蜂の巣の駆除を雨の日におこなうことで、駆除のさいに蜂に攻撃されるリスクを減らすことができます。蜂は雨で翅(はね)が濡れると飛びづらくなってしまうので、雨の日はあまり外に出ず巣の中にこもっているからです。
しかし、たとえ雨の日でも、蜂の巣駆除はしっかりと準備をしてからおこないましょう。当記事では蜂の巣駆除を雨の日におこなう場合の注意点や、蜂の巣駆除の手順、駆除後の予防法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
雨の日に蜂の巣駆除をするときの注意点
蜂の巣の駆除は雨の日だとおこないやすいと先述しましたが、雨の日だからこその注意点もあります。以下では雨の日の蜂の巣駆除で注意したいポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
・殺虫剤は多めに散布する
駆除のさいには殺虫剤を使いますが、雨の日は薬剤の成分が雨で流れて効果が薄まってしまいます。そのため、晴れの日に比べて殺虫剤は多めに散布する必要があります。市販されている一般的な殺虫スプレーであれば、3~4本程度用意しておけば確実でしょう。
・駆除の邪魔になるものを片付ける
雨の日は足元が悪くなるので、転んだり滑ったりしてケガをするおそれがあります。また、雨が降る中での作業はしづらいものです。巣の周辺につまずきそうなものや作業の邪魔になりそうなものがある場合は事前に片付けておきましょう。
・香水や整髪料を着けない
蜂は臭いに敏感です。雨の日であってもそれは変わらないので、駆除の前には香水や整髪料などの使用を避けてください。
さらに、自分で蜂の巣を駆除する場合は、以下のことも確認しておきましょう。
蜂の巣を駆除しやすくなる時間帯
蜂の巣駆除は日没から2~3時間経ったころにおこなうとよいでしょう。蜂は基本的に昼間活動して夜に巣に帰る習性があるので、日没後であればほとんどの働き蜂が巣に戻っています。そのため、雨の日の日没後であれば、駆除のさいに攻撃されるリスクをより減らすことができるのです。
自分で駆除できる蜂の巣の条件
自分で駆除できる蜂の巣には、以下のような条件があります。この条件にあてはまらない巣は自分で駆除するのは危険です。必ず事前に確認し、無理をしないようにしましょう。
【1】大きさ15cm以下の巣
スズメバチやアシナガバチの場合、巣の大きさが約4~6cmだと「作り始めの巣」とよばれ、中には女王蜂しかいません。そのため、自分で駆除をするのであれば、この段階でおこなうのが理想的です。
さらに、巣が約10~15cmまで大きくなると「作りかけの巣」とよばれるようになり、中には女王蜂と羽化したばかりの働き蜂が数匹います。しかし、ここから巣の完成まではあっという間なので、自分で駆除するのであれば、この段階までにできるだけ早くおこなうようにしましょう。
【2】脚立などに乗らずに手が届く範囲にある巣
自分で蜂の巣を駆除する場合は、脚立などに乗らずに手が届く場所にあるものだけにしましょう。巣が高い場所にできている場合は、無理せず業者に依頼するようにしてください。慣れない蜂の巣駆除作業に加えて、高所での作業となると、転落など思わぬ事故の危険があるからです。
蜂の巣駆除業者をお探しのさいは、ぜひ弊社にご相談ください。弊社では24時間365日ご相談を承っておりますので、急を要する駆除でも、迅速に業者をご紹介いたします。
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アシナガバチ・スズメバチの巣の駆除方法
では、自分で蜂の巣を駆除する方法を確認していきましょう。
・帽子
・軍手
・長靴
・殺虫剤
・長い棒もしくは剪定ばさみ
・ゴミ袋
・トング
・懐中電灯(光で蜂を刺激しないように赤セロファンを貼る)
1.巣から2~3m離れて巣の表面に殺虫剤を噴射する
中から蜂が出てきてもひるまず2~3分噴射し続けましょう。
2.しばらく様子を見て蜂が出てこないことを確認する
3.巣に近づいて中に殺虫剤を噴射する
4.長い棒や剪定ばさみで巣を落とす
巣の真下にゴミ袋を広げ、巣を長い棒でつつくか剪定ばさみで切り落として回収しましょう。周囲に落ちている蜂は拾い上げ、一緒にゴミ袋へ入れてください。死んだ蜂でも素手で触ると危険ですので、必ずトングを使いましょう。
5.ゴミ袋の口をしっかり閉じて処分する
蜂の巣は燃えるゴミとして処分してください。ゴミ出しの日まで日があく場合は、袋を2重にして虫が寄ってくるのを予防しましょう。
安全に速く駆除するなら業者がいちばん!
ここまで、雨の日に蜂の巣駆除をおこなう手順をご紹介しました。しかし、いくら雨で蜂の活動が鈍っているといっても、蜂の巣駆除はやはり危険を伴う作業です。ご自身の安全のためにも、できれば業者に駆除してもらうことをおすすめします。弊社ではさまざまな蜂駆除業者をご紹介しておりますので、業者依頼をご検討のさいはお気軽にお電話ください。
再び蜂の巣を作らせないための予防策
蜂の巣駆除をおこなったあとは、再び巣作りされないために対策をしましょう。というのも、蜂の巣駆除のときに女王蜂が逃げ出していた場合、再び同じ場所に巣作りされるおそれがあるからです。
とくにアシナガバチの女王蜂は、自身の生まれた巣をよく覚えているといわれているので、駆除したあと何も対策を取らないと、再び巣が作られてしまうかもしれません。そのため、以下のような予防をして蜂の再来を防ぎましょう。
〇予防のタイミング
スズメバチもアシナガバチも、女王蜂の巣作りは【3月下旬ごろ】から始まるので、予防はこの時期より少し前の【2月~3月上旬】にかけておこなうとよいでしょう。
〇予防法
蜂の巣の予防法としては以下のようなものがあります。ぜひお試しください。
・スプレーや木酢液などを使う
何をしたらよいかわからないという方は、市販されている蜂対策用品を使って対策すると確実です。またホームセンターなどで売られている木酢液の原液を水で薄めて、以前巣があった場所やその周りにスプレーしておくのもよいでしょう。
・シートやネットで通気口を塞ぐ
換気口や通気口は屋根裏や床下への侵入経路になりやすいので、シートやネットを使って塞いでおきましょう。
・おとりの巣を吊り下げる
以前巣があった場所に、フェイクネストとよばれる偽の巣を吊り下げておく方法もあります。とくに縄張り意識が強いスズメバチは、フェイクネストをほかの蜂の巣だと思い込んで、その場所に巣を作らないといわれているからです。
フェイクネストの作り方は、ぐしゃぐしゃに丸めた茶色い紙を、もう一枚の茶色い紙で包んで、先端をヒモで縛るだけです。とても簡単にできるのでぜひお試しください。
蜂の巣駆除から予防までプロにお任せください
ご自身でできる蜂の巣予防方法には、ご紹介したような方法があります。しかし、もっと本格的に予防したいという方は、ぜひ業者への依頼も検討してみてはいかがでしょうか。駆除業者なら、駆除だけでなくその後の予防もおこなってくれます。蜂のプロの目線で予防をしてくれるので、大きな効果が期待できるでしょう。
業者への依頼をご検討のさいは、ぜひ弊社にご相談ください。弊社に加盟している蜂駆除業者の中から、ご希望に沿った蜂駆除業者をご紹介させていただきます。お見積りは無料ですので、まずはお気軽にお問い合せください。
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