「スズメバチが部屋に入ってきた！掃除機で吸い込めば駆除できるかな？」
このような疑問をおもちの方もいらっしゃるかと思います。
部屋にはいってきたスズメバチは、掃除機で吸い込んで駆除することができます。なぜなら掃除機で吸い込めば、スズメバチは窒息して死ぬからです。
このコラムでは、スズメバチ駆除を掃除機でする方法について詳しく解説していますので、ぜひ参考にして、実践してみてください。
スズメバチが侵入しやすい場所・巣を作りやすい場所も解説していますので、あわせてご覧ください。
また、万が一攻撃を受けてしまうとアナフィラキシーショックで命に関わる状態になるおそれもあるため、危険を感じたらその場を離れる、業者に相談するといった、安全対策を第一にされることを心がけてくださいね。
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目次
スズメバチを掃除機で駆除する方法
家の中に入り込んできたスズメバチは、基本的に掃除機で吸い込み窒息死させることができます。ただし自分で駆除する場合は危険なので、スズメバチが一匹のときだけにしましょう。
スズメバチが二匹以上いる場合、それらを一度に掃除機で吸い込むのは難しいです。掃除機で一匹吸い込んでいる間に、ほかのスズメバチから攻撃を受ける可能性が高くなります。
また、巣にいるスズメバチたちを掃除機で直接吸うのは危険です。巣には通常、複数のスズメバチがいます。そのため、吸い込めなかったスズメバチに攻撃されるおそれがあります。
スズメバチが部屋に複数いたり、巣が作られていたりする場合は、プロの蜂駆除業者に相談しましょう。
部屋にいるスズメバチが一匹だけで、それを掃除機で駆除するときは次の手順でおこないます。
〇駆除作業の手順
- 1.スズメバチを掃除機で吸い取る
- 2.紙パックの口をガムテープなどでふさぐ
- 3.スズメバチよりも小さな穴をあけ、そこから殺虫剤を注入する
- 4.小さな穴をガムテープでふさいでから、紙パックをビニール袋にいれて口をしばる
- 5.ビニール袋は屋外に出しておき、可燃ゴミとして処分する
〇駆除作業時の注意点
掃除機で吸っただけではスズメバチが死んでいるとは限らないので、吸い込み口から再び出てくる恐れもあります。吸い込んでからもしばらく吸引を続けて蜂を確実に掃除機の奥へ追いやりましょう。
また、紙パックを取り出す際にも、蜂が生きていた場合には飛び出してきて刺されるおそれがあります。紙パックの口をガムテープでふさいで殺虫剤を注入する流れは、安全を確認しながら手早くおこなうことが大切です。
ただし、掃除機をかけたまま殺虫剤を使用しないようにしてください。可燃性である殺虫剤を掃除機が吸い込むと、モーターに引火し火災になるおそれがあります。
スズメバチをいれたビニール袋は、屋内に置いておかないようにしましょう。万が一ゴミ袋が破れていた場合、そこからスズメバチが出てくる可能性があります。
掃除機以外にも家にはいってきたスズメバチが一匹であれば、以下の方法で駆除することができます。
殺虫剤で駆除することも可能です
専用の殺虫剤で駆除するときは、スズメバチが柱などに止まるまで待ちましょう。止まったらスズメバチにめがけて殺虫剤をスプレーしてください。スズメバチの動きが止まり、床に落下するまでスプレーし続けましょう。
スズメバチは素早いので、飛んでいるときに殺虫剤をかけてもよけられる可能性があります。もし殺虫剤がかからなかった場合、興奮したスズメバチに反撃されて刺されるおそれがあります。
そのため殺虫剤で駆除する場合は、厚手の生地の長袖・長ズボンを着用しましょう。さらにゴーグルやマスクをつける・帽子をかぶる・首にタオルをまくなどして、肌の露出部分がないようにしてください。そうすれば毒針が皮膚まで届きにくくなります。
身につけるものの色は白っぽい色のものにしましょう。スズメバチは黒色のものを敵とみなして攻撃する習性があるからです。
殺虫剤をスプレーするときは、まわりに火の気がないか確認してください。火の近くで使用すると、スプレーのガスに引火して火災になるおそれがあります。
また、窓を開けるなど換気をよくしてから、殺虫剤を使用するようにしましょう。殺虫剤には化学物質が含まれており、吸い込みすぎると体調が悪くなるおそれがあります。
スズメバチを見失ってしまったら……？
室内でスズメバチを見失ったときは、1ヵ所だけ明るくしましょう。蜂の光に向かって飛ぶ習性を利用するのです。時間帯が昼であれば、1ヵ所だけ窓を開けます。そうすれば室内よりも外のほうが明るくなるので、しばらく待っていれば蜂は自然に窓から外へ出ていくでしょう。
夜の場合は、部屋の照明を1ヵ所だけつけておきます。蜂は光に引き寄せられて、照明に止まるはずです。照明に止まった蜂を殺虫剤スプレーや掃除機で駆除しましょう。
複数のスズメバチが部屋にはいってきて自分では駆除できないと感じたら、プロの蜂駆除業者に依頼して駆除してもらいましょう。
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スズメバチはどこから侵入してきたの？
部屋でスズメバチを発見した場合、「このスズメバチは、どこからやってきたんだろうか？」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。じつはスズメバチは、特定の場所から侵入してくることが多いのです。
ここでは、スズメバチのおもな侵入場所をご紹介いたします。
【1】エアコン周り
エアコンは、基本的に虫が侵入できないように作られています。しかし、経年劣化や設置したときの不備によって、エアコン周りの器具などにスズメバチが侵入しやすい場所がいくつかできるのです。たとえば、以下の場所がスズメバチの侵入経路となります。
・ダクトホースを通す穴の隙間
ダクトホースは、エアコンの室内機と室外機をつないでいるホースです。壁のダクトホースが通っている部分には穴が開いていますが、ここにわずかな隙間ができることがあります。
この隙間は、パテを使って埋めましょう。パテはホームセンターなどで購入できます。その価格は約1,000円～約3,000円です。
・ドレンホース
ドレンホースは、室内機から出た水を排出するためのホースです。排水のためにホースの口常に開いている状態ですので、蜂はホースの中を通って室内に侵入することができます。
100円ショップなどで販売されている細かい網、またはストッキングをドレンホースの先端にある排水口にかぶせ、輪ゴムでくくって塞いでおきましょう。
【2】網戸などの隙間
木材の乾燥などが原因で、網戸とサッシの間に隙間ができることがあります。ものがぶつかるなどして、網戸に穴があくこともあります。
そのような隙間や穴からスズメバチが侵入してくることが多いです。スズメバチを侵入させないように、網戸などを定期的にチェックすることをおすすめします。もし網戸が破れていたらあたらしいものに張替えましょう。
サッシと網戸の隙間をなくしたいときは、網戸の底面にある戸車の高さを調整します。戸車についているネジをドライバーで回して、その高さを調節しましょう。
【3】洗濯物
洗濯物についた洗剤や柔軟剤の香りが、蜂のフェロモンに似た成分を含んでいることがあります。ベランダなどに干してあった洗濯物に、その香りに引き寄せられたスズメバチが紛れ込むことがあるのです。
また白いシャツは日の光が反射しやすいです。その光に誘われてスズメバチが紛れ込むこともあります。そのような原因で、洗濯物と一緒にスズメバチも部屋にはいることがあるのです。洗濯物を取り込むときは軽くはたくなどして、スズメバチが紛れ込んでないかよく確認しましょう。
スズメバチをよく見かける場合は近くに巣があることも
家の中に限らず、近所でスズメバチをよく見かける場合、近くに巣があるのかもしれません。生活圏のなかに巣があると、気づかないうちに巣に近づいてスズメバチを刺激してしまい、襲われるおそれがあります。
スズメバチに刺されると、命を落とすケースもあります。そのため、スズメバチの巣はできるだけ早く見つけて駆除しなければなりません。
スズメバチの巣を早く見つけるためにも、まずは巣を作りやすい場所や巣の特徴を理解しましょう。
ここではスズメバチが巣を作りやすい場所・巣の特徴を解説いたします。ぜひスズメバチの巣の発見にお役立てください。
スズメバチが巣を作りやすい場所
スズメバチはエサの昆虫を確保しやすい、木や草花が多い場所に巣を作る傾向があります。昆虫が集まる木や草花があれば都会でも巣を作るのです。また、雨風の影響を受けにくい閉鎖的な場所にも巣を作りやすいです。たとえば次のような場所です。
- ・土の中
- ・木の洞や根元、太い枝の上
- ・屋根裏
- ・床下
- ・水道メーターの中
- ・壁の隙間
- ・雨戸を収納する戸袋
- ・低木の茂み
そのほかキイロスズメバチなどは、巣を拡大しやすい軒下などの開放的な空間にも巣をよく作ります。
スズメバチの巣の特徴
スズメバチの巣は作り始めのころは、トックリを逆さにしたような形をしています。それが繁殖期になると、球形に変化し大きくなるのです。なかには巣の下半分だけ巣穴がむき出しになっているものもあります。
大きさは直径約30cm～約80cmです。巣の表面は、茶系統のマーブル模様をしているのも特徴的です。
スズメバチの巣を発見したら早めに駆除しよう！
ここまで読んで、スズメバチの巣の特徴・巣が作られやすい場所を理解したら、家や近所にスズメバチの巣が作られていないかチェックしてみましょう。
もしスズメバチの巣を発見したら、被害が大きくなる前に駆除をしましょう。スズメバチの駆除は危険なので、プロの蜂駆除業者に依頼することをおすすめします。
もしご自分でスズメバチ駆除をされる場合は、どれほど危険なのか、どんな道具を揃えるのか、本当に自分でできそうかをよく考え判断してください。
自分で駆除しようとするとスズメバチに刺されるリスクがありますが、業者に依頼すればそのようなリスクをおかさなくてすみますし、確実に駆除してくれます。さらに巣作りの再発を予防する処置もしてもらえる点も業者に依頼するメリットです。
業者に早く依頼したい方は、ぜひ弊社にご相談ください。弊社にはたくさんの業者が加盟しております。その中から、ご希望の業者をすぐにご紹介いたします。24時間365日受け付けておりますので、まずは一度お電話ください。
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