつ動きが鈍くなっているから。まずはゆっくり巣から3mぐらいの距離まで近づき、以下の手順で対処していきましょう。
1.風上から巣に向かってスプレーをかける
2.羽音がしなくなったらゆっくり近づき、生きているハチがいないか確認
3.駆除が完了したら、剪定ばさみや棒で巣を落とし、ゴミ袋に入れる
この際、蜂の死骸に不用意にふれると毒針が刺さってしまうこともあります。死骸の処理は、トングやほうきなどでふれないようにおこないましょう。
ここまでで少しでも不安を感じた方や、道具が用意できない方は、無理せず役所や蜂駆除業者に相談することをオススメします。
危険な蜂駆除は、やはりその道に長けたプロに相談するのが安心。費用も初期の巣であれば8,000円~2万円程度のことが多く、DIYするのとそこまで変わらないことが多いです。待っているだけで安全に駆除してもらえますので、まずは一度、見積りだけでも取ってみてはいかがでしょうか。
蜂の巣駆除は自治体・役所にやってもらえる?
蜂の巣駆除を依頼する際、『役所がやってくれないだろうか……』とお思いの方もいるのではないでしょうか。事実、自治体によっては蜂の巣駆除の業者を派遣して、代わりに駆除してくれることもあります。
とはいえ、これは一部の団体の話です。自治体に応じて、蜂の巣へのサポートは以下のように多岐にわたります。
- 自治体が全額負担してくれるパターン
- 自治体が費用の何割かを負担してくれるパターン
- 業者を紹介してくれるだけのパターン
- 防護服を貸してくれるだけのパターン
- 何のサービスもないパターン
などなど……
自治体に相談するメリットは、やはり費用の補償が下りる可能性があるところ。ただし一度役所や保健所を介す分、調査・駆除までに数日かかったり……ということも。スピード感でいえば、やはり業者依頼の方がスピーディといえます。
また多くの自治体はスズメバチのみに対応していることが多く、アシナガバチの場合は補償が下りない、なんてことも。一度お住まいの地域がどのようなサポート体制を取っているか、調べてみるのもよいでしょう。
各蜂の費用相場を解説
もし自分で業者に依頼することになった場合、気になるのはやはり費用ではないでしょうか。蜂駆除の費用は、どの蜂を駆除するかによって少々変動します。
スズメバチ:約1万円~5万円
アシナガバチ:約8,000円~2万円
ミツバチ:約8,000円~3万5千円
危険性の高いスズメバチに比べて、数も少なく凶暴性も低めのアシナガバチはやや安め。とはいえ、この費用は巣のサイズや営巣場所に応じて大きく変動します。正確な費用、となるとどうしても一度調査してみないと出せません。
多くの蜂駆除業者は、作業前に現地調査・見積りを出してもらえます。まずはこれをしっかり確認して、じっくり検討してみるのもよいでしょう。複数業者に見積りを依頼し、費用を比較する“相見積り”もオススメです。
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