スズメバチの巣を作らせないためには、蜂用の殺虫剤を使うのがおすすめです。なぜなら蜂用の殺虫剤には忌避効果のある成分を含んでいるものがあり、蜂を寄せ付けにくくすることができるからです。
当記事では、スズメバチの巣を忌避剤によって作られにくくする方法について解説しています。スズメバチの巣が作られるのを予防したいという方はぜひ参考にしてみてください。
目次
スズメバチの忌避剤について
忌避剤とは、害虫の嫌がるにおいの成分が入った薬剤のことをいいます。スズメバチの巣は忌避剤を使うことで、蜂が寄り付くのを防ぎ、巣を作られにくくすることができます。この章では、蜂用の殺虫剤を使って巣を作りにくくする方法について解説しています。
殺虫剤
蜂用の殺虫剤には目の前にいる蜂を駆除するだけでなく、蜂の巣作りを防止する成分が入ったものがあります。蜂が巣を作りそうな場所や蜂が巣を作ったことがある場所に、薬剤で濡れるほどスプレーしておきましょう。そうすることで、約2週間~1ヵ月ほど巣を作らせない効果があります。(使用環境によって異なります)
また、作り途中の巣にスプレーすることで巣が大きくなるのを防ぐ効果のあるスプレーもあります。蜂用の殺虫剤は薬局やホームセンターなどで購入することができます。蜂用の殺虫剤を購入する際は、巣を作られにくくする効果もある商品を選ぶのがおすすめです。
一方で蜂の殺虫剤を使う際には注意しなければいけないこともあります。植物に直接噴射すると薬害が出るおそれがあるので、殺虫剤を使うときは植物にかからないように注意しましょう。また壁や建材に向かって使うとシミになる可能性があるので、試しに目立たない場所で噴射して影響がないか確かめてから使うようにしましょう。
スズメバチの巣を作られないようにするポイント!
スズメバチに巣を作られにくくするためには、巣を作りやすい場所や巣を作り始める時期などについて知っておくと効果的に予防がおこなえます。この章では、スズメバチに巣を作られにくくするためのポイントについて解説しています。
スズメバチが巣を作りやすい場所
スズメバチが巣を作りやすい場所には以下のような場所があります。
- 軒下
- 窓枠
- ベランダ
- 玄関
- 戸袋
- 床下
- 天井裏
- 土の中
- 樹洞 など
スズメバチは、天候の影響を受けにくく、鳥などの天敵から身を守れる場所に巣を作ることが多くあります。とくに軒下やベランダといった場所は出入りがしやすく、蜂が好む場所なのでしっかり予防をしておきましょう。軒下やベランダといった場所には、蜂用の殺虫剤を噴射しておくのがおすすめです。
また蜂の殺虫剤は基本的には屋外用で、室内では使用ができません。そして雨や直射日光の当たる場所は殺虫剤の効果が薄くなってきてしまうので、こまめに噴射しておきましょう。
巣を作り始める4~5月に予防する
スズメバチの活動期間は4月~11月ごろまでです。そして一番攻撃性が増すのが7月~9月ごろだといわれています。
4~5月ごろは、女王蜂が単独で巣を作り始める時期です。この時期は女王蜂の攻撃性が低いので巣作りの予防をしておくのに最適です。
また春先に、女王蜂が家の周りを飛んでいたら巣を作る場所を探しているサインかもしれません。そういった場合は、さきほどご紹介したようなスズメバチが巣を作りやすい場所に、忌避効果のある殺虫剤などを使って対策をおこなっておきましょう。
6月~7月ごろになってしまうと、働き蜂が誕生し巣も大きくなっていきます。スズメバチの巣は7月以降には、マーブル状の模様をした丸い巣になります。大きさは最大で100cmほどまで大きくなり、蜂の数が数百匹にまで増えてしまうのです。こうなると危険なだけでなく、駆除の費用もかかってしまいますので、こうなる前に対策しておくことが大切です。
また、駆除してもまた翌年に同じ場所に巣を作られることがあります。なぜなら、そこが蜂にとって巣を作るのに適した場所だからです。なので、同じ場所に巣を作らせないためには巣を駆除したからといって安心するのではなく、予防しておくことが大切だといえます。
戻り蜂の対策
蜂の巣の駆除をおこなっているときに、出かけていたり逃げていたりして生き残った蜂が、再び巣の場所に戻ってくることがあります。これが戻り蜂です。
戻り蜂は巣がないことがわかると凶暴化することがあります。また戻り蜂が女王蜂だった場合、同じ場所に巣を作られてしまうおそれもあるのです。戻り蜂を寄せつけないために、巣があった場所には忌避効果のある殺虫剤を散布して対策しておきましょう。
スズメバチの巣で不安のある方は業者に相談してみましょう
「スズメバチが飛んでいるけど、巣がどこにあるかわからない」といった場合は、業者に調査を依頼しましょう。なぜなら、調査の作業には危険が伴うからです。
スズメバチの巣が高い所にある場合ははしごを使っておこなわなければいけないので、ケガをするおそれがあります。また、床下や天井裏に巣がある場合は、点検するための入り口を作らなければいけないこともあるのです。
業者の中には無料で現地調査をおこなっているところや、蜂の巣が作られないように予防対策をおこなってくれるところもあります。
また、もしすでに巣を作られていた場合は早急に駆除することが必要です。スズメバチに刺されてしまうと、アナフィラキシーショックという強いアレルギー症状によって最悪は命を落とすこともあるからです。スズメバチの巣の駆除は難しくて危険なので、業者に依頼することをおすすめします。
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