スズメバチの巣作りは時期や場所を知って予防しよう!巣の駆除方法も

スズメバチの巣作りは時期や場所を知って予防しよう!巣の駆除方法も

スズメバチの巣作りを予防するためには、まず巣作りをする時期や巣ができやすい場所について理解を深めておきましょう。巣作りの時期を知ることで、予防に適した時期がわかります。また、巣作りされやすい場所を知ることでどこを対策すべきかがわかり、効率的に巣作りの予防ができるのです。

この記事では、スズメバチの巣作りの時期や場所といった基礎知識と、予防方法について説明します。また、巣ができてしまった場合の対処法についてご説明するので、ぜひお役立てください。

また、弊社ではスズメバチの巣の駆除をおこなう業者をご紹介します。すでにスズメバチの巣ができてしまい、すぐに駆除してほしいという方は、ぜひ弊社までご相談ください。お近くの蜂の巣駆除業者を無料でご紹介します。

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駆除や予防に役立つ!スズメバチの巣作りの基礎知識

スズメバチの巣作りの時期や場所を知っておくことで、予防や駆除に役立てることができます。そこで、まずはスズメバチの巣作りの時期や場所について見ていきましょう。

スズメバチが巣作りをする時期

スズメバチが巣作りをする時期

スズメバチの巣作りは、4月~5月に冬眠から覚めた女王蜂が1匹でおこないます。スズメバチの巣の予防は、この時期におこなうのが効果的だといわれています。

また、巣ができていたとしても、この時期であれば自分でも比較的安全に駆除することができます。この時期はまだ巣には女王蜂と幼虫しかおらず、女王蜂は冬眠から覚めたばかりで弱っているからです。

6月になると、卵が孵化して働き蜂が生まれ、蜂の個体数が急激に増えてしまいます。そのため、6月以降には自分で巣の駆除をしようとするのは避けておいたほうがよいでしょう。

スズメバチの巣ができやすい場所

もし自宅にスズメバチの巣が何度もできてしまうときには、スズメバチにとって巣が作りやすい環境になっているのかもしれません。スズメバチは、以下のような条件がそろっている場所に巣を作ります。

  • ・天候の影響を受けにくい(羽に水滴がつくとうまく飛べなくなってしまうため)
  • ・エサを捕まえやすい(全体のエサを確保する必要があるため)
  • ・閉鎖空間(外敵が侵入する危険を避けるため)

ただし、スズメバチの中で、コガタスズメバチ・キイロスズメバチ・チャイロスズメバチといった種類は、開放的な空間を好むようです。

住宅の中で上記の条件に当てはまっているのは、以下のような場所があります。

  • ・軒下
  • ・ベランダ
  • ・庭木や生垣
  • ・庭の土の中
  • ・床下
  • ・屋根裏

スズメバチの巣作りの予防は、こうした場所を中心におこなうとよいでしょう。スズメバチの巣作りの詳しい予防方法については、次の章からご紹介します。

スズメバチの巣作りを予防する4つの方法

ここからはスズメバチの巣作りの予防方法をご紹介します。この方法を参考に、ご自宅でスズメバチの巣作り対策をおこなってみてください。

【1】 スプレーを使う

【1】 スプレーを使う

忌避効果のあるスプレーを使えば、スズメバチを寄せ付けない効果が期待でき、巣作りを予防できる可能性があります。

女王蜂が巣を作り始める4月~5月ごろに、2週間に1回程度のペースで巣ができそうな場所にスプレーを吹きかけておくとよいでしょう。スプレーはホームセンターやネットショップなどで手に入れることができるため、ぜひチェックしてみてください。

【2】木酢液やハッカ油を使う

安全性が気になるなどの理由で、「スプレーを使うのはちょっと……」という方は、木酢液やハッカ油を使うのがおすすめです。

木酢液とは、木炭を作るときに生じた煙を冷やして液体状にしたものです。木酢液は焦げ臭いにおいがするのですが、スズメバチはそのにおいを嫌うのです。また、スズメバチは、ハッカ油に含まれる”メントール”という成分も嫌がります。

そのため、スプレーと同じように巣ができやすい場所に吹きかけておくことで巣作りを予防する効果が期待できるのです。木酢液やハッカ油は、ホームセンターで手に入れることができます。忌避スプレーを使うことに抵抗がある方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。

【3】スズメバチの侵入経路を断つ

スズメバチの侵入経路を断てば、当然家の中に巣が作られることを防止できます。スズメバチの侵入経路となるのは、以下のような場所です。

  • ・通気口
  • ・換気口
  • ・室外機のパイプと壁にできた隙間
  • ・エアコンの排水ホース

通気口や換気口には、目の細かいネットや金網を張っておきましょう。また、室外機のパイプと壁の間の隙間はパテなどで埋め、排水ホースには、虫などの侵入を防ぐ”ドレンキャップ”をつけるのがおすすめです。ドレンキャップは100円ショップなどで売っているので、一度調べてみてください。

【4】女王蜂トラップを設置する

巣作りを防止するためには、巣が作られる前にトラップを使って女王蜂を捕まえる方法もあります。女王蜂トラップの作り方については、以下にまとめました。

準備するもの】
・空のペットボトル(2L)
・酒300ml
・酢100ml
・砂糖120g
・油性ペン
・ひも
手順】
1.ペットボトルの上部に「H(縦と横の長さが2センチメートル程度)」を記入
2.油性ペンで書いたHにカッターで切り込みを入れる
3.切り込みを入れた下部を内側に、上部を外側に折り曲げる
4.1~3の手順で、ペットボトルの上部の穴を4か所作る
5.酒・酢・砂糖を混ぜ、誘引剤を作る
6.誘引剤をペットボトルに入れる
7.ペットボトルを吊るせるように、飲み口の下部分にひもを巻いて固定する
8.誘引剤入りペットボトル(トラップ)を設置する

トラップは、直射日光が当たらない場所に設置するのが効果的です。直射日光が当たる場所に設置すると、発酵をおこなう微生物が死んでしまい、蜂をおびき寄せる効果が低下してしまうのです。さらに、安全のため、人が作業する場所からは3メートル離した場所かつ、子どもの手に届かない高さに設置するようにしましょう。

また、夏を迎え、働き蜂が増えてからトラップをしかけてしまうと、働き蜂が罠に集まってしまい、かえって危険になります。そのため、トラップは6月以降に仕掛けることはやめましょう。

スズメバチの巣ができてしまった……作り始めかどうかをチェック!

この記事を読んでいる方の中には、スズメバチの巣ができてしまった!という方もいらっしゃるかもしれません。もしスズメバチの巣ができてしまったら、早めの駆除が大切です。早めに駆除しないと、どんどん巣が大きくなり、蜂の数も増えていくため刺されるリスクが高まってしまうのです。

ただし、どんな巣でも自分で駆除できるわけではありません。自分で駆除がおこなえるのは、巣が作り始めである場合です。目安として、直径10センチメートル以下の巣であれば、巣にはまだ女王蜂と幼虫しかおらず、刺されるリスクが低いため自分でも駆除できる可能性があるでしょう。自分で作り始めの巣を駆除する方法については、次の章でご紹介します。

もし巣が直径10センチメートル以上だった場合は、自分での駆除は危険なため、蜂の巣駆除のプロである業者に依頼しましょう。弊社では、蜂の巣駆除業者をご紹介することが可能ですので、ぜひご相談ください。

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作り始めのスズメバチの巣を駆除する方法

ここからは、作り始めのスズメバチの巣を駆除する方法について見ていきましょう。以下でご紹介する内容を参考に、ご自宅にできた蜂の巣を駆除してみてください。

駆除に必要なもの

駆除に必要なもの

駆除には、以下のようなものが必要です。

  • ・防護服
  • ・厚手の手袋
  • ・首元に巻くタオル
  • ・帽子
  • ・長靴
  • ・殺虫スプレー
  • ・長めの棒
  • ・ビニール袋

自治体の中には、防護服の貸し出しをおこなっているところもあります。一度、ホームページを見るか、担当の窓口に問い合わせて、防護服の貸し出しをおこなっているかを確認してみるとよいでしょう。

また、防護服が準備できない場合には、レインコートなどで代用する方法もありますが、生地が薄いと蜂に刺されてしまうリスクが高まります。十分な準備ができない場合には、駆除は業者に依頼したほうがよいでしょう。

また、殺虫剤は”ピレスロイド系”の成分が含まれているものがおすすめです。ピレスロイド系の殺虫剤は、駆除効果が高く、人体には影響がないといわれているのです。

駆除の手順

駆除の手順を、以下にまとめました。

  1. 1.防護服や安全のための装備を確実に身に着ける
  2. 2.巣の2~3メートル手前まで近づく
  3. 3.巣の入り口に向かって殺虫剤を噴射する
  4. 4.女王蜂が飛び出してくるまで噴射を続ける
  5. 5.女王蜂が死んだことを確認したら、長めの棒を使って巣を落とす
  6. 6.巣をビニール袋に入れて処分する

殺虫スプレーを噴射するときには、万が一女王蜂以外の働き蜂が巣から出てきてしまったときでも、ひるまず噴射を続けましょう。

また、万が一働き蜂がいたときのためにも、駆除は夜におこなうのがおすすめです。働き蜂がいる場合、日中だとエサを探しに出かけている可能性があります。そのため、日中に駆除をすると、その働き蜂を駆除できない可能性があるのです。

まとめ

スズメバチの巣作りは4~5月におこなわれます。スズメバチの巣作り予防も、この時期におこなうのがよいとされています。また、スズメバチの巣が作られやすい場所は、天候の影響を受けにくい、エサを捕まえやすい、閉鎖空間(種類による)です。こうした場所を中心に、スズメバチ予防をおこないましょう。

また、すでにスズメバチの巣が作られてしまっている場合、早めに駆除しましょう。直径10センチメートル以下の作り始めの巣なら自分で駆除ができますが、それ以上の大きさの巣は業者に駆除してもらいましょう。

弊社では、スズメバチの巣の駆除をおこなう業者をご紹介します。お電話相談は24時間365日受け付けておりますので、いつでもご相談ください。

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この記事の執筆者
ハチ110番編集部
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